お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●BRM916東京300朝霧高原(午前6時スタート) 参加89人 DNF3人 DNS26人
◆コース 駒沢公園〜道志みち〜山中湖〜本栖〜朝霧高原〜十里木〜駿河小山〜小田原〜鎌倉〜横浜みなとみらい〜世田谷
※以下はruntasticでのデータ
◆距離 306・93キロ
◆時間 17時間10分(認定タイムは17時間)
◆ネット平均速度 21・2キロ
◆グロス平均速度 17・86キロ 
◆獲得標高 4427メートル
◆天気 曇りのち晴れ
◆気温 最高25度 最低19度
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 6月の諏訪湖600で必死に上った朝霧高原を今度は気持ち良〜く下った。9月16日に開催されたランドヌ東京のBRM916東京300に参加。3カ月ぶりのブルベにケツはすりむけ、ヒザも悲鳴を上げかけたが、東京オリンピックコースとなった道志みちを上り、「全て下り坂」と看板があった国道139号のダウンヒルを楽しんだ。もっともこの後には富士山南麓道路の地獄の上りと、霧の十里木峠が待っていたのだが、ともあれ何とか300キロを17時間で完走。2年ぶり5度目のシューペル・ランドヌール(スーパー・ランドナー=SR)をゲットした。

※シューペル・ランドヌール=同一年内(1月〜12月)にBRMの200キロ、300キロ、400キロ、600キロを完走したランドヌールはSuper Randonner(SR)(シューペル・ランドヌール(仏)/スーパー・ランドナー)と呼ばれる。ただし認定はなく、あくまでも称号

◇ ◇ ◇

 曇り空の駒沢公園を午前6時にスタート。気温は20度ぐらいか。ウエアは半袖ジャージ、レーパン。ややひんやりする感じがしたので、スタート直前にアームウオーマー、ニーウオーマーを着けた。サドルバックにはレッグウォーマー、薄手と厚手のウインドブレーカー、指付グローブ、タオル、予備チューブに工具、クリームパンなど。天気予報によるとコース上で降雨となる所はなかったのでレインウエアは持ってこなかった。ただ、湿気は多く、いつ雨が落ちてきてもおかしくない天候だった。


スタート地点の駒沢公園


スタート前のブリーフィング


 多摩川を二子橋で渡り、溝の口駅の先を右折し道なりに真っ直ぐ進み、津久井みちに出て高田橋を目指すのだが、これがなんとずっと平たん。駒沢から自宅のある神奈川県央へは普段は国道246号を使い、スピードは乗るのだがアップダウンに加え、オーバーパスが自転車通行禁止なので苦労していた。遠回りだが、町田までこんな平たんなコースがあったのかと驚いた。

 相模川を高田橋で渡った後は、急坂が待っている。それを越え、中津川沿いを走った後、国道412号に出た直後にも登坂車線のある急坂が現れる。平たん区間は10人以上のトレインで進んでいたが、このあたりでようやくばらけてきた。

 この最初の急坂で右ヒザに痛みが…。まだ始まってもいないのに、まいった。


どんよりとした空の中、高田橋で相模川を渡る


【PC1 49・4キロ セブンイレブン津久井青山店】午前8時37分(貯金53分)

 49・4キロ地点のPC1には午前8時37分に到着。貯金は53分とまずまず。レジもトイレも大渋滞だったが、トイレは高田橋手前のコンビニで途中ストップして済ませていたので、アクエリアスだけ買って一気飲み。補給食としてサドルバックに入れていたクリームパンを口に放り込み、速攻でリスタートした。


道志みちに入る。山中湖までは46キロ


 PC1を出て急坂を下った先の青山交差点を左折すると、東京オリンピックの自転車ロードレースのコースとなった道志みちが始まる。

 コースは8月9日に詳細が発表された。スタートは府中市の武蔵野の森公園で、尾根幹、多摩ニュータウン通りから道志みちを走り山伏峠を越えて山中湖の西を回った後に南下し、籠坂峠へ。さらに南下し十里木峠からは富士山スカイラインへ向かって北上。ここでコース最高点となる標高1451メートルの「富士山麓」山岳ポイントを通過。富士スピードウェイと周辺道路の周回コースを2周し、コースを出て最大斜度20%の、明神峠、三国峠を上り、山中湖の東側を回って再び籠坂峠を経由し、富士スピードウェイに戻ってフィニッシュするというもの。

