お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 久しぶりに新横浜から先の鶴見川沿いを走って川崎へ。この日は「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」の川崎・横浜編。

 工事中の末吉橋で鶴見川を離脱し、川崎駅方面へ行き、まず最初に訪れたのが「川崎浮世絵ギャラリー〜斎藤文夫コレクション〜」。ワンコインで本格的な浮世絵体験が気軽にできるそうだが、駅近のビルの3階で自転車を置くところもないので看板を見上げただけで、すぐ近くにある「東海道かわさき宿交流館」へ向かった。


鶴見川。河口から7キロ



川崎浮世絵ギャラリー


 川崎宿は江戸時代に東海道53次の1つとして栄えた宿場で、現在の川崎の街の原点となる重要な歴史的資源。しかしながらその面影はまったくない。「東海道かわさき宿交流館」の目の前は旧東海道で、次の「生麦事件碑」へ向かう際もその旧東海道を走ったが、駅周辺の人が多く行き交う繁華街を抜けると住宅街が続いていく。「旧東海道」の道標はあるが、名残さえ全く感じられない。そのため趣向を凝らして川崎宿を知ってもらおうと2013年に開設されたそうだ。


東海道かわさき宿交流館



東海道かわさき宿交流館


 駐輪場があったので見学しても良かったが、このすぐ先にあるY'sRoad(ワイズロード)川崎店に寄る予定だったのでスルー。ところが行ってみるとまさかの定休日。信じられんと店舗前でしばらくあ然…。


Y'sRoadは定休日


 鶴見駅の先は地図上では生麦旧道となるようだが、これも旧東海道なのかな。その道が第一京浜(国道15号)にぶつかる生麦1丁目交差点のところに「生麦事件碑」を発見した。1862年に薩摩藩島津久光の大名行列をさえぎってしまったイギリス人商人らが切りつけられた事件で、のちに薩英戦争が勃発した。切りつけられたリチャードソンが落命した場所だが、今は国道沿いでビュンビュン車が行き交い、上空を高速道路が走っている。


JR国道駅



生麦事件碑



生麦事件碑


 この後はしばらく国道を走り、中央市場経由でみなとみらいへ。ワイズロードの横浜ワールドポーター店に寄る(^o^) ここは定休日なし。6階にお店があるのだが、自転車を上まで持ち込めるので安心して買い物ができる。

 大さん橋近くの「象の鼻パーク」は横浜港発祥の地に開港150周年にあたる2009年にオープンした。防波堤が象の鼻の形にみえることから、そう呼ばれている。上から見ないと分からないけどね。


象の鼻パーク



象の鼻パーク


 次の「鉄道創業の地 記念碑」は分かりづらいかと思ったが、あっさりと発見できた。桜木町駅前にあり、この地に明治5年(1872年)5月7日に初代横浜駅が建設され、横浜〜品川間の鉄道が開業した。


鉄道創業の地 記念碑



鉄道創業の地 記念碑


 次に向かったのは磯子区岡村にある「三殿台遺跡」。「さんとのだい」と読み、縄文・弥生・古墳時代のムラの跡が標高55メートルほどの小高い丘の上にあるそうな。麓に「入口」という道標があったがここでスタンプはゲットできず。上るしかないようですな。最大で10%を超えていた気がする激坂のピークに広々とした遺跡があった。

 弓矢があったので驚いた。どうやらイノシシが標的のようだ。孫が喜びそう。やってみたかったが、派手な格好をしたじーさんがやってると、変な目で見られそうなのでやめた。回りに誰もいなかったけどね。


三殿台遺跡入口



三殿台遺跡



弓矢体験が!


 激坂を下って反対側に行くと、「お疲れさまでした」という道標。確かにその通りだわいと、大笑いした。


「お疲れさまでした」


 この後は上大岡から上永谷、舞岡と上って下ってを繰り返し、戸塚の「大橋(広重浮世絵モニュメント)」へ。歌川広重の「東海道五拾三次之内戸塚 元町別道」に描かれている戸塚宿を代表する場所の1つだそうだが、交通量が多く学校帰りの児童が次々にやって来るので早々に退散。


大橋(広重浮世絵モニュメント)


 国道1号、環状2号と走り、次に向かったのは鶴ヶ峰の「六ツ塚」。坂の上にある。北条時政によって仕掛けられた罠により討ち死にした畠山重忠をはじめ、一族郎党134騎を埋めたと伝えられている6つの塚が薬王寺の敷地内にあるそうだ。


六ツ塚


 最後は三ツ境の「長屋門公園」。入口にある長屋門は明治時代に建てられ、横浜市歴史的建造物に指定されている。入口から覗くとかやぶき屋根の古民家が垣間見えていた。なかなか趣のある所だったが、到着が閉園時間の午後5時数分前。またの機会に、ってそんな機会は来ない気がするが(^_^;


長屋門公園


 町中(逆走、ノーブレーキの飛び出しはやめて欲しい)や交通量の多い国道などを走ったのでストレスのたまるライドだったが、知らなかった所を見ることができ、まずまず楽しかったかな。

 走行距離は84.7キロ、獲得標高は642メートル。スタンプは116/124(達成率94%)。保有スタンプは71。

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※小川哲(1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年「ユートロニカのこちら側」でハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。17年「ゲームの王国」で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。22年「地図と拳」で第168回直木賞受賞



●エンゲルスもびっくり

 非常に質の高いSFを中心とした、これぞ小川哲という6篇の作品集。すべてが面白かった。いや、面白過ぎる。

 「魔術師」…片道切符のタイムマシンで人生を賭け、時空を超えた大魔術に挑む。こういう発想もあったか。

 「ひとすじの光」…死ぬ前に周到に相続手続きを終えた父。なのに、なんで駄馬をそのまま残したのか。血統でさぐる感動のファミリーヒストリー。

 「時の扉」…未来は変えられないが、過去は変えられる。よく理解できなかったが、最後に意表を突かれた。

 「ムジカ・ムンダーナ」…音楽が貨幣の島。一番高価な音楽はこれまでに一度も演奏されたことがない。いや、そんなバカな…。構成が素晴らしい。

 「最後の不良」…「流行」が消え、「虚無」が流行する近未来に特攻服と改造単車で殴り込む。なんとなく筒井康隆チックな世界。

 「嘘と正典」…表題作。未来から過去への通信で歴史を変え、共産主義をなかったことにしようとするCIA工作員。これ最高。エンゲルスもびっくりしてるだろうね。

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 「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」で川崎の古墳を巡ったが、激坂だらけだったよ(T_T)

