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創建法隆寺(若草伽藍)の南端部発見

2024-03-03 09:20:13 | 法隆寺

670年焼失時の瓦大量廃棄、溝跡発見

飛鳥時代に聖徳太子が創建した初代法隆寺「若草伽藍」の南門や中門があったと推定される場所で、境内の南端と考えられる溝跡が発見され大量の瓦片や焼けた壁土が見つかった。

聖徳太子が建立した法隆寺「若草伽藍・斑鳩寺」の実態を知る貴重な発見です。

  現地説明会は3月3日 10時~15時 

  (3月1日 産経新聞、毎日新聞参照)

 


法隆寺の留蓋瓦

2016-03-02 11:09:00 | 法隆寺
法隆寺の留蓋瓦は動物型や植物型など意匠を凝らした物を見ることができます。
留蓋瓦(とめぶたかわら)は、隅巴瓦の上部に据えられた瓦で隅蓋瓦や巴蓋瓦とも言われ、隅部の接点から雨水が浸入するのを防ぐために据えられています。
法隆寺では、地蔵院の門 南大門を入ってすぐ左の獅子、薬師堂庫裡の門 西円堂の裏の亀、その他にも参道脇にある門で
留蓋瓦を探してみてください。


東大門と内転び

2013-09-17 11:12:00 | 法隆寺
法隆寺の東大門は、奈良時代の建造で国宝です。
この東大門は、内転び(うちころび)構造でも有名です。今春、青森県の縄文時代の三内丸山遺跡に行ってきました。ガイドさんに聞いた話では、縄文人は栗の栽培をして実は食用に、木は建築用材に、写真の櫓(やぐら)は物見台だそうで、内転び構造で作られていますが、縄文時代すでに内転び(柱の上部を内側に少し倒すことで構造物が倒れにくくする)の考えがあったとは・・・

 写真 法隆寺東大門の内転びの柱
 写真 三内丸山遺跡の内転びの櫓

法隆寺秘宝展

2011-09-28 11:20:00 | 法隆寺
 法隆寺の大宝蔵殿で平成23年度秋季『法隆寺秘宝展』が開催中です。期間は~11月30日、今回は、聖徳太子の事績と信仰がテーマになっています。出展品は、国宝・重要文化財20点を含む85点です。聖徳太子絵伝・舞楽面・技楽面・行道面など見ごたえがあります。
 写真 秘宝展案内

法隆寺西院伽藍の大垣

2010-09-26 15:36:00 | 法隆寺
法隆寺の西院伽藍を取り巻く大垣(築地塀・土塀)は、版筑法で築かれており重要文化財に指定されています。大垣が重要文化財に指定されているのは法隆寺だけではないかと思います。
 写真 南大垣の断面、石垣上からの全高さは、南大垣;3・23m 東大垣;3.40m 西大垣;3.24m 大垣底辺の厚みは1.45m 写真左に見えるのは「冥府門」(めいふもん)です。
 写真 大垣表面の横線は、版築法(両側に板を横に立てその中に厚さ6~7cmの粘土板を並べて棒などで突き固める)の跡です。
 写真 大垣の表面に残った杢目が美しい。南大垣の東側が特に綺麗です。