お父さんのマリポタ日記。
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2人の娘のお父さんです。孫も3人いるじーさんです。趣味はスポーツ観戦やサイクリング、読書など。ブルベは07年から走ってますが遅いです。仕事はリタイアし、「晴走雨読」の気ままな毎日です(^o^)
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km
ブルベ
/
2007年09月30日
ようやく指に力が入るようになりました。でもしびれた感じはまだ取れません。来週の「日産スタジアム CYCLE PARK FESTIVAL」がちょっぴり不安です。
<その5><その6>をアップしました。
※
<その1>
スタート(神奈川県座間市)
※
<その2>
~PC1(山梨県南アルプス市) 113.54km地点
※
<その3>
~富士見峠~PC2(長野県茅野市) 177.60km地点
※
<その4>
~麦草峠~PC3(長野県南佐久郡) 233.89km地点
※
<その5>
~三才山トンネル~PC4(長野県北安曇野郡)~塩尻峠~富士見峠~PC5(山梨県南アルプス市) 426.93km地点
※
<その6>
~PC6(静岡県富士市)~御殿場~ゴール(神奈川県座間市) 615.15km地点
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その5>
ブルベ
/
2007年09月30日
※
<その4>より続きます
PC3には AJ神奈川のスタッフのFさんが巡回に来られていて、PC2ですでに5人ぐらいの方がDNFしていると教えてくれた。「上ったけど途中で引き返しちゃった人も」いるらしい。麦草峠恐るべし。これを越えるかどうかが勝負の分かれ目となっているようだ。昼間の暑さもこたえたしねぇ。
さて、ほぼ同時にPC3に到着したbossさん、座間のランドナーさんはすでに出発している。私も走りだそう。
下り基調のR141を跡部で左折し、R142へ。最初は平坦だが、道の駅「ほっとぱーく」があるあたりから上りとなる。ウインドブレーカーを脱ぎ捨て、ゆるやかな上りと格闘を始める。
この区間R142はR254と重複している。ふたつの国道の標識が並んだ状態であれば正しい道を走っていることになる。
やがてローソン発見。これを目印にしていて、次の信号がR254の分岐点となるはずだ。お、あったあった。
R254に入った途端、きつい上りがいきなり続く。途中からは国道とは思えないような細い道になり不安が走るが、センターラインが現れてほっとする。
上りきった後は有坂のT字路まで快適な下り。そして右折してR152の平坦ロードを走り、再びR254に分岐する般越上から上田市に入るのだが、ここからまた緩い上りが始まる。
暗闇にぼぅっと浮き上がっているものが見える。なんじゃ、ありゃ? え!? 人がこっちを見つめて立っているぞ! 3人いる? おまけに微動だにしない。何だ何だ。・・・・人形だった。それにしても夜だったからかもしれないが、リアルだったなぁ。他にも警察官の人形もあったりして、ナイトランするには心臓に悪い道だった。
もう何度目になるのだろうか。bossさんの背中をまた発見した。パスするときに声を掛けたのだが、びっくりした様子だった。驚かせてすいません。
午後11時54分、暗闇の鹿教湯(かけゆ)温泉
鹿教湯温泉のセブンで座間のランドナーさんがスタートするのを見た。私もそこのセブンで補給しようと思っていたので入ると、店員から「どこまで?」と聞かれた。詳細を説明するのも面倒なので「これから松本経由で神奈川の座間まで」と言うと、びっくりしない。あのね。300キロ以上あるんですけど。もっと驚いてよ。
「あれ、さっきの人と同じなんですね」。なんだ。もう驚いた後だったのか。
午後11時58分、鹿教湯トンネル
温泉手前の鹿教湯交差点を左折するとすぐに鹿教湯トンネル。そしてそこを出ると登坂車線が始まった。ここはきついと聞いていたが、半端じゃなかった。
思いのほか早く登坂車線は終わる。やれやれとひと息つこうとするが、傾斜はさほど変わらない。何のことはない。登坂車線をつくるスペースがないだけだ。
三才山(みさやま)トンネルまでに1度休憩した。
23日午前00時25分、三才山トンネル料金所
つらいつらい坂を乗り越えてようやく見えてきた料金所。しかし、坂のピークにあるので、すぐそこに見えているのだがなかなかたどり着けなかった。
50円を払い、おじさんに「気をつけてね」と送り出される。
23日午前00時27分、孫六トンネル
まず短いトンネルを越える。そして、三才山トンネルへと向かうのだが、この間の坂もきつかった。
1回休憩(笑)。思わず歩道に寝ころんでしまった。
23日午前00時36分、いよいよ三才山トンネルへ。不安な心が写真にも現れている(笑)
深夜なので車の通行量は少ないが、その分車は猛スピードでぶっ飛ばしている。三才山トンネルは全長2511メートル。車が途切れたタイミングで突入する。
幸い、トンネルの中は明るかった。しかし歩道もなく路肩も狭い。後ろを振り返りながら必死でペダルを回す。
トンネルの中には距離表示がある。100、200と増えていくが、ゴールは2500。残りの距離がなかなか減らない。後続の車は、トンネルの半ばあたりでやってきた。大事を取って避難所となっているところでやり過ごす。直線的なトンネルなのでだいぶ先まで見通せる。車の姿がまったくないのを確認して再スタート。トンネルはだんだんと下りになってくる。こうなったらヘタに止まれない。後ろも振り向かず、ペダルを回し続ける。
無事に脱出し、また暗い中へと放り出されたが、安堵の気持ちで一杯だった。
そこからは豪快はダウンヒル。もう暗闇のダウンヒルはお手の物だ(笑)。遙か彼方に松本市街が光り輝くのを見ながら、下り続ける。
R143に入っても下りは続く。ただ分岐を間違えないようにしないと、上り返しが待っている。
キューシートとサイコンの距離がかなり違ってきていた。通行止めでの迂回があるが、ミスコースしたわけでもないのにこのあたりで4~5キロの違いになっていた(最終的には9キロ違っていた)。それに標識も暗くて見えづらい。トシのせいもあるかな? 県道へ分岐する大口沢とR19の塔の原はとくに何度も確認しながら曲がった。
PC4への県道を走り始めたことからついに眠気が襲ってきた。きつい上りを切り抜けた安堵感もあったのだろうか。とにかく眠くて眠くて仕方なくなった。
コンビニで寝よう。それだけを心の糧にして、ふらふらになりながらやっとのことでPC4へたどり着いた。
★PC4(長野県北安曇野郡)
到着時間 23日午前01時54分
経過時間 18時間54分(貯金=1時間54分)
距離 314.01km(残り300.99km)
平均時速 20.8km/h