 国道246号を走りたくなかったので、恩田川沿いから市役所通り〜歴博通りで港北ニュータウンを抜けて尻手黒川道路へ入り、まずは「子母口貝塚」へ。ところが、その場所にいるのにスタンプがゲットできず、地図上も離れている。あれれ? と思って確認するとスタンプポイントではない「子母口富士見台古墳」だった。どうも通り過ぎていたようで、せっかく上った激坂を下っていくのだが、これが分かりづらい。行き止まりも多く、散々迷ってようやく公園の奥に案内版があるのを発見した。

 縄文時代早期(約8000年前)のもので、貝層からはマガキやヤマトシジミの他、スズキやクロダイ、マダイなどの魚骨も見つかっている。当時はこの丘近くまで海が入り込んでいたようだ。それが今でははるかに武蔵小杉のタワマンが望める高台の公園となった。


子母口富士見台古墳。ここはポイントではなかった



子母口富士見台古墳



通り過ぎていたようで…



はるかに武蔵小杉のタワマンが望める子母口貝塚


 このあたりはどうやら「たちばなの散歩道」というらしい。調べて見ると、奈良時代の昔から川崎の大部分は武蔵国橘樹(たちばな)郡と呼ばれており、「たちばなの散歩道」は高津区、宮前区の遺跡や史跡を巡る、子母口バス停から梶が谷駅までの約5キロのコースだそうだ。そういえば地図らしきものを手にウォーキングしている人の姿を見かけたなぁ。

 この後に訪れた「橘樹歴史公園」、そしてスタンプポイントではないが国指定重要文化財の木造薬師如来両脇侍像などがある「影向寺」もそのコース上にある。


橘樹歴史公園



橘樹歴史公園



影向寺



 「橘樹歴史公園」は2024年5月18日、川崎市で初めて国指定史跡に認定された史跡橘樹官衙 ( たちばなかんが )遺跡群にオープンした公園。地中には飛鳥時代の役所の倉庫跡4棟が保存されており、その大きさや質感などに触れ、古代橘樹を体感できるように1棟は全体を、3棟は柱の一部が復元されている。「古代史ファン注目の歴史スポットの誕生」と川崎市は胸を張るが、激坂を上った先の住宅街の中に突如現れた広々とした空間には驚かされた。

 第三京浜を陸橋で越え、少し進んだところに公園と一体となった「西福寺古墳」があった。円墳なのでぐるりと1周できるかと思ったが、反対側に道はなく、植え込みから先は古墳保護のため立入禁止となっていた。矢上川左岸に築かれた高塚古墳群の中にあって、規模が大きく保存状態も良好だそうだ。


西福寺古墳


 次の「馬絹古墳」も激坂を上っていく。7世紀後半に築造されたとされる貴重な終末期古墳。直径約33メートルの円墳で、内部には全長9.3メートルの大形の横穴式石室があるそうだ。住宅に囲まれるように公園があったが、隣や目の前が古墳というのは古代のロマンを身近に感じられていいなぁ。


馬絹古墳



馬絹古墳公園



奧が古墳。ここも立入禁止


 最後に訪れたのは「東高根遺跡」。県立東高根森林公園の中にあり、南側から向かったのだが、15%を超えるようなとんでもない激坂が待ってたよ。まいった(T_T)

 ここには弥生〜古墳時代の竪穴住居跡が発見された古代芝生広場や、学術上非常に価値の高いシラカシ林(推定樹齢150~200年)があるそうだが、芝生広場でスタンプがゲットできたのでシラカシ林までは足を伸ばさず。園内は自転車の持ち込みも禁止のため歩きだったのでね。


東高根森林公園



東高根遺跡



古代芝生広場。遺跡らしいものはない


 帰路も国道246号は通らず、たまプラーザ〜あざみ野〜青葉台〜田奈〜成瀬のアップダウンコースで帰宅。走行距離は56キロだったが、獲得標高は682メートルだった。

 これでスタンプは107/124(達成率86%)。保有スタンプは62。

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※柴田哲孝(1957年東京都武蔵野市生まれ。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、フィクションとノンフィクションの両分野で活動。2006年「下山事件」で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)、日本冒険小説協会大賞(実録賞)、07年「TENGU」で大藪春彦賞を受賞。「下山事件 暗殺者たちの夏」「GEQ 大地震」「リベンジ」「殺し屋商会」など。1986年から1990年のパリ・ダカールラリーにドライバーとして参戦したほか、南米のアマゾン川に世界最大の淡水魚ピラルクーを釣りに行った冒険旅行記なども出版している。モータージャーナリストとしても活動



●なるほどと思わせる〝陰謀論〟

 2022年7月に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をモチーフにしたサスペンス。至近距離にいてすぐに逮捕された男の単独犯ではなく、〝組織〟が周到に準備し、その命を受けた影のスナイパーが放った特殊な銃弾が元首相の息の根を止めた。男はジョン・F・ケネディ大統領を暗殺したオズワルドの役割を果たしていただけだった。

 実在の人名が次々と出てくるのでどこがノンフィクション(真実)で、どこがフィクション(妄想)なのか分からなくなる。逆にすべてが真実にも思えてくる。後方の警備が甘すぎたこと、救命医と司法解剖の結果に大きな齟齬(そご)があったこと、特に後者の謎解きは興味深い。なるほどと思わせる〝陰謀論〟だった。

 面白く読み進めたが、後半の雑誌記者が真相に迫っていくシーンはちょっとすごみが足りない気がした。スクープを狙う契約記者では迫力が足りない。何というか、追及にもっと義憤とか正義感といったインパクトが欲しかったかな。同僚の女性記者の身体を張った取材は逆に意外な感じがした。

 「安倍元首相撃たれ死亡」。翌日の全国紙朝刊のメイン見出しが一言一句同じだったことが話題となった。各社申し合わせがあったり、どこからか指示があったのか。暗殺、テロ、銃殺をなぜ見出しに取らないのかなどという声があった。新聞整理の経験からいうと見出しに申し合わせや外部から云々ということはない。これだけ衝撃的なニュースをどう分かりやすく伝えるか。独自性を出す必要もこねくり回す必要もない。暗殺、テロに関しては事件直後でその背景も動機も不明だったため選ぶことはできない。「撃たれ死亡」はまさに直球ど真ん中で、これしかない見出しだったと思う。

