奈良田越、大井川源流釣行 6
大井川の流れの音がやっと近づき水面が見え隠れする。
脇から、チョロチョロと沢水が流れ落ちている。ザックを振り落とすように道端におき、そのまま水に口をつけ一息にすすり飲む。
うまい!その後は手ですくい何度も飲む。
ふと、時計を見るともう四時。とりあえずテン場を探す。少し薄暗いが、河原から一段高い林のなかに決め、テントをはる。
まず釣りだ。竿を持ち、河原に出る。水の色がなんとなく灰色で、ササ濁りと言うよりセメントの濁りのようだ、嫌な予感。小さな落ち込みから淵尻までゆっくりと流す。幾度か流すが、アタリなし。
場所を変え下流へ、小さなアタリだがそれっきり。小一時間もやっただろうか。もう暗くなりだした。一度のアタリのみで後は音沙汰なし。「もう今日はやめた。早めに夕飯の支度をして、明日に備えよう」
テン場にもどり、お湯をわかす。本日は山の幸もなく、酒の肴も寂しい。一気にアルコールを飲み、シュラフカバーにもぐり込む。
何となく足元が冷えて目が覚める。星明かりだ。明日の豊漁を期待し、またアルコールを追加して眠る
大井川の流れの音がやっと近づき水面が見え隠れする。
脇から、チョロチョロと沢水が流れ落ちている。ザックを振り落とすように道端におき、そのまま水に口をつけ一息にすすり飲む。
うまい!その後は手ですくい何度も飲む。
ふと、時計を見るともう四時。とりあえずテン場を探す。少し薄暗いが、河原から一段高い林のなかに決め、テントをはる。
まず釣りだ。竿を持ち、河原に出る。水の色がなんとなく灰色で、ササ濁りと言うよりセメントの濁りのようだ、嫌な予感。小さな落ち込みから淵尻までゆっくりと流す。幾度か流すが、アタリなし。
場所を変え下流へ、小さなアタリだがそれっきり。小一時間もやっただろうか。もう暗くなりだした。一度のアタリのみで後は音沙汰なし。「もう今日はやめた。早めに夕飯の支度をして、明日に備えよう」
テン場にもどり、お湯をわかす。本日は山の幸もなく、酒の肴も寂しい。一気にアルコールを飲み、シュラフカバーにもぐり込む。
何となく足元が冷えて目が覚める。星明かりだ。明日の豊漁を期待し、またアルコールを追加して眠る