お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



※垣谷美雨(かきや・みう=1959年兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。2005年「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞してデビュー。身近だが、重いテーマを題材にした作品で人気を集める。「老後の資金がありません」(天海祐希主演で21年映画公開)、「夫のカノジョ」「あなたの人生片付けます」「定年オヤジ改造計画」「結婚相手は抽選で」「七十歳死亡法案、可決」「うちの子が結婚しないので」「夫の墓には入りません」など)



●最後の1行がいいね

 郊外の団地でひとり暮らししていた姑が急死。嫁の望登子(もとこ)が自力で遺品整理を始めるが、そのおびただしい数にあ然とする。自分の母は余命を知りすべてを片付け指輪ひとつだけ残して旅立った。それに比べこのだらしなさ。冷蔵庫には食材がびっしり。本棚にも本がぎっしり。奥の部屋には大きなタンスがずらり。それでも入りきらない衣類が部屋の真ん中のポールハンガーにぎゅうぎゅうに掛かっている。床には古新聞や空き箱やらが所狭しと置かれ畳がほとんど見えない。おまけに巨大なウサギまでいたりして…。ゴミとして捨てるにも部屋はエレベーターのない4階。何往復すればいいのか。粗大ゴミシールを50枚買ったものの、永遠に終わらないのではと途方に暮れる望登子だったが、遺品と会話しながらすすめるうちに心境に変化が現れてくる。

 タイトルだけで読みたくなってしまう垣谷美雨の作品。数えるとこれが10作品目。どれも期待に違わぬ面白さだった。この作品もそう。最後の1行がいいね。

 昨年、十数年空き家だった岡山の実家を売却した。当然、両親の遺品整理が必要となったが、この作品に出てくる姑と同様に「もったいない病」だったので、きちんと整理されているものの物はあふれていた。自分でやると、遠方だったこともあり気の遠くなるような時間がかかる。ひと通り確認して写真やビデオに収め、整理(というか廃品回収)は業者に頼み、本当に貴重と思われるもの以外はすべて捨てた。その貴重なものも、自宅に持っては来たが、我が家にも物はあふれており、やがて捨てていくことになるだろう。妻のものも含め、遺品整理はこれからのライフワークのひとつだなぁ。問題は思い出をどこまでとっておくかだな。特にアルバム。我が家の写真のデジタル化は2002年からなので、押し入れの一角をで〜んと占めている(T_T)

 人生の後始末。いつ死ぬか分からないので自分でやっておきたいが、子供にやらせて知らなかった親のエピソードで驚かせるのもいいかもしれない。遺品整理で出てきた両親の恋文に僕が仰天したように…。

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 2日前に孫娘の小学校の防災訓練があり、じーちゃんがお迎えに行った時のこと。

 上履きのまま外に出たので「靴に履き替えたら」と言うと、この日は上履きのまま帰ることになっているとちっちゃい声で言う。周りを見るとほとんどが履き替えてたけど、それを見ても心はぶれず上履きのまま家までおててつないで帰った。偉いぞ(^o^) まあ、洗うのはママだけどね。



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 秦野戸川公園へ行った翌日の6月21日、連日のあじさいライド(その3)でこの日は神奈川南部へ。

 まずは境川ゆっくりロード(サイクリングロード)を下る。境川側の起点付近の大清水中学校前の「鷹匠橋」から藤沢清流高校の前の「大清水橋」の間は「大清水境川アジサイロード」と呼ばれているらしい。2004年ごろから地域住民の方々が少しずつあじさいを植栽してきたという。数え切れないほどここを通過しているが、実はあじさいの存在に気がついたことはなかった。どちらかと言えば、サイクリングロードではなく対岸の一般道沿いに多く咲いていたからだろうか。


境川の鷹匠橋



大清水中学校前



境川ゆっくりロード側


 次に向かったのは葉山のあじさい公園。3000株あり、「かながわ花の名所100選」にも選ばれているそうだ。ただ、三ヶ岡山ハイキングコースの入口にあり、自転車は置いて階段を上ることになる。一番歩きやすいSPDシューズを履いてきていたが、山頂広場まで25分とあったので断念。手前のあじさい公園でちょっとのんびり。


あじさい公園入口



あじさい公園への道



あじさい公園からの眺め。はるかに江の島が見える



ハイキングコース案内図


 あじさいの先に江の島なんていい図だねぇ(^o^)

 さてお次は八景島シーパラダイス。神奈川県内で最大規模の2万株があり、八景島あじさい祭の真っ最中だ。

 その前にランチかな(^_^; 少し戻って葉山大道交差点から横須賀へ向け三浦半島を横断。以前に目を付けていた平日限定の特大あじフライ定食(1380円)をよこすかポートマーケットの船主(ふなおさ)でいただく。アジが大きすぎて食べづらいなんて嬉しい悲鳴を上げる。次はこの日売り切れとなっていた甘えびたっぷり丼(1050円)にしようかな。


特大あじフライ定食



船主の平日限定メニュー


 満腹で八景島に到着。しかし、自転車は押し歩きでも中に入れないようだ。駐輪場も「盗難 いたずら多し 注意」とかあるし、置いてけないなぁ。断念。


八景島(右手)に続く紫航路橋



八景島。右手は金沢八景大橋



八景島駐輪場


 締めはやっぱり明月院かな。約2500株が境内に咲き乱れる鎌倉の「あじさい寺」だ。朝比奈から十二所(じゅうにそ)を越えて向かう。しかし、鶴岡八幡宮の前から車が大渋滞し、横須賀線の踏切付近からは人の大行列が続いていた。こりゃあかん。人多すぎや。明月院まで行くことはあきらめ、円覚寺近くで写真を撮って早々に退散した(^_^;


