お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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●BRM828 あおば200km道志みち エントリー100人
◆コース  稲城〜宮ケ瀬〜道志みち〜山伏峠〜山中湖〜花の都公園〜河口湖〜忍野八海〜花の都公園〜山中湖〜道志みち〜稲城
※以下はruntasticでのデータ
◆距離 206.09キロ
◆時間 10時間52分
◆グロス平均速度 18.94キロ 
◆獲得標高 4765メートル(ルートラボでは3127メートル)
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 Uターン台風が東日本を直撃する直前の8月28日に、青葉ブルベ道志みち200に参加。これまで何度も走っている定番コースで、エントリーした時には灼熱地獄との戦いを覚悟していたが、雨模様の天気と思わぬメカトラで危機一髪のゴールとなった。



 7月22日の青葉ブルベ麦草400を走った後、諸事情で自転車にまったく乗れず、1日20分程度のローラーだけのトレーニングで臨む羽目になってしまった。走り慣れている峠とはいえ、1カ月以上ヒルクライムもせずブルベを走るのは初めて。走る前から不安材料を抱えてしまった。

 天気予報も雨マークが消えないまま前日を迎えた。予報によると、雨は夜中に降り始め午前5時ごろにいったんやむ。それからは曇りが続き、午後5時からまた降り出すことになっていた。目的地の富士吉田には雨マークはなく、1日曇り。うまくすれば雨が上がったころにスタートし、雨雲が来る前にゴールできるかもしれない。多少は降られるかもしれないが、夏で気温も高くたいしたことはないだろう。そう思い、当日の午前4時に自転車を車にのせ小雨の降る中、自宅を出発した。

 コンビニでおにぎりをパクついていると、雨はやんだ。時間は午前5時すぎ。素晴らしい。予報通りだ(^o^)

 ウエアは半袖ジャージーにレーパン。少し寒さを感じたのでアームウオーマーを付けた。レッグウオーマーも付けていたのだが、暑くなりそうな気がしたのでスタート直前に脱いだ。しかし、これが後になって後悔することになった。降らないと信じてレインウエアは持ってこず、寒さ対策としてはウインドブレーカーのみ。

 天気予報が悪いため、参加者もエントリー時点では満員御礼の100人だったが、稲城の大丸公園に現れたのは半分もいなかった。言い換えれば、「雨って何?」という変態、いや精鋭ぞろいということだ。


スタート前のブリーフィング


 午前6時前に車検を済ませて出発。雨はこの時点で落ちていなかったが、いつの間にか霧雨が降りだし、宮ケ瀬付近では普通の雨となってきた。路面にも水がたまり、シューズ、靴下は早くもびしょ濡れ。レッグウオーマーを付けていれば靴下が濡れるのは多少は防げた。スタート直前に脱いだことを後悔。雨の中、止まって付けるわけにもいかず、足先が冷たい思いをしながら、青葉定番の馬渡大坂をえいやっと上り、国道を越えた先の10%超えの激坂を上った。


霧雨の尾根幹を走る


馬渡大坂の先の11%の激坂


雨に煙る宮ケ瀬付近


 この前の麦草400と同じ状況だが、あの時は靴下が濡れるのは寸前で防げた。しかし、この日はダメ。このままあと160キロ以上も足が冷たいまま走ると思うと、うんざりだ。PC1を出た後、鳥屋郵便局手前を左折せずに直進して帰りのキューシート通りに走れば、稲城に帰れる。決断するなら今だ(^_^;

【PC1 41・2キロ サンクス津久井宮が瀬店】午前7時57分(貯金1時間6分)

 そんな思いでPC1に到着すると、ブルベライダーで大盛況。みなさん、雨が降ろうがお構いなしで、この先へ備えてしっかり補給している。そんな姿を見て、もう少し走るかと思い直した。出発前にしっかり補給したので、このPCではトマトジュースだけですぐに出発した。

 鳥屋郵便局手前を左折し、小さな峠を越えて道志みちに入る。ん? 雨あがった? 路面は濡れているが、先ほどよりは小雨になったようだ。やや気持ちが前向きになる。


道志みちに入ると雨は小降りに


 そして山梨県道志村へ入り、久保の吊り橋を過ぎたあたりで道も乾き、雨は完全に上がった(^o^)


