Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

中世の街並みが残っている綺麗な町 ~BÜDINGEN~

2017-05-14 | 近所へおでかけ
 

父親がいる最後の日曜日のお休みに近郊の町へドライブ。
フランクフルトから71Kmのところにある町BÜDINGENへ。
車でアウトバーンを使うと1時間弱で着きます。
お天気が心配でしたが、曇り空の中を出発。


 



お昼前についたので、町の中も人は結構少なかったです。


 
昔の馬小屋





ここの旧市街、ヨーロッパの中でも保存状態のいい中世の街の1つと言われてるそうです。

ドイツの中世の街といえばローテンブルクが有名ですが、
海外からの観光客も少ないので、私はこっちの方が好きかも??(笑)

お城の中は、ホテルになっています。
 


樹齢300年のカシの木。


カエルがこの町の至る所にあるのは、ちゃんとした理由があるようです。

昔々、この街の伯爵がヴィート家の娘エリザベートと結婚をしました。
結婚式の夜、疲れて熟睡してしまった伯爵とは逆に、エリザベート妃は
「カエルの鳴き声がうるさくて寝られたもんじゃない! このカエルをどうにかしないと離婚するから!」と激怒。
ずっとここで育った伯爵は、カエルの鳴き声が聴こえないと、
自分も市民たちも逆に眠れないと訴えましたが、新妻は耳を貸しません。
そこで伯爵は、侍従長にカエル退治を命じました。
そして、町中のカエルを捕まえて町のそばを流れる小川に沈めて流しました。
それ以降、伯爵の妻は、カエルがうるさいということもなく、この街で幸せに暮らしたということです。

カエルのいないドイツで一番綺麗な町ということで、
この町の人はそれを誇りにしていたのだとか。(笑)
  
うるさいカエルはいなくなったけれど、鳴き声のしないカエルが町の至る所にいました。(笑)


可愛い猫ちゃんにも会いました。


お昼は、お城の近くのテラスでドイツ料理を。
 
久しぶりに食べたシュペッツレ。季節ものだという事でベアラオホ味の物を頼んでみました。