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 「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」で東海道を巡った。いいお天気で、相模川からは富士山も綺麗に見え、暖かな気持ちのいい1日だった。


相模大堰管理橋から望む富士山(^o^)


 箱根湯本駅手前の三枚橋を曲がって旧街道に入ったが、早川を渡ってすぐ右へ(^_^; 消防署の先をぐるりとUターン気味に曲がって9%の激坂を上ると、最初のスタンプポイントの「箱根町立郷土資料館」がある。東海道石畳の構造模型や温泉場を巡る七湯道の様子、箱根土産などの展示で江戸時代気分が味わえるそうだが、振り向いたところの箱根町役場のガラス越しに箱根駅伝ののぼり旗が見えたので、足が自然とそっちに向いた。

 入ってみるとユニホームも展示しているじゃないか。そりゃそうだ。ここはまさにお膝元だもんねぇ。調べると期間限定らしい。ラッキー♪


三枚橋



箱根町立郷土資料館



箱根町役場



箱根駅伝ののぼり旗



第101回箱根駅伝出場チーム



ユニホームも展示されていた


 芦ノ湖まで上れば3つのスタンプポイントがあるのだが、それは後の楽しみにとっておきましょう。寒そうだしね(^_^; ということでここでUターン。先日、テレビで紹介されていたミナカ小田原の「鯵の唐揚げ」を目指す。ミナカ小田原は20年12月4日に開業した「お城通り」沿いにある半公共的な複合商業施設で、「鯵の唐揚げ」はその3階にある「小田原吉匠」で販売されており、日本唐揚げ協会主催「からあげグランプリ」でも金賞、最高金賞を受賞しているそうだ。

 注文してから揚げてくれるのでサクサクあつあつ(^o^) 人気ナンバー1の塩をいただいたが、最後はちょっとしょっぱかったかな(^_^; 足柄牛のコロッケも美味!


小田原吉匠



いろんな味がある



鯵の唐揚げ300円


 この後は小田原城近くの「報徳二宮神社」へ。二宮尊徳を祀っているので境内には複数の二宮金次郎像などがあり、「きんじろうカフェ」まであった。


報徳二宮神社



ここでスタンプゲット


 国道1号線を大磯まで戻り、「大磯町郷土資料館」、伊藤博文、大隈重信らにゆかりのある邸宅や庭園などの歴史的建造物が残されている「明治記念大磯邸園」、1660年ごろに小田原の崇雪が西行法師の歌にちなみ庵を結んだことが始まりという「鴫立庵(しぎたつあん)」と、近場に点在するスタンプポイントを巡る。鴫立庵は国道1号を通るたびに気になっていた道標。何だろうと思っていたが、その読み方とともにようやく理解できた。大磯町郷土資料館は手前の公園入口でスタンプがゲットできたので、歩きでの上りだったし資料館までは行かず(^_^;


大磯城山公園



大磯城山公園入口



明治記念大磯邸園。休園日でした(T_T)



鴫立庵



鴫立庵


 最後は国道134号への分岐の手前を旧東海道に入って「旧東海道の松並木」へ。ここが大磯宿の江戸見附だったようだ。ここは初めて通ったが、昔の名残がある、いい雰囲気の道だったね。


大磯宿の江戸見附



旧東海道の松並木


 さて、この後は国道1号をそのまま進み、前回ちゃんと見られなかった「旧相模川橋脚」をもう一度訪問。関東大震災で地中から出現した橋遺跡で、見えている橋脚は精巧な複製品。実物は腐朽が進まないよう地下2メートル65センチの所に保存されているそうだ。


旧相模川橋脚


 そして「梶原景時館跡」も、もう一度訪れる。前回、写真を撮っただけでスタンプをゲットするのをすっかり忘れていた。和田城址に続き2度目ですな。


梶原景時館跡


 相模グリーンロードを使って帰宅したのだが、神川橋の先から宮山付近もできていたんだね。寒川北インターから倉見までは途切れているけど。

 これでスタンプは102/124(達成率82%)。保有スタンプは57。

 走行距離は120.2キロだったけど、獲得標高は614メートルとほぼ平たんなコースでした(^_^;

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 新年最初の「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」で三浦半島へ。

 環状4号から六浦で国道16号へ出て、田浦駅前で国道を離脱し十三峠へと向かう。その上り口にあるのが「のの字橋(のの字坂)」。再びここへ来るとは思わなかったねぇ(一度目はこちら)。横須賀市のHPによると、戦前に城の台砲台を築き、物資を運び上げるためにつくられた道路で、道をつなぐ陸橋を「のの字橋」(いわゆるループ橋)というそうだ。正式には「十三峠陸橋」。そして公園の周辺を1回転半以上まわって登った先は旧浦賀道・十三峠となり、東京湾を望むハイキングコースとなるのだ。


十三峠陸橋。別名「のの字橋」



公園の周辺をぐるりと回って橋へ向かう



右手奥に見えるのがのの字橋



1回転半して峠へ向かう


 のの字坂をぐるぐる上った先の分岐を右へ行き、上り切ったところに旧横須賀市営田浦月見台住宅がある。築64年で老朽化が進み2020年に市営住宅として廃止されて以降は「天空の廃墟」とも言われていた。廃墟なので誰もいないだろうと思ったが、車が数台とまっていて人の姿も。どうも工事か何か作業をしているみたい。そういえば、ここへ来る予習として「天空の廃墟」で検索していたら「入居申し込み殺到する"天空の廃墟"」(東洋経済オンライン)なんていう記事を見かけたことを思い出した。もう一度見返してみると、昨年から「職住一体型」の店舗兼住居として再生させようとする試みが始まっており、1期募集では29戸に対し47件の申し込みがあったそうだ。業種は製菓やセレクトショップ、作家などで、入居開始は今年7月。そうか、そのための作業か。見学らしき夫婦の姿もあった。なるほど。新しい歴史が始まるんだね。また夏にでもやって来るかな。


