㈱イイダアックス 相談役日記

長野県は南信州の自然豊かな下伊那郡高森町から日々の経験、感じた事、気が付いた事などを日記として発信しています。

視察会で見た物は

2014年11月07日 | 日記
高森町内のハーモニック道路、高森ドーム下に昨年子供たちが植樹をした場所が有ると言うので見てきました。
私はまだちゃんとした知識を修得出来ているわけではないのではっきりとは分かりませんでしたが
何かが違うぞってのは植樹後を見て強く感じました。

寄せ木植えをしてあるらしいのですが、寄せ木に成っていないのが分かりました。
中途半端に近からず遠からず、造園業者の監修の元施工された様なのですが業者が知らない…
更には苗木が倒れないようにと竹竿が全てに添え木として用意されているのである。
小さな苗木には添え木はマイナス効果で、添え木を頼って成長するので駄目なんだと…

広い場所に散々とした植え方で、何を演出したいのかは皆目見当が付かない状態なのだ。
20年後や30年後を見据えて、こうしたいとかこうなってほしい等とは全く感じられない
補助金事業の既成事実とした勿体無い植樹跡に成ってしまっていました。

エコプロ高森、視察会

2014年11月07日 | 日記

昨日、チームエコプロ高森の今後の活動の基本とすべき植栽を学ぶ為に紅葉を見る会を開催しました。
視察先にはあちこちの綺麗な場所が候補に上がりましたが、チーム活動の基本理念を勉強するなら
って事で、箕輪ダム(もみじ湖)の紅葉と諏訪IC付近の高速道路南側ののり面の紅葉を視察比較を
するなかで基本理念を現実的に目で見て感じようと視察会を行った訳です。

もみじ湖の方はダムを建設する30年ほど前に、住民の皆さんが植えた大量のもみじが有名に成り
今に至って居ると言うものらしく、こちらは悪い例として視察させて貰いました。
とは言え、紅葉したもみじはとっても綺麗で、何処が悪いのかと首を傾げながら…

こちらの問題点はと言うと、もみじが全て等間隔、同じ高さに全てが植えられて居ると言う点です。
例えで言うと街路樹のようになってしまっているって言うんです。言われてみると確かに…
紅葉したもみじの葉っぱは綺麗なんですが、全体からすると美しくないって判断基準からなんです。
綺麗と美しいの違いはとっても分かりにくい、ましてや人によって基準や観点が違うはず。
そんな思いを持ちながら説明を聞くなかで一理有るかもって程度で見て回りました。

そして次に向かった先は諏訪IC付近の高速道路南側ののり面を見るんだと言う。
なんでそんな所を見るのか?等と不満を抱きながら案内されると、もみじ湖とは全く違う
正に綺麗だけではない美しさを感じられる紅葉がそこには広がっていたのです。
もみじ湖は道路脇とは言え自然の中に自然のもみじを人工的に植えたと言うものなので
頭で考えるだけならこちらが高速道路脇より綺麗に見えるのは当たり前だと考えてしまいます。

所が見比べてみると一目瞭然、とんでもなく次元の違う美を感じられると言うものなんです。
我がエコプロ高森では、この植え方を学び自然環境保護活動と共に美の造形を合致させ、
リニア新幹線が来る将来に向けて、この地域に有る環境財産をより価値観の高い魅力あるものに
して行こうではないかと考えているわけなんです。