予定では23日の午前0時半。1時間半ほど遅れているが、貯金は少し増えている。
座間のランドナーさんが仮眠している姿があった。bossさんやリュックさんなど数人のブルベライダーの方がいたが、話題は「間に合うかな」ということ。「もう寝る時間はない」と言いながら走り出した人もいた。
そのなかで「アウトになってもいいから健康ランドで寝る」と宣言している人がいた。この方は私の中学時代の友人の河内君によく似ていたので、以後カワチ君と呼ぶ。
水分を補給した後、サドルバッグを枕に駐車場の片隅で寝ころんだ。だが、眠くて仕方ないはずなのに、眠れない。人や車の出入りがうるさい。体が汗でべっとりしていることもあるだろうが、気持ち悪くて寝る気にならない。
コンビニの駐車場で寝たことなんかないし、野宿すらしたことはない。実を言うと、自転車に乗っているわりには、それほどのアウトドア志向ではなかったりする人なのだ。
このまま目をつぶっていても眠れない気がしたので、仕方なく走り出すことにした。
走り出すとまた眠気が襲ってくる。少しふらついたりし始めた。事故るかも、という心配も出てきた。こんな状態で走った経験もない。ともかく寝場所を探そう。
R147を走っている途中で、道沿いに公園を見つけた。ベンチがあったので寝ころんでみる。しかし落ち着かない。すぐ近くに民家があって明かりがベンチのあたりまで漏れてくる。やはり寝付けない。また起きて走り出す。でも眠い。
塩尻の健康ランドも当然考えたが、たぶんそんなところへ入り込んだら、朝まで寝てしまうだろう。この汗まみれの体ではファミレスに入るのも気が引ける。とにかく30分ぐらいでいいから眠ることができれば何とかなる。走りながらうまい寝床はないものかと目を皿のようにして探す。
やがてR19へ復帰し南下を始める。
バス停にベンチがあった。試してみようか。
横になる。しかし眠れない。それもそのはず。隣はR19。トラックがバンバン走り、うるさくて仕方ないのだ。
もうダメかな。そう思い始めた。眠いまま走っても危ないだけだし、残りの距離を思うとうんざりもしてきていた。
実はPC4に到着したとき、「こんなに苦労して1日走ってきたのに、まだ半分かよ」と思い切り凹んでいた。残り300キロが途方もない数字に思えてきた。ただ、ヒザはまったく痛くないし、ケツもサドルにこすれて少し腫れているが沼津400のときのような悲惨な状態ではない。だからPC4からも走り出した。
しかし眠らないで残りの300キロを走ることは私にとっては不可能だ。予定では夜が明けてから眠くなるはずだったのに、こんなに早く眠気が襲ってくるのは誤算だった。
バス停のベンチで横になっている間に、頭の上からシャーという音が2回聞こえた。きっとブルベライダーだ。走っている人がいるよ。いかん、走らなくちゃ。気を取り直してスタートする。
だが、走るモチベーションは上がらない。「リタイア」という言葉が頭をよぎる。麦草峠も三才山トンネルも越えてここまで走れた。充実感はすでにたっぷりある。
もうやめてもいいんじゃない? 悪魔がささやく。
そうだよね。もう十分だよね。あと300キロなんて走れないよね。弱い自分が答える。
でも塩尻峠は上っておこうか。で、岡谷から帰るかな。少し意地っ張りの自分もいた。
そんな思いを交錯させながら高出交差点を左折し、R20へと入る。しばらく上ると道の駅小坂田公園。もう時間も気にしなくていいし、ここで休んでいこう。
午前5時1分、「リタイヤするかも」とカミさんにメールする。
奥の方にテラスがあり、あやしい物体があった。あたりはまだ暗い。ライトで照らしてみると、モーターバイク乗りが寝袋にくるまって眠り込んでいた。
私もそのテラスに寝そべってみた。ここで眠ることができれば続けよう。ダメならリタイヤだ。
ダメだった。やはり眠れない。SRとなることはできなかったが、仕方ない。無事に帰ることが一番だ。
出発しようと支度していたら、だんだんと明るくなってきた。少し元気が出てきたが、リタイヤする気持ちに変わりはない。
23日午前05時36分、塩尻峠へのアプローチ
道の駅を出ると、ひとりのブルベライダーと出会った。塩尻峠で会ったので、以後塩尻峠さんと呼ぶ。
「眠れましたか?」と聞かれたので、「そこの道の駅で横になってました」と答える。塩尻峠さんは「私はコンビニで少し目をつぶっただけなんですよ。時間がないから寝てられませんし」とにこやかに話す。
え? 眠くないんですか? それに凄く楽しそうに走っている。本当に楽しそうに。
「後半は楽だといいですね」。そう言って塩尻峠さんは屈託のない笑顔をみせる。この人は凄い精神力を持っている。本当にブルベを楽しんでいる。そう感じた。眠れなくて気持ちも凹んで走るのも面倒になり、リタイヤしようと思っている私が恥ずかしくなった。
もう少し頑張ってみよう。塩尻峠さんの笑顔を見てそう思い直し、塩尻峠を上る。私の方が先行し、塩尻峠さんとの差は開いた。
沼津400のときは苦しんだこの坂も、ヒザもケツも痛くない状態で上るとさほど辛いものではなかった。
23日午前05時59分、塩尻峠
でも、やっぱ眠い。ダメだ。峠のピークでストップし、眠れそうな所を探す。ベンチぐらいあるかと思ったが何もなく、うろうろしていると塩尻峠さんが「あれ~?」と私の方を不審そうな目で見ながら下って行った。
ここは標高1000メートル。寝るにしても寒すぎる。とりあえず岡谷駅まで下りて、もう一度考えよう。ルートの近くに駅はあったはずだ。
岡谷インター東交差点から県道を下る。駅がどこにあるか分からないが、標識ぐらいはあるだろう。
下っていると、視界に塩尻峠さんが入ってきた。下りだというのにそれほどスピードを出さず、慎重に下っている。頑張ってるなぁ。彼はきっと最後まで走り抜くだろうな。
23日午前06時24分、天竜橋
ずっと下りなので気を抜いたのだろうか。気が付くと天竜橋まで来ていた。あれ? 駅はどこだったんだろう。まあ、いいか。じゃ、上諏訪駅にするか。
23日午前06時27分、諏訪湖
そのままコース通りに走ると諏訪湖が見えてきた。
23日午前06時27分、釜口水門。天竜川の源流
そして天竜川が流れ出す、釜口水門。
天気は曇り。少し肌寒い感じがする。湖の近くに公園があったのでぶらぶらしていると、おぉ!
23日午前06時45分、諏訪湖べりの公園にあった「最高のベッド」
やっと見つけたよ。寝心地の良さそうなベッドを。これで眠れるだろう。
マリノスのタオマフを枕に寝ころぶ。ワンツースリープ・・zzzzzz
冷たい風に頬をなでられて気が付いた。15分ほど気を失っていたようだ。でも気分は少しすっきりした。これで走れるかも!
走り出すと眠気は少し収まっていたが、ほんの少しだけやっぱり眠い。それをクロレッツで無理矢理沈めてペダルを回す。途中にあったコンビニで補給中だった塩尻峠さんが私を見つけて大きく手を振ってくれた。ありがとう。あなたのおかげで元気が出たんだよ!
