暑い日が続きますね。外出するのが嫌になります・・午後からだと駐めてある車なんか乗れませんからね。シートが熱くて背中やお尻が火傷しそうになります。私の車は高級車ではないので、シートを冷やすような装備はないですから、しばらくエアコンをかけて車内を冷やさないと乗れません。この状況を考えるだけでも外出するのが嫌になります。
という事で、今回はトルコキキョウのお話です(記事のネタがない時は、おふくろが育てている花の話になる事が多いです・・)。昨年、おふくろが「トルコキキョウ」というのは、どのような花なのかもよく知らずに、売れ残っていた苗を買ってきて植えたところ、思いのほか綺麗な花が咲き、切り花にしても長持ちしました。それで、今年は色々な種類のトルコキキョウの苗を育てていたので、次から次へと色々な種類のトルコキキョウが咲き、おふくろも毎日のように切り花にして楽しんでいました。
ところが、1週間程ほど前のゲリラ豪雨で花が折れてしまい、折れた花を切り集めたのが画像のトルコキキョウです。八重咲きで、グラデーションの付いたものなど色んなトルコキキョウが咲いていました。「トルコキキョウ」というのですから、私の感覚ではトルコが原産の桔梗なんだろうと思って、ネットで調べてみると、トルコキキョウは、リンドウ科ユーストマ属の多年草もしくは1年草だそうです。まず、トルコキキョウはキキョウ科の植物ではないという事です。次に原産地はというと、アメリカ西南部、テキサスからメキシコにかけての地域だそうですから、トルコキキョウの原産地はトルコではありません。
では・・なぜ「トルコキキョウ」と呼ばれているのでしょうか。これもネットで調べてみると、いろいろな説があるようです。よく書かれいる説を紹介すると、今では多くの品種があるトルコキキョウですが、日本に入ってきた当時は一重咲きの濃い紫の品種しかなく、それが日本の桔梗に似ていた。その一重咲きの品種のつぼみが渦を巻いたような形状をしていて、それがトルコのターバンのように見えた事から、「トルコキキョウ」と呼ばれるようになったというのです。
一重咲きの濃い紫の品種が日本の桔梗に似ていた・・というは分からなくもないので、「XXXキキョウ」と呼ばれてもいいように思います。しかし、渦を巻いたような形状のつぼみがターバンのように見えたとして、なぜトルコのターバンになるのでしょうか。ターバンって、トルコ以外にも中東諸国やインドでもありますよね。ターバン=トルコとはならないと思うのですが・・。つぼみがターバンのように見えたから、「トルコキキョウ」というのは少し無理があるようです。
いずれにしても、「トルコキキョウ」はトルコ原産の桔梗ではなく、全く別の植物という事です。名前の由来については、私としては謎ですね・・・。