「天空の廃墟」と言われる旧横須賀市営田浦月見台住宅


 十三峠は江戸と保土ヶ谷を結ぶ「東の浦賀みち」の最大の難所だったそうだが、特に道標などなく、ピークと思われる付近に公園があり、そこに「開拓記念碑」があったので、多分ここでしょうね。その峠の少し先に十三峠公園があるのだが、ベンチも何もない舗装された小さな広場で、駐車場というわけでもなく、不思議な空間としか言いようがない。それにしても江戸時代の最大の難所に、今現在は住宅が普通にあることには驚かされた。


ここが十三峠と思われる



十三峠から東京湾を望む



十三峠公園。キャッチボールぐらいはできるかな


 その先に鹿島台とか富士見台とか高台があるので上ってみたが、木々が邪魔して富士山は見えず。


鹿島台



富士見台から富士山は望めない


 富士見台の反対側で「三浦安針夫婦墓」の案内版を発見。三浦按針ことイギリス人ウイリアム・アダムスと、その妻の供養塔があるようで、「右が按針、左がその妻の墓」と記述されていたが、どこにあるねん? 右見ても左見ても何もないぞ。ストビューで後日じっくり探してみると、この案内版の反対側の階段を上ったところだったようですな。


「三浦安針夫婦墓」の案内版


 見どころ満載の田浦からの山登りが終わり、ようやく本日最初のスタンプポイントの塚山公園に到着。桜の名所として「かながわの花の名所100選」「かながわの景勝50選」に選ばれている公園で、「安針塚」が隣接していることから「塚山」と呼ばれているようだ。

 公園内をまっすぐに海方向へ行くと、港の見える丘。いやぁ、ここからの眺めはまさに絶景。疲れも吹き飛ぶよね(^o^)


塚山公園



港の見える丘



遙かにランドマークタワー



眼下には横須賀港


 さて、この公園から国道16号にはすんなり出ることができないのは1度目に来た時に痛感していた。で、地図を何度も見返して見つけたのが「西逸見吉倉隧道」。谷戸地域の孤立を防ぐために作られた防災トンネルで車両は進入できない。ここを抜けると国道16号の汀橋交差点に出ることができるのだ。いいね!


西逸見吉倉隧道


 ちょうどお昼どきだったが、走水の「味美食堂」は行列ができていたのでスルー。結局、この日のランチはコンビニめし。

 その後は「神奈川県立観音崎公園」、「ペリー公園」と巡り、内陸へ入って「衣笠城址」へ向かう。観音崎公園にあったレストハウスは取り壊され、更地となっていた。何度も前を通ったが、結局、一度も寄れなかったなぁ。


観音崎公園



観音崎パークセンター。ここがチェックポイント



久里浜



ペリー公園


 衣笠城は平安時代から鎌倉時代にかけて三浦半島に勢力を張った「三浦一族」の本城。ただ、城といっても石垣もなければ堀もない中世の山城だったそうで、衣笠インターの先を左手へ入ると待っていたのは「馬返しの坂」だった。見た瞬間、ひっくり返りそうな気がしたので素直に押し歩き。20%はなかったと思うけど、もう年なんで無理はやめとこ。

 上り切ったところは大善寺で、どこにも衣笠城址とかの案内はなく、道はどうやら行き止まりで、上へ行くには階段しかないようだ。ここでもできるかなとやってみると、スタンプゲット。よしとしよう。これも後で調べると、その先の階段を上ったところが衣笠城址だったようだ。相変わらず事前準備ができておらず、詰めが甘いねぇ。


馬返しの坂は押し歩き



大善寺の下。ここでスタンプゲット


 この後は通研通りから国道134号へ出て三浦海岸へ。城ヶ島へ行くかどうか悩んだが、帰りが遅くなりそうなのでそのまま国道を走り続ける。毘沙門から三崎をはしょったので「準ミウライチ」ですな。


三浦海岸


 そういえば以前、和田城址へ行ったはいいが、スタンプをゲットし忘れたことを思い出し、再び訪問。すると急坂の手前で和田義盛の碑を発見した。鎌倉幕府の大立者だったが、三浦義村の裏切りもあって北条氏に滅ぼされた。郷土の武将のその悲運の最期を偲び、武勇をたたえて三浦市が建立したという。


和田義盛の碑



再び和田城址へ


 最後は神奈川県立葉山公園。御用邸に隣接し、かつては御用邸付属の馬場だったらしい。初めて来たが、いやぁ、ここも絶景ですな。目の前に相模湾、左に富士山、右に江の島と絶好のビュースポット。たまには寄ってみてもいいねぇ。


葉山公園



左に富士山、右に江の島の絶景


 前日の強風もおさまり、なかなか楽しい準ミウライチでした(^o^) これでスタンプは95/124(達成率77%)。保有スタンプは50。走行距離は132.9キロ。獲得標高は1091メートル。

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※湊かなえ(1973年広島県生まれ。2007年「聖職者」で第29回小説推理新人賞を受賞。同作を収録したデビュー作「告白」はベストセラーとなり、09年本屋大賞を受賞。12年「望郷、海の星」で第65回日本推理作家協会賞(短編部門)、16年「ユートピア」で第29回山本周五郎賞。18年「贖罪」がエドガー賞(ベスト・ペーパーバック・オリジナル部門)にノミネート。著書に「未来」「落日」「カケラ」「ドキュメント」など)



●登山描写がリアルすぎる

 日々の思いを嚙み締めながら、1歩1歩、山を登る女たち。通過したつらい日々は、つらかったと認めればいい。山頂から見える景色は、これから行くべき道を教えてくれる。全4編を収録した書き下ろし連作小説。

 え? 湊かなえさんて山女だったのか。登山描写がリアルすぎる。

 朝日新聞のインタビューによると、学生の頃から山に親しんできたが結婚を機に遠ざかる。そしてデビュー作「告白」がベストセラーとなると「外出すらままならない生活でした」。そこで考えたのが「山を舞台にした作品の取材」を名目にすること。編集者に掛け合い、11年に北アルプスの白馬岳で再開。以来、執筆の合間を縫って山行を重ねてきたという。なるほど。うまくやったね。

 これを読むと山に上って山頂からの絶景を拝みたい気持ちが湧いてくるけど、ガレ場も鎖場もいやだし、垂直に近い岸壁にへばりつくことも、つま先が数センチひっかかるだけのわずかなくぼみに足を乗せることも、カニのタテバイ(何のことだか分からないが)もできるはずがない。もう66歳だもんね。指先の力もないし、体力も続きそうもない。でも、五竜岳も槍ヶ岳も剣岳も上ったような気分になった。「続」から読み始めてしまったが、NHKでテレビドラマ化もされた最初の「山女日記」も読んでみたいね。「山ガール」じゃなくて「山女」ってものいい。