円覚寺近くのあじさい


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 あじさいが見ごろとなっている秦野戸川公園を梅雨の晴れ間(曇り空だったけどね)の6月20日に訪れた。10種類以上、約5000株が植栽されているそうだ。開成あじさいの里に続くあじさいライド、その2(^o^)

 善波峠を越えた後は名古木交差点を右折。ヤビツ峠へ行くと見せかけて途中の旧コンビニ前を左折して里山のアップダウンを進み、和菓子屋さんがある二股の横野交差点を右へ。しばらく上り新東名の側道へ出るとすぐに秦野丹沢スマートICの上り方面入口が見えてくる。のどかな里山の中に突如現れた真新しい道路がとぐろを巻く姿は、なんかここだけ別世界みたいな気がする。


新東名秦野丹沢スマートIC


 突き当たりを右へ行くと、すぐに秦野戸川公園。公園のメインとは逆側の水無川左岸で、近くにはだの丹沢クライミングパークや神奈川県立山岳スポーツセンターがある。この前を行くと3年前に行った萩山林道だが、この日は公園内の水無川沿いをまっすぐ進んでみた。


秦野戸川公園の東側



奧に見えるのが風の吊り橋。対岸にあじさいも見える


 舗装は滝沢園キャンプ場入り口で力尽き、じゃり道が目の前に延びている。もちろんそれは承知の上。そこを走る気満々で40Cのブロックタイヤをはいたグラベルロードでやってきていて、行けるところまで行ってみるつもりだった。でもねぇ。前日の雨で道はぬかるんでいたのよ。あとのメンテが面倒だねぇ。やめようかなと、あっさりUターン。泥だらけになるほどの気合は入ってなかったみたい(^_^; なんか、マウンテンバイクで上からぐわ〜って下ってきた人はいたけどね。


滝沢園キャンプ場入り口からダートに


 さて、あじさい鑑賞といきますかね。園内は車両通行禁止なので押し歩きで橋を渡ってビジターセンターなどがある公園メインに移動し、のんびりと散策して見ごろのあじさいを満喫(^o^)


風の吊り橋を渡る



風の吊り橋からのあじさい



ハートと釣り鐘



丹沢あゆむ、のぼる、すすむ



風の吊り橋とあじさい



風の吊り橋とあじさい


 赤、青、薄紫と色とりどりのあじさい。その色は土の酸度によって決まるそうだ。土から吸収した水が酸性だと青、中性だと紫、アルカリ性だと赤。色素のベースとなる「アントシアニン」を持っていない品種は色が変化しないため白となる。色によって花言葉も違い、青は「辛抱強い愛情」、ピンクは「元気な女性」、白は「寛容」。ちなみに全体では「移り気」や「浮気」「無常」。まあ、それにしてもよくぞ色が変わる仕様にしてくれたもんだ。

 さて帰る前にこちら側からも山へ向かっての道があるのでいってみようかな。地図によると途中からダートになるようだし。

 少し上ると分岐があり、左手は塔の岳への登山道のようで距離は6.4キロとあった。ちょうどお昼どきで、登山者がぽつりぽつりと降りてきていた。


左手が塔の岳への登山道


 左手の急な登山道に対し、右手の若干緩やかな舗装道を進むとすぐに「この先行き止まり 登山道無し!」というカラフルな看板。やっぱ無理か、でも行けるところまでと進む。しばらくすると水場があり、道はここからダートとなっていた。当然ここもぬかるんでいる。残念だが、帰るとするか。条件のいい日にまた来よう。


「この先行き止まり 登山道無し!」



ここで前進を断念


 この日は国道246号をなるべく使わない大回りルートで、走行距離は100.5キロ、獲得標高は1131メートル。グラベルロードを手に入れたくせに、グラベルでは箱根の白銀林道ぐらいしか走ってない。今日はなんとなく消化不良なライドになってしまったなぁ。

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 旧甲州街道(山梨県道30号=大月上野原線)付近の地図を眺めていたら、面白そうな道を発見した。和見という集落を通って和見峠を越え野田尻付近までぐるりと周回するコース。早速、梅雨の晴れ間の18日に行ってみた。


和見峠周辺のコース


 交通量の多い甲州街道(国道20号)を藤野駅の先で離れて下り、相模川を越えていったん上り、上野原の桂川へ向かってまた下る。相模川と桂川は同じ川だが、山梨では桂川と名前が変わる。ちなみに源は山中湖と忍野。鮎釣りでにぎわう桂川沿いをほんの少しだけ走り、その支流の鶴川を渡って国道20号に復帰。上りながら少し戻り、上野原市役所手前を左に入って下り切ると旧甲州街道の鶴川宿だ。で、また上りが始まる。交通量も少なく気持ちのいい道が続くのだが、アップダウン厳し過ぎ(T_T)