両国橋を過ぎ、山梨県道志村に入る。ここが道志七里の起点


久保の吊り橋


このあたりから路面が乾いてきた


 道志村では9月1日の防災の日を前に、避難訓練が行われていた。東海大地震を想定し、地震が発生したので避難所へ行くようにというアナウンスが、繰り返し行われていた。最初はいきなりサイレンが鳴り、パトカーも行き来しているので本当に何か起こったのかと不安になった。放送がよく聞き取れなかったせいもあったが、「訓練、訓練」とようやく聞き取れたのでひと安心。

 道志みちの山伏峠は長又付近から上りがきつくなる。長い直線の上りを2本こなし、一之橋を過ぎて3度ほどワインディングすると山伏トンネルに到着する。途中で足がつりそうになったが、何とかしのいで上り切った。


長又付近。このあたりからきつくなる


標高920メートルのキャンプ山伏付近。小雨が降っている


直線のきつい上り


一之橋付近。あと少し


標高1100メートルの山伏トンネル


トンネルを抜け山中湖村へ


 上っている途中から霧雨が降りだし路面も濡れてきたが、トンネルを抜けて山中湖村へ入ると雨の様子はなく、路面も乾いていた。下り切った山中湖手前では土のコートでテニスに興じている姿も見られた。降らなかったのかな? ひと山越えると天気も変わるものだ。


曇り空の山中湖。富士山は見えなかった


 山中湖からは富士山は見えなかったが、とりあえずストップして記念写真。するとオレンジの反射ベストを着たブルベライダーが反対方向へと駆け抜けた。目が点になった。折り返しまではあと20キロ。つまり40キロの差があることになる。速すぎるよ。ちなみに次に折り返したライダーとすれ違ったのは折り返しまであと5キロぐらいの場所。1人だけ宇宙人がいたようだ。

 この「青葉ブルベ道志みち」は過去に何度か走っているが、これまでは山中湖畔を走り、明神前交差点を右折して国道138号をひたすら走り、鳴沢付近のコンビニで折り返すというコースでずっと行われていた。1本道で分かりやすくていいのだが、富士みちと交差するあたりまでは路肩も狭く、休日はいつも渋滞しているので走って楽しいものではない。道志みちはのんびり気持ち良く走れるのだが、この国道部分だけはいつもかったるいなぁと思っていた。

 スタッフもそう思ったのか昨年から山中湖から先のコースが変わった。明神前の手前のT字交差点を右折して山中湖花の都公園、忍野八海を通って、河口湖手前で折り返すというもの。今回のブルベで初めて走ったのだが、とても気持ちのいいコースだった。突然現れた激坂を除けばの話だけどね(^_^;

 右折するのは信号もないT字交差点。湖畔の道は交通量も多く、曲がるのに時間がかかりそうだったが、意外と右折車が多く、その流れに乗って曲がることができた。すぐ先の花の都公園入口交差点を右折するのを忘れたが、ミスコースは数百メートルで済んだ。

 花の都周辺は、山並みを背景に花畑が大きく広がっている、とても気持ちのいいサイクリング気分満喫の場所。時間があれば弁当でも広げたいところだ。だだっ広いところを過ぎると木立に囲まれた道となり、忍野村役場の先を右折すると少し上った後、最初の600メートルほどあるトンネルも含め、3キロが気持ちのいい下りとなる。帰路はここを通らないが、下りながら「ここを上り返すのはいやだな」と思うような坂だった。


山中湖花の都公園(往路)


山中湖花の都公園(復路)


【PC2 105・4キロ ローソン 富士河口湖河口店】午前11時42分(貯金1時間18分)

 2キロ以上はあろうかという、上り基調の長い長いトンネルを、すれ違うブルベライダーに手を振りながら抜け、右折して歩道を折り返しのコンビニに向かっている時だった。歩道と車道の段差で「バキン!!!!」とすさまじい音がした。振動で泥よけとサドルバックが接触して音がすることはあるが、心臓がどきっとするようなこんな大きな音は初めて。コンビニ到着後にあわてて自転車を確認したが、異常はない。何だろう?