 4編の中では表題作ではなく、「立山・剣岳」が良かった。きっとこうだろうなと思う展開そのままに話が続くけど、それが逆に共感を覚える。そして意外性たっぷりだけど「いや、そうだね。これしかないよね」というラストシーン。泣けるね。

 山は標高が上がるにつれていろんな意味で別世界になっていくんだろうね。下界のことなんか忘れちゃえって(^o^) まあ、それは自転車のヒルクライムも同じだけど。だからその楽しさは分かるよ。

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 新年吉例の阿蘇神社詣で(^o^) 言わずと知れた多摩川サイクリングロードの羽村終点にある、サイクリストの聖地だ。といっても今年で2度目だけど(^_^;

 カミさんのお墓参りの後、関戸橋から多摩サイへ。このあたりで海からは35キロ。日野橋手前が工事中でアンダーパスが通れなかったが、あとは順調。と言いたいところだが、北風野郎が絶え間なく繰り出してくるジャブと時折の強烈なカウンター攻撃で、進むことがかなりいやになった。この日は富士山も見えず、特に楽しい道でもないしねぇ。何だか足も重い。でもお守りのために行くしかない。


関戸橋から多摩サイへ



国立折り返し



くじら公園付近



海から50キロ地点。後方はJR五日市線


 この多摩サイだが、いつの頃からか整備されて「たまリバー50キロ」と呼ばれるようになった。でも実際は終点の羽村堰下橋付近には53キロとペイントされており、50キロと思って走ってきたのにまだ3キロもあると知ると、騙された気分でちょっとショック。また海からの距離も微妙に違っており、「海から53キロ地点」は「たまリバー53キロ地点」より少し手前にある。


羽村の「たまリバー53キロ地点」


 羽村取水堰近くにある、玉川上水を作った玉川兄弟に1年ぶりにご挨拶したあと、少し戻って羽村堰交差点から県道に入る。すぐ次の信号を左へ入ると再び多摩サイが現れるが、700メートルほど進むと行き止まりとなり多摩サイはホントに終了となる。ここにあるのが阿蘇神社の鳥居。本殿へは参道を上っていくのだが、階段となるので自転車は迂回して急坂を上っていく。


玉川兄弟の像


 ホームページの交通アクセスに「多摩サイクリングロード終点」と堂々と謳い、それに呼応するように自転車のお守り(500円)があることで聖地となったようだ。いただいた時も「1年間お気を付けて」と声をかけてくれた。3年前は11月に落車して鎖骨を骨折したが、その後は2年連続で無事故。今年も無事故でいきましょう(^o^)


阿蘇神社



自転車守り


 遅いランチは、道の駅八王子滝山で刻みタマネギ入りの八王子ラーメン大盛り(900円)。日差しはあったが身体は冷えていたので、あったまって生き返った気分。


八王子ラーメン大盛り(900円)


 国道16号で八王子を通過し、御殿峠を上った後は尾根緑道(戦車道)〜境川サイクリングロードでのんびりと帰宅。境川はまだ一部で迂回区間があるが、鶴間橋周辺の工事が両岸とも終わったみたい。

 走行距離は100.8キロ、獲得標高は869メートル。

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年月日目的地コメント平均時速
(グロス)
距離
◆ツーリング◆
24/12/28藤沢【JARI】2024年走り納めは境川CR。かながわ歴旅ARラリーで藤沢を巡る18.2km/h
(14.8km/h)
45.4km
24/12/26伊勢原【JARI】かながわ歴旅ARラリーで相模原、愛川などの古民家巡り。ランチは牛メンチカツ丼16.2km/h
(13.8km/h)
70.9km
24/12/23山北【TREK】古墳と山北のD52と開成のロンちゃん。ランチは山北・小料理珠亭でトンカツ定食18.4km/h
(15.2km/h)
127.4km
24/12/19鎌倉【JARI】初雪の中を金沢文庫へ。そして鎌倉の名越切通、源氏山公園など巡る15.5km/h
(13.2km/h)
90.2km
24/12/17市が尾【FELT】かながわ歴旅ARラリーで市が尾の古墳を巡る16.2km/h
(13.5km/h)
51.1km
24/12/10石垣山【TREK】石垣山一夜城から湘南平へ。ランチは久々に丸源の熟成醤油ラーメン肉そば17.6km/h
(14.3km/h)
120.0km
24/12/6大山【TREK】やっぱり大山へ紅葉狩り。下山メシは老舗の味噌煮込みうどん16.6km/h
(12.5km/h)
80.4km
24/12/3三浦【TREK】裕次郎灯台から三浦の城跡を巡る。ランチは三崎でマグロ19.7km/h
(15.8km/h)
123.0km
24/11/29震生湖【FCX】震生湖へ紅葉狩りもまさかの工事中。下山メシは「とりかつ」16.9km/h
(13.9km/h)
85.5km
24/11/25丹沢湖【TREK】紅葉の丹沢湖へ。新東名の河内川橋はくっついたのか!?19.1km/h
(17.3km/h)
130.3km
24/11/22湯河原【TREK】かながわ歴旅ARラリー第6弾で湯河原・真鶴方面へ。17%激坂の先に万葉公園はない!?20.1km/h
(18.1km/h)
145.0km
24/11/19宮ヶ瀬【FELT】さがみを旅するスタンプラリーをコンプリート。ランチは花屋食堂でカツ丼18.1km/h
(14.5km/h)
72.1km
24/11/17藤野【FCX】さがみを旅するスタンプラリーのその2。紅葉真っ盛りの津久井湖、相模湖、そして宮ヶ瀬を巡る17.6km/h
(15.3km/h)
139.1km
24/11/14海老名【FCX】さがみを旅するスタンプラリーで近場の大和、綾瀬、海老名、座間をまわる15.0km/h
(13.4km/h)
52.6km
24/11/13山北【TREK】かながわ歴旅ARラリー第5弾。寄から山北へ。河村城跡はまたもハイキング17.8km/h
(14.2km/h)
127.3km
24/11/11枡形山【JARI】かながわ歴旅ARラリー第4弾。第2章のスタートは生田緑地の枡形山へハイキング15.8km/h
(12.9km/h)
56.4km
24/11/7大磯【TREK】かながわ歴旅ARラリー第3弾。勉強になった古墳巡り。大磯ではお初の結蛸(^o^) 第1章は何とか15ポイントゲット17.6km/h
(14.9km/h)
87.9km
24/11/1宮ヶ瀬【TREK】かながわ歴旅ARラリー第2弾。登山古墳でやっとあの時代にタイムスリップ!?18.7km/h
(17.3km/h)
71.3km
24/10/17水道みち【FCX】横浜水道みちの後編で大和から横浜までを往復。昭和な中華屋で中村俊輔のサイン発見 
 