富士見峠への坂はこたえた。ゆるいがだらだらと続いていく。でもこれを上れば、残りのコースに苦しい区間はない。
そう思ってももう400キロ近く走っているので、一気には上れない。そばにベンチがある自販機があったので、反対車線だったがそこで休憩。少し寝ころんだ。その間に2人のブルベライダーが駆け抜けていった。1人は塩尻峠さんだっただろう。
23日午前08時09分、富士見峠を上り返す
ようやくようやく富士見峠を越えた。ここからは天国の下り。テンションも思わず高くなり、歌も思わず口をついて出てくる。
♪どこまでもゆこう
道はきぴしくとも
口笛を吹きながら
走り続けよう
どこかのコマーシャルソングで、歌詞もあっているかどうか分からないし、こんな歌がなぜ急に出てきたのかも不明。でも、何度も何度も歌った。
峠を上って長い距離を走るだけがブルベじゃない。眠気に耐えて、自分に打ち克って走り続けることが、ブルベなんだ。400から先のブルベの苦しさ辛さを知った。
体調が悪いわけでも、ヒザが痛くなったわけでもなく、メカトラに遭ったわけでもない。ただ、気持ちが少し落ち込んできただけでリタイヤしようとした自分が情けなかった。
沼津400のときもそうだったが、富士見峠からの下りは気持ちを高揚させてくれるダウンヒルだ。そのせいだろうか。ほんの少しだけ目頭が熱くなるのを感じた。
「絶対に完走するぞぉ~~~~!」。そう雄叫びを上げながらR20を下り降りる。
★PC5(山梨県南アルプス市)
到着時間 23日午前09時56分
経過時間 26時間56分(貯金=1時間16分)
距離 426.93km(残り188.07km)
平均時速 21.0km/h
道の駅白州で休憩した後は、一気にPC5まで走った。もう眠気は吹き飛んでいた。
なんとここでカワチ君が「間に合った~」と叫びながら到着した。健康ランドでシャワーを浴び、1時間半仮眠をしたのだそうだ。凄い人だ。塩尻峠さんはすでに先着していた。
ここの予定到着時間が23日午前7時半。2時間半の遅れだ。貯金は1時間16分だが、実は到着時間というのはコンビニで買い物をしてレシートが出た時間なので、その後買ったものを食べる時間など考えれば、貯金は1時間を切っていることになる。
残り188キロを13時間以内で走らなければならない。でもここまで来たんだ。タイムオーバーはしたくない。
※
<その6>へ続きます
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その6>
ブルベ
/
2007年09月30日
※
<その5>より続きます
PC5に巡回に来ていたAJ神奈川のSさんに「行ってらっしゃい」と送り出され、最終のPC6へ向かって走り出す。
ここからK12、R52と走って上沢まで行く約30キロの道のりは下り基調。ここで挽回しなければならない。
帰りはK12の通行止めもなく、すんなりと小笠原橋北詰まで下る。R52の掘り返した跡だらけの悪路に耐えながら富士川沿いへと出る。
あぁ、強烈な向かい風だ。青葉300のときと同じだ。時速は25km/hを出すのが精一杯。ヘタすれば20km/hも割ってしまう。さらに悪いことに、朝の曇り空は影を潜め、このころには昨日と同じような暑さとなっていた。
平坦なのにヒルクライムだよ。辛いッス。おまけにこの道は川沿いが切り立っているため路肩も少なく、おいそれと休めるような場所もない。あ~、たまらずちょっとした空き地に入り込んで休憩。自販機も日陰もなかったが、少しでも休みたかった。
このころから、右足の裏のクリートに当たる部分に痛みを感じてきて、連続走行だと20キロ程度しか我慢することができなくなっていた。
波高島へと左折する上沢のヤマザキでガリガリ君休憩。さらにK10に入っても、日陰のある自販機で休憩していた。すると塩尻峠さんが元気に走っていった。
23日午後12時35分、富士川沿いのK10はアップダウン。塩尻峠さんの姿が遙か先に・・・
川沿いなのに、県道は上り基調としか思えないアップダウン。下り車線は山側なので景色もそれほど見えないのも辛い。
身延駅で塩尻峠さんに追いついた。ヒザをさかんに気にしている様子だったので聞いてみると、「初日からちょっとおかしかったんですよ」と言う。それでも悲壮感もなく明るく走り続けている。素晴らしいッス。
富士川を再び右岸に渡る。また向かい風が激しく吹きまくる。富士川橋までの5キロが遠かった。
富士川橋を渡るあたりでサイコンの表示は500キロとなった。キューシートとは8キロほど違っている。頭がぼ~っとしていているので、足し算引き算をするのも面倒になってきていた。
で、富士川を渡って西へ向いても向かい風。なぜ?
歩道を走るママチャリおねいさんをなかなか抜けない。もう、そんなスピードしか出ていない。
★PC6(静岡県富士市)
到着時間 23日午後02時42分
経過時間 31時間42分(貯金=1時間52分)
距離 508.80km(残り106.20km)
平均時速 21.1km/h
PC6にはカワチ君と同時に到着した。到着予定は23日午後12時半。2時間遅れだが、貯金は何とか2時間近くまで増やした。残り時間は8時間ほど。距離は100キロ。トラブルがなければ大丈夫な数字となったので、少しまともな食事をすることにした。
ここでトップがゴールインしたことを知る。信じられない速さだ。100キロ違うんだよ。
やがて塩尻峠さんも到着した。「ここでお昼の予定だったんですが、時間かかちゃいました」と言っていたが、私も同じ気持ちだ。
ご飯ものは食べる気がしないので、そばを食べて、最後の100キロへとスタートを切る。
沼津市内に入り北上を初めても向かい風。なぜ? 向かうところすべて向かい風じゃないか。
そしてR1からK22へ入ると、また上りが始まった。あ~あ。
それにしても、この道はどうみても路地裏。ほんとにこの道でいいのかなぁ? と何度も首をかしげながら走った。
R246とほぼ平行に走る鮎壺から左折したK87~K394は、辛い辛い道だった。上っても上っても目の前に次々と坂が現れる。あのカーブを曲がると、きっと下りになる。そういう思いは次々と打ち砕かれる。御殿場の街は雲の上にある。きっとそうに違いない。だって、こんなに上ってるのに着かないんだよ。
この坂を私はなめていた。というのは、御殿場には何度か行っているが、下った記憶しかない。だから御殿場へ行くのは下るものと思っていた。上るにしてもたいしたことないさと軽く考えていた。
沼津から御殿場への道は、30キロ近い上りだったことを知ったのは帰宅してからだった。
最初の内は時速18km/hぐらいで頑張っていたが、やがて17、16、15と落ちてくる。何とか15km/hはキープしないとタイムアウトしてしまう。でも終盤は12km/hぐらいでの登坂となった。いいや、タイムアウトしてもいいからゴールまでは走ろう。もう、ここまで走れただけでも満足だ。目標を大きく下方修正しながらも、とにかく前へ進む。
上りの途中で2度目の夜を迎える。御殿場駅まで上りきったときはすっかり暗くなっていた。
少し平坦な道が続き、小山と足柄との分岐から本格的なダウンヒルが始まる。麦草峠と違って、今度は少し明るい。
時間を挽回するため、目一杯のスピードで下る。
午後9時半ごろには帰還できるかなとメドがついたところでひと休み。するとカワチ君が通り過ぎ、私を見つけて「何とかなりそうだ!」と大声を張り上げてすっ飛んでいった。そう、もう大丈夫だよ、きっと。
生土交差点から懐かしきR246。と思ったらいきなり登坂車線が現れた。もう笑うしかないッスね。どこまでも登坂させるこのコース。最高! あはは・・・。
R246を回避しながら進むのだが、R246が渋滞中なのでこのルートは格好の抜け道。車の通行量は少ないのだが、そのかわり通る車はビュンビュンぶっ飛ばしてくる。これはこれで怖い。
このころからシフトチェンジするのが辛くなってきた。手に力が入らなくなってきた。でももう多くのシフトチェンジの必要もない。さすがに足も回らなくなってきていた。フロントはインナー、リアは大きい方から3枚ほどあれば十分だ。
R246旧道のアップダウンを乗り越えたと思ったら、堀川入口交差点からも上り。「ええかげんにせぇ!」。道に向かって怒鳴りつける。
金目川沿いの道に入ってようやくフラット。もう上りはない。アップダウンもない。ようやく帰ってきたという実感が涌いてきた。久しぶりの巡航30km/h越えだ。気持ちよく走っていたら、後ろにカワチ君がついた。途中で休んだのかな。で、しばらくすると、私をパスして時速40km/hでぶっ飛んでいった。凄まじい速さだった。どこにそんな力が残っていたんだろう。
小田原厚木道路に入ったところのコンビニで最後の休憩。残りは25キロぐらいで、時間は2時間以上あった。
もうのんびり帰ろう。ゆっくりと相模大橋を渡り、河原町からK51へ。何度も走った道だが、夜は走ったことがない。何だか様子が違うぞ。疲れのせいもあるのだろうか。
座間四ッ谷から西中学校ってこんなに遠かったっけ? K51へ入ったところでパスされたブルベライダーの尾灯を必死で追いかける。
終盤はサイコンの数字ばかり見つめていた。何でこんなに減るのが遅いんだ。本当に1キロ走るのがしんどかった。
最後の交差点を左折し、ようやく川べりにたどり着く。そして水辺公園にポツリと見える光に向かってゆっくりと走る。やっと終わったよ。
午後10時、ゴールへ着いたとき「おめでとう~」という声とともに拍手が聞こえてきた。マヤさん、ありがとう。スタッフのみなさんもありがとう。ひとりではとても完走できない過酷なコースだったが、一緒に走った46人の仲間とスタッフの方のサポートがあったからこそ、走りきることができた。感無量・・・。
23日午後22時00分、ゴール!
