・2011年から12年にかけて、カナダの2カ所の刑務所読書会で
経験をもとに書いた小説である。(アン・ウォームズリー作)
・読み終えた本をまえに、受刑者が感想を述べ、意見を交換する姿に
個性がに滲み出し、いまさらながら読書の醍醐味を感じました。
・読書会で読まれた本。
(怒りの葡萄、第三帝国の愛人、アンジェラの灰、ユダヤ人を救った動物園、)
(かくも長き旅、ドン・キ・ホーテ、賢者の贈り物、誰がために鐘が鳴る、)
(ホビットの冒険、老人と海、またの名をグレイス、わたしを離さない、)
(ライ麦畑でつかまえて、宝島、百年の孤独・・・他多数)
・読書会とは
一緒に読んでくれる仲間がいること。
自分が気がつかなかったことをほかのやつらが掘り起こしてくれる。
本は追いかけてきちゃくれない、こちらから追いかける。
・特に「怒りの葡萄」での強烈な印象は、
飢餓で瀕死の男性に、女性が乳房を含ませる場面・・・あぁ!そんなこと!
絶望の場面での、女性の機転に恐れ入ったことを思い出しました。
※ 何冊かは読んでいます。それ以外も読んでみたい!