55.4km
24/10/16城ヶ島【TREK】かながわ歴旅ARラリー第1弾。長柄桜山古墳群、池子遺跡群資料館と巡ったが、馬の背洞門は圏外19.0km/h
(16.7km/h)
127.1km
24/10/11茅ヶ崎【JARI】小出川の彼岸花〜大岡越前通り〜鉄砲道。ランチは柏木牧場でビーフカレー19.7km/h
(17.1km/h)
100.3km
24/10/10青葉区【FCX】青葉区制30周年デジタルスタンプラリーに参加。アオバだけに坂だらけ14.5km/h
(12.1km/h)
59.4km
24/10/7水道みち【JARI】横浜水道みち緑道を田名から東林間までのんびりと。ランチはラーメン心心でチャーシュー麺15.6km/h
(12.5km/h)
70.7km
24/10/1小倉橋【FCX】小倉橋にニュー五輪横断幕。ランチは花屋食堂でメンチカツ定食。愛川でパンク→携帯ポンプ故障で16キロ歩く10.7km/h
(9.0km/h)
69.5km
24/9/24裏ヤビツ【FELT】1年2ヶ月ぶりに裏ヤビツへ。ようやく秋。ランチは久々にあげぱん18.0km/h
(15.1km/h)
104.1km
24/9/20三崎【FELT】金目鯛目指し、三崎の「小網代の森 ひげ爺の栖(すみか)」へ19.8km/h
(16.0km/h)
112.1km
24/9/18時坂峠【TREK】お初の時坂峠。絶景の道も峠の茶屋の先で通行止め17.6km/h
(15.6km/h)
120.1km
24/9/11真鶴【FELT】真鶴でカレーのはずが、営業は週に3日だけ。魔の水曜日20.9km/h
(18.2km/h)
140.1km
24/9/10鶴見川源流【FELT】5年ぶりに鶴見川の源流の泉へ。ランチは大桜17.2km/h
(13.9km/h)
55.5km
24/9/2宮ヶ瀬【TREK】大雨後、土山峠から宮ヶ瀬へ。でとまん食堂で初ランチ18.0km/h
(15.3km/h)
76.5km
24/8/21林道王の入線【TREK】秋山で見つけた「りんどうおう」じゃくなくて「りんどう おうのいり せん」17.4km/h
(15.4km/h)
130.0km
24/8/19ソレイユの丘【TREK】暑さに負けるな。10万本ひまわり畑のソレイユの丘へ18.4km/h
(15.2km/h)
102.0km
24/8/14境川源流【JARI】ひまわり祭りから19年ぶりに境川の源流へ。おあとは激坂22%の雨降林道15.6km/h
(13.2km/h)
76.3km
24/8/14座間【JARI】55万本が満開(^o^) 圧巻の座間ひまわり祭り 
 
 
24/8/9浅川CR【TREK】多摩川・関戸橋から高尾まで。浅川22キロの平坦旅17.9km/h
(14.0km/h)
82.5km
24/8/6山北【FELT】山北・皆瀬川沿いの秘境を北上も無情のゲートに阻まれる19.1km/h
(17.1km/h)
130.0km
24/8/2半原越【FCX】裏ヤビツ通行止め。半原越は清川側が通行止め。ランチは卵菓屋16.6km/h
(14.4km/h)
80.0km
24/7/25相模川CR【TREK】相模川は河口まで行けるのか? 行けました。ランチは国府津で鯛めし18.8km/h
(15.8km/h)
100.3km
24/7/22荻野川【JARI】猛暑日の平たん川巡り。中津川〜(八菅山)〜荻野川〜小鮎川〜相模川16.7km/h
(14.1km/h)
60.8km
24/7/19盆堀林道【TREK】和田峠通行止めにつき、リベンジ盆堀林道。ランチは「とんとん」16.3km/h
(13.8km/h)
107.0km
24/7/19モリアオガエルの道【TREK】モリアオガエルの道から小津林道へ。山の中でラウンドアバウト発見 
 
 
24/7/11道志みち【JARI】紅椿の湯から林道椿線も雨でUターン。野原の吊り橋発見17.3km/h
(15.8km/h)
111.0km
24/7/2ケープ真鶴【TREK】久々に行ってこいケープ真鶴。ランチは老舗「東華軒」のお弁当 20.6km/h
(18.1km/h)
136.5km
24/6/26宮ヶ瀬湖【FELT】宮ヶ瀬ダム放流カレーはスパイシー過ぎた(T_T)16.9km/h
(14.0km/h)
67.4km
24/6/24日向渓谷【FCX】16%の激坂の日向渓谷へ。今季初の気温30度超のライド16.3km/h
(13.9km/h)
62.0km
24/6/20箱根旧街道【TREK】2年半ぶりの箱根旧街道。65歳でも上れたよ(^o^)19.4km/h
(17.8km/h)
137.2km
24/6/17三浦【TREK】三笠公園〜「#ジハングン ヨコスカ」。三崎ははしょって準三浦1周19.5km/h
(18.3km/h)
131.9km
24/6/13開成【JARI】今年も行って来たよ♪ 開成あじさい祭り。ランチは「富士美亭」の足柄牛メンチカツ弁当16.6km/h
(15.4km/h)
116.1km
24/5/24南足柄【FCX】南足柄の林道アタックも通行止め。山の中では不思議なゲート発見18.5km/h
(15.6km/h)
124.2km
24/5/17剱崎【FELT】剱崎から農道ウロウロ。野比で巨大ブランコ発見。ランチは「ぼーめん」19.4km/h
(16.3km/h)
132.4km
24/5/15弘法山【TREK】短いけどキツい。ランチはボリュームたっぷりジンギスカン17.4km/h
(14.0km/h)
91.4km
24/5/10江の島【FCX】帷子川〜横浜〜江の島。砂の道「トンボロ」は間に合わず17.4km/h
(15.6km/h)
90.4km
24/5/5半原越【TREK】5年ぶりに煤ヶ谷から半原越17.1km/h
(15.9km/h)
60.1km
24/4/29南沢&星竹林道【TREK】赤い帽子のZiZiが案内する、激坂の南沢林道。そして半分以上が砂利道の星竹林道を行く17.0km/h
(14.5km/h)
121.3km
24/4/29盆堀林道【TREK】ゲートに阻まれUターン 
 