桂川。奧に見えるのが上野原駅周辺



鶴川宿


 ここで大きな勘違いに気がついた。県道30号のほとんどが旧甲州街道だと思っていたのだが、宿場町の雰囲気が残る町並みの先に旧甲州街道への分岐を発見した。地図によると中央高速沿いに道が続いており、こちらが旧甲州街道のようだった。そういえば4月に談合坂へ行った時に途中からだけど通った道だ。

 しばらく緩やかな坂を上ると、和見への分岐が現れた。


和見への分岐


 渓流沿いに道が延びており、傾斜も緩やかでいい雰囲気。だが、気がつくと勾配は7〜8%が続くようになってきた。事前の調査でキツいとは知っていたが、やはりキツかった(^_^; その序盤で現れた「和見の七不思議伝説」の看板。和見沢川にまつわるもので、2つはここを訪れたという弘法大師が登場している。甲東観光協会、上野原市観光協会によるものでまったくの架空の話ではなく、ちゃんとした言い伝えがあるのだろう。古代のロマンにしばし思いを馳せる。

 一部を以下に紹介。

(1)生き橋
昔、和見沢の川岸に立っていた欅が倒れ、一本の丸太橋になった。村の人々は、その上を渡っていたが、欅は枯れず、毎年枝葉を茂らせたという。今では、この橋はないが、穀淵の近くに、その跡が残っている。

(2)釜淵
和見沢にある深い淵。その昔、この淵にニワトリを沈めたところ、猿橋の下の淵に現れ、時を告げたというところから、釜淵は猿橋の下に通じているといわれている。

(4)川ノリ
昔、弘法大師が、橋場で昼食をとり、沢の流れで食器を洗った際に、箸に付いていたノリが繁殖したと言われている。近くに「沓石(くついし)」と呼ばれる大使(原文ママ、大師の間違いかな)の足跡が残った石があった。

(6)から沢
この辺りは、沢の水が地下に潜ってしまい、大雨の時以外は流れを見ることができない。昔、弘法大師が和見に泊まった際、川音が高く熟睡できなかったため、法力で川の水を地下に潜らせたといわれている。


「和見の七不思議伝説」の看板前で



「和見の七不思議伝説」


 急坂は続く。それでも最大は10%ぐらいでとんでもない激坂はなかった。長くても4キロぐらいと思っていたが、その距離付近で和見の集落が見え始めた。標高は550メートル。このあたりがピークかな。つづら折りを上った後でひと休み。旧甲東小学校和見分校はどこだろう。もっと上なのかなと見上げてみたが、学校らしきものはなかった。


この坂を上ってきた



和見の集落



前方にはつづら折りの道


 集落の先が和見峠かなと思ったが、なんと上りはここで終わりではなかった。峠の道標はなく、林道の入口が口をあけて待っていたのだ。その名は「県営林道 和見棚頭線」。地図を見るとその林道は「町営林道 棚頭線」へと続き、その先がようやく一般道となっていた。「通り抜けできません」という気になる看板はあったが、許可車両以外通行禁止という林道お決まりの規制もないようなので先へ進む。


県営林道 和見棚頭線入口



林道地図


 ここからが本番だったようだ。10%以上のキツい坂が続き、最大は14.5%。標高もぐんぐん上がっていく。いや〜、まいったまいった。軽く上るつもりだったのだが、こんな破壊力満点の峠とは予想だにしなかったよ。ようやくたどり着いたピークはなんと標高834メートル。結構上るんだねぇ。分岐からは距離約7キロで平均勾配8.5%の激坂だった。しかし、道中では眺望が楽しめるところもあり、山岳サイクリングの醍醐味はしっかり味わうことができた。ところで雨降山や権現山の登山口という道標はあったが、和見峠という文字はなかった。ここでいいのかな?


林道途中にあった雨量規制のゲート



ここが和見峠かな?


 峠の先に「林道 檜尾根線」があったが、ここは通行止め。「通り抜けできません」はこの事を言っていたのかな。そうであれば下まで抜けられるが…。やや不安な気持ちでダウンヒル開始。道は大小の落石があり、大きな枯れ枝も散乱。舗装も荒れ気味だ。もしかしてどこかで通行止めになるのでは…。「上り返すなら、今」と何度も思いながら、それでも下り続ける。スピードも出せず、快適じゃないけどね。


通行止めの林道 檜尾根線


 周囲に民家が見え始めると舗装も良くなった。林道を抜け、一般道に出たらしい。やがて県道30号に合流。野田尻宿に向かってUターン気味に大きく曲がる地点だった。ちゃんと通り抜けできてほっとしたよ(^_^; 勾配のプロフィルを見ると、こちらの方が距離は長いが緩そうなので、逆に走った方が下りも楽しめていいかもね。


下り終盤の棚頭付近


 帰りは新天神トンネルから秋山、奧牧野、道志みち、鳥屋と経由して帰宅。この日の走行距離は133.5キロ、獲得標高は1958メートル。グロス平均速度は15.9キロ。コンビニストップは2回だけだったが、下りで挽回できなかったのが響いたかな。いや、上りが遅すぎるのか(^_^; 午後は気温が33度などと表示される暑い1日だったけど、標高800メートルはさすがに涼しかったね(^o^)

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※今村翔吾(1984年京都府生まれ。17年「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」でデビュー。18年「童神」(刊行時「童の神」に改題)で第10回角川春樹小説賞受賞、第160回直木賞候補となる。20年「じんかん」で第11回山田風太郎賞を受賞、第163回直木賞候補。21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第6回吉川英治文庫賞を受賞。本作で第166回直木賞受賞)



