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中宮寺跡発掘調査

2010-02-22 09:11:00 | 『斑鳩の遺跡と古墳』
中宮寺跡は、聖徳太子建立七ヶ寺の「中宮尼寺」とされ、現中宮寺の東数百mにあり、国史跡に指定されています。 情報マップご参照
今回の13次発掘調査では、三重塔(高さ20m)の心礎と、心柱を立てるための櫓跡(やぐらあと)が見つかりました。
心礎は、基壇下2,5mの位置にあり、花崗岩製で東西約1,75m南北約1,35mの直方体をしており、上面は平らになっています。
櫓跡は、心礎の南側と北側やや西寄で心礎からそれぞれ5mの位置で見つかりました。これらの西側にも1~2本の柱穴があると推測されています。(現未発掘)
櫓の上部に滑車を付けて綱で心柱を礎石の上に立てたと思われます。
 法隆寺の五重塔(31,5m)の心柱は、上下2分割して綱で引き上げたといわれていますが、中宮寺跡のように櫓と滑車を使っていたのではないでしょうか???。
 参考;斑鳩町現地説明会資料
 写真 中宮寺跡三重塔心礎
 写真 櫓の柱跡・白色の筒

法隆寺涅槃会

2010-02-17 14:23:00 | 法隆寺
2月15日、朝から小雨で寒い1日でしたが、法隆寺の大講堂で涅槃会がありましたので、法隆寺ガイドの参考にしたいと思い拝観に行きました。
行事は、13時半に始まり約1時間です。
大講堂の薬師三尊をすっぽり隠す大涅槃図(大涅槃像八相成道絵像)この涅槃図は、正徳元年(1711)に西岸寺の僧が描いたと言われています。涅槃図の大きさは、isaoの目測ですが、縦約10m、横約5mで天井から基壇に届く立派な物です。

中宮寺表御殿

2010-02-07 09:40:00 | 「斑鳩の神社と寺院」
中宮寺表御殿は、江戸時代後期の建物で、東西⒔m、南北⒐mの書院造、入母屋、屋根は本来檜皮葺でした。登録有形文化財です。
皇族を迎える施設で、通常は非公開です。 
 本堂との渡り廊下から入り、手前の和室3部屋の奥が上段の間で、襖には品格のある黄金色の花鳥図(唐絵)があり、下の2間には大和絵の襖などがあります。隣の3部屋は、お供の方など控えの間になっています。
その他にも見所はたくさんありますので皇族方をお迎えする御殿を是非ご覧ください。
 特別公開 ~2月28日 法隆寺夢殿の隣です。    <情報マップご参照>

 写真 渡り廊下と表御殿