今年も残りわずかとなりました・・・。大晦日だというのになぜか外は積雪です。というか・・大晦日だから雪も降るんですよね。
私の家の周りは10センチ以上は積もっているでしょうか・・。画像は雪に覆われた庭のナンテンです。今日は外出するのを諦めた(車を出すのが大変ですから・・)おかげで、出来てなかった部屋の大掃除をすることが出来ました。
という事で・・あと数時間でお正月ですから今日は七福神のお話をします。正月に枕の下に「七福神の乗った宝船の絵」を入れておくと、良い初夢が見られると言われています。七福神は縁起物として歴史が古く、広く庶民に愛されていますが、その起源や変遷には諸説があるのをご存知でしたか・・?
七福神は最初から七神だったワケではないのです。通説では恵比須と大黒天のペアから始まり、その時々の流行で数合わせやメンバーチェンジが頻繁に起こったと言われています・・。元メンバーやメンバー候補には、吉祥天、猩猩(しょうじょう)、福助、お多福、達磨大師などなど・・時代によって顔ぶれが異なります。
江戸時代に徳川家康が七福神信仰を奨励したことで、七福神を祀る神社仏閣が盛んに建てられるようになります。庶民のレクリエーションも盛んになり、七福神にちなんだ寺院を巡る「七福神めぐり」が全国的に大ブレークしたんだそうです・・。現在でもお正月の風習の1つとして、授かった朱印は1年の家内の守護として丁重に奉られています。
七福神は、ヒンドゥー教、仏教、道教、日本の神様がミックスした信仰です。(七福神はグローバルな神様だったのです。)、さまざまな文化の良いところを取り入れてまとめる事は、昔から日本人の得意技だったという事でしょうか・・。
ちなみに、それぞれの神様の出身国は恵比須が日本。大黒天、弁才天、毘沙門天がインド。布袋和尚、福禄寿、寿老人が中国です。意外に日本の神様は恵比須さまだけだったんですね・・。
それにしても・・この積雪ではなかなか初詣に行けそうにないです。
それでは今年最後の記事だと思いますので、みなさん「良いお年を・・」というか・・まずは「良い初夢を・・」ですかね・・・。