お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



<J1:横浜F・マリノス0-0浦和レッズ>◇10月30日◇第35節◇日産スタジアム◇観客2万1397人

 残留へ向けて、絶対に勝たねばならぬ試合だった。しかし、天皇杯準決勝の激闘から中2日の疲れからかイージーミスが目立ち、何度か頭を抱えるシーンがあった。上島拓巳はいったいどうしたんだろう。前半で交代しても仕方ないか。浦和が2度ゴールネットを揺らしたが、これはスタンドから見ていても明らかなオフサイドだった。ボールはキープするが押され気味の展開で、ようやく終盤に決定機が続いてスタンドも盛り上がったが、ゴールは奪えず痛恨のスコアレスドロー。悔しいけどやっぱり西川周作は巧かった。最低限の勝ち点1は積み上げたが、リーグ戦は6戦連続未勝利。この日の時点で勝ち点43の13位。18位で1試合消化の少ないジュビロ磐田とは8差。依然として苦しい戦いは続く。

 次戦からは3戦連続アウエーで、降格の決まったサガン鳥栖、降格圏18位のジュビロ磐田、そして勝ち点差わずか2の14位湘南ベルマーレが相手。もう勝つしかないぞ。


トリコロールに染まる日産スタジアム



かなり寂しい日産スタジアム



今日は浦和レッズ戦


 復帰後初のフル出場となった小池龍太。ボランチで先発も、前半早々の加藤蓮の負傷退場で右サイドバックに入ったが、いい動きをしていた。裏も簡単には取られず走り負けていなかった。頼もしかったぞ。

 その加藤蓮に替わって出場した天野純も終盤に負傷退場。交代出場した山根陸は左サイドバックに入り、水沼宏太が天皇杯準決勝に続きボランチの位置に入るスクランブル。過密日程とはいえ、大丈夫か、ハッチンソン監督。

 しかし、低迷したチーム同士の平日ナイトゲームとはいえ、浦和戦で2万1397人は寂しい。普段は1、2階を埋め尽くすレッズサポもこの日は屋根下で反響する2階に集結。1階はガラガラだった。しかしねぇ、トリコロールギャレクシーでレッズのゴール裏が何の光も放たず、真っ暗のままブーイングし続けたのは驚いた。どこもチームカラーの光を放って楽しんでくれるんだけどね。メーンスタンドにちらほら光があったけど、ゴール裏に遠慮してか減ってったもんね。


トリコロールギャラクシーのホームゴール裏



トリコロールギャラクシーのアウエーゴール裏



2階にびっしりのアウエーゴール裏



ホームゴール裏


 今年観戦した日産スタジアムの試合は、4勝5分け5敗。最終戦は12月8日の名古屋グランパス戦。せめて五分の星でフィニッシュし、残留を決めてくれ。

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 真鶴は国道1号から真鶴旧道を走るルートと半島の景色が好きでよく行くのだが、適当な、つまりコスパが良くてリーズナブルな食事処があまりないのが玉にきず。ところが、ぼんやりとGoogleマップを見ていたら、琴ヶ浜近くに「あしたの箱」という、真鶴には似つかわしくないネーミングのお店があるのを発見した。

 調べて見ると恵比寿でカレー屋を営んでいた方が真鶴に移住。あちこち旅するカレー屋として6年営業したのちにクラウドファンディングで資金を集め、店舗を持つに至ったという。口コミの評判も良さそう。真鶴でカレーもいいじゃん。行ってみよう。

 地図によると「うに清」の先みたいなのだが、目を凝らしてもカレー屋さんがありそうな雰囲気はない。行ったり来たりしたがそれらしい看板もない。え〜、残念、幻だったのかと、この日は悔し涙と空きっ腹を抱えて引き返した。ところがね。インスタを確認すると営業しているのは木、金、土の3日間。行ったのは水曜日。惜しかった(^_^;

 とりあえず海抜57メートルの岬まで上った後、福浦漁港のみなと食堂へも行ってみた。ここはお高いのだが一度は食べてみたかったのよ。ところがね。なんとここも定休日。魔の水曜日だね、こりゃ。上り返しがキツイわ。


ケープ真鶴。海抜は57メートル



真鶴岬



遙かに伊豆半島



真鶴旧道から望む水平線


 真鶴は何度きても心が和む。また来よう。木曜か金曜にね(^_^; この日の走行距離は140.2キロ、獲得標高は928メートル。

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※早見和真(1977年神奈川県生まれ。桐蔭学園高野球部出身。2学年上に高橋由伸がいた。2008年、その野球部時代の体験をもとに執筆した「ひゃくはち」でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年「僕たちの家族」が映画化、15年「イノセント・デイズ」が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化され大ベストセラーに。19年「店長がバカすぎて」が20年本屋大賞ノミネートされロングセラー。20年「ザ・ロイヤルファミリー」が第33回山本周五郎賞およびJRA賞馬事文化賞受賞。ほかに「小説王」「かなしきデブ猫ちゃん」(絵・かのうりん)など)



●添えられた新聞記事が効いている

 ヒーローだけが主人公じゃない。補欠も就活生もお母さんも、誰だって主人公なんだ!  恋愛、友情、嫉妬…。東京六大学野球を題材にしたリアル青春ストーリー。『本の時間』掲載を単行本化。