 
24/4/28東伏見【JARI】消えた「ランド坂」。線路跡には鬼太郎現る16.5km/h
(14.9km/h)
70.3km
24/4/25酒匂川【FCX】酒匂川サイクリングロード全線制覇。たった10キロだけどね18.9km/h
(16.5km/h)
127.9km
24/4/11小仏峠【FELT】アタック小仏峠! ……は残念ながら失敗の巻17.3km/h
(14.7km/h)
101.5km
24/3/30箱根やまなみ林道【TREK DOMANE】「箱根200」エントリーも日にちを間違え勝手にブルベ。プロローグ その1 その2 その317.5km/h
(15.5km/h)
204.8km
24/3/22根府川【FUJI JARI】おかめ桜目指し、早川〜石垣山〜石橋山〜根府川の激坂を行く17.7km/h
(14.8km/h)
122.6km
24/3/14野田尻宿【TREK DOMANE】旧甲州街道を鶴川宿から野田尻宿まで。帰路は大野ダムから四方津へ下る18.2km/h
(15.3km/h)
115.1km
24/3/7松田山【TREK DOMANE】松田山で名残り桜。最大17%の激坂上れば葉桜の間から絶景18.3km/h
(15.3km/h)
112.4km
24/2/28三浦海岸【TREK DOMANE】ちょっと遅かったか。三浦海岸の河津桜は葉桜に18.6km/h
(15.4km/h)
114.4km
24/2/24中井町【TREK DOMANE】中井町をのんびりサイクリング。「海の風」からは大パノラマ17.5km/h
(15.0km/h)
94.0km
24/2/20藤野【FELT FR5】スタンプラリー第2弾は相模原の「古民家でおひな様」巡り17.7km/h
(13.5km/h)
100.0km
24/2/14弘法山【TREK DOMANE】「ぐるっと丹沢・大山×宮ヶ瀬スタンプラリー2024」を走る17.0km/h
(13.2km/h)
101.4km
24/2/9熱海【TREK DOMANE】散り始めた熱海桜を目指し、行ってこいの142キロ20.0km/h
(18.0km/h)
142.7km
24/1/31飯田牧場【FUJI JARI】妻との思い出の場所「日本一小さな牧場」が28年半の歴史に幕17.5km/h
(15.0km/h)
39.1km
24/1/24曽我梅林【Tyrell FCX】まだ3分咲き程度。ランチは大磯でもちもちの肉汁うどん18.2km/h
(15.0km/h)
105.6km
24/1/19乙女峠【Tyrell FCX】国道246号経由で御殿場からの乙女峠。小田原からは輪行練習18.1km/h
(15.9km/h)
99.3km
24/1/15志田峠【FUJI JARI】三増から砂利道の志田峠へ「戦国期最大の山岳戦」巡りライド15.4km/h
(14.3km/h)
70.4km
24/1/12三浦半島【Tyrell FCX】小径車でミウライチ。トータル130キロ超。ランチは特大アジフライ19.6km/h
(16.3km/h)
132.2km
24/1/9阿蘇神社【TREK DOMANE】久々の多摩サイ。羽村で自転車守を初ゲット。ランチは八王子ラーメン17.8km/h
(13.5km/h)
100.2km
24/1/4湘南平【Tyrell FCX】走り初め。久々の湘南平を亀の歩みで上る(^_^; 絶景のピークでは富士山ば〜ん17.8km/h
(15.3km/h)
80.5km
◆ブルベ◆
24/11/2ミステリーブルベ日本橋。雨でDNS。4年連続参加ならず 
 
 
24/10/27奥多摩周遊200【TREK】「東京都内から1歩も出ない」がコンセプト。12年ぶり3度目の都民の森はやっぱりキツかった19.1km/h
(17.6km/h)
201.3km
24/10/5伊東温泉200たまがわ。芹沢公園スタートのご近所ブルベは雨でDNS 
 
 
24/9/7箱根200【TREK DOMANE】逗子発で大観山〜長尾峠の神奈川200。半年ぶりブルベで1年2ヶ月ぶりの完走。17年連続でブルベ完走19.0km/h
(17.4km/h)
200.5km
24/4/6伊那谷200神奈川。松本遠征は雨でDNS 
 
 
24/3/31箱根200【TREK】日にちを間違えてDNS。前日に勝手にブルベ 
 
 
24/3/31達磨山200西東京。雨でまたもDNS 
 
 
24/2/3岡山・呉200【Tyrell FCX】故郷岡山をスタートし、鞆の浦、向島の高見山からさざなみ海道を走る広島200にミニベロで挑戦。順調だったが、雨が早まり三原でDNF その1 その2 その319.0km/h
(16.8km/h)
132.1km


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※島田荘司(1948年10月広島県生まれ。武蔵野美術大学卒業。1981年「占星術殺人事件」でデビュー。「斜め屋敷の犯罪」「異邦の騎士」などに登場する名探偵・御手洗潔シリーズや「寝台特急「はやぶさ」1/60秒の壁」「奇想、天を動かす 」などの刑事・吉敷竹史シリーズで人気を博す。1984年「漱石と倫敦ミイラ殺人事件」、85年「夏、19歳の肖像」で直木賞候補



●ちょっとフェアじゃないかな

 ナチの収容所で生まれ育った世界的なバレリーナ、フランチェスカ・クレスパンが「スカボロゥの祭り」の公演中、前半を終えた休憩時間に控え室で殺害された。ところが死亡したはずのバレリーナは額から血を流しながらも後半も観客の前で踊り続けた。控え室はセキュリティが見張っており、クレスパン以外に出入りはなく、密室状態。頭を殴打した凶器も見つからない。一体何が起こったのか。20年経っても解決しない、奇妙奇天烈な謎に御手洗潔が挑む。