 補給は済ませたが、トイレが混んでいたので近くのコンビニで再度ストップして用を足すことにした。帰路は下り基調となる長いトンネルを気持ち良く走り、セブンイレブンを見つけたのでストップ。用を済ませ、さあ出発という時にふとサドルバック(リクセンカウルのコントアーマグナム)を見ると、斜めになっていた。触ると、グラグラしてまっすぐ決まらない。あれ? ネジが緩んだかな? 六角レンチで締め直すが、何度回しても空回り。おかしい。もしかして、ネジが折れた? そういえばさっきの音は…。

 真っ青になった。サドルバックが外れた? どうやって帰る? DNF?

 しかし、サドルバックはぐらぐらしたままだが、幸いなことにブラケット部分は外れてはおらず、奇跡的に泥よけの上に乗る形おさまっている。多少ぐらつくが、ダンシング厳禁でそお〜っと走りながらこのままの状態を維持すれば何とかなりそうだ。

 ここからは股の間から何度もサドルバックの位置を確認し、ずれていたら真っ直ぐ直しながらのライドとなった。ダウンヒルの途中で谷底へとんでいってしまうかもしれないので、貴重品はすべてジップロックにいれてバックポケットへ避難させた。

 気がついて良かった。知らないまま走っていたらと思うとぞっとした。

 帰路は忍野八海方面へ向かう。その前に待ち受けていたのが短いが12%の激坂。鐘山スポーツセンター前を左折すると突然、目の前に現れた。まあ、あれだけ下ったのだから上り返しはあるだろうが、何もこんなきつい所にしなくてもねぇ。スタッフを恨みながら、また降りだした小雨の中を、つりそうな足をだましだまし上った。


12%の激坂のピーク


 ピークから下った先が忍野八海となるのだが、見に行くとなるとコースから少し外れることになる。雨も降っているし、サドルバックも心配なので案内図のところで「来たぞ」という証拠写真だけ撮ることにした。


忍野八梅への入口。歩いて数分らしい


 山中湖周辺まで戻ると雨はあがった。というか降ってなかったようだった。山伏峠を上り返し、トンネル手前でウインドブレーカーを着込む。レッグウオーマーは折り返す時点でもうつけていた。半袖レーパンのまま下っているライダーもいたが、寒くないのかねぇ。若者は元気だ(^_^;


山伏峠の上り返し。山中湖側からはあっという間だ


 乾いた路面を快調に、そしてサドルバックを気にしながら慎重に下る。天気がもってくれればいいと思ったが、神奈川県へ入る手前から再び雨が降りだした。たいした雨ではないのだが、ダウンヒルでスピードが出ているので、自転車に乗っている限りは土砂降りだ。

【PC3 166・5キロ サークルKサンクス津久井青野原店】午後2時52分(貯金2時間16分)

 最終PC到着時点で貯金は2時間強。この先を頑張れば10時間台のゴールも見えてきた。雨もここで上がり、結局、ゴールまで降られることはなかった。

【ゴール 203・6キロ 稲城・大丸公園】午後4時38分(貯金2時間52分)

 何とか10時間台でゴール。ところが、「サドルバックがこんなになっちゃって」とスタッフに説明し、「ほらこんなにグラグラなんですよ」と言いながら、実際にグラグラさせていたら、サドルバックがついに外れた。もし、途中で「大丈夫かな」と触っていたらその時に外れていたかもしれない。スタッフのMさんも「ブルベ中に折れてDNFした人がいたので、スペアを持って走ってます」と言っていた。確かに、ネジ1本で支えているだけなので不安は不安だ。まさに危機一髪。河口湖から稲城までよく持ってくれたよ。


ゴール後、サドルバックは外れた(T_T)


中央が外れた留め金。左が正常なもの


 サドルバックを手に持って近くの駐車場まで走り、自転車を乗せて撤収作業も終わり「さあ、帰るか」という午後5時に雨が降りだした。予報はとりあえず当たったか。

 雨が降ったりやんだりの200キロ。加えてメカトラ。シフトワイヤーや、そろそろヤグラ部分が折れそうなシートポストも交換し、ブレーキもしっかり調整して臨んだブルベだったが、思わぬところからハードルが高くなった。さて、次はど平たんのBRM918青葉ブルベ渡良瀬300。何も起きず、佐野ラーメンを食べて無事に帰れますように(^_^;。

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