 タイトルの「6 シックス」は日本最古の大学リーグの東京六大学野球からきている。第1週「赤門のおちこぼれ」は東大、第2週「 苦き日の誇り」は法大、第3週「もう俺、前へ!」は明大、第4週「セントポールズ・シンデレラ」は立大、第5週「陸の王者、私の王者」は慶大、第6週「都の西北で見上げた空は」は早大が舞台。順番が実際の対戦順とほぼ一緒で、六大学出身者としてはすんなりと作品の世界に入っていける。

 ちなみに開幕戦は前シーズンの優勝校と最下位校が対戦するそうだ。そういえば、リーグ初戦は東大戦、立大戦が多かった。

 東大がベンチ入りできない補欠、法大がケガをしてマネージャーとなった甲子園のスター選手が主役だったので哀れな野球選手ものが続くかと思ったが、明大から流れがガラリと変わる。でも期待を裏切らない面白さ。大学時代がいろいろと思い出され、第6週では涙を誘われた。もちろんしっかりと笑える場面が随所にある上に、各週に添えられた新聞記事がぴりりと効いている。ニヤリとしたり「なるほどねぇ」と驚かされることも。第6週にないのは残念。そこをぜひ読みたかった。まあ、決めつけず、読者に想像させるのが狙いなんだろうけどね。

 読み進むうち、早見さんはきっと早大出身なんだろうねと勝手に想像していたが、ウィキペディアによると国学院大だそうだ。

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 「青葉区制30周年デジタルスタンプラリー」のお次は「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」という、やたらタイトルの長いデジタルラリーに参加。といっても神奈川県全体にチェックポイントがあるのでとても1日やそこらでは回れない。おまけに第1章〜第3章までテーマを変えて展開するらしく、開催期間も24年10月4日から25年2月11日までと長い。お馴染みのスポットもあるので、のんびり楽しむかな。

 現在、開催中なのは「第1章:原始・古代の時空旅」。チェックポイントは39カ所で期間は11月10日まで。気がついたのがつい最近と遅く期間内に39カ所は厳しい。とりあえず15カ所を目指すことにした。賞品は「30スタンプ達成賞」が湯河原温泉源泉上野屋ペア招待(3組6名)、「15スタンプ達成賞」がSKLO(スクロー) 革のペンスタンド(10名)、「5スタンプ達成賞」が藤野芸術の家 はにわ作り体験ペア招待(30組60名)で、抽選で外れた人の「Wチャンス賞」は、はに丸 オリジナルコルクコースター(200名)。

 この日は逗子の「長柄桜山古墳群」「池子遺跡群資料館」、三浦の「馬の背洞門」をまずは巡った。

 「池子遺跡群資料館」は池子の森自然公園内にあるらしい。環状4号から朝比奈、十二所、逗子ハイランドと経由して向かったのだが、京急線の踏み切りを越えると何だか異様な雰囲気。あれ、これって米軍施設じゃね? ライフル銃を背負った女性が入口にいるよ。入ってええんかい? こわごわ聞いてみると、当然右手にある米軍施設はダメだけど、公園はいいって。ようやく安心して進む。開園日は水曜、土曜、日曜、休日で、この日はたまたま水曜日。ラッキー♪


池子の森自然公園入口


 公園内に入ると左手に野球場が見えてきた。そしてそのスコアボードは「AT BATT」「VISITOR」とか、アメリカじゃん。


アメリカ的なスコアボード


 「池子遺跡群資料館」はその先にあった。入場は無料だったが、公園の方が気になったのでそのまま奥の方へ進む。すぐにトンネルがあり、車・バイクはその先へは進めない。バイクが自転車を含むのかどうか迷ったが、自転車は久木側出入り口まで行けるとその先の標識に書かれていたので先へ行く。なんだかジュラシックパークみたいな雰囲気^_^;

 久木側出入り口の先も道はあるのだが、ここに係の人がいて、その先は米軍関係者しか行けず、北側出入り口からは徒歩であっても米軍関係者以外は入れない。聞くと、ここは米軍との共有地らしい。なので公園内は自転車で走ってもいいが、米軍車両が通るので徐行して下さいとのこと。


池子遺跡群資料館



車・バイクは進入禁止



トンネルの先が緑地エリア



緑地エリア



この先は米軍関係者のみ



池子の森自然公園地図


 緑に囲まれた静かな公園でちょっぴり緊張した時間を過ごした。

 次は「長柄桜山古墳群」へ。「ながえ」と読むんだね。ずっと「ながつか」だと思っていた。結構きつい坂を上った先の住宅街の外れに入口があり、さらに階段を上っていくらしいのだが、ポイントがゲットできたので引き返す。ここまで遺跡や古墳を目にしてないので、全然「原始・古代の時空旅」になってないね(^_^;


長柄桜山古墳群への入口


 その後はトンネルを2つ抜け、湘南国際村経由で海岸線へ。そのまま南下して城ヶ島を目指す。

 「馬の背洞門」は城ヶ島公園のウミウ展望台の先の突き当たりを左へ曲がり、急階段を下っていく。もちろん徒歩ね。右は灯台へ繋がっている。ウミウ展望台までは何度も行っているが、下まで降りるのは新婚時代以来かな。懐かしい。ちょうど新婚カップルがウエディングドレス姿で記念撮影中だった。