◆サイコンによる記録(ブルベのみ)
距離 615.15km
平均時速 20.7km/h
走行時間 29時間43分16秒
最高速度 59.5km/h
グロス走行時間 39時間00分
グロス平均速度 15.77km/h
このブルベの担当者の方のコメントに「信州を十分に堪能してください」とあった。えっとぉ、麦草峠から塩尻峠まで真っ暗だったんスけど・・・。明るいところはほとんど知っている道だったしねぇ。次は明るいうちに長野を走らせてね。
ブルベカードを提出し帰宅する途中、コース上の自販機の前で最後の補給。まだ自宅まで10キロほどある。
するとおいちゃんさんともう2人のブルベライダーが帰ってきた! 間に合った。良かった。続いてもう1人。もしかしたら塩尻峠さんだろうか。お疲れ様!
自走帰宅はもうヘロヘロ。座間谷戸山公園への上りは押して上がった。午後11時半過ぎ、自宅に無事帰還し、46分の1の「それぞれのブルベ」はようやく幕を閉じた。
ひたすら走り続けた2日間。でも最高の2日間だった。来年も200から始めよう。600まで行くかどうかはコース次第かな。もうどこでも眠れるような気がするが、2000メートル級は勘弁・・・。
◆サイコンによる記録(往復自走含む2日間のトータル)
距離 635.15km
※07年の通算 9479.75km
ロード 5001.45km
BD-1 4097.27km
MTB 0342.03km
ママチャリ 0035.00km
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その3>
ブルベ
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2007年09月29日
※
<その2>より続きます
午後01時09分、K12の緩いがどこまでも続く上り。bossさん、暑さを避けて日陰走ってる?
PC1を出てからはR52を北上する。緩やかな緩やかな上りだ。しばらくするとbossさんの背中が見えてきた。でもなかなか近づけない。
やがて小笠原橋北詰交差点を左折し、K12の上り区間に入る。ここから帰りのPC5となるローソン南アルプス店付近までは6キロをだらだらとひたすら上るのだ。
途中、工事で通行止めの区間があった。自転車も通れない。交通整理のおじさんが「auの所を左折」と言っている。きっとこのおじさんは次々とやってくる、自分と同じ反射ベストを着た自転車海苔を不審に思いつつも、同じことを繰り返し怒鳴ったんだろう。
でもね。auって迂回路沿いにないんですけど。途中を左に曲がったところにあって、ここかな~と思いながら走るのは思い切り不安だった。K12に復帰できたときはほっとした。
その後しばらくしてbossさんに追いついた後は、二人で暑さに耐えながらゆっくりと上って行く。
ローソン南アルプス店のある芦安交差点からはアップダウンとなる。お互いにスピードが伸びないでいると、いつの間にか後ろに付けていた赤いランドナー乗りの方が追い抜いていった。この方はたぶん青葉300で一緒で、私と同じようなペースで走っていた。確か、座間から来ていると言っていた記憶があるので、以後座間のランドナーさんと呼ぶ。
午後01時51分、K12からR20へ出る円野郵便局前交差点手前に武田信玄が!
沼津400を走ったときは写真を取り損ねたのでリベンジ(笑)。それにしてもなんで田んぼのど真ん中にこんなものがあるんだろう? 違和感たっぷりの風景だ。
円野郵便局前から再びR20を走る。
そういえば、私はbossさんに追いついてから、ずっと後ろにいる。あまりに申し訳ないので北杜市に入ったところで前へ出たのだが、しばらくすると後ろに気配がない。後で聞くと、暑くてたまらないのでかち割り氷を補給していたそうだ。
午後02時43分、長野へ入る
今回のブルベのテーマとなっている長野へようやく入る。これからが本番なのだ。って、ここまでも長かったなぁ。
午後02時49分、道の駅蔦木宿
蔦木あたりで距離は約150kmとなった。休憩しよう。
トイレを済ませ、顔を洗ってさっぱりしていると、座間のランドナーさんが到着した。あれ? いつ抜いたんだろう?
午後03時24分、富士見峠へのアプローチ
道の駅蔦木宿から8キロほどで富士見峠だ。ゆるやかに上った後、つづら折りのカーブからきつくなる。沼津400のときもここで抜かれたが、今回も2人組に抜かれた。この峠で私は抜かれる運命にあるようだ。
午後03時32分、富士見峠
富士見峠の歩道橋は、富士見駅の歩道橋の次にある。2度目なのでもう騙されない。さあ、ここからPC3のある茅野へ向けてダウンヒルだ。
午後03時56分、R20を離れ川を渡ってPC2へ
R20の宮川のY字交差点から茅野の市街地へ入り、PC2へと向かう
午後04時06分、PC2ではAJ神奈川の kanatrekさんが巡回
今回のPCはすべて無人のはずなのだが、AJ神奈川の kanatrekさんが巡回に来ていてくれた。ご苦労さまです。お顔をみて何だかほっとしました。
★PC2(長野県茅野市)
到着時間 22日午後04時06分
経過時間 9時間06分(貯金=2時間46分)
距離 177.60km(残り437.40km)
平均時速 22.7km/h
到着予定は16時30分。まだ予定通りのライドが出来ている。グロスの平均時速は20km/hを下回ってきたが、まだまだ大丈夫だ。
このPCでは先着していたいっしーさんとコンビニ店内でお会いし、bossさんも私に少し遅れて到着した。
さあ、いよいよこのブルベのメーンイベント、麦草越えだ。しかし、180キロ近く走ってきた後に26キロの超級のヒルクライムというコース設定も凄いッスね。まあ、それを走りに来る我々も我々だが・・・。
午後4時半ごろ、麦草峠へ向けて出発。明るいうちにピークには着けないだろうが・・・。
※
<その4>へ続きます
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その4>
ブルベ
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2007年09月29日
※
<その3>より続きます
午後04時39分、いよいよ麦草越え
PC2を出た途端に、緩やかだがもう上り始めている。標高約817メートルの茅野から国道標高2番目の2127メートルまで26キロかけて上り、標高約788メートルの八千穂まで約26kmを下るのだ。
前を行くのは先発したいっしーさんとでっかいリュックをしょったブルベライダー(以後リュックさんと呼ぶ)。広々とした草原のなかの道をゆっくりと上っていく。途中でリュックさんをパスし、いっしーさんの背中を追うようになったが、なかなか差が詰まらない。
午後04時51分、メルヘン街道標高900メートル地点。あと1227メートル上る
まだ900メートル? あと1227メートルを上らなくてはならない。ふう~~・・・・。
午後04時56分、麦草峠は直進!
ようやく標識に麦草峠の文字が現れた。左へ行けば大門街道を通って白樺湖。そしてビーナスライン。その先には家族で毎年のように訪れている「ブランシュたかやまスキー場」もある。凄いところまで自転車で来ちゃったな。
午後04時56分、いっしーさ~ん!
行く手に見えるのは山ばかり。あそこのどこかを越えるんだ。上れるかな? それにしてもいっしーさん速い。まっちくりー。
午後05時02分、気持ちのいい道が続いたが・・・
緩やかな上りの後に少し下る。回りの風景が一望に見渡せ、気持ちのいい道だった。ここまでは・・・。
午後05時05分、きつい坂の始まり
そして激坂が始まった。民家の間をくねるように道は上っていく。
午後05時13分、メルヘン街道標高1100メートル地点
PC2を出てから40分ほどが経過した。もうかなり上っただろう。そう思っていたのだが、え? まだ1100メートルしか上ってないのか。900メートル地点からだと24分で200メートル。ということは、あと1000メートルあるから・・・2時間かかることになる。休憩なしでね。
午後05時19分、あっ! bossさんだ!