●石垣は楯にも矛にもなる

 関ヶ原の戦い直前の近江の国・大津城を舞台に、城の鉄壁の「楯」となる石垣作りの職人「塞王」と、攻め手の無双の「矛」となって城を攻め落とす鉄砲作りの職人「砲仙」との宿命の戦いを描く、武将が脇役で職人が主人公の究極のエンターテインメント戦国小説。

 文句なく面白い。そして読みやすい。両者の戦いの場面は迫力満点で、展開もスピード感あふれている。550ページの大作だが、まったく苦にならなかった。

 なんとなく眺めている城の石垣。綺麗に積んで行くだけでも大変だろうと感心していたが、戦では楯になり、時として矛にもなって逆襲する仕掛けもあったとは。最後までワクワクハラハラの連続だった。

 「懸(かかり)だ!」
 「応!」
 戦場での突貫工事。興奮するねぇ!

 そして塞王も砲仙もその究極の目的は同じ。「戦(いくさ)を終わらせ、泰平の世を築くこと」。いや〜、ほんとに面白かった。

 昨年、1000キロブルベの途中に大津に泊まった。ホテルはちょうど三の丸付近。あちゃー、知っていたらなぁ、残念。

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 5月19日から4泊5日で八戸、仙台と遠征の旅♪ まずは5月20日に「BRM520十和田クラシック200」を完走(前編 後編)。翌5月21日は八戸市内の蕪島や種差海岸などを観光サイクリングした。そして迎えた5月22日。午前中に仙台まで新幹線輪行し、午後1時ごろから仙台サイクリングを楽しんだ。



 仙台駅があまりにデカすぎて東口まで行くのにもひと苦労。輪行を解除してから駅前を抜け出すにもまたひと苦労。おまけに工事で通行止めの区間があったりして走り出す前からイヤになったよ(T_T)


仙台到着



仙台駅東口


 東口から東七番町通り、姉歯横町と南下し、愛宕橋で広瀬川を越えてそのまま右岸を下っていく。しばらく遊歩道を走り、広瀬橋で左岸へ渡る。渡った後、サイクリングロードが見えているのだが、そこへ行けそうな道やスロープが発見できない。仕方ないので階段をかついで上り、やっとこさ土手のサイクリングロードに出ることが出来た。


広瀬川右岸の遊歩道(サイクリングロードかな?)



広瀬川にかかる広瀬橋


 まっすぐに伸びるサイクリングロードは舗装も良くて快適。でもねぇ、向かい風が強くて…(T_T)。

 川沿いに道はずっと続いており、車止めもあるので全てサイクリングロードだろうと思っていたのだが、たまに車が走ってくる。どこからかは不明だが、車道となる区間があるようだ。


広瀬川サイクリングロード



広瀬川サイクリングロード


 広瀬川はやがて名取川に流れ込むが、サイクリングロードはそのまま名取川左岸に続いていく。地図によると高速を過ぎた付近から仙台亘理(わたり)自転車道となっていた。事前に調べたところによると、県道10号と交差するところが自転車にとって厳しいらしい。サイクリングロードは途切れているらしく、信号もない。その上、県道10号は交通量が多いため渡るのが困難という情報だったが、この日行ってみると何のことはない。ダートながら閖上大橋の下をくぐるアンダーパスがあり楽々抜けられた。

 震災の際に何度も聞いてきた地名なので「ゆりあげ」と読める。ここだったのか。12年前、ここに波高8メートル以上の津波が押し寄せ、海辺の町は飲み込まれた。

 少し進んだ名取川の河口には避難の丘。名取市によるとこの周辺は自然環境と海辺の景観を再生するとともに、沿岸部のにぎわいを取り戻し新たな交流の場とするために防災林の再生と海岸公園の再整備を行っているという。


高速道路付近。左手に見えるのが新名取橋



閖上大橋の下をくぐり県道10号を越えた先のサイクリングロード



閖上大橋の南に伸びるサイクリングロード



河口はもうすぐ。左手奥に見えるのは避難の丘


 河口からは貞山運河が流れ、それに沿うようにして仙台亘理自転車道がまっすぐに伸びていた。真新しい舗装で気持ちがいい。調べて見ると、仙台亘理自転車道は宮城野区岩切から亘理町沖の43.7キロを結ぶ宮城県内最長の自転車道。津波による被害で通行止めとなっていたが、19年に高砂橋~閖上大橋間が復興したという。上方にしか枝のない松林が震災の爪痕を残し、周囲はほとんどが更地となっているが、広場やスポーツ施設なども見かけ復興が進んでいる様子だった。震災遺構の荒浜小学校近くでトイレに行ったのだが、小学校には気がつかず。あとで写真を見て近くまで行ったのにと悔やんだ。自然の猛威の前に人はなすすべもなかった。しかし、諦めず前を向いていけばまた新たな生活が始まる。人の力は無限大だ。過去は変わらないが、未来は変えることができる。