城ヶ島公園



馬の背洞門へ



ウミウ展望台



左手が馬の背洞門



馬の背洞門は奧の階段を下りていく



馬の背洞門



馬の背洞門


 ところが! まさかの圏外でつながらず、ポイントゲットに失敗。階段を下りる前にやったら「離れすぎよ」と言われたので下まで下りたのだがねぇ。その後は公園まで戻っても繋がらなくなった。もう、楽天モバイルめ! 逗子から城ヶ島までの往復50キロが無駄に終わった。こんなことなら大磯方面へ行けば良かった。あ〜ぁ。


ただいま2ポイント


 まだたった2ポイント。先は長いなぁ。間に合うかな。

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 「青葉区制30周年デジタルスタンプラリー」なるものを発見。横浜市青葉区にある15か所のポイントを巡ってスタンプを集めるようだ。<パーフェクト(15ポイント)賞>は青葉区特産品詰め合わせ(5000円相当)か、図書カード5000円分で、ともに3人。やってみましょう♪

 土地カンはなんとなくあるが、知らないポイントもいくつかある。地図で探しながらコースを引いてみると青葉区を左回りする32キロのコースが出来上がった。


予定コース


 まずは長津田から青葉区へ入り、最初のチェックポイント「田奈恵の里」へ。そして桜台公園、藤が丘公園、もえぎ野ふれあいの樹林、上谷本の畑と順調に進む。この時点で<3ポイント賞>(30周年なしかちゃんキーホルダー、青葉区特産品詰め合わせ(500円相当)など)の景品応募権ゲット。


田奈恵の里



桜台公園



藤が丘公園



もえぎ野ふれあいの樹林



上谷本の畑


 ところが市ケ尾横穴古墳群(市ケ尾遺跡公園)が分からない。どうも公園の裏にコースを引いたようだ。ちょうど崖のようになっており、表へ下るためには階段しか見当たらない。でもポイントはゲットできたから、ま、いっか。


市ケ尾遺跡公園の裏


 次の真福寺はかなり迷った。なんせ「真福寺下」交差点を上っていってもないんだからね。その次の驚神社も分かりづらかった。お寺も神社も、公園もそうだけど、どこが入口なのか地図上では分からないからねぇ。


真福寺



驚神社


 その後の美しが丘公園、神明社、荏子田太陽公園はコース沿いにちゃんとあったが、嶮山公園が見当たらない。でかい公園だったような記憶があるので見逃すはずはないのだが、と思いつつ走り続け、気がつくと寺家ふるさと村まで来ていた。地図を改めて確認すると、荏子田太陽公園のすぐ先にあり、気づかずにとっくの昔に通り過ぎていた。仕方がない。戻るか。


美しが丘公園



神明社



荏子田太陽公園



寺家ふるさと村



嶮山公園へ戻る


 最後は住吉神社の社叢林、こどもの国と回ってパーフェクト達成。走行距離は田奈恵の里からこどもの国までで、折り返したものも含め約40キロだった。早速、応募したのだけど、その時初めてこのイベントが「脱炭素」をテーマに「徒歩や自転車、バスで地球にやさしく移動しよう!」というスローガンで開催されていたことを知った。コースと景品だけしか目がいかなかったみたいね。あはは(^_^; でも、ちゃんと自転車で移動したからいいよね。ちなみに<9ポイント賞>はなしかちゃんタンブラー、青葉区特産品詰め合わせ(1000円相当)など。15ポイントゲットだとすべてのポイント賞に応募できるのは嬉しいね。期間は11月24日まで。


住吉神社の社叢林



こどもの国



コンプリート!


 自転車だから1日、というか午後からの半日で回れたけど、徒歩やバスはきつそうだね。<パーフェクト(15ポイント)賞>、期待できそう♪

 それにしてもアオバだけあって、坂だらけだったよ(T_T) 最大勾配は13%。

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<J1:横浜F・マリノス0-0アルビレックス新潟>◇10月18日◇第34節◇日産スタジアム◇観客1万8781人

 勝てる気がしない試合だった。

 シュート数は新潟15本に対し、横浜は8本。そのうち枠内はたった1本。コーナーキックにいたっては0本。パス数650本(成功575本)といったって、雨のピッチでちまちま回してもチャンスは生まれない。対して、浴びたカウンターは危ないシーンばかり。上島拓巳のバックパスのミスには頭を抱えた。ドローに終わったのが不思議なぐらいだ。

 左サイドに井上健太を起用し、トップ下にエウベルを配したが機能せず、後半立ち上がりから植中朝日をトップ下、エウベルを左サイドへ戻した。そして0-0の後半追加タイムに渡辺皓太に替えて加藤蓮投入という謎采配。時間かけてる場合か。大丈夫かよ、ハッチンソン監督。後半投入された水沼宏太の気合だけが目立っていた。


雨の横浜-新潟戦



日産スタジアム



今日は新潟戦



ホームゴール裏



アウエーゴール裏



メーンスタンド。新潟サポ多い



 スタンドが湧いたのは4回。立ち上がりに永戸勝也のクロスをアンデルソン・ロペスが胸で押し込んだがオフサイド判定。VARなしは不可解だったが、後で映像を見ると明らかにオフサイドだった。そして22分、エウベルとのワンツーからGKと1対1となったヤン・マテウスが角度のない至近距離から左足シュートを放つが、勢いなくGKにキャッチされる。結果的にこれが唯一の枠内シュートだった。そして後半11分、スルーパスに抜け出した植中が決定機を迎えるもシュートを放てず。後半39分のアンデルソン・ロペスのFKはクロスバーをたたいた。

