これらは全てisaoの実体験である。
① 法隆寺裏山での出来事
昭和40年代の終わりごろに、家族を連れて大阪から斑鳩町に引っ越してきました。
その当時は毎年春になると、法隆寺の裏山一帯をワラビを探して歩き回りました。
そのような時、けもの道の脇に盆栽にできそうな樫の古株を見つけ、おもわず引っこ抜いた・その時
両肘にビビっと電気が走った。 思わず手を引っ込めたが・・・家に持ち帰り庭に植えた。
真夜中ごろ突然恐ろしい夢を見た。 それはお坊さんのよく鍛えらえた野太い声で、古株のようにおまえの喉に、家内には下腹部に気をつけろ! 呪いをかけるようにしてすっと消えていった。
朝、夢のことが気になり昨日庭に植えた古株を掘り起こし法隆寺裏山の元の位置に植え戻してきた。
朝食を済ませてしばらくして、家内が下腹がおかしいから産婦人科に行きたいと言い出した。
昨夜の夢のことは何も言わず、すぐ近くの医院へ連れていき診察してもらうと、子宮に大きい腫物があるから手術をしましょう、と言って電話で病院に連絡されていたが、今は空きベットが無いので、待つようにと言われその日は家に帰った。
あくる日、医院からベッドが空いたからすぐ来るように連絡があり、医院で診察してもらうと、院長先生は首をかしげて「おかしい」と一言、昨日あんなに大きかった腫物がなくなっている。
あの恐ろしい夢は正夢だったんだ。その日からISAOは毎日鏡で自分の喉を見るようになった。その後、法隆寺の裏山にはいかなくなった。何年か後で知った話ですが、法隆寺の裏山にお墓があったとか、防火池の下はマムシ谷だとか・・・