④両親の亡霊
この年の年末はひどく落ち込んでいた。
暗い気持ちで新年を迎えたある日の朝方、突然目の前が明るく光り ハツとして目を覚ますとベッドの足元に、最近母がなくなり1年後に父が亡くなった、その2人が並んで立ちこちらを見て何か言っているようだ、何を言っていたのかはよくわからなかった。この時両親は穏やかな優しい顔で、法隆寺の観音様のように後光が差し光り輝いていた。
新年からはなぜか仕事も順調になった。
この当時isaoは、法隆寺、藤ノ木古墳を中心に斑鳩町の観光ガイドをしていた。(現在は斑鳩文化財センターで藤ノ木古墳の説明などをしています)