世界で最も華麗なスポーツイベントの一つ、F1第6戦モナコGPが今年もモンテカルロ市街地サーキットで開催されました。市街地のガードレールに数ミリまでタイヤを寄せて各コーナーを攻めるこのコースは、まさにドライバーの腕と度胸が試されるグランプリです・・・。
今シーズン独走を続けているブラウンGPに対して、ここモナコはレース中にオーバーテイクする事はかなり難しいコースなので、予選でブラウンGPの2台より前のグリッドを押さえれば他のマシンにも勝てるチャンスがあるのでは・・という予想とはウラハラに、フタを開けてみるとブラウンGPが1-2フィニッシュで完勝という結果に終わってしまいました。
新しくモナコウィナーに加わったジェンソン・バトン(ブラウンGP)は、予選、決勝レースを通じて速さと安定感があり、ポール・トゥ・ウィンと完璧な勝利・・。おかげで、レースは他の順位争いでも大したバトルもなく単調なものになってしまいました。
唯一の救いは、ライコネンが今シーズン初の3位表彰台となり、続くマッサも4位入賞とフェラーリに復調の兆しが見られた事です・・。ただ、モナコは特別なコースなので、次戦トルコGPでのフェラーリの走りを見てみないと本物かどうかは分からないですけどね・・。(画像は、3位フィニッシュとなったキミ・ライコネンです。)
それにしても、マクラーレンの不調は深刻です・・。ハミルトンの予選Q1でのクラッシュもイラ立ちや焦りからなのでしょうか・・?、いずれにせよ、フェラーリやマクラーレンに速さが戻ってこないと、本当にこのままならシーズン半ばにタイトルが決定してしまうかも知れませんね。
ベッテルにも期待したいところなのですが、今回の単独クラッシュを見ているとちょっと???です・・。
次回、F1サーカスの舞台はトルコへと向かいます・・。
トルコGPでは、圧倒的な強さを持っているマッサ(確かトルコGPでは、3連勝中の筈です・・。)の走りに期待したいです。今回のモナコでも、マッサは50周目にファステストラップをマークしていますからね・・・。