 今回のブルベでオリンピックコースとだぶるのは、国道412号の串川橋交差点から山中湖の西の明神前交差点までの約100キロと、方向が逆だが、国道469号の原里小前交差点から十里木峠までの区間。

 ブルベや個人のツーリングで何度も走っている道志みちだが、オリンピックコースとなり、ここを新城幸也や別府史之、フルームやキンタナが走るのだろうかと思うとワクワクする。回りの風景も違ったものに見えてきた。走りながら、観戦スポットを探したのはいうまでもない。三国峠や明神峠の方が盛り上がるのだろうが、急坂過ぎて上れないからね。


のどかな風景の道志みち


序盤にあるこう配10%の急坂


道志みちの神奈川県側の最高地点。標高451メートル


こう配9%を下って道志川を渡ると山梨県側の急坂が出迎えてくれる。ここから道志七里が始まる


二里塚


水源の森


のどかな風景が続いていく


 道志みちでは抜かれるのはいつものことだが、信じられないスピードで抜いていくライダーの多さに驚いた。みんなオリンピックを目指しているのだろうか? いや、自分が衰えたか。来月末には還暦だもんな。

 やがて道志村役場にさしかかる。ふと見ると「オリンピック 自転車ロードレース 開催会場」の横断幕。さらに四里塚手前にも掲げられていた。気持ちが盛り上がるね。


道志村役場に掲げられた「オリンピック開催会場」の横断幕


四里塚手前に掲げられた「自転車競技ロードレースコース」の横断幕


道志みちの長又付近。左は道志川


 道の駅どうしは3連休とあって大賑わいだったが、ここを越えると一気に車もバイクも減った。こう配はこのあたりから徐々にきつくなってくる。静寂の中を黙々と上って行く。ここからピークまでは9キロだ。

 少し上ると、右手に見慣れない綺麗なレストランができていた。「おばぁの台所」というらしいが、いつできたんだろう? あとで調べて見ると2年前ぐらいにできたらしく、口コミの評判も良いものが多い。「カフェ風うどんそば屋さん」で、冷やしラーメン550円、おいなりさん1個60円などと値段もリーズナブル。上りの途中なのでストップしづらいが、そのうち訪問してみよう。

 キャンプ場を過ぎたあたりからきつくなる。ピークまでは2キロ。長い直線の上りが2本。それを耐え、「一之橋」を過ぎてもうひと頑張りすると、ピークの山伏トンネルが見えてくる。青山交差点からは38キロ。

 ヒザは両方とも痛くなってきた。少しでもトルクを上げるとつりそうな感じもある。たぶん下りになると痛みも引っ込むだろうが、ここはだましだまし上って行くしかない。しかし、前半からこんな状態だと、富士山南麓道路が上れるかどうか心配になってきた。


奥道志キャンプ場付近のきつい上り


心が折れそうになる、長い直線の上り


一之橋。これを過ぎればピークはもう少し


ここを曲がればピーク


ピークの山伏トンネル


 折れそうな心と戦いながら直線のきつい坂を上り続ける。遅くても回し続ければいつかつく。何人かに抜かれながら、午前11時21分、ようやくスタートからは90キロ地点の山伏トンネルに到着。いつもなら写真ストップ(=休憩)するところだが、この日はアームウオーマーを上げながらそのままトンネルを通過し、そのままダウンヒル。ここで数人を逆転したが(^_^;、平野交差点前の大渋滞で追いつかれた(T_T)。

 スタート時は曇りだったが、道志みちの途中で薄日が差すようになり、山中湖では晴れ間が見えるようになった。しかし、富士山は見えず。残念。


山中湖は晴れ。しかし富士山は見えず


 山中湖畔の路肩の狭い道を走り、明神前でオリンピックコースに別れを告げて右折。すると、今度は山中湖村が掲げた「オリンピック 自転車ロードレース会場」の横断幕が目に飛び込んできた。待ち遠しいねぇ!