 リーグ戦4連敗同士の対戦はスコアレスドローで、ともに連敗脱出となったが、勝ち点1では足りないぞ。18位ジュビロ磐田とはともに残り5試合で7差。来季のシーズンチケットの受付が11月から始まり、暫定19試合、つまり全ホームゲームが日産スタジアムで行われることになっているが、降格したらそんなこと言ってられないぞ。


 朝から降っていた雨は夕方前にやんだが、スタジアム到着直後から再び降りだし、前半は白くかすむほどの土砂降り。その後は降ったりやんだりでピッチも湿り、ボールも走らない。それでもつなぐか。


スタジアムへの往路は雨は降らず


 帰りはスタジアムを出た途端にポツポツと降り始め、雨中のナイトランとなった。びしょ濡れはつらいなぁ。次はACLのアウエー山東戦、そして天皇杯準決勝ガンバ大阪戦と続く。とにかく勝利だけを祈る。

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※恩田陸(1964年宮城県生まれ。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、「六番目の小夜子」でデビュー。05年「夜のピクニック」で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞。07年「中庭の出来事」で第20回山本周五郎賞受賞。17年「蜜蜂と遠雷」で第156回直木賞、第14回本屋大賞受賞。主な著作に「ネバーランド」「黒と茶の幻想」「上と外」「ドミノ」「ドミノ in 上海」「チョコレートコスモス」「私の家では何も起こらない」「失われた地図」など)



●第1作もただただ笑って読みましたよ

 1億円の契約書を待つ生保会社のオフィス。下剤を盛られた子役の麻里花。推理力を競う大学生。別れを画策する青年実業家。間違えられた「どらや」の紙袋を巡って昼下がりの東京駅で繰り広げられる、ノンストップハチャメチャドタバタ喜劇。見知らぬ者同士がなぜか絡み合い、運命のドミノが倒れてゆく!

 続編「ドミノ in 上海」を先に読んでしまい「最悪のことが最悪のタイミングで起こる」展開はそれなりに予想できたのだが、それでも理屈抜きで面白い。続編も抱腹絶倒だったが、20年前に書かれた第1作も色あせない「大傑作」。27人と1匹と多すぎる登場人物もそれぞれの個性が強烈過ぎ、「誰だっけ?」なんてことにはならない。すべて頭にすんなり入ってくる。描写も分かりやすくスピーディー。まるで映画のようにそのシーンが想像できてワクワクする。いや、映画化しなかったの? 恩田さん、やっぱり巧い! 第1作もただただ笑い、夢中になって読みましたよ♪

 冒頭にあった「人生における偶然は、必然であるーーー」。まったくその通り。

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 ロードバイクを始めて18年。近場でもまだまだ行けてない峠がある。時坂峠もそのひとつ。都内からもっとも近い檜原村の峠だ。だいぶ前の話になるけど9月中旬の猛暑日、いつもは左へ曲がる檜原村役場の先の橘橋交差点を初めて右に曲がった。

 その時に気がついたのだが、交差点左にある「たちばな家」って人気なんだね。行きも帰りも出入りするお客さんの姿があった。後で調べるととってもリーズナブルな定食屋さん。今度行ってみよっと。


あきる野・秋川渓谷



橘橋交差点。正面奧はたちばな屋駐車場


 少し走ると見えてきたのが檜原とうふの「ちとせ屋」。時坂峠はここを左へ入って行く。10月6日に東京ヒルクライム・HINOHARAステージが行われるようで、道中のあちこちに通行止めの予告看板が立てられていた。ちょうどここがスタート地点でゴールは都民の森。そういえばヒルクライムレースはずいぶんとご無沙汰。13年前の「スーパーヒルクライム2011 in TOYO TIRES ターンパイク」以来参加していない。この先もう参加することはないと思うけどね。


ちとせ屋。左の道を上って行く


 上り始めてすぐにあるのが「払沢(はっさわ)の滝」。いや、その駐車場があるだけで滝はそこから徒歩15分。やめとこ。


払沢の滝はここから徒歩15分


 序盤はきつく、中盤はやや緩くなるが、終盤はまたきつくなるという感じかな。車は通らず、秘境っぽい雰囲気も良くて、こういう道は好きだねぇ。いつもながらこういう林道にポツンポツンと民家があるのには驚かされる。

 終盤できつくなるのは「時坂峠0.6キロ」の道標があるあたりだったか。その先に「森のささやき」というレストランみたいな建物があり、予約制とか書かれていた気がするのだが、違ったかな。時坂峠まであと0.6キロは山歩きのコースの場合で、舗装道はまだまだ数キロ上らなくてはならない。


時坂峠まで0.6キロ



森のささやき


 上へ行くと風景が開けてくる。ガードレールがないところがあり、怖々と見下ろすと崖のような急斜面の下に民家が見えた。うわ、絶景やん♪ そしてその先にあったのが「MOKKI NO MORI」という会員制のキャンプサイト。キャンプだけでなくフィールドも楽しめるそうで、この日は駐車場に何台も車がとまっていた。「山のサブスク」っていうらしい。へ〜、こういうアウトドアのやり方もあるんだねぇ。