ペンションなどが少し立ち並ぶあたりで、遙かかなたにbossさん発見。その後ろには徒歩の人。その徒歩の人がなかなか抜けない。もっとも時速は7~8km/hしか出せていないのだから仕方ない。
午後05時23分、横谷峡入口。この先でいっしーさんがbossさんをパス
見覚えのある所にやってきた。横谷峡(右手の路を入る)は昔、カミさんと二人でトレッキングしたことがある。といっても軽装で少し歩いた程度。滝をいくつか見た後は、この写真の左手にあるレンタサイクルで蓼科湖まで走った。遊歩道があり自転車で走れるようになっていたのだ。あれ? すでにここを自転車で走ったことがあるんじゃないか。
なんていう感慨につかの間浸る。
先を見ると、bossさんの後ろにいっしーさんがいる。そしていっしーさんが後方の安全を確認した後、一気にbossさんをパスしてスピードアップ! あっという間に視界から消え去り、この後にいっしーさんの姿を二度と見ることはできなかった。
午後05時29分、きつい上りが続く
bossさんの尾灯を追いかけるように、きつい上りをこなしていく。つづら折りのインコースはひときわきつく、立ち漕ぎでなんとかしのぐ。「仮想麦草峠」で大観山を上ったが、傾斜がまったく違う。比べものにならない苦しさだった。
午後05時34分、メルヘン街道標高1300メートル地点
1100メートル地点から200メートルを21分かけて上った。頑張って上っているつもりだが、標高の数字は細々としか上がってくれない。茅野からは約500メートル上ったことになるが、残りはまだ900メートル弱もある。おい、半分も上ってないじゃないか・・・。
午後05時40分、レストランの駐車場でひと休み
bossさんが写真を撮っていたスキに追いつき、しばらく後ろを走る。
距離的に峠まで残りが10キロほどになったら休憩しようと思っていた。ちょうど駐車場が見えたのでそこで休もうしたら、bossさんもそのつもりだったようで二人で駐車場に腰を下ろした。
自販機があったのでスポーツドリンクを一気飲み。駐車場の手前に1500メートルの標識があったので、あと700メートル弱を上ればいい。半分までやって来たよ。
しばらく休んでいたら、リュックさんもやってきて休んでいたが、私たちがスタートするとすぐに出発し、間はあいているが3人で走る形になった。
午後05時55分、メルヘン街道標高1600メートル地点。ふらふらなんで写真もまともに撮れないッス
そろそろあたりも暗くなってきた。あと500メートル。のぼりはまだまだ続く。
リュックさんは休みが短かったのか、再びストップ。
午後05時59分、日が暮れ始めた
夕焼けが綺麗だ。って、木が邪魔でよく見えないッス。展望が開ける場所もないし、上った甲斐のない峠だよ、まったく。
夕闇は一気にきた。回りに明かりは一切ない。真っ暗闇のヒルクライムが始まる。
しばらく走ってたまらず2度目のストップ。bossさんには先に行って貰う。
軽量化っす(笑)。怖かったけど・・・。
ついでに休んでいたらリュックさんが追い抜いていった。
怖いので後を追うようにスタートしたが、リュックさんの尾灯はだんだんと離れていく。もう頼りはEL520×3プラスEL135のフロント4灯しかない。でも、EL520のひとつは電池がなくなりかけてるぞ。
風が林を揺らす。ザ~~。その音は途切れない。私と平行して林の中を何かが走ってる? そんな妄想が涌いてくるような音。
真っ暗闇なので傾斜も分からない。思わぬ勾配に驚きながらも立ち漕ぎで切り抜ける。
もう止まれない。止まったら何かがきっと出てくるぞ。
明かりが見えた。bossさんとリュックさんが休憩中だった。3人で追いつ追われつしてきたが、ピークはもう少しだ。頑張ろう。
午後07時16分、メルヘン街道標高2100メートル地点
「お疲れ様で~す」。
闇夜の中から突然声がした。いやぁ~、心臓が飛び出るかと思った。急に声を掛けるなよ。おっかなびっくり走ってるんだから。
ブルベライダーだったのだが、峠手前の駐車場で着替えでもしていたのだろうか。
ついに2100メートル地点までやってきた。900メートル地点から2時間25分。あと27メートル上ればいい。
ところが、峠の看板もないまま道は下り始めた。え? いつの間にか過ぎちゃった? うそだろう。こんなに苦労して上ってきたのに・・・。このままピークの位置を知らないまま下りてしまうのか。思い切り不安になった。引き返そうかとも思った。
真っ暗だし何も見えないからなぁ。峠の看板の写真は諦めるか。でもなぁ・・・。
道はいつの間にか平坦になってきたが、不審な思いで走っているのでスピードも出ない。で、ようやく気が付いた。寒い! 忘れてた。ここは標高2000メートルの世界だ。サイコンも曇って見えなくなっている。
路肩の少し広いところでウインドブレーカーを着込んでいると、bossさんが通り過ぎていった。私がピークと間違えて止まっていると思ったのか、「峠はまだ先ですよね」と声を掛けてくれた。良かった。まだ先だった。
午後07時28分、標高2127メートルの麦草峠到着。2度と来ないかもしれないのにボケてるよ・・・
★麦草峠(長野県茅野市)
到着時間 22日午後07時28分
経過時間 12時間28分
距離 204.37km(残り410.63km)
平均時速 19.7km/h
PC2から上ること約3時間。ついに標高2127メートルの麦草峠を制覇した。といっても回りは真っ暗。夜景も何も見えない。ヘルメットに付けたヘッドライトを頼りにアームウオーマー、レッグウオーマーを着込む。
到着に予定していた時間は午後7時半。素晴らしい! 予定通りじゃないか。って、登坂に3時間かかるという読み自体が、もう坂ヘタレを証明している。
やがてリュックさんも到着。先着していた方を含め4人が峠に一堂に会したことになったのだが、私がぐずぐずしていたので、結局ひとり取り残されてしまった。
さて、今度は闇夜のダウンヒルだ。
下り始めると、峠のすぐ先に駐車場があった。なんだ。ここで着替えた方が良かったなと思ったら、座間のランドナーさんがいた(と思う)。
慎重に慎重に下る。カーブは思い切り減速。これを繰り返していると、後ろに座間のランドナーさんが迫ってきたので先に行って貰った。
ところがしばらく下りると、bossさんと座間のランドナーさんの姿が見えた。厳しいカーブが少なくなり、闇夜のダウンヒルにも慣れてきたので少しスピードが上がったか。
工事中で片側通行のところから3人で下り始め、やがて私が先頭に。最後の方はほぼ直線の下りだったので思い切り飛ばした。
清水町交差点でR141にぶつかりダウンヒル終了。同時にやっと人里まで下りてきたことになる。
★PC3(長野県南佐久郡)
到着時間 22日午後08時48分
経過時間 13時間48分(貯金=1時間44分)
距離 233.89km(残り381.11km)
平均時速 20.7km/h
R141も思い切りぶっ飛ばしてPC3へ。予定は午後8時半だったので少し遅れ気味となった。やはり昼間と違ってスピードは知らず知らずのうちに抑えめになるのだろう。
ここで自宅に連絡を入れ、無事を報告する。同時にマリノスがレッズに負けたことも知る。というか娘が言わなかったら、マリノスが試合をやっていたことも思い出していなかったよ。
本日の夕食はカップヌードル。冷えた体にはごちそうだ。ただ、貯金は1時間減っている。のんびりはできない。さあ、次のPC4までの間で挽回だ。
※
<その5>へ続きます
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その1>
ブルベ
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2007年09月28日
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●BRM922長野600km(参加50人=完走23人 DNS4人、DNF23人)
●月日 07年9月22日(土) 午前7時スタート(制限時間40時間=23日午後11時まで)
●天気 晴れ
●ブルベルート 座間~富士見峠~茅野~麦草峠~佐久~三才山トンネル~上田~松本~塩尻峠~南アルプス~身延~富士~沼津~御殿場~駿河小山~座間
★
ルート地図詳細
※アルプスラボルート
07長野600<その1>スタート~大月
07長野600<その2>大月~蔦木
07長野600<その3>蔦木~清水町
07長野600<その4>清水町~CP4
07長野600<その5>CP4~円野郵便局前
07長野600<その6>円野郵便局前~富士川橋
07長野600<その7>富士川橋~平塚IC
07長野600<その8>平塚IC~ゴール
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今年の2月3日に初めてブルベ(
BRM203伊豆200km
)に参加した。ロードバイクを手に入れてから8ヶ月後のことだった。直前にヒザが痛むようになり不安を抱えての出走だったが、10時間以内という思っても見なかったタイムでゴール地点に帰還することができた。
2度目の参加となった3月17日の
BRM317青葉200km