 久々の御手洗潔シリーズは600ページを超える超大作。単なる「密室」ものだけでなく、そこに「死者の踊り」という、とんでもなく魅惑的な謎が加わる。そしてナチ、ユダヤ、日本人。おとぎ話。まったく無関係にみえる事象が最後に繋がるなど、数多くのエピソードも読ませる。本筋に関係なさそうな物語やうんちくが今回もあるけど、それだけでも面白い。このあたりはさすがと思うのだけど、ただねぇ、ちょっと強引過ぎるというか、フェアじゃないかな。最大の謎が、そんなことだったの、それでいいのかいって感じ。だったらそれらしい伏線を張って欲しかった。

 「出エジプト」「バビロン捕囚」など受験勉強以来に出会う歴史用語もあって、懐かしさを覚えながらもこれが謎解きに繋がるのかとメモを取ったり、もしかして日本人とユダヤ人の繋がりが鍵になるのかと期待したんだけどね。「死者の踊り」にも科学的な解明がなされるとばかり思っていた。まあ、これは読者の勝手な思いなんだから裏切られてもいいんだけど、島田さんらしい切れ味がなかった気がする。ちょっとモヤモヤな感じですな。

 御手洗潔がストックホルム大学の教授というのは驚いたが、石岡役がハインリッヒさんになっていて、いっそう驚いた。

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 ようやく今年の話となります(^_^;

 1月4日に走り初め。「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」のスタンプゲットで近場を回ってきた。

 まずは相模グリーンライン自転車道で平塚方面へ。いつもはくっきり見える富士山も珍しくこの日は雲の中。残念。


相模グリーンライン


 相模大堰管理橋を渡って右岸へ行き、神川橋まで一般道を走る。この区間の相模川沿いの道はダートなんでね。

 神川橋から広々とした川沿いの土手道を走り、湘南銀河大橋で離脱。「相模川流域の自然と文化」をテーマに歴史、考古、民俗、生物、地質、天文の6分野からなる地域総合博物館の「平塚市博物館」へ向かう。周辺に美術館や図書館もあり文化的香りが漂うゾーンだが、博物館前にある文化公園にはなぜかD52が展示されていた。案内版によると、御殿場線を走っていたそうで、市内のSLファンたちの熱意によりスクラップ化を免れ、ここへ移されたらしい。ちなみに近くには市役所、警察署、平塚八幡宮、レモンガススタジアム平塚などもある、まさに街の中心。


平塚市博物館



D52型403号蒸気機関車


 この後は旧東海道を走って「平塚宿の江戸見附」へ。本来、見附が城下に入る門を示すように、宿見附も宿の出入り口を意味する。同時に宿を守る防御施設としての役割もあるそうだ。平塚宿の見附は2個所で、江戸側にあるものを江戸見附、京側にあるものを上方見附と呼んだ。この間が平塚宿内で、町並みは東西に14町6間(約1.5キロ)続いていたという。


平塚宿の江戸見附


 お次は東海道を江戸方面へ向かい、相模川を馬入橋で渡り、小出川沿いにある「旧相模川橋脚」へ。建久9(1198)年に源頼朝の重臣稲毛重成が亡き妻の供養のために架けた橋の橋脚で、大正15(1926)年に国の史跡に指定されたそうだ。橋落成供養に参列した頼朝が、帰途で義経らの亡霊に遭い落馬したと伝えられている。

 実は国道沿いにあるのを見ただけで満足してしまい、奧まで行かなかったのは痛恨。ここはあまり通る機会がないからなぁ。


旧相模川橋脚


 その後は小出川沿いを北上し、JR香川駅を経由して大岡越前通りへ出て茅ヶ崎博物館の裏手にある「民俗資料館 旧和田家住宅・旧三橋家住宅」へ向かう。その目の前にある大岡越前の菩提所の淨見寺に行ったことがあるので土地カンはばっちり。江戸末期の安政2年(1855年)に建てられた大型民家で、昭和57年に解体し、同年7月に茅ヶ崎市が重要文化財に指定。移築復元して昭和60年(1985年)4月に開館したという。


旧和田家住宅


 大岡越前通りを戻り、寒川方面へと向かい「梶原景時館跡」へ。碑があるだけなので、最初は気がつかずスルーしてしまった。治承4年(1180年)8月、源頼朝挙兵の時、石橋山の合戦で洞窟に逃れた頼朝の一命を救い、翌年正月、頼朝の信任厚い家臣となって鎌倉幕府の土台を築くことに貢献した。一宮を所領としており、この地に館を構えたという。そうか、大泉洋を見逃してやった中村獅童か。


梶原景時館跡


 「一之宮公園」はそのすぐ近く。かながわの公園50選に選ばれているそうだが、緑道にあった廃線跡に驚いた。何でも西寒川支線が大正11年(1922年)5月10日に相模川の砂利輸送線として寒川〜四之宮間が開通。砂利輸送に始まり、貨物、旅客営業も行われたが、昭和59年(1984年)3月31日、開業から62年の歴史に幕を閉じたという。現在、線路跡は一之宮緑道として整備され、西寒川駅跡には20メートルほどレールが残り、八角広場として憩いの場になっている。なるほど、それで駅名標が「げーとひろば〜はっかくひろば」なんだね。


一之宮公園



西寒川支線廃線跡



廃線跡の緑道


 さて、最後は「寒川神社」。寿永元年(1182)に源頼朝が妻の政子の安産祈願のため奉幣の使者を遣わし、誕生したのが源頼家。その10年後には神馬を奉納し、実朝誕生に際して安産のため誦経を依頼したという。

 緑道を走り、JR相模線の踏み切りに出ると、大渋滞。そりゃそうだ。今日は1月4日だもんね。一の鳥居から車はピクリとも動かない。なんとか神社前までたどりついたが、ここではスタンプはゲットできず。しかし、人が多すぎて本殿には近づけそうもない。仕方ないので唯一、車も人もいなかった道を大回りして裏へ出て、管理棟通用門まで行ってようやくゲット(^o^) 


寒川神社管理棟通用門

 
 これでスタンプは89/124(達成率72%)。保有スタンプは44。

 帰路は倉見駅の裏から相模グリーンライン終点へ入り、そのまