山歩き、渓歩き

以前の山のぼり、渓流釣りなどのふりかえりと最近の風景を織り交ぜて。

奈良田越、大井川源流釣行 3

2006-05-12 19:51:40 | 渓流釣り
 奈良田越、大井川源流釣行 3

次のゴルジュも水が少なく難なく乗り越え、やや開けた所を過ぎると大きな滝があらわれる。とても登れない。少し引き返し右岸に道を求め高巻きの開始だ。

 かなり登っただろうか、急に古い踏み跡があらわれ、これ幸とここを利用する。所々に赤布、横には電線?もあり何かの記事に書いて有ったとおりかな。

 アップダウンを繰り返しガレ場も幾つか越えたが、大きなガレ場でついに道がわからなくなる。
樹林の中のワイヤーをたよりに河原の方へ降りていく。
 ここで一息つきワイヤーに従い河原を横切って反対側に出るが、赤い布も踏み跡もなく、登り口は不明。

古いワイヤーが頭上の木の葉の間で見え隠れしながら山の方に向かっているので、これを頼りに登りだすが、しばらくしてこのワイヤーも途絶える。

あとは踏み跡もなく時折ケモノ道が現われる。ケモノ道でもないよりは有ったほうが歩きやすい。しかし当然、すぐ判らなくなる。

 ザックを降ろし空身であちこち探すが道らしきものなし。とにかく尾根に出ればと急な斜面を、少しでも近いようにと真っすぐに、這うようにして登りだす。

 「道を歩いていて行く先がはっきり決まっていなかったり、あるいは見えるはずの目的地が見えなかったりしたら、誰だってイライラし不安になる。
 日本経済がおかれている現状もちょうど、そんな所ではないか、云々・…」(ある新聞のコラム)なにも日本経済を考えている場合などではないのだが、こんなわけで当然不安も出てくる、ピッチもぐっと落ちる。

奈良田越、大井川源流釣行 2

2006-05-11 21:03:04 | 渓流釣り
 
奈良田越、大井川源流釣行 2

 8月1日、午前2時、星あかりのなか家を出発。

既に、車には装備がつんである。途中、食料を買い足す。早川、奈良田へと車をとばす。
まだお盆休みだ。暗い河原では所々、キャンプのテントが目に付く。

黒河内への入口がわからず奈良田の周辺を行ったり来たり、明け方になりやっと見つけ凸凹の林道をすすむ。行き止まりで空き地に車を止める。

 渇水の河原、まわりに草の繁る夏の朝。そんな中をムギワラ帽、背にザックスタイルで遡行を始める。

まず二段堰堤、これは側壁の鉄バシゴ利用だが、しょっぱなで結構こたえる。次に小滝、無理すれば通れそうだが少し戻ると、りっぱな高巻きルートがある。

 その後ゴルジュも水が少なく所々にロープやハシゴが有り、遡行はわりと楽だ。しばらく行くと取水口、ここから河への降り口がわからずウロウロ。

よく見るとコンクリート壁に河原へ降りるハシゴあり、これを利用するがすぐに滝あり、側壁を辛うじて乗り越える。帰りのことを考えると少し不安だ。

奈良田越え、大井川源流釣行 1

2006-05-10 19:51:45 | 渓流釣り
 奈良田越え、大井川源流釣行 1  94,8


 職場の女性陣が、夏休みに南アルプス、アサヨ峰へ登山にいってきた、かなり長い行程で変化に乏しく、大変だった。というふうな話をしていた。

 そうだ!登山だ。登山と割り切ればいいのだ。登山は何か形としてはっきりしないものを求めて?山登りをする。
(そんな求道的なものばかりでない、と言われそうだが)自分の場合、もともと卑しいのかもしれないが、イワナというはっきりとした獲物がある。春の山菜、秋のきのこしかり。

 数年前、転付峠越え、二軒小屋経由で東俣へ行った時は、一泊二日の強行軍で、徳右工門沢あたりまでしか行けず、何となく不完全燃焼。そして今まで、胸のどこかで燻っていた。

 この間、雑誌や、登山書等でそれなりに調べていた。しかも、早川水系へも下見に行ったりしていた。しかし、資料を調べれば調べる程、奈良田越えは廃道で、アプローチもかなり長く、そうとうアルバイトを強いられる、と言うので、半ばあきらめていた。

 シーズン当初には七月の初旬を考えていたが、この日程も、双六の北俣行に変更してしまった。しかし、こうして彼女等の話から、急遽、決定となった。

オニク Ⅱ

2006-05-08 21:41:43 | 登山
    オニク  其のⅡ

 これだけあれば 20~30万円也!?

何しろある種の人たちには御利益のある貴重品、(それをこんなに採っている)
一銭も懐には入っていませんで、焼酎漬けにして胃の腑を少し満たしただけです。
       効いたかどうかは?????

さて、採取には苦労しました。

少し早いが7月の中旬頃サル山へ・・・もちろんこれだけが目当てではありません、尺をゆうに越える イ ワ ナ の方が一番ですが、あちこちと彷徨って・・・

そのうち”効き目のある”物をボチボチ紹介いたします

例えば アンニンゴ とか イカリソウ・・・・

そこの kitheyちゃんいかがですか?



オニク??

2006-05-07 18:17:47 | 登山
  オニク??

牛肉?豚肉?鶏肉? それとも鬼の首?ということはないですね。
肉は食べ物で、大事にしなきゃ、 それで オ がつきました。お肉
というのはうそ
正真正銘の オニク   ハマウツボ科に属し別名 キムラタケ とも言われる
高山にあるミヤマハンノキに寄生するもので、やはり滋養強壮強精の効き目(あちらの方に良く効く!!)があるが、なかなか採れないものらしい。
 探すのに苦労した
葉緑素がなく原色で非常にきれいだ


大物釣り?!

2006-05-06 12:52:10 | 渓流釣り
  岩魚の大物

源流釣りが多いのでイワナ専門。
 仕掛けは繊細なものでなく、だいたい1号通しに8号イワナ鈎、矢羽の目印一ケ、おもりはそれでも色々使い分ける。予備に1.5号のみち糸を持っていく。

 そんな太仕掛けでは竿がもたないのではと心配されるかもしれないが、まず大丈夫。そのような大物は釣れたためしがない。

念のため竿は硬調でなく中硬だ。これだと竿のしなりで結構な物でも取り込むことが出来る。

 さらに大物用にと、みち糸の竿近くに、やや大型の固定浮子をつけた。
竿を折られて、もっていかれた時でも水の中に入ってこの浮子を頼りにたぐり寄せれば取り込めると、大まじめでしばらくこの仕掛けでやった。

が、捕らぬ狸の皮算用、ついにこの仕掛けが威力を発揮する機会はなかった。そればかりか途中に変なものがついているのでアタリがとりずらくなりやめてしまった。
 岩魚、大物ですよ  (普通の餌釣りで)

昔、釣りの世界にもオーム禍4

2006-05-05 10:24:54 | 渓流釣り
 オーム禍4 

 翌日は早朝からまだ開通していない有峰林道を鬼ガ城まで徒歩で行く。

残雪の中、雪解け水の奔流で竿を出す。
         精悍なイワナを次々と上げこの日も好漁だった。
その上コゴミやウド、ネマガリタケもとれた。

 このように他愛なく平和なのが釣りの世界だ。

それにしても無差別殺人とはオームもひどいことをするものだ。浅原なる男は極刑に値する。

昔、釣りの世界にもオーム禍3

2006-05-04 09:49:48 | 渓流釣り
  オーム禍3

 この間に他の警官は車の中を調べ、クーラーボックスも開けさせられた。

この中には今日釣ったばかりのイワナがいっぱいは入っている。

これを見てこの魚は何というのだと聞く。富山の人間がイワナも知らないのかと思いながら渋々説明する。

 そのうち電話も通じてオームとも関係がないことが証明されたようで無罪放免。

しかし帰ったら女房に何と言われることか?

昔、 釣りの世界にもオーム禍2

2006-05-03 21:02:43 | 渓流釣り
 オーム禍2

 まだある。富山の方へ釣りに行ったとき、もちろん行くときには検問に引っかかった。
初日、熊野川ででは好漁だった。
翌日は和田川で釣る予定だったので、亀谷温泉のはずれの廃業したホテルの駐車場に車を停めて 車中泊をしていたら突然窓をたたく音、警官4人が現れて尋問を始めた。
 免許証や身分証明書の提示を求められ、自宅の電話番号も教えさせ、家にかけると1人の警官がどこかへ消えた。

これでは女房がビックリするではないか。

昔、釣りの世界にもオーム禍

2006-05-02 17:45:34 | 渓流釣り
 オーム禍

 1995年頃のこと。あの忌まわしいオームによるサリン事件、各方面に大小様々な被害及ぼしたが、釣りの世界でもご多分に漏れずというか、とんだとばっちりをうけた。
 4月末まだ凍えるような寒い夜、久しぶりに杖突峠を経て三峰川へ出かけたときだ。
 まず長野との県境、富士見の国道で検問に引っかかった。いったい何があったのか訪ねて、オームの検問だということがわかる。  もちろん問題なく通過する。凍てつく夜中だというのに警察もご苦労なことだ。

 ここを過ぎて戸台までくると橋の袂でまたもや検問だ。「前の車は素通りなのにどうしてこの車だけ」と文句を言うと「山梨ナンバーだからだ」と。そういえばオームの拠点は山梨の上九一色村と言う所だった。こちらは何の関わりもないのだからもちろんここもパスして三峰川への山道には行っていく。

 朝、暗い内から半日の釣り、この日は釣果も今一つだった。帰り道ご丁寧に2度も昨夜と同じ所で検問に引っかかる。「夜中に通ったばかりだ」とつい文句を言うが係の警官はもちろん別人、一通りの事を聞かれてようやく通過する。

 他にも有る。
 オームは沢沿いの山奥にすみかを作るというので取って置きの釣り場までのアプローチの林道にゲートが出来てしまった。

これでは車の進入は不可能で釣り場まで2~3時間も余分に歩かなければならない。