は、おいちゃんさん、sudobanさん、特別参加のTonyさんと多くの時間を一緒に走る展開となり、単独走では得られない楽しさを味わった。体に異常もなく気持ちのいいライドだった。
ブルベを始める前は、とりあえず300kmまでは挑戦してみようと考えていた。参加したのは4月7日の
BRM407青葉300km
。累積標高4100メートルの超ハードなコースの上、夜になって雨も降り出すという過酷なブルベとなった。そのため時間はかかったが、これも何とか走りきることができた。
この青葉300を完走できたことは自信につながった。そのため予定になかった400kmも挑戦しようという気になり、6月2日の
BRM602沼津400km
にエントリーした。今考えると、コース自体はそれほど難しいコースではなかったのだが、折り返しからのケツとヒザの痛みに苦しんだ。それにしては自分としては悪くないタイムでゴールすることができたのは、不思議な結果だった。
400kmを完走すると、残るは600km。参戦するかどうか迷ったが、もしかしたらシューペル・ランドヌール(Super Randonneur (SR))になれる最初で最後のチャンスかもしれないと思うようになり、玉砕覚悟でBRM922長野600にエントリーした。
しかし、このコースは標高2127メートルの麦草峠を越えるというハードなコース設定。果たして完走できるのか? コース発表からは不安な毎日を過ごし、ブルベ前日はほとんど眠ることができなかった。
午前6時16分、スタート地点の座間水辺公園。後方は座架依橋
当日、スタート地点の座架依橋の下の水辺公園に着いたのは午前6時前。ちょっと早すぎたかと思ったが、駐車場に車は結構いるし、人もそこそこいた。
受付を済ませると、お見送りにきてくれていた
デブマサさん(現在は藤沢のマサさんに改名)
にまずお会いした。少しお話をさせて頂いていると、続々とブルベライダーが到着してきた。
知っている顔では、
masa@あぁ、湘南のさん
、
おいちゃんさん
、
ゆともさん
。あれ?
Takさん
も参加? 挨拶できなかったけど後でまた会えるだろうと思っていたらお見送りだった。スタート後、PC1では
むつさん
にも会ったが、ぎりぎりの到着だった
hiroさん
には会えずじまいに終わった。
初めましてでは、京都から遠征の
bossさん
、イメージがまったく違った
noahponさん
、そしていっしーさん。さらにSNS仲間でご挨拶はできなかったけどお顔は確認できた
tictacさん
、
tanyさん
、
kazuさん
。お~、あの有名な小径車のリュウさんもいるぞ。
ほかにも青葉や沼津で見かけた顔があちこちに。エントリーは30人ぐらいかなと予想していたが、今年最後のブルベで、月曜は祝日とあって50人の参加が予定されていた。もっとも実際は4人がDNSとなり、走り出したブルベライダーは46人だったが、それでもこんなに変○がいるなんて・・・。
双龍の大将、
sudobanさん
、
モリさん
(初めまして、でした)もお見送りに来られた。本当に感謝!
午前6時50分、スタート前の車検
検車が始まり、午前7時少し前にいよいよ未知の世界へスタートを切る。
みなさん遠慮してなかなか出発しないので早めに走り出した。最初の信号で2段階右折するために信号待ちしていたら、masa@あぁ、湘南さんがぐい~んと右折して走り去り、もう2度と会うことはなかった。
600kmという想像を絶する旅が今、始まった。
※
<その2>へ続きます
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麦草峠を越えて~ブルベ長野600km<その2>
ブルベ
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2007年09月28日
※
<その1>より続きます
事前準備として、各PCの到着時間を妄想ライドのなかで以下のようにはじき出していた。
◆目標タイム
スタート 07時00分
PC1(114.8km) 13時00分
PC2(177.6km) 16時30分
麦草峠(203.8km) 19時30分
PC3(232.8km) 20時30分
PC4(311.8km) 00時30分(23日)
PC5(422.8km) 07時30分(23日)
PC6(503.6km) 12時30分(23日)
ゴール(608.8km) 18時30分(23日)=トータル
35時間30分
(制限時間40時間)
これだとグロスの平均時速が17km/h台が必要となる。
過去のブルベの結果はというと
時間 グロス (ネット)
<ブルベ>
伊 豆200 09時間52分 20.2km/h (24.6km/h)
青 葉200 10時間40分 18.7km/h (23.9km/h)
青 葉300 18時間10分 16.5km/h (20.5km/h)
沼 津400 21時間27分 18.6km/h (23.7km/h)
※ネットはサイコンをオートモードにしたときの時速、グロスは信号待ち、休憩時間を入れて計算した時速。ブルベ完走の条件はグロスで15km/h
青葉300は雨宿りした時間もあるのだが、坂の多さを考えればこのコース並みに時間がかかると予想していた。
しかし、この予想には大きな欠点がある。PC以外の休憩時間と仮眠時間がまったく考慮されていなかったのだ(笑)。ということで、プラス1時間半ぐらいとして帰還は20時? いや、後半はヘタレるので20時半ごろになるだろうというのが、スタート前の予想だった。
麦草峠と三才山トンネル手前の上り、そして御殿場への上りを甘く見てたなぁ・・・・。
午前7時06分、座架依橋を渡りR129へ出る
数十人がトレインとなってR129を走る。天気はバツグン! 雨予報もない。気持ち良く走れそうだぞ。
山際交差点を左折し、道は緩やかに上っていくようになる。この時点で私は全体の真ん中よりは後ろの方に付けていたと思う。
午前7時33分、三増峠へのアプローチ
やがて三増峠への上りが始まる。直線の、緩やかだが私にとっては少しだけきつい坂。徐々に遅れ始める。出だしから峠をコースにすることはないと思うんだけどねぇ。もう汗びっしょりだよ。
ピークのトンネルを脱出し下っていたら、おいちゃんさんにあっさりパスされた。いや~、速いッス、おいちゃんさん。まるでモーターバイクのようなカービング。って、おいちゃんさんは昔モーターバイク乗りだったのだ。格好良かったなぁ。
午前8時13分、渋滞が終わりR20を快適に走る
城山公園のところの小さな山を越え、津久井湖を右手に見ながら下るとR413に合流する。3連休初日とあって道は渋滞気味。さらに相模湖駅前交差点からR20に出ると、渋滞はさらにひどくなり、車の横をこわごわ走っていく。
その渋滞も中央高速の相模湖インターまでだった。ここを過ぎた途端に車はいなくなり、道も下り気味になったので、一気に快適に走れるようになった。
午前9時49分、R20もいい雰囲気に
R20は緩やかに、時にきつくアップダウンを繰り返す。おいちゃんさん、bossさんや女性(2名参加したが残念ながらDNF)を含む5~6人のトレインについて走っていたのだが、ちょっとペースが合わなくなったので、緩い上りでシフトアップしてそこから一人旅。
それにしても暑い。気温表示はこのあたりでは25~26度だったが、どこか忘れたが29度という表示を見たぞ。日差しもきつい。序盤から体力を消耗しそうだ。
午前10時04分、初狩のコンビニでストップ。bossさん、おいちゃんさんも休憩中
今回のブルベはPC間が果てしなく長い。最初のPC1までは112kmもある。大月あたりで休もうと予定していたが、タイミングが合わずそのまま走っていた。でも、「もうダメだ~」と思ったときにうまい具合にコンビニ発見。ブルベライダーの姿も見えたので、吸収される。ダブルボトルも、この時点でほとんど空っぽだった。
★山梨県大月市初狩町
到着時間 22日午前10時04分
経過時間 3時間04分
距離 66.47km(残り548.53km)
平均時速 23.1km/h
グロスでav20km/h以上出ている。まずまずのペースだ。
ほどなくしておいちゃんさん、bossさんも吸収されてきたが、私より先に出発した。
午前10時15分、笹子トンネルへ向けて少し上り始める
国道沿いには笹子川。水浴びしたい衝動を抑えながら、笹子トンネルへと向かう坂を上っていく。
午前10時42分、笹子トンネル手前
青葉300以来の笹子トンネル突破だ。
トンネル途中までの上りを命がけでぶっ飛ばし、下りに入ってさらにスピードアップしているとトンネル出口付近が工事で片側通行中となっている。いったんストップした後、車の後ろについて走り出したら、交通整理のおじさんが端へ寄れと言っているように見えた。そして数人のブルベライダーが止まって待っている。
ごめん。もう止まれないッス。車と一緒にそのままトンネルを脱出した。
トンネルを出たところでストップして尾灯を消していたら、先ほど待っていたブルベライダーが凄い勢いで下って行った。そうだよね。「電池がもったいないから」なんて思わないで、こんな気持ちの良い坂は一気に行きたいよね。
午前11時36分、笛吹川沿いのR140はおいちゃんが引く!