怖々と見下ろす絶景



MOKKI NO MORI


 やがてピークらしきところにたどり着く。ちとせ屋からは3.4キロで平均勾配は7.4%で最大は12%。数字的にもきつく、もちろん体力的にもきつかったが、飽きない風景が続いたので楽しんで上ることができた。何度も言うがこういう道は好き♪

 地図上ではここが時坂峠となっているのだが、道標によると右手の道へ入りまだ0.4キロ先だという。ところが峠へ続くと思われる中峰平林道は通行止めだ。仕方ない。「峠の茶屋」方面へ直進してみるか。しかし、こんな所に峠の茶屋なんてあるんかい。


ピークとおぼしきところ。右手奥の林道は通行止め



直進すると峠の茶屋があるらしい


 ここから先はきつい上りもなく、緩やかな勾配。やがて「峠の茶屋」の看板が左手に見えてきた。おぉ、ほんとにあったよ。しかし、営業している様子もない。水道があったのでひねってみたが水は出ない。後で調べると、賑わいを見せている写真などがアップされていたが、数年前に閉店したもよう。営業していればここまで上るモチベーションになるのにねぇ。お店の向かいにある展望台も雑草が生い茂り、一本松は健在だが絶景は望めない。残念。


峠の茶屋



展望台の一本松


 茶屋の先に神社があり、その左手の道が上川乗まで続いているらしいので先へ進む。展望が開け、気持ちのいい道に出たが、やがて直進する舗装道は通行止め。左手はダートの山道となった。ここまでか。予定では直進する道を進み、ぐるっと回ってちとせ屋まで帰ることにしていた。引き返すか。しかし、また来てもいいなぁと思っていた峠だっただけに、その先がないんじゃちょっとつまらない。


神社の左へ進む



絶景の道



右は通行止め、左はダートの山道


 引き返す時に「そば処みちこ」という看板に気がついた。こんな山の中にそば処? それも「みちこ」なんて名前で。でも、行かなくて良かった。調べると、築400年超の古民家で週末のみ営業。TV朝日系「ポツンと一軒家」でも紹介されたそうだが、ここも数年前に惜しまれながら閉店したそうだ。


「そば処みちこ」の看板


 往路は高尾経由、復路は八王子経由で走行距離は120キロ、獲得標高は1232メートル。時坂峠を下るあたりからゴロゴロ鳴り始め、雲行きも怪しくなってきたのでランチも食べず回し続けた。その甲斐あってか、八王子で少し降られたが、いいお湿り程度で、何とか雨雲から逃げ切った(^o^) 次回はちとせ屋の右の道を行ってみようかな。

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 年長の孫息子の保育園運動会でうるっとくるシーンがあった。



 お遊戯した後の大縄飛び。一人ずつ10回飛ぶらしい。みんなで「い〜ち、にぃ〜、さ〜ん」と可愛らしいかけ声、そして待っている子たちは飛んでる子と同じようにぴょんぴょん飛び跳ねて応援してる。微笑ましい。

 年長の子は二十人前後だったか。最初の方で一人が引っかかったが、もう一度やり直してちゃんと10回飛んだ。それ以外の子たちは一発でクリアしていく。すごいね。そして最後の子も10回綺麗に飛んだ。その瞬間、先生が縄を放り出して大声で泣き出した。

 ほとんどの子が飛べないところからのスタートだったという。それが本番で全員が飛べるまでになった。みんな良く頑張ったよね。先生、嬉しいよね。号泣する気持ちは分かる。じーさんも目頭が熱くなったよ。

 「せんせい、ないてる」「なんで〜」。子供たちは無邪気だ。

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 そういえば小出川の彼岸花ってどうなってるんだろう。今年の彼岸花まつりは9月21日で、その前日の20日にちょっと寄ってみたのだが猛暑のせいかまったく咲いていなかった。それ以来、近くを通ることもなくすっかり忘れていた。ということで10月11日に「まだ咲いててね」と願いながら行ってみた。ちなみに鑑賞期間は9月下旬から10月上旬で見ごろはお彼岸のころとチラシにはあったのだが…。

 残念。終わってたよ(T_T) 大黒橋では案内版を役所の人がちょうど片付けていた。あ〜ぁとタメ息をつきながら、それでも川沿いを走ると、なんと一個所だけ残っていた(^o^) よかったねぇ、今年もちょっとだけど見ることができた。


小出川の彼岸花。ここだけ咲き残っていた



小出川の彼岸花、今年は終了



9月20日の小出川。まだ咲いてなかった


 その後は寒川から茅ヶ崎方面へ適当に走っていると「大岡越前通り」にぶつかった。大岡越前? ここらあたりの人だっけ? なんで通りの名前になってるんだろう? と不思議に思っていると、茅ヶ崎博物館のところに「大岡越前守 菩提所」という案内版を発見。なるほど、そういうことかと案内に従って行ってみると浄見寺が菩提所となっているようだった。茅ヶ崎市のHPによると「江戸時代中期の有能な官僚であった大岡越前守忠相公を輩出した大岡家は、茅ヶ崎の堤村を領地として治めていた。2代当主忠政が初代忠勝の追善のために建立したのが、茅ヶ崎市北部にある浄見寺」ということらしい。


大岡越前通り



大岡越前守菩提所の浄見寺


 その手前にあったのが「旧和田家住宅」。江戸末期の安政2年(1855年)に建てられた大型民家で、昭和57年に解体し、同年7月に茅ヶ崎市が重要文化財に指定。移築復元して昭和60年(1985年)4月に開館したという。とっても立派なお屋敷だけど、障子だけじゃ寒そう。


