山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

昔、釣りの世界にもオーム禍

2006-05-02 17:45:34 | 渓流釣り
 オーム禍

 1995年頃のこと。あの忌まわしいオームによるサリン事件、各方面に大小様々な被害及ぼしたが、釣りの世界でもご多分に漏れずというか、とんだとばっちりをうけた。
 4月末まだ凍えるような寒い夜、久しぶりに杖突峠を経て三峰川へ出かけたときだ。
 まず長野との県境、富士見の国道で検問に引っかかった。いったい何があったのか訪ねて、オームの検問だということがわかる。  もちろん問題なく通過する。凍てつく夜中だというのに警察もご苦労なことだ。

 ここを過ぎて戸台までくると橋の袂でまたもや検問だ。「前の車は素通りなのにどうしてこの車だけ」と文句を言うと「山梨ナンバーだからだ」と。そういえばオームの拠点は山梨の上九一色村と言う所だった。こちらは何の関わりもないのだからもちろんここもパスして三峰川への山道には行っていく。

 朝、暗い内から半日の釣り、この日は釣果も今一つだった。帰り道ご丁寧に2度も昨夜と同じ所で検問に引っかかる。「夜中に通ったばかりだ」とつい文句を言うが係の警官はもちろん別人、一通りの事を聞かれてようやく通過する。

 他にも有る。
 オームは沢沿いの山奥にすみかを作るというので取って置きの釣り場までのアプローチの林道にゲートが出来てしまった。

これでは車の進入は不可能で釣り場まで2~3時間も余分に歩かなければならない。