山中湖村が掲げた「オリンピック 自転車ロードレース会場」の横断幕


 この明神前で100キロ。所要時間は5時間50分ほど。道志みちを上ってきたのでこんなものだろう。残りは200キロ。あと1ブルベだ。

 国道138号は片側一車線。忍野付近までは路肩が広いのだが、その先は狭い。この日は3連休の中日となって大渋滞。道の駅富士吉田付近から2車線となる上宿交差点までは苦労した。

 上宿交差点から国道は139号(富士パノラマライン)となる。天気が良ければ左手に富士山がど〜んと見せるはずだが、この日はまったく見えない。

 昼は道の駅朝霧高原で肉丼を食べようと思っていたが、お昼どきとあってさすがに腹が減ってきた。道志みちを走る青葉ブルベでいつも折り返しとなっている、鳴沢手前のセブンイレブンで補給しようと思ったが、なんと閉店。かなりショックを受けた。この先は何もなかったような気がしてこりゃ困ったぞと思った矢先、左手にローソン発見。助かった。116キロ地点。肉丼が食べられる腹は残しつつ、軽くサンドイッチをパクついた。

 実はこの先にセブンイレブンは2軒ほどあった。今後のための備忘録(^_^;。

 明神前から少し上った後は下りが続く。それが富士急ハイランド付近で平たんになり、やがて鳴沢へ向かって緩やかに上るようになる。こう配6%のところもあり、意外と足にくる区間だ。ピークは道の駅なるさわ付近。そこからは下り基調となり、青木ケ原樹海を通って本栖へ向かっていく。6月の諏訪湖600の時は逆コースできつかったが、反時計回りに行くと鳴沢から本栖までは、ちょうど青空が見え始めたこともあり気持ちのいい道だった。


鳴沢のこう配6%の坂


青木ケ原樹海


本栖交差点


 本栖交差点を右折すると本栖湖を経由し、中ノ倉トンネルを抜けると国道300号(本栖みち)。最近はご無沙汰だが、ブルベを走り始めたことは2度のぼり、1度下った懐かしい道だ。もちろん、この日は直進。右折して下り切ってしまうと富士川だからね。

 本栖からは3キロほど上り。鳴沢付近から前方に見え隠れしていたブルベライダーだが、この上りで置いて行かれた。

 本栖付近は青空が見えていたのだが、上り始めてしばらくして霧が立ちこめ始めた。富士宮市のホームページによると、「5月から8月にかけて朝夕霧の発生が多く、名前の由来となってます」とあるが、今は9月で時間は午後1時過ぎ。こういうこともあるんだと、珍しい自然現象に遭遇したと思うしかない。ブルベでの霧はたぶん初めて。


霧の朝霧高原


霧に包まれた山梨、静岡の県境


 山梨、静岡の標高約980メートルの県境付近も霧。このあたりからいよいよ天国の下りが始まる。どこだったか忘れたが、「すべて下り」と書かれた標識があった。そう、国道139号は富士宮から海抜0メートルの田子の浦まで延々と下りが続くのだ(たぶん)。

 下り始めるとすぐに道の駅朝霧高原。霧はこの付近であっさりと消えた。不思議なものである。


道の駅朝霧高原。バイクラックが置いてあった。ヒルクライム好きがたくさん来るんだね


道の駅朝霧高原の入口付近


【PC2 135・8キロ 道の駅 朝霧高原】午後1時30分(貯金1時間34分)