旧和田家住宅


 その後もふらふらと適当に走り何となく茅ヶ崎駅の先を左へ曲がると、またも偶然ぶつかったのが、いかにも由来ありそな「鉄砲道」。地図上では国道134号の北を平行するように伸び、柳島で合流している。これも茅ヶ崎市のHPによると「江戸時代の享保13年(1728年)に鉄砲(大筒)の訓練のため片瀬村から柳島村までの海岸に砲術調練場を設け、それに沿ってできた道から名付けられた」という。なるほどねぇ。今日は歴史を感じるライドだったのか。それにしても片瀬から柳島までなんて、大規模な調練場だったんだね。


鉄砲道(柳島付近)


 天気も良かったので国道134号を柳島からさらに西へ。太平洋岸自転車道経由で大磯、そして二宮まで足を伸ばした後に北上。この前DNSした伊東温泉200の帰路コースで中井町から七国峠を越え、平塚、伊勢原と走り、遅いランチはお馴染みの柏木牧場でビーフカレー(600円)とメンチカツ(250円)の黄金コンビ(^o^) 余は満腹じゃ。


柏木牧場のビーフカレー(600円)とメンチカツ(250円)


 この日の走行距離は100.3キロ(大台に乗せるためちょっと遠回り)、獲得標高は481メートル。

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 横浜水道みち緑道。自宅近所を通っている遊歩道で、自転車に乗り始めたころは何度か走ったが、最近はとんとご無沙汰。16キロウォーキングの筋肉痛がまだ残っているし、のんびり走るには最適だねぇ。久しぶりに行ってみるか。


上溝にある水道みちの説明版


 道中にある説明版によると「横浜水道みちは津久井郡三井村(現相模原市緑区三井=津久井湖の北あたり)から横浜村の野毛山浄水場(横浜市西区)までの約44キロを、1887年(明治20年)わが国最初の近代水道として創設された。運搬手段のなかった当時、鉄管や資機材の運搬用としてレールを敷き、トロッコを使用し水道管を敷設。横浜市民への給水と近代消防の一歩をともに歩んだ道」だという。地下には水道管が埋まっている。このうち田名付近から米軍相模原住宅までは遊歩道として整備されている。

 地図で探してみると大島付近から「水道みち緑道」が始まっているが、実際は遊歩道の部分は少なく、大部分が一般道。県道54号を越えてしばらくした相模田名高校付近でようやく「緑道」となる。今回は相模田名中学の裏から水道みちへ入るのだが、その前にまず腹ごしらえだ。近くの「ラーメン心心」でチャーシュー麺をがっつりといただく。チャーシューはとても柔らかく、しつこくもなくて美味だったけど1300円はラーメン750円に比べるとちょっと、いやかなりお高いかな。次からはラーメンと餃子にしよう(^_^;


チャーシュー麺1300円


 初めてここまで来た十数年前は、すごい所まで来ちゃったなぁと感動したものが、道標を見ると相模原麻溝公園まではたった5キロだった。その公園から自宅は10キロ程度。公園とはほぼ直線でつながっているので近い。


相模原麻溝公園まで5キロ。いきなり砂利道


 いきなり砂利道から始まり、レンガの歩道、そしてダートと続く。もっと舗装道がある印象だったが、記憶違いだったか。ロードで走れないことはないけど、まぁ、あんまり楽しくはないわね。MTBかグラベルロードが最適ですな。一般道とクロスするところに信号はなく、JR相模線と交差する個所が唯一のアンダーパス。階段も一個所現れた。交差する道の先もちょっとずれた所から緑道が始まっていたりするが、ちょっと見渡せば「お、あったあった」となるので迷うことはない。


真っ直ぐに延びるレンガの歩道



ダート。周囲は田畑が広がる



また砂利道



JR相模線のアンダーパス



このあたりは舗装道



階段現る


 相模原麻溝公園手前の一般道との交差が一番渡りづらい。信号もない坂の途中だしね。

 公園に入ると急坂が待っていた。夜間は危険なので通るなという。へ〜、そんな道なんだ。上り切って右手を見ると相模原ギオンスタジアム。J3相模原SCの本拠で、自宅から一番近いJリーグのスタジアムだ。再びJ2へ戻ってきて欲しいなぁ。


相模原麻溝公園入口



公園へ向かって上る。夜間は通行を遠慮してだって



奧に見えるのが相模原ギオンスタジアム


 この先は女子美の前を通り公園内を行くのだが、途中で乗り入れ禁止となったので迂回。公園の先から再び緑道を走る。ところがしばらく走ると米軍相模原住宅が現れ、道はそれを囲んでいるフェンスに阻まれて行き止まりとなった。地図上ではそのまま真っ直ぐ続いているんだけどね。あぁそうだよ、そうだった。ここで行き止まりとなるんだよ。思い出した。迂回したよなぁ。でもそのルートは思い出せず、右往左往の後、反対側に出ることができた。


公園内を走る



女子美術大学前



「道志の水源から相模原を通り横浜へ」と説明にある



ここから乗り入れ禁止



公園の先も緑道が続いている



遊歩道の中に公園



米軍相模原住宅のフェンスに阻まれこの先は行けない



迂回して反対側へ


 この日は米軍相模原住宅からそのまま水道みちを進んだが、東林間付近で離脱して帰還した。ちなみに東林間から先は、さくらの散歩道となり境川にぶつかって緑道は終了。水道管はアーチ型の境川水管橋で境川を越えている。