下りの勢いと信号でトンネルの先で抜かれた集団に追いつく。おいちゃんさん、bossさんにまた会えた。
5~6人でトレインを形成して走るが、私は常に後ろの方。暑さのせいでこの頃からヘロヘロになっていた。集団でもちぎれ気味で、赤信号でやっと追いつくという状況だった。
その中でおいちゃんさんは元気だった。途中から先頭に立ち、複雑なコースを先導してくれた。スピードも速い。信号が青になると、気持ち良さそうにクルクル回しながら1人飛び出していく。2,3番手が離れて付いていき、さらに後方の私が必死で付いていくという感じになり、やがて赤信号で完全にちぎれた。
午後12時04分、三郡西橋で笛吹川を渡ってPC1へ
また一人旅になった。少しほっとしながら(笑)スローダウンしてPC1を目指す。
三郡東橋直前の信号で「失礼ですが、境川のmasaさん?」と声をかけられた。いっしーさんでした。たぶんキャラダイスのサドルバッグで分かったのかな? とても嬉しかったのですが、その時はもう暑さで頭もぼ~っとしていたので、まともにお話もできませんでした。申し訳ないッス。
★PC1(山梨県南アルプス市)
到着時間 22日午後12時07分
経過時間 5時間07分(貯金=2時間33分)
距離 113.54km(残り501.46km)
平均時速 24.0km/h
ほぼ限界の状況で笛吹川を渡り、暑さでヘロヘロになりながらPC1へたどり着く。予定時間は13時。おぉ! かなり早いぞ。グロスの平均時速も20km/h以上を維持している。貯金も2時間以上あるし、ここまでもいいペースだ。
しかし、このコンビニは日陰がない。大勢のブルベライダーが休憩しているが、ほとんど日なたに座り込んでいる。みなさんとお話をしたい気もあったのだが、ヘロヘロの私は端っこにあった少しの日陰にへたり込んでしまった。
ブルベじゃなかったらここで終わりにしてもいい。そう思うほどの暑さだった。
おにぎりとソーセージをコーラで流し込み、重い腰をあげて出発する。ちょうどむつさんたちが到着するところだった。エントリーしていることは知らなかったのだが、ニャンジャージを見てすぐに分かった。
さて、残りの距離は考えず(あと500kmだもんね)、次のPC2をとりあえず目指そう。
※
<その3>へ続きます
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戦い終えて・・・
ブルベ
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2007年09月26日
BRM922長野600は過酷なライドでした。600kmは「400kmプラス200kmではない」ということを痛感しました。
筋肉痛はもちろんですが、両手の小指と薬指のあたりのしびれがとれません。お箸がまともに持てず、キーボードを打つのも非常に辛いッス。
サイコンの表示はゴールしたのち、10キロほどを自走で帰宅した後の数字です。ブルベ自体の走行距離は615kmでした。キューシートは609kmでしたが、なぜか6kmほど余計に走ったようです。
時間は30時間36分43秒です。我ながらよく飽きもせず走ったものだと思います。
詳細エントリーはしびれが取れてからとなります。例によって長いッスから(笑)。
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600完走!
Weblog
/
2007年09月23日
39時間かけてゴールへたどり着きました。
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準備完了!
Weblog
/
2007年09月21日
サドルバッグの重さは4kgちょうど。これにダブルボトルの重さが加わる
ライトは前4灯。後ろは3灯
ウエザーニュースによると、日曜の降水確率が上がって、長野方面で明け方にパラッとくるという予報。ま、たいしたことないでしょう(きっと)。
さあ、頑張って走るぞぉ!
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最後の調整
自転車通勤
/
2007年09月19日
BD-1でチャリンコ通勤<9月19日=97>
センター北にて
って、少し頑張って回してみただけなんですが・・・。港北ニュータウンアップダウンコースにしては、av23.1km/hは速い方だ。順調に仕上がったかな。
涼しくて風もない天候だったので気持ち良く走れたが、信号ストップでも汗が少し引き、リスタートするとちょっとヒンヤリする。東京でこうなのだから、信州の山の中は寒いだろうな・・・。
雨は今のところ大丈夫かな? でも山の天気だしなぁ。雨だけは勘弁してね。
さて、最後の調整ということは、木金は休息ということです。600キロの直前まで40キロ通勤できるほどの足は持ち合わせてないッス( ̄◇ ̄;
◆サイコンによる記録
距離 42.23km
平均時速 23.1km/h
走行時間 1時間49分33秒
最高速度 53.7km/h
※07年の通算 8844.60km
ロード 4370.30km
BD-1 4097.27km
MTB 0342.03km
ママチャリ 0035.00km
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えっ!? BRM922ルート変更
自転車通勤
/
2007年09月18日
BD-1でチャリンコ通勤<9月18日=96>
R246市が尾交差点近くの鶴見川にて
東の空を見ると、怪しい雲が・・・。
こういう日はR246~目黒通りの最短ルートだ。・・・って、向かい風が結構強いんスけど。平均速度もこのコースにしては遅い方。なんだか疲れたなぁ。
◆サイコンによる記録
距離 40.77km
平均時速 21.5km/h
走行時間 1時間53分43秒
最高速度 52.3km/h
※07年の通算 8802.37km
ロード 4370.30km
BD-1 4055.04km
MTB 0342.03km
ママチャリ 0035.00km
と、こんなエントリーをのんびり書いている場合ではなかった。BRM922長野600のコースが変更になっていた。17日はぶどう狩りから帰ったあとはそのまま寝ちゃったし、この日は会社に来るまでPCは開いていない。
で、急いで変更になったルートをトレースしてみた。
大きな変更点は
(1)座架依橋から三ヶ木までのルートの全面変更
(2)24の茅野町からPC2までのルートの変更
(3)29の芹ケ沢が消え、28(名無しになっているが、グーグルマップだと「湖東新井」となっている)を直進
(4)ルートに変更はないが、交差点名の再確認が4個所ほど
の4点でしょうか?