避難の丘から太平洋を望む



ここにも一本松が



真っ直ぐに伸びる仙台亘理自転車道。右手は貞山運河



左手遙かに見えるのが震災遺構の荒浜小学校



荒浜避難の丘



宮城野区へ入る


 自転車道はやがて七北田川にぶつかり、そのまま右岸沿いに上流へと遡っていた。


自転車道は七北田川にぶつかる



七北田川



七北田川右岸に伸びる自転車道


 国道6号にぶつかったところで終わりかと思ったが、アンダーパスをくぐるとその先にも自転車道は続いていた。だが、時間の関係でここで自転車道の旅は終了し、仙台駅方向へ向かった。そういえばお昼を食べてないぞ。「かわまちてらす閖上」か「ゆりあげ港朝市 メイプル館」を候補に挙げていたが、道中では見つからず。それもそのはず。両方とも名取川の南にあり、コースからは大きく外れていた。

 楽天モバイルパークを初めて訪れた後、広瀬通り近くのホテルへ。ダメもとで「自転車の部屋持ち込みは可能?」と聞いてみると「いいですよ」と二つ返事。おまけに空いているからとシングル料金でツインの部屋を用意してくれた。バスタオル2枚はありがたい。


楽天モバイルパーク



楽天モバイルパーク入口



ホテル内


 さて、シャワーを浴びた後は町へ繰り出す。実はこの日は仙台在住者と石巻在住者を訪ねるという趣旨の同期会。そのための仙台途中下車だった。齢を重ねもう誰も築地の会社にはいないけど、久しぶりに集まった仲間たちとゲストに東北総局長を迎え、楽しく騒がしい夜を過ごしたとさ♪





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 今年も開成町にあじさいが咲き、久々にあじさいまつりが開催された。山々をバックにして、東京ドーム3.6個分の広大な水田地帯に5000株の虹色のあじさいが咲き誇る姿は壮観。

 十数年前にカミさんと初めて訪れ、以来毎年のようにこの時期に足を運んでいるが、まつりの開催時期は初めて。13日は平日というのに駐車場は満車。ちょうどお昼前から晴れ渡ったこともあり、大勢の人で賑わっていた。




 会場内は車両進入禁止なので、のんびりと自転車を押して歩き「カタツムリ」になった気分で散策を楽しんだ。








 ランチはしたしみ広場にあった郷弁(さとべん)の足柄牛の焼肉弁当(1500円)。お米は町内で収穫された開成米(キヌヒカリ)なのかな? ボリュームたっぷりで満腹じゃ♪ 近くに食事処あじさいもあり、こちらにも触手が動きそうになったが、じーさんの腹には残念ながらもう空きがない(T_T)








 帰りはめがね道から大井町の山の中を散策。以前、工事中で通り抜けできなかったきらめきの丘の先へと進んでみた。綺麗で幅の広い舗装道がピークで唐突に終わり、コンクリート舗装の山道が始まった。「大型車は通り抜けできません」とあったが、普通車どころか軽四がやっと通れる道幅しかない。







 いったん上り、その後は立花学園大井総合グラウンドを目指して下っていると、「あぶないからはいってはいけません」と全部ひらがなによる看板で通せんぼされた(T_T) どうも害獣駆除のためにわなが仕掛けられているようだ。引き返しましょ(^_^;



 途中で見覚えのある道に出ることができ、無事に別方向から立花学園グラウンド、大井松田カートランドを経由して県道77号へ。この日の走行距離は105.6キロ、獲得標高は1108メートル。結構上ったね。

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 感動と興奮で眠れぬ夜を過ごした。6月10日、横浜F・マリノスが後半ロスタイムの劇的2発で柏レイソルに4-3で大逆転勝ちした。決勝ゴールは大けがから復帰したFW宮市亮。現地観戦では03年に久保竜彦のゴールで完全優勝を決めた雨のジュビロ磐田戦以来の感激を味わった。帰宅後に鍋をつつきながらDAZNでもう一度フル観戦。2ゴールを決めた得点王FWアンデルソン・ロペスが言う「優勝するチームの勝ち方」を堪能した。


第17節柏レイソル戦



柏ゴール裏



6月7日は横浜と柏に所属した柳想鐵さんの命日



この背番号8は喜田ではなく柳想鐵さんだった


 前半は横浜がアンデルソン・ロペスとエウベルのゴールで2-1とリードして折り返したが、後半開始早々にこぼれ球をMF戸嶋祥郎に押し込まれて追いつかれ、同28分には交代出場の193センチ長身FWフロートに頭で流し込まれてまさかの勝ち越しを許した。残りは20分ぐらいか。今季初めて日産スタジアムで黒星を喫するのか。時計の針は無情に進んでいく。

 流れが変わったのは同41分。宮市の抜け出しを手を使って倒したDF立田悠悟にイエローカード。さらにレッドカードが出された。あれ、1枚目じゃね? 一発レッド? そこまでじゃないと思うけど。後で見たDAZN(西岡明彦アナ、解説中田浩二)も「一発レッドのようです」。しかし、映像をよく見るとファウルの後に立田がボールを蹴り出し、遅延行為で2枚目が出ていた(と、翌日の新聞報道で知る)。観戦中はそんなことは分からない。とにかく相手に退場者が出たことだけは明白だ。チャンスが出てきたと一気に盛り上がる。

 ロスタイムは7分。そう、本田圭佑も驚く「ななふぅん!?」。時間はまだあるぞ。だがボールをキープし攻め込みながらも得点は奪えない。じりじりした時間が過ぎたが、ようやくロスタイム3分過ぎ、FW水沼宏太のダイレクトクロスにアンデルソン・ロペスが頭を合わせ、3試合連続13得点目を決めてついに同点に追いついた。