 135・8キロ地点の朝霧高原到着。やっとPC2だ。

 さてお目当ての肉丼を食べようかと思ったが、券売機が1台故障していて残った1台に長蛇の列。肉丼はあきらめた。ソフトクリームも売り場は空いているのだが、肝心の食券が混んでいて買えない。じゃ、なにか土産ものでもと思うが、サドルバックに入るものじゃないとダメだ。物色しようにも館内の売店はごった返している。駐車場は満杯で、あふれている状態。3連休でここも大混雑。困ったなと思っていたら、外の売り場に「芋けんぴ」があった。お、これいいじゃん。補給食にもなりそう。ちょうど空いていたレジがあったので速攻でゲットした。

 芋けんぴはライド中には食べず、帰宅後にビールのつまみにした(^_^;

 富士山南麓道路には自販機さえないと、ブリーフィングで何度も言っていた。これまで3度走ったが、確かにその通りでこれまでも苦労した時があった。この日はそんなに暑くもないので、ボトルの他にペットボトル1本を空いていたボトルケージに突っ込んでリスタートした。肉丼を食い損ねてグーグー鳴っている腹は、非常食でサドルバックに入れていたクリームパンで黙らせた。

 国道139号、そして猪之頭入口交差点を左方向の県道75号に入り白糸の滝方面を目指し、上井出交差点までの約15キロのダウンヒルを楽しむ。「もうブルベなんてやめよう。苦しいだけだ」と上っている時は必ず思うのだが、下りはすべてを忘れる歓喜のひととき。これがあるからブルベはやめられないよね。


朝霧高原方面。雲の向こうに富士山がいるはず


朝霧メイプルファーム


直線で下って行く国道139号


県道75号に入り、白糸の滝を目指す


 以前は上井出交差点のところにファミリーマートがあって、神奈川の富士山一周なでPCとなっていたのだが、どうもつぶれたらしい。ただ、コースとは反対の白糸の滝方向へ少しいくとファミリーマートがあるので、もしかしたら移転したのかもしれない。最悪の場合はそのファミマで補給しようと思っていたが、水も食料も足りていたのでコース通り左折した。

 上井出交差点を過ぎたあたりで150キロ地点。下りは終わり、木立の中の県道72号をアップダウンしながら富士南麓道路を目指す。


木立の中を走る県道72号


 どうもケツが擦りむけてきたようで少しひりひりし始めた。まいったな。早すぎるよ。ケツのポジションを微妙に変えると痛みも感じなくなることをこれまでのブルベで学習しているので、ベストポジションを探しながら走った。まあ、300キロなのでごまかしながら走れるだろう。

 県道72号から国道469号(富士南麓道路)へ出て、左折した途端に急坂が始まる。途中で下るところもあるが、直線の上りが延々と15キロ続く。富士山が見える可能性もなく、同じような風景が続いていくので心が折れそうになるが、歓喜のダウンヒルを心の支えに黙々とペダルを回して上っていくしかない。

 最初に出るのが「富士山こどもの国まで8キロ」の表示。だがここはまだ途中で、上りのピークは富士サファリの先の十里木峠。裾野市境までの距離表示もあるが、ここもピークではない。ただ、裾野に入るとこう配は緩やかとなる。


国道469号の上りに入る


裾野境まで11・1キロ


裾野市街まで28キロ。直線のきつい上りが続く


まだまだ続く


裾野境まで3・1キロ


 裾野境まで3・1キロという標識で「あと少しかな〜」と少しほっとするのだが、しばらくすると「富士サファリまであと6キロ」と出てくる。そしてこの看板の先が急坂。「あぁ…、あと6キロも上るのか」。距離とともに心を折らせる。


富士サファリまであと6キロ


路肩の狭い直線の上りが続く


 国道469号の上りは2段階。最初は路肩も広く下りや緩やかなところがあるのだが、突き当たって左へ曲がった後は路肩も狭く、きつい直線の上りが延々と続く。つまり走りながら足を休めることができず、休憩しようにもスペースがない。たとえ足を着いたとしても、漕ぎ出しが難しい。これで富士山が見えればいいのだが、この日はダメ。モチベーションが下がるねぇ…。