ということで、アルプスラボルートの修正および、自作地図の修正を行った。
自作の地図
07長野600<その1>スタート~大月
(修正版)
07長野600<その2>大月~蔦木
07長野600<その3>蔦木~清水町
(修正版)
07長野600<その4>清水町~CP4
07長野600<その5>CP4~円野郵便局前
07長野600<その6>円野郵便局前~富士川橋
07長野600<その7>富士川橋~平塚IC
07長野600<その8>平塚IC~ゴール
実は、変更になった座架依橋から三ヶ木までのルートは、
過去に走ったこと
がある。それ以降は、愛川側からは走ったことはないが、津久井方面からの帰路に利用しているおなじみの道だ。
R129を山際で左折してからは平坦。途中から緩やかな上り坂が始まり、三増トンネルの手前で少しきつくなるが、高田橋際からのK54やR412の激坂に比べればそれほど苦しまなくてもいい道だ。
三増トンネルは暗く、愛川側からだと少し上り(確か)になっている。トンネルを抜けるとアップダウンが始まるが、下った勢いで上れたように記憶している。
最後の下りは11%の坂。これを下りきって小さな川を渡ると、ほんの10メートルぐらいだかワッカが刻まれた激坂(20%近い?)になる。アウターのままだと危険かも(私だけかな?) 上りきったところでK510とぶつかるのだが、ここには信号がなく路肩も狭いので飛び出さないよう注意が必要。
K510をここで渡ることは厳しい場合が多いので、そのまま右側を信号まで降りた方がいいかもしれない。キューシートには100メートルとあるが、50メートルも離れていない。
信号を渡り、左にカーブしたところから上り。結構きついのだが、次の右カーブを曲がって上まで行くと上りは終わる。そこからは平坦だが、その先を1回下りきって、その後城山公園までまた上る。ここも距離は短いがきつい。ムダなアップダウンを絵に描いたようなルートともいえる(笑)。
城山公園からR413の日赤前までは下りだが、道が狭く注意が必要。そして、R413に出た後は緩やかな上りから、三ヶ木手前の登坂車線へと続く。ここも意外ときついッス。
このルート変更により16日の試走はムダになったが、激坂が減ったおかげで相模湖までは少し楽になった。ただ、キューシートの距離が、今度はちょっと長くなったような気がするなぁ。
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これも下見?
Weblog
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2007年09月18日
御坂のぶどう園
17日の敬老の日は、ご近所のご家族と山梨へぶどう狩りに行ってきた。もちろん車ッスよ(笑)。
中央高速を一宮御坂インターで降りたのだが、そのままR137御坂峠方面へ行ったので、BRM922のコースには惜しくもかすることができなかった。
ぶどう狩りを終え、御坂桃源郷公園でお弁当。回りを見渡せる展望広場があり、行ってみると・・・
御坂桃源郷公園より八ヶ岳を臨む
おぉ! あそこが八ヶ岳か。あと5日後にはあそこを上るんだ。
って、遙か彼方じゃないか。遠いなぁ・・・。
河口湖大橋からの富士山
帰りは御坂トンネルを通って河口湖経由で。フラペでスニーカーのお兄ちゃんが、みさか道をクロスバイクで上っていた。すげぇ~。
御坂トンネルは暗い上に、路肩に水がたまっているところもあり、自転車では通らない方がいいッスね。旧道を上りましょう。そのうち・・・。
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BRM922試走をちょっとだけ
サイクリング
/
2007年09月16日
水辺公園のゴールへと向かう道
ここへ帰ってくるときは真っ暗だ。いや、果たして23日の午後11時までに帰って来ることができるのだろうか?
BRM922長野600まであと6日。待ちきれずに少しだけコースを走ってみた。
午後12時51分、スタート地点の水辺公園。向こうに見える座架依(ざかえ)橋を渡って、22日は600キロへ走り出すのだ
3連休の真ん中。夏を思わせる暑さだったが、スタート地点の水辺公園は大にぎわい。みなさん、相模川で水遊びの最中なのだろうか? 駐車場は満車状態だった。
水辺公園を出て座架依橋を渡りきったところを左折して相模川沿いの道に出る。この道は路肩も狭く道幅も狭い。トラックも多いが、ブルベで走るときは休日の早朝なのでそれほど車の通行量は多くないだろう。実はこの道は橋のところ以外はほとんど信号がなく、我が家が車で中央高速の相模湖インターへ行くときの抜け道だったりするのだ。
午後1時20分、高田橋際交差点を左折してからのきつ~い直線の上り
昭和橋を過ぎ、新昭和橋の下を通り抜けた次の信号が高田橋際。ここまでは平坦なので高速巡航で快調に走れる。
ところが高田橋際を左折すると直線の上りが待っていた。きついッス。時速は8km/h。わざわざここを通らなくても、もっと楽な道があるのに・・・。あ~ぁ、ここからもうひとり旅だ。
午後1時35分、中津川の馬渡橋
午後1時38分、中津川沿いを走る
箕輪交差点から気持ちのいい下りが続くが、田代交差点で道からセンターラインが消えて狭くなりアップダウンが始まる。といっても傾斜は緩やか。
中津川を馬渡橋で渡ると、気持ちのいい風景が続く。確か愛川トンネルを過ぎたところから道はまた広くなった。
午後1時44分、半原日向交差点
R412と合流する半原日向交差点手前で、道は少しだけ急になる。
午後1時46分、R412の登坂車線
そして始まる登坂車線。服部牧場の入り口で一息つくが、上りはまだまだ続く。
ピークを過ぎると串川橋までは下りだが、その後相模湖まではアップダウンの連続。
午後2時27分、相模湖
ここまでで汗びっしょり。十分な達成感も味わった。残りの566キロはもう走らなくてもいいッス(笑)。
◆サイコンによる記録
(水辺公園~相模湖)※サイコンは手動モード
距離 34.01km
平均時速 21.9km/h(グロス)
走行時間 1時間32分53秒(グロス)
キューシートによると、相模湖からもう少し先にある相模湖駅前交差点が33.7キロとなっている。この時点でサイコンの表示とはすでに1キロ以上違っている。確か三ケ木交差点でちょうど1キロ違っていた。当日は注意が必要だ。
時間も時間だし、ここから先は22日のお楽しみということでUターン。
帰りは相模湖大橋を渡った先を左へ曲がってみた。
上って下ることになるのだが、車もほとんどいなくてR412を走るよりは気持ち良かった。
午後2時47分、桂橋
午後2時48分、桂橋
午後2時50分、桂橋より相模湖と津久井湖をつなぐ川を臨む。まだ水は濁っていたし、相模ダムや城山ダムの水面は、ゴミだらけだった。台風9号のツメ痕はまだまだ残っている
下りきったところにあった桂橋を渡ってみたが、右折は通行止め、左折はR20に合流することになるらしいので、戻ってトンネルを抜けて再びR412に合流した。
橋本からR16を走り、町田のイトイサイクル経由で境川を帰ったのだが、凄い向かい風。巡航は20km/hがやっと。暑さでもヘロヘロだし、こんな調子で600キロが走れるのだろうか? 思い切り不安になったライドだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
●月日 07年9月16日(日)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~座間水辺公園~K42~高田橋際~K54~半原日向~R412~相模湖~桂橋~R412~R413~R16~町田~境川~自宅
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◆サイコンによる記録
距離 84.61km
平均時速 21.5km/h
走行時間 3時間55分39秒
最高速度 57.3km/h
※07年の通算 8761.60km
ロード 4370.30km
BD-1 4014.27km
MTB 0342.03km
ママチャリ 0035.00km
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今日も青空!
自転車通勤
/
2007年09月15日
BD-1でチャリンコ通勤<9月15日=95>
隅田川べりにて
今日も気持ちのいい青空が広がった。快適快適(⌒∀⌒)
さて、
大人の遠足
まであと1週間。今のところの予報では雨は落ちてきそうにないが、果たして・・・。
◆サイコンによる記録
距離 42.16km
平均時速 22.1km/h
走行時間 1時間54分05秒
最高速度 49.8km/h
※07年の通算 8676.99km
ロード 4285.69km
BD-1 4014.27km
MTB 0342.03km
ママチャリ 0035.00km
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