BELOVED

好きな漫画やBL小説の二次小説を書いています。
作者様・出版社様とは一切関係ありません。

皇妃エリザベートとルドルフ。

2015年10月13日 | 日記
わたしは新選組の影響で、幕末から明治あたりの時代を舞台にした歴史物の小説やドラマ、漫画などが好きだ。

特に好きなのは、加藤知子先生の「天上の愛地上の恋」だ。

美貌の皇妃・エリザベートの息子であるルドルフ皇太子を主人公にした漫画で、余りにも好きになってしまった影響で、ハプスブルク家関連の書籍を読みあさっていた時期があった。

エリザベートは類稀なる美貌の持ち主で、美を維持するために体操をしたりしていたという。

しかし、姑・ゾフィー皇太后から自分の子を取り上げられ、宮廷の足枷を嫌ったエリザベートは、流浪の旅に出るようになる。

皇族というのはプライバシーも何もない。

エリザベートの息子・ルドルフは母親に気質も美貌もそのまま受け継がれた。

だが、家庭を蔑にして流浪の旅を繰り返す母、皇帝として多忙を極める父、そして絶対権力者であった祖母―この歪であり特殊な家庭環境に育ったルドルフは、成人し結婚しても、孤独を埋めることが出来なかった。

そしてルドルフは30歳という若さで、自分より年端のゆかぬ娘と謎の情死を遂げる。

姑からルドルフを取り上げられ、そのルドルフを失ったエリザベート。

歴史に「もし」はないが、エリザベートがルドルフとともに過ごす時間が多かったのなら、彼の孤独は埋まっていたのかもしれない。

息子を失い、喪服を纏ったエリザベートは、スイスで暗殺者の凶刃に倒れる。

いつの時代も、親子という名の密接で複雑な関係から生まれる溝を埋めるのは、容易ではない。
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衣替え。

2015年10月13日 | 日記
今日は雲一つない晴天。

衣替えを少ししたが、夏物のTシャツと冬物のヒートテックを入れ替えただけだ。

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