 富士山こどもの国を過ぎ、ようやく裾野へ入る。ここからはこう配も緩く、平たんや下りも出てくる。このブルベ最後のヒルクライムも終わりに近づいてきた。


富士山こどもの国


裾野市に入る


 ところが、裾野に入った時は青空も見えていたのに、しばらくするとまた霧が立ちこめてきた。今度は朝霧高原よりは濃く、メガネも曇り視界は一気に悪くなった。まさか、ここでまた霧とは。信じられん。


濃霧の十里木峠。この左手に富士サファリがある。またオリンピックコースはここを逆から上ってきて、富士サファリ方面へ曲がり、スノータウン「イエティ」へ向かって上っていく


 173キロ地点の霧に包まれた、標高845メートルの十里木峠には午後3時56分に到着。すぐ近くに富士サファリがあるのだが、霧でまったく見えない。

 辛かった上りだが、そのきつさが逆にヒザの痛みを忘れ去れてくれていたようだ。

 上りはこれで終わり。あとは駿河小山まで下り、ほぼ平たんルートを駒沢まで帰る。ブルベは終わったも同然だが、この霧では楽しむどころか、かなり危険なダウンヒルとなった。

 十里木からの下りは道路はかなりウエット。小雨が降るような感じの霧のなかを下る。路肩は側溝がむき出しだ。道幅が狭いので中央寄りを走らざるを得ず、後続の車に気を遣いながら慎重に下って行く。稼ぎどころのダウンヒルだがスピードがでないのは仕方ない。セーフティー・ファーストだ。

 須山までのダウンヒルは生きた心地がしなかったが、下っていくうちに霧も晴れ、この交差点を左折するころには完全に消えた。霧の区間は5〜6キロぐらいだったようだ。

 ほっとしたことと、ずいぶん前からコーラが欲しかったので、須山交差点を左折したところの自販機で休憩したのだが、なんだか見覚えのある風景。あ、あのバス停のベンチってもしかして…。思い出した。9年前の神奈川ブルベ座間600で寝転がった須山バス停のベンチがすぐ目の前にあった。

 ブルベを11年やっていると、あちこちの何でもないところに思い出の場所ができる。ここもそのひとつ。伊豆を1周した後、三島から上ってきた。ちょうど明け方で眠くて眠くて仕方なく、このベンチに倒れ込んだ。懐かしい。またここに来るとは。その時はここで少し目をつぶった後、十里木峠を上り、この日苦しんだ国道469号の豪快なダウンヒルを楽しみ、地獄の朝霧高原を上り、本栖みちを下って身延へ向かった。

 さて、須山交差点を左折した後は、国道469号の下り。ここは気持ちいいのだが、路肩がまったくないのが玉にキズ。というか、危険。


国道469号須山付近の下り


御殿場市へ入る


 板妻交差点手前から渋滞しており、ちょうど山崎精肉店の前でストップしたのだが、店内をのぞいたら結構な人がいたのであきらめた。

 十里木からもオリンピックコース(方向は逆)だったが、原里小前を直進して別れを告げる。御殿場駅前付近からはお馴染みのコース。杉原交差点を左折し、駿河小山へ向かう。

【PC3 199・1キロ セブンイレブン駿東小山店】午後5時5分(貯金2時間9分)

 199・1キロ地点のPC3には午後5時5分に到着。まだ明るい。貯金は2時間9分で、PC2からは30分ほど増えてた。

 ほぼ200キロを11時間と少しかかったことになるが、道志みちと富士南麓道路の上りを考えればままずまずだろう。しかし、8年前の神奈川ブルベで、開成をスタートしヤビツ峠経由で道志みちから富士南麓道路を走る同じようなコースの富士山一周200キロを10時間9分で走っている。衰えたか…。

 残りは平たん100キロ。5時間台で走れば16時間台でゴールできる。これを目指そうと気を取り直す。

 さらに下り、生土交差点から国道246号へ入るが、清水橋交差点は左折して迂回コースに入る。これまでは清水橋交差点を横断歩道で渡り、歩道を進んで谷峨駅入り口から県道76号に入ったのだが、今回は丹沢湖方面へ少し行き、川を越えたところをUターン気味に右折して県道727号へ進む。ほぼ平たんから下りの交通量も少ない川沿いの気持ちいい道で、高速を越えてしばらくすると県道76号に合流することになる。この方が自然だなと以前から思っていたのだが、ようやくブルベコースとして日の目を見た。

