滋賀県 建築家 / 建築設計事務所イデアルの小さな独り言

建築家・清水精二のブログ、何でもあり独り言集・・・。

遅寝・・早起き

2010年06月20日 | 建築
昨日も今日も典型的な梅雨空が続いていますね・・・。今日は早起きをして、「湖西の家」のお施主さんといっしょに大阪までキッチンと家具を見に行って来ました。今日、大阪にキッチンと家具を見に行く事は以前から約束していたので、いろいろと店をまわるのに雨が降るとイヤだな・・と思っていたのですが、何とか降らずに済んだので良かったです。(大津は一時的に雨が降ったみたいですけど・・。)

湖西の家ではキッチンはセミオーダーの既製品ですが、家具の大半は造付け家具です・・。それで今日は、キッチンの最終的な確認と造付け家具についてお施主さんと私のイメージにズレがないように・・という事と、これから造る家具のいいヒントがないかという意味で大阪まで行って来ました。

設計段階では考えていなかったのですが、最近になってリビングのソファもカウンターテーブルやテレビ台と一体となるように造ってしまえば・・という私の提案にお施主さんも賛成してくださって、一体となった家具のデザインを私の方から提案することになりました。
今日、お施主さんといろいろな家具を見ながらお話をして共通のイメージが出来上がってきたので、来月から本格的に家具のデザインを煮詰めようと思っています。(今月は他の建物の設計でぜんぜん時間が取れそうにないので・・。)

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話が変わりまして、前回の記事に引きつづき神社の拝殿の仮組みの様子を紹介します。前回お話していましたように、先日・・飛燕垂木(ひえんたるき)を吊る跳ね木が取り付けられた段階で加工場に行って来ました。
画像で中心から放射状に取り付いている丸太が飛燕垂木を吊る跳ね木です。この跳ね木を梃子(てこ)の原理で上下に動かすことによって、軒先の微妙な反りやレベルを調整する事ができるようになっています。
ちなみに、今度の日曜日が拝殿の上棟式なのですが、梅雨時なので雨が降らないことを祈っています・・。

という事で・・昨日(いや今日)は深夜まで図面を書いていて、早起きして大阪まで行って来たので、まさに遅寝早起き・・睡眠不足には慣れているのですが、さすがに今日は眠いです・・・。


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梅雨入り

2010年06月15日 | 独り言
今年も梅雨の季節になってしまいました。これから雨ばかり続くのかと思うと、なんだか気持ちが憂鬱になってきますね・・・。梅雨が好きだという人はあまりいないと思うのですが、私なんかは湿気でジメジメして嫌だというより、現場の工程が上手く進むのかとか・・工事に支障がないかとかの方が心配になります・・。

昨日はお施主さんと現場監督さんとで、午前10時から午後6時までずっと打合せをしていました。正確にはずっとではなく、昼ごはん休憩をしましたけどね・・。
いろいろとたくさん取り寄せたサンプル品を並べては、これから出来上がる空間に想いを馳せながら、あっちかな・・いや、こっちの方がいいかも・・と私とお施主さんで楽しみながら色やテクスチャーを決めていきました。(実は、あーでもない・・こうでもない・・と言っているこういう段階が一番楽しいのです。)
設計している私の立場としては、建物が竣工してからもずっと楽しいものです・・と言わなければいけないのかも知れませんけどね・・。

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話が変わりますが、以前に焼失した神社の拝殿を建直す計画のお話をしました。今日は、その拝殿の仮組みの様子を伺いに加工場に行って来ました・・。神社の拝殿なので、軒の出が大きく屋根の反りなどもありますから、工場で仮組みをして各軒のレベルや反りをある程度調整しておかないと現場でぶっつけ本番とはいかないようです。(ごくごく当たり前の事ですが・・。)
大工さんたちは、とても細かい作業を繰り返しながら微妙な調整を続けていました。次回は飛燕垂木(ひえんたるき)を吊る跳ね木が取り付けられるときに見に行こうと思っています・・。

何だか梅雨の話か、打合せの話か、拝殿の話か・・分からなくなってしまいましたが、とにかく梅雨は早く終わってほしいですよね。(まだ梅雨に入ったばかりですけど・・・。)


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知らないうちに・・・。

2010年06月09日 | 独り言
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私の部屋にあるカレンダー(ネッツトヨタヤサカでもらったカレンダーです。)には、七十二候(しちじゅうにこう)の名称が書き込まれています・・・。七十二候とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のことを言います。

各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっていますが、古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、 七十二候の名称は日本の気候風土に合うように何度か改訂されていて、現在では明治7年の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われています。

それで今日は、仕事の段取りがクシャクシャになってきて頭の中で整理がつかないので、ボーッとカレンダーを眺めていると明後日の11日のところにホタルの挿絵が描かれていて、七十二候の名称のひとつ「腐草蛍となる(ふそうほたるとなる)」が書かれていました。草の下から蛍が生まれるという意味ですから、そろそろホタルが見られる季節になったという事なのでしょうね・・。

ホタルと言えば、昔は私の家の近くの田んぼや小川の土手などで見かけることが出来ましたが、最近では見かけなくなってしまいました。数年前に一度だけ皇子が丘公園の池の近くでホタルを見かけましたが、最近でも生息しているのでしょうか・・??
考えてみると、仕事に限らず何か時間に追われて過す日常の中で、ホタルどころかモンシロチョウでさえあまり見かけなくなった事が当たり前のように思えてしまう自分が少し寂しく感じてきました・・。

私はお施主さんに喜んでもらおうと建物の設計をして建物を建てています・・。建物を建てる事がそのまま環境破壊につながるというような簡単な話にはならないのですが、昔・・設計の大先輩が私に言っていた「何も建てないのが一番美しいのやで・・。」という言葉を思い出しました。
この言葉には深い意味がいろいろあるワケで、話すと長くなりますから今回の記事では省略する事にしますが、今年はどこかでホタルを見かける事があれば嬉しいのになぁ・・と思う私なのです。(夜に皇子が丘公園の池にでも行ってみようかな・・。)

画像は、散歩の途中に撮影した家の近くにある水田です。ホタルが見られなくなっても・・こういった水田の風景だけは無くなってほしくないものです・・・。


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