今日の日中は、少し暖かかったですね・・・。こういう日が続いてくれると現場に行くのも助かるんですけどね。
1週間ほど前になりますが、以前設計した「膳所焼の家」を訪れて来ました。実は、昨年から膳所焼の家のお施主さんに頼まれていた事があったのですが、バタバタしていて行くことができず、ようやく先週頼まれ事の答えを持ってお伺いして来た次第だったのです・・。(上の画像は、膳所焼の家のポーチです。)
頼まれ事の用件は10分程で終わったのですが、そのあと2時間ぐらい色々と雑談をしていました。(膳所焼の家のお施主さんの所へ行くとついつい長話になってしまうのです・・。)
それで雑談をしている中で茶室の話になって、お施主さんが思い出したように「膳所焼美術館-新世庵」に新たに水屋(茶会や茶事の準備をしたり、道具を収納しておく場所。)を設けたいとおっしゃって、いつの間にか水屋の図面を作成して工事見積りをしてみる事になってしまいました・・。
(財)膳所焼美術館-新世庵は、私が設計させていただき一昨年前に完成したお茶会などを行う建物です・・。ちなみに、膳所焼の家のお施主さん(膳所焼窯元)は、膳所焼美術館の理事長をしておられます。
新世庵の設計では、茶家の流儀にしたがった形式的な水屋は造らず、実用的な茶会の準備ができる部屋を設けておこうという事になっていたので、水屋は存在していませんでした。
水屋の構成や道具の並べ方には茶家(流派)によって流儀があります・・。それで今日は水屋を設計するにあたり、膳所焼美術館の庭にあるもう一つ別の茶室の水屋を見学させてもらいに行って来ました。(右の画像がそうです・・。)
今回は、茶家(表千家)の流儀に添って設計を進めていく作業になりますが、私にとってはとてもいい経験と知識の習得になりそうです・・。
実は昨年あたりから、草庵茶室の設計がしたくて・・したくて・・たまらなくなっているのです・・。(その理由は、またの機会にじっくりお話しするとして・・。)
とりあえず、念じれば願い事が叶う(草庵茶室の設計依頼が来る!!)と信じている私なのです・・・。