 新鞠子橋からはお馴染みの迂回コースを進み、山北駅を過ぎたところの岸入口を右折。宮地で国道2456号を渡り南下していく。

 開成町に入ったあたりで暗くなり、ナイトランとなった。

 実はこのコースは津久井みちへ出てから湘南モノレールの下に出るまでは、キューシートも見るまでもない走り慣れた道。ところが夜になって景色が変わったこともあり、柏山駅付近で少し悩み、小田原アリーナへ曲がるポイントはひとつ手前を左折してしまった。

 その後は間違えようもない道。親木橋から国道1号に入り、大磯駅前を右折して国道134号へ。250キロ地点の茅ヶ崎のローソンでコーラ休憩し、江の島を過ぎた先の片瀬東浜を左折。江ノ電の線路を越えて右折し、湘南モノレールの下を走る。片瀬山、鎌倉山ともうひとつ、合計3つのお山を越え天神下を右折。すぐの信号を左折したら元に戻り「あ、違った。早すぎた」。無事に小袋谷を左折し、最終PCに滑り込んだ。

【PC4 263・7キロ ローソン大船四丁目店】午後8時25分(貯金3時間9分)

 ここまでのPCでは何人かに会うことが出来たのだが、263・7キロ地点のPC4「ローソン大船四丁目店」では到着時点で誰もいなかった。

 残りは40キロ。平地なので午後10時台には余裕でゴールできそうだ。

 しかし、上大岡からみなとみらいまでは信号地獄。加えて湿度が高く、じめじめした感じがずっと続き、気温が高いのはありがたかったが、夜というのにあまり快適なライドではなかった。


みなとみらい


 みなとみらいからはお馴染みのルートで国道1号へ入る。鶴見川を渡った後を左折し、これも横須賀線沿いのお馴染みのルートを北上。武蔵小杉手前からは自分にとっての初めてのルートとなり、多摩川を渡った先の丸子橋交差点を左折。Y字を入るところで、手前にも同じようなY字があり「あれ? どっち」と迷ったが、無事に目黒通りに出た。

 ここで時間を確認すると、午後11時まで残りは十数分。ぎりぎり間に合うかと気合を入れたら、大井町線の踏み切りにつかまった。あちゃー(T_T)。

【ゴール 303・4キロ セブンイレブン世田谷日体大店】午後11時(貯金3時間)


ゴールのセブンイレブン世田谷日体大店前の深沢不動前交差点


 ゴールとなる303・4キロ地点のセブンイレブン世田谷日体大店へ滑り込み、トマトジュースを手に急いでレジへ向かったがレシートに印字された時間は「午後11時」。残念。16時間台はならず、17時間ちょうどの完走となった。

 だが、この完走で2年ぶり5度目のシューペル・ランドヌール(SR)となった。昨年は600キロは完走したが、400キロを雨でDNSしたため、SRを逃していた。この日も雨が降ったらどうしようかと心配していたが、天気になってくれて良かった。

 今年の完走は2月青葉の笹子200、3月西東京の松崎200、4月東京の信濃追分400、6月西東京の諏訪湖600、そして今回の東京の朝霧高原400。6月東京の神流川300は雨でDNS。

 夜になっても気温が下がらず、ウインドブレーカーは必要なし。ダウンヒルでもアームウオーマーだけで大丈夫だったので、結局、サドルバックに入れていた薄手と厚手のウインドブレーカー、レッグウオーマー、指ありグローブは使用せず。3キロ弱の重い荷物を持って行っただけに終わった。ちょっと悔しいね。


ゴール受け付けの駒沢公園。重い荷物を持って走った


 どうせ17時間台なら道の駅で食べるか、山崎精肉店に寄っても良かったかな。でも、完走後のうまいビールに早くありつきたいという誘惑にも勝てないしねぇ(^_^; 

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