 ここで水道みちはいったん地図上から消えるが、今宿付近で再び現れ、以降は一般道となり西谷浄水場を経由してほぼ真っ直ぐに野毛山まで続いているようだ。こちらはつい最近トレースしてみたが、西谷浄水場の手前で訳が分からなくなり断念した。

 サイクリングロードではないが、相模原付近はウォーキングコースにもなっていて、短い距離だが田園地帯、公園、住宅街などいろんな景色の中を巡るのはなんだか楽しい。道の下には直径1.5メートルの水道管が通っているしね。また、忘れたころに走ってみようかな。

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 先日の小倉橋〜志田峠のライドの帰りにとんでもない目にあった。

 平山橋から走り出してしばらくすると後輪のタイヤが滑る感じがする。やっちまったかな。でもエアは完全には抜けていない。スローパンクかな。だましだましなら何とか走れそう。でも、エアを少し足しとくかとストップして携帯ポンプでスコスコ。あれ、入らない、おかしいなとバルブをいじっていると、わずかに残っていたエアがシューという気持ちいい音とともにあっという間に抜けた。渾身の力をこめてポンピングするが、手応えがない。壊れたか。まいった。これじゃ、チューブ交換もできないぞ。

 携帯ポンプはバルビエリのカーブ・ワン。「世界初のカーボンファイバー製で超軽量・コンパクトボディなハンドポンプ。高圧タイヤにもパワフル対応(10気圧対応)」という謳い文句だが、もう作られていないようだ。


カーブ・ワン


 実は前科がある。12年前のブルベ泉佐野600(紀伊半島1周)の400キロ地点でパンクし、こいつがやはり言うことを聞いてくれずDNFの大ピンチとなった。完走をあきらめかけたが、奇跡的に近くに自転車屋があり九死に一生を得た。そのため、この日持っていたカーブ・ワンは2代目。でも、またやらかしてくれたよ。これまで散々お世話になったし、機能することを定期的に確認しなかった自分も悪いんだけどね。

 現場は愛川町役場の近く。さて、困ったぞ。

 すぐ折りたためる小径車のFCXだが、輪行袋はない。そもそも鉄道が近くには走っていない(JR相模線ははるか彼方)ので輪行は論外。帰路の道中に自転車屋はない(後で調べるとルート外に2軒あった)。平日なので娘にレスキューも頼めない。どこかに自転車を置き、いったんバスで帰宅して車で回収にくるか。でも時間がかかりそうだなぁ。置いていくのも心配だし。

 仕方ない。歩くか。15キロぐらいかな。あ〜、エアを足そうとか思わなきゃよかった。あのまま走っていたら少しでも先へ行けたのに。後悔しながらSPDシューズで歩くこと3時間。距離は16キロ強。自宅へたどり着いた時は真っ暗になっていたよ(T_T)

 後になって自転車保険にロードサービスが付いていたことを思い出した。以前事故られた時に使用したのだが、トラックがくるまで何時間も待たされたので、その時に気がついてもケガしているわけではないので選択肢には入らなかっただろう。

 この日は「やれやれ無事に帰還できた」とそれで終わったのだが、2日後に筋肉痛が襲ってきた。特に腸腰筋のあたりが痛い。右足の裏もしびれたままだ。困った。あと2日後にはブルベ伊東温泉200があるのに。

 結局、筋肉痛は治まらず、雨模様で朝日も望めそうもないのでDNS。自宅からたった4キロ先が発着点というご近所ブルベだったことを昨年知ってエントリーしたのだが、残念。もっとも23時スタートも大きな峠で、その時間までしらふでいられる自信もなかったんだけどね(^_^; ちなみに雨はスタート直前にやんだそうだが、その頃はすでに夢の中…。

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※辻村深月(1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に「冷たい校舎の時は止まる」で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年「ツナグ」で第32回吉川英治文学新人賞、2012年「鍵のない夢を見る」で第147回直木賞、2018年「かがみの孤城」で第15回本屋大賞受賞)



●意表を突かれた展開に「やられた」

 39歳で独身だった西澤架(かける)は婚活で知り合った33歳の真美(まみ)と2年つき合い、ある事を契機に同棲。ようやく結婚を決断して式場も予約した、その矢先に彼女がこつ然と姿を消した。婚約者の居場所を探すことは彼女の過去と向き合うことでもあった。『週刊朝日』連載を単行本化。

 自分の結婚は32歳の時。20代だった昭和のうちにはできず、平成に少し入った年で、同級生の中では遅いほうだった。もちろん婚活なんて言葉は当時はなかったが、結婚、家族、進学、就職などそれぞれのエピソードは共感することばかりで、心に染み入ってくる。身につまされる思いで読み進んでいると、「えぇっ?!」と意表を突かれた展開となり、後半は一気読み。面白く、巧みに構成された物語で「あちゃー、やられた」という感じ。「あ、こういう人いるいる」という人物描写も絶妙で、自然と物語の世界に入っていけた。

