お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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※「福山・鞆の浦でやっとブルベの雰囲気 【BRM203広島200km岡山・呉】その2」から続きます。

 まずまずのペースで87.3キロ地点の鞆の浦常夜燈を午前10時40分過ぎに通過。軽くひと山越えた後、瀬戸内海沿いをフェリー乗り場へ向かう。ブルベでは初の船旅だ(^o^)

 105キロ地点の尾道渡船、浦崎(戸崎)乗り場には午前11時40分ごろ到着。5分ほど待つとフェリーがやって来て、ブルベ参加者2人が乗り込むとすぐに出発。たった2人の乗客と自転車2台を乗せ、ほんの数分で向島の歌まで運んでくれた。料金は210円。


午前11時5分 遙かに見えるのは内海大橋



午前11時45分 フェリーがやって来た



午前11時47分 フェリー乗船


 さて、ここから素直に尾道へ行けばいいものを、なぜか激坂の高見山へわざわざ行ってこいと言う。仕方ない。行ってくるか(T_T)

 上りが始まるのは県道376号が分岐する地点。同じ376号の車もすれ違えないような細い道を行く。2年前に上ったことがあるのだが、こんな山道だっけ? 県道なのに細すぎない? おまけにクネクネしておらず、急勾配が直線的に続いていくじゃないか。見上げるたびに壁だし(T_T) 辛いよ〜。手元のサイコンで勾配17%とか出てるよ。あり得ん。勘弁してくれ。こんなキツかったっけ? 道ガタガタだし。コケそうやんけ。それに少なくとも3人は先行しているはずなのに誰も降りて来ないし。道、合ってる? 時速数キロしか出ないのでいろいろな事が頭の中を渦巻く。

 やがて山道も終わりを告げる。もうちょっとかな。しかし合流した道の「国立公園高見山」の道標にあったのは「山頂まで1.4キロ」。まだそんなにあるのかよ!


正面の山道(県道376号)を上ってきた(下る時に撮影)



山頂あと1.4キロ(下る時に撮影)


 絶望感とともに上って行く。確か、ここからが長いんだよね。もう、何度歩こうかと思ったことか。時速4キロとかだし、歩いても変わらん。心なんてとっくに折れている。でも最後の意地。ミニベロでも上れることを証明したい。その一心でヨロヨロと上っていく。

 もう少しかと思ったところに出た、希望を再び絶望に変える「山頂まで1キロ」の道標。アオバもヒドイがヒロシマはもっとヒドイ。距離を稼ぎたいだけなら、平坦を回せばいいじゃないか。なんでここなんだよ。なんで山なんだよ。おまけに合同開催でゴールの呉で親睦会を行う「BRM203広島200km呉・沼隈」と「BRM0203四国200kmゆるっとしまなみ海道」は向島を通るのに高見山に上らないじゃないか。我々だけ? おかしいよ(T_T)

 山頂への最後の坂はほぼ直線で勾配は14%だったか。見上げた瞬間、「え、あれ上るんかい…」と一気に心がなえる。でも行くしかない。あえぎながら必死でペダルを踏み込み、やっとやっと山頂にたどり着いた。3.3キロ。平均勾配10.2%、最大勾配17%の激坂を30分弱かけて上り切った。数字を見れば和田峠クラスだが、感覚的にはそれ以上の辛さだった。でも20インチのFCXで上ったぞ。いぇ〜い(^o^)

 2年前に上ったのは、センターラインのある綺麗な道の県道376号からで、途中の尾道ゲストハウスの所を曲がって山頂を目指したようだ。「山頂まで1.4キロ」からは同じ道だった。

 山頂では参加者3人が休憩中。まあ、絶景もあるしすぐには折り返せないよね。この後の下りで2人の参加者とすれ違ったので、6人はほぼ同じようなペースだったようだ。フラットペダルのブロンプトンの方は見かけなかったが、SNSを確認するとしっかりと山頂まで上られたようだった。凄いね。

 113.1キロ地点の高見山山頂に到着したのは午後0時35分。ここまでのグロス時速が17キロで、貯金は1時間弱。残りのコースに上りはないので、トラブルがなければ完走できるペースだ。でも、雨が待ってるんだよねぇ。