 だが喜びもつかの間。同5分過ぎ、自陣右サイドのルーズボールをGK一森純がサイドライン付近まで大きく出てクリアしたボールが相手に渡り、センターサークル内からMF高嶺朋樹に無人のゴールに向かってミドルシュートを放たれる。あ〜万事休す。負けを覚悟した。ところが、ボールは乾いた音を立ててクロスバーを直撃。ふわりと上がり、落ちてきたところを一森がキャッチした。この試合2つ目の枠によるセーブだ。よっしゃ! まだ勝利の女神に見放されてないぞ。

 そして迎えた試合終了間際の同6分過ぎに歓喜が訪れる。FWマルコス・ジュニオールのマイナスのパスをエリア内で受けた宮市が1トラップから右足を振り抜くと、ボールは相手DF2人に当たって方向が変わり、ゴール右スミへ向かってゆっくりとスローモーションのように転がっていく。「入れ!」。その祈りは通じ、ボールはサイドネットを軽くだが確実に揺らした。「魂が乗ってくれてゴールに入った」と宮市も言う。逆転だ! 2万人超を飲み込んだスタンドは興奮のるつぼとなり、選手と一体になって雄叫びを上げ、大拍手がスタジアムを包み込む。それに水を指す「ゴール確認中」。おいおい、どこで? 大型画面の映像では永戸勝也が細谷真大を倒したシーンが映し出されたが、どの時点かは不明(後で確認すると得点の起点付近だった)。しばらくいやな間があったが、結局ノーファウルで得点は認められ、横浜が勝利し4連勝。ナイトゲームでヴィッセル神戸が敗れたため首位に浮上した。


決勝ゴールは宮市



勝ったぞ



宮市のインタビュー


 宮市はインタビューで感極まり「こういう景色を待っていた。勝ちを分かち合えて本当に良かった」と涙をぐっとこらえながら喜びを表した。「チームの総合力を最後の最後まで見せられた。諦めなければ何か変わるというものを感じ取ってもらえれば嬉しい」。その言葉通り、宮市自身も2度の左膝前十字じん帯断裂などのケガが続き引退勧告も受けたが、22年7月に10年ぶりに日本代表に選出。直後の韓国戦で今度は左膝前十字じん帯断裂し再び絶望の淵に立たされたが、諦めずにリハビリをこなし、5月のルヴァン杯札幌戦で10カ月ぶりの復帰を果たしていた。

 これで今季日産スタジアムは6勝1分け。ニッパツも1分けで、ホーム不敗神話は続く。

 ところで柏の10番マテウス・サヴィオは巧かったね。右足アウトのクロスでエドゥアルドのオウンゴールを誘い、2点目も左足クロスを一森がこぼし、それを押し込まれたものだった。元ファジアーノ岡山のDF片山瑛一も良かった。前半に決定的なクロスを送り、一時勝ち越しとなったフロートのゴールを右足のピンポイントクロスでアシストした。

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 5月下旬から6月上旬にかけて5万株のさつきが咲き誇るという星ヶ山公園「さつきの郷」。見ごろの季節に行ったことがなかったのでイベント最終日の6月5日に訪れてみた。

 真鶴旧道を走っていると、上りの途中にある「元祖からみもち 鈴樹」の入口にロープが張られ、そこには貼り紙が。見てみると今年4月に閉店したという。1度は食べてみたいと思っていたが、機会を逃したか。だが、よく読むと辻堂に姉妹店がオープンしているらしい。まだチャンスはあるぞ(^o^)


閉店した元祖からみもち 鈴樹



辻堂に姉妹店がオープンしたそうだ


 さつきの郷へは真鶴駅手前の下り終盤のお蕎麦屋さんと旧コンビニの間の道からアプローチ。徐々にきつくなりやがて10%前後が続くようになる。ゆめ公園(湯河原総合運動公園)付近でひと息つけるが、突き当たりを右へ曲がった瞬間から勾配はぐっと上がり、中盤からごみ焼却場手前までは15%以上、最大18%の激坂が待ち受けている。左カーブでアウトに逃げようとしても、後方からはゴミ収集車がどんどん上ってくるので20%近いインをダンシングで上らざるを得ない。その上、観光らしき車もやってくるのでふらつけず、結構なプレッシャーがあった。距離4キロ、平均勾配10%、最大はサイコンによると18%。破壊力満点の激坂だった。帰りは北側の道を下ったのだが、こちらの交通量はゼロだった。途中までコンクリート舗装のキツイ道のようだったが、のんびり上るのならこっちからのアプローチがいいかもね。

 ふらふらのへろへろ、そして汗びっしょりで標高約450メートルのピーク到着。少し見ごろは過ぎていたが、鮮やかな紅色のさつきが出迎えてくれた。展望広場からは真鶴半島と相模湾の絶景。上った甲斐があるねぇ。


さつきの郷



題字は五月みどりさん



さつきの郷



さつきの郷



展望広場からの眺め。突き出ているのは真鶴半島。右は友逢の鐘



さつきの郷


 ランチは小田原港内にある魚市場食堂で。今さらだけど初訪問(^_^; ボリューム満点のミックスフライ定食(1550円)をいただいた。満足(^o^)