 傲慢と善良は紙一重なのかな。ちょっと強引な部分もあるけどね。

 それにしても主人公の名前の「真美」はこんがらがるのでやめて欲しかった。どうしても「しんじつ」と読んでしまうからねぇ。

 第7回ブクログ大賞を受賞。発行部数は100万部を突破し2023年に最も売れた小説となった。藤ヶ谷太輔と奈緒のW主演で映画化され、2024年9月27日から公開されている。

 「知りたくなかった過去」は誰にでもあるよね。妻にもあったのかな。もう知るよしもないけど。

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<ACLエリート:横浜F・マリノス4-0蔚山>◇10月2日◇1次リーグ第2節◇横浜国際総合競技場◇観客8153人

 アジアの借りはアジアで返す! 初戦の山東泰山戦で3-7と惨敗した横浜F・マリノスだが、第2戦のホーム蔚山戦でアタッキングフットボールが全開。見事なカウンターから4点を奪い、守っては上島拓巳、渡邊泰基の両センターバック、GK飯倉大樹が魂のセーブを見せ公式戦8試合ぶりのクリーンシートを達成し、初勝利を挙げるとともに得失点差を0に戻した。



今日は蔚山戦



ホームゴール裏。2階は開放せず


 蔚山てこんなに弱かったのか、と思うほどマリノスの強さが際立っていた。ほとんどミスのない試合。パスも思うように繋がり、高い位置を保ち、寄せも早く球際でも勝っていた。誰一人として手を抜かず、全員が最高のプレー。ここのところ不甲斐ない戦いが続いていたので、久々に胸のすく試合だった。最後は涙が出そうになってきたよ。ナイスゲーム(^○^)

 先制点は4分。エウベルの突破から折り返しを渡辺皓太が押し込んだ。その後のヤン・マテウスのゴールはハンドで取り消されて嫌なムードになったが、前半終了間際に自陣からの西村拓真を起点にしたカウンターを仕掛け、ブラジル人トリオがお膳立てしたチャンスを西村が右足で蹴り込んで2点目をゲットし、前半はいい流れのまま終了した。


マリノス先制。左奧はアウエーゴール裏


 後半はスコアは動かず2点リードのまま終盤へ。得失点を考えるとあと1点は欲しい。無理かな。いや、それにこたえるのがエースだ。39分にアンデルソン・ロペスが豪快な左足ミドルシュートを決めてスタンドを熱狂させた。それにしてもこの日のロペスはよく走ったね。この後も前線で追い回してボールを奪う姿には感動したよ。

 そしてこれで終わらなかったのが大きい。天野純のパスを受けた井上健太がドリブルで駆け上がり、エリア内に進入してラストパス。水沼宏太が難なく押し込んで4点目。これで得失点差は0となった。


3点目を奪ったアンデルソン・ロペス



観客は8153人。1万人は入らずだいぶ寂しい



4-0!



勝った!



勝利の瞬間のゴール裏


 90分間走り続けたマリノス。さあ、これを続けてアジアを勝ち獲ろうぜ!


トリコロールに染まる日産スタジアム


 日が落ちるのが早くなり、日産スタジアムへの往路からナイトラン。鶴見川は相変わらずのジャングル状態で道幅が狭くなり、平日とあってか通勤通学の自転車も多く、すれ違いが怖いねぇ。

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 東京オリンピックの自転車ロードレースのコースとなった小倉橋。その西側道路擁壁に今年もニューバージョンの大型横断幕が9月30日に登場。早速、行ってみたよ(^o^)


24年版の大型横断幕



手前は小倉橋


 1周年がグリーン基調、2周年がピンク基調だったが、今回はカラフルなバックに濃紺のロードバイク。それに相模原市制施行70周年の記念ロゴマークが加えられている。バックはSDGsの17のゴールを意味しているそうだ。段々と派手になっていくねぇ。掲出は来年3月24日まで。「オリンピックレガシーの継承とサイクルツーリズムの推進」のため、これからも続けていってほしいものだ。


21年東京オリンピックの際の大型横断幕。あっさりしてる



22年の1周年の大型横断幕



23年の2周年の大型横断幕



そして24年版



近くにある五輪銘板


 さて、お昼は久々に半原の花屋食堂へ。創業1957年の老舗だということをのぼりを見て知った。まさに昭和の食事処。ワンオペでやってるようだが、洋食、中華などメニューが信じられないほど豊富なことにビックリ。そしてリーズナブル。嬉しいねぇ。この日は迷った末にメンチカツ定食。サクサクアツアツで美味。これで800円(^o^)


創業はなんと1957年



店内



メンチカツ定食800円


 満腹になったので腹ごなしに志田峠へ。三増合戦場の碑から上るとピークまでは2.6キロと短いが、途中でダート区間が500メートルぐらいあって楽しませてくれる。終盤は10%超で結構きつい。下った先はオギノパン本社の工場直売店近く。ダートがなければ宮ヶ瀬から自宅へのいいショートカットになるんだけどね。


志田峠


 帰りに中津川に架かる平山橋へ寄ってみた。つい先頃の朝日新聞地方版で「米軍機による機銃掃射の生々しい弾痕を今なお残す」ことを知った。隣の平山大橋は何度が通っているが、人道橋の方は行ったことがなかった。戦争末期に銃撃を受けたようだが、弾痕はリサーチ不足でどこにあるのかよく分からなかったのは残念。


平山橋



平山橋から上流を望む


 久しぶりに小径車のFCXに乗った。のんびり走るのもいいね。

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