午後0時35分 高見山山頂



午後0時37分 高見山山頂からの絶景。下に見えるのは因島大橋


 急勾配のガタガタ道は上るのも辛いが、下るのも辛い。ディスクブレーキが恋しいねぇ。

 119キロ地点の尾道渡船の乗り場に着いたのは午後1時ちょうど。先行していた3人の参加者らを乗せたフェリーが対岸へ向けて出発した直後だった。

 2年前に尾道に投宿し、しまなみ海道、ゆめしま海道を走ったので、尾道も多少は土地カンがある。この時点で雨の呉へ行く気は失せDNFを決めていたので、あとは新幹線に乗るのを新尾道か三原のどちらかにするかを決めるだけ。距離的には新尾道の方が近いし道も分かるが、ここまで来たからにはさざなみ海道を少しでも走ってみたい。三原へ向かおう。ブルベのルートからも近い。


午後1時1分 向島のフェリー乗り場



午後1時2分 向島から眺める尾道 正面に見えるのが千光寺



午後1時8分 尾道渡船に乗船。料金は110円



午後1時12分 さらば向島



午後1時17分 ONOMICHI U2



午後1時17分 尾道水道


 尾道駅を過ぎ、尾道国際ホテルの先で国道2号に出て、JR山陽本線沿いを進む。とんでもなく速度の遅い貨物列車が走っていて、ずっと先の踏み切りまで遮断機が下り警報機がカンカン鳴り響いていた。

 国道2号はやがて国道185号に名前を変え、海沿いを走って行く。路肩に呉までの距離がペイントされていたので、もうこれがさざなみ海道でいいのだろうか。どこかいい撮影スポットがないかなと探していたら、「三原駅はこっちよ」の道標が出てきた。空模様も怪しくなってきたのでここで終了としよう。さざなみ海道は来年かな(^_^;

 三原駅に着いたのは午後1時52分。新幹線はこだましか止まらず、このあたりの時刻は1時間に1本で各時間の12分発。20分じゃ準備が厳しいので次のにしよう。メシでも食うかと思ったが、駅構内にはコンビニしかない。う〜、こんなことなら尾道で尾道ラーメン食べればよかった(T_T)


午後1時52分 三原駅到着。やっさ踊りは初めて聞いた



午後1時52分 三原駅到着


 結局、この日走ったのは132キロ、獲得標高は1049メートル、走行時間は7時間55分でグロス平均速度は16.8キロだった。このコースにまた参加するなら、呉にホテルを取って行くしかない状況にした方がいいね。それなら諦めもつく。しかし、新倉敷、福山、新尾道、三原とリタイアポイントの多いコースだったね。逆に言うと、新幹線輪行を使えば、この周辺は結構遊べそうだ。

 輪行準備をしていたら最初の一滴がポツリ。ついてたなぁ。


こだま号で岡山へ


 やっぱり瀬戸内はいいなぁ。また来よっと。そんな事を考えながら岡山へと戻った。

 今回はお墓参りと大阪の長女宅訪問なども計画していたが、5日の月曜が大雪の恐れが出てきたため(実際に自宅周辺も積雪)、全ての計画をやめて1日早く神奈川へと逃げ出した。天候には勝てないし、仕方ないか。


さらば岡山



雨も上がったので新横浜から自走で帰宅


 というわけで今シーズンのブルベ1発目はDNF。あの新しいメダルはいつゲットできるんだろう。

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三原-尾道を走りました。 (おおあぢ)
2024-05-20 20:36:59
 2022年の4月しまなみ海道を走ろうとJR三原駅まで輪行し、尾道まで海沿いの国道を走りました。自転車は、GiantのMR4という折りたためる24インチのやつです。
 でも三原駅からの自走と、渡船でなく橋を渡ったため時間を超過してしまい、生口島を前に時間切れとなりました。
 私は折り畳み愛好家なのでTyrellのfcxはとても興味があります。
 鞆や沼隈半島に行ってみたいし、しまなみも四国側から走りたいなと思っています。
 
 
 
コメントありがとうございます! (境川のmasa)
2024-05-26 08:14:36
>おおあぢさん

返信が遅くなり申し訳ありませんでした!

Tyrell FCXは折りたたみですが、ロード並みに走れる、スグレものです。気に入ってますよ。

しまなみは22年6月に尾道から今治を往復しました。いいところだったのでまた行きたいですね。
 
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