魚市場食堂



ミックスフライ定食



魚市場食堂



魚市場食堂。午後1時過ぎだったが長蛇の列


 この日の走行距離は130.3キロ、獲得標高は1080メートル。翌日になって筋肉痛が襲ってきた(T_T)

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 5月19日から4泊5日で八戸、仙台と遠征の旅♪ 「BRM520十和田クラシック200」を完走(前編 後編)した翌21日は八戸市内をサイクリングした。

 青森県サイクル・ツーリズム推進協議会が運営するWEBサイト「AOMORI CYCLING」で紹介されていた八戸周辺の推奨コースを元に走ってみた。陸奥湊駅を発着点にして、うみねこラインで海岸線を走り、後半はのどかな里山を巡るというものだ。ところがとんでもない落とし穴が待ち受けていたのよねぇ(T_T)

08-八戸コース/HACHINOHE

08-八戸コース/HACHINOHE

42.6 km, +376 m. Bike ride in 八戸市, 青森県

 


 本八戸のホテルで朝食を食べ、のんびりとスタート。まずは陸奥湊駅を目指す。天候は晴れ。ちくしょうめ、1日違えば天国だったよ。

 4キロほど走ると陸奥湊に到着。ここでは午前3時から朝市が行われており、ご飯と味噌汁の朝食セットを注文し、市場や周辺のお店でお魚やお惣菜を買って作る「オリジナル定食(海鮮丼)」を食べるのが格別らしい。ただし、セリが行われない日曜はお休み。もちろんそれは知っており、雰囲気だけでもとやってきた。駅前にあるのは陸奥湊のシンボル「イサバのカッチャ」の像。魚売りのお母さん達のことを言うそうだ。明日の仙台移動の前に来るかなとも思ったが、慌ただしいので結局足を運べなかった。またの機会かな。


陸奥湊駅前にある「イサバのカッチャ」像



イサバのカッチャと記念撮影



陸奥湊駅


 陸奥湊をあとにし、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島(かぶしま)へ向かっている途中で「ジョーズ」を発見した。


鮫駅前のジョーズ


 蕪島への最寄り駅、JR八戸線の「鮫」の駅前にいた。前日にchicorynさんから聞いていたので「ああ、これのことか。へぇ〜」とうなずいた。しかし、単なるダジャレだけで作ったと考えていいのだろうか。深い意味はないのか。

 さて、お次は蕪島。八戸線を越えて海岸沿いの「うみねこライン」まで下って行かなければならないのだが、交差点はすべて左折禁止で「迂回路」の看板がで〜ん。スキあらばと曲がっても海岸線の道の手前には警察が立ちはだかり、Uターンさせられる。上り返しが心身ともにこたえる。原因はこの日4年ぶりに行われた「うみねこマラソン」。この直撃がピンポイントで当たってしまった。午後1時まで周辺は通行禁止。最後は鮫角灯台の方まで行ってみたが、こちらは道が途中でなくなっちゃった。まさかの事態に途方に暮れる。


迂回路を示す立て看板


 後になってコースを確認すると、スタートは八戸港付近発着で、ハーフマラソンはうみねこラインを走り陸奥白浜駅付近を折り返すというもの。もろにかぶっていた。ついてない(T_T) ただ、最長がハーフだったので助かったのも事実。フルなら身動きが取れなかったところだ。

 蕪島の次に行く予定の種差(たねさし)海岸へはなんとか迂回して行けるようだ。仕方ないので看板が示す内陸ルートに従って坂道を上っていく。ただ、この時点では蕪島と種差海岸の位置関係はよく分かっていなかった。

 三陸浜街道に出た後は気持ちのいい下りが続く。そして八戸線の踏切を越えると目の前に絶景が広がった。一面が芝生におおわれた種差海岸だ。この付近は「種差天然芝生地」といい、波打ち際まで天然芝生が広がっているという。司馬遼太郎が「どこか宇宙からの来訪者があったら一番先に案内したい海岸」と言ったとか。見ているだけで癒される感じがする。のどかだし、いい天気だし、のんびりするなぁ。


種差海岸



種差海岸


 その後は予定通りに海岸線を進み、すぐに左手に現れたのが「はしかみハマの駅あるでぃ~ば」。凄いにぎわいだと思ったら、ちょうど5周年記念感謝祭の真っ最中。タイが安くてびっくりした。お昼には少し早かったが、ほかに当てもないのでランチはここで。海藻ラーメンとミニウニ丼の階上特別セット(1600円)を海を見ながらいただく。いいねぇ。


はしかみハマの駅あるでぃ~ば



海藻ラーメンとミニウニ丼の階上特別セット(1600円)。海を見ながら…あ、鳥だ!



階上の海岸


 階上を「はしかみ」と読むことはなかなか覚えられなかったなぁ。

 しばらく走ると右手に「三陸大津波記念碑」という道標があり、見上げた小高い丘の上には灯台のようなものがあった。案内版によると「昭和8年3月3日の三陸大津波(波高24メートル)の被災状況が刻まれています。多くの死傷者が出た記憶を忘れず、二度と同じような被害を出すまいと海沿いの丘に建立された記念碑です」とあった。灯台ではなく記念碑のようだが、あそこまで津波がきたのだろうか。


三陸大津波記念碑


 小舟渡港付近から海岸線を離れ内陸へと向かっていく。小舟渡は「こみなと」と読むらしいが、読めないよねぇ(T_T)

 上りが延々と続く感じなのだが、車もおらずのどかな里山を進んでいくので気持ちがいい。まさにこれぞサイクリング、ヤッホー♪ 階上、気に入ったぞ。推奨コースは寺下観音を上るようになっていたが、特に魅力を感じなかったのでスルーした。やがて道沿いに「臥牛山まつり」ののぼりが立ち並んできた。生まれ故郷の岡山にも臥牛山があり「がぎゅうざん」とちゃんと読める。そうか、ここにもあるんだ。まつり会場へと行ってみると、キッチンカーも出店していて結構なにぎわい。これも後で調べると、この日がマラソンと同じく4年ぶりの開催だったようで、午後からは八戸在住歌手らの歌謡シューも行われた。イベント満載の5月21日で、偶然にもそこを巡っていた。


会場手前の臥牛山まつりののぼり


 まつり会場の先は「いらっしゃい」とばかり、クネクネした上り坂が口を開けて待っていた。少し悩んだが、ヒルクライムの詳細が不明なのでUターンした。「ふもとにあるフォレストピア階上を起点に全日本自転車ロードレースのコースとなっており、1周14キロの激坂ありの走りごたえのあるルート」という情報を帰宅後にネットで見つけた。行かなくて良かった。

 次に向かったのは「八戸キャニオン」。露天掘りの石灰石鉱山で、正式名称は八戸石灰鉱山という。最深部はマイナス170メートルにも達する「キャニオン(谷)」で、日本一空が遠い場所としても有名だそうだ。展望台から見る風景は確かにスケールの大きさを感じさせるが、申し訳ないが一度見れば十分かな。


八戸キャニオン入口



八戸キャニオン



八戸キャニオン



作業している90トンダンプのタイヤ


 さて、マラソンが終わったかなという時間になったので、再び蕪島方面へ向かう。午後1時を過ぎ、規制は解除。今度は誰に遮られることもなく無事に蕪島へたどり着いた。


蕪島



蕪島



うみねこ



蕪島


 なんだか異様な世界だった。まるで映画のよう。ヒッチコックの「鳥」は予告編しか見たことはないが、そんな感じだろうか。中央にある建物は何なんだろう? と思って調べると神社だった。へぇ〜。青森県観光情報サイトによると「毎年3月上旬ごろになるとウミネコが飛来。4月ころに産卵をはじめ、6月ころにはヒナがかえる。その数は3~4万羽にのぼり、島がウミネコに覆いつくされるほど」だと言う。また島といっているが昭和17年(1942年)に旧日本軍により埋め立て工事が行われ、現在のような陸続きの形になった。なるほどねぇと感心しながらうみねこを見つめる。近くに舞い降りてきたりして結構可愛いね。

 ここで痛恨。蕪島から引き返してしまったのだ。走りたかった「うみねこライン」はこの先から始まり、ビュースポットの葦毛崎展望台は目と鼻の先だった。ホテルへ帰ってから地図を確認して気がついた。あちゃー、また来なくちゃ。


八食センター



こぼれイクラととろサーモン ハラス焼き弁当


 引き返した後は八食センターへ。そそられるものもあったけど持ち帰れそうもなかったので、八戸駅で駅弁「こぼれイクラととろサーモン ハラス焼き弁当」(1580円)を買ってホテルへと戻った。当初の予定では50キロ弱の予定だったが、マラソン規制で右往左往したり、蕪島へ引き返したりで85キロぐらい走ったことになった。さて、明日は仙台へ移動(続く)

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 VCR横浜あおば主催の「BRM603あおば600km向かい風」は静岡県内の通行止めで中止。延期されることに。秋の600はとんでもないコースばかりだったので困っていたのよ。SRのチャンスは残った。といってもまだ400も走ってないけどね(^_^;

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 梅雨(関東はまだ梅雨入りしてないけど)の晴れ間をついて6月1日に三浦半島へ。

 午前9時ごろの遅い出発だったので横須賀到着が11時ごろ。早めのランチは「よこすかポートマーケット」の長井水産でテークアウトのお寿司。う〜ん、ちょっと足りなかったかな。次は船主(ふなおさ)の平日限定の大アジフライ定食か金田漁港のレストラン金田(初めて開店しているのを見た気がする)、あるいは松輪のサバ(予約しないと無理かな)にしようっと♪ それにしてもよこすかポートマーケットは昼前というのに人はまばら。大丈夫か。


よこすかポートマーケット



長井水産



マグロ・サーモン寿司


 3日のVCR横浜あおば主催のブルベBRM603「向かい風600」にエントリーしていたけど、台風接近で大雨予報。土曜は夕方まで雨予報なのでたぶん走らないと思い、このブルベの序盤でPCとなっているマイルストーンを回ってみた。確かに行きは向かい風だったが、帰路の北上は気持ちのいい追い風に変わったよ(^o^) でもこの後に御前崎まで行くのか。果てしなく遠いねぇ。


たたら浜の黒船



北下浦海岸通りの水仙



三浦海岸



宮川公園のマグロと大根



休店となったヤマザキショップ(フジモト商店)


 2日になって予報が変わり、雨は昼ごろまでになったが午前中は相変わらず大雨の予報。午後から晴れると分かっていても老体にはつらいねぇ。日曜の夜まで走る600キロだもんね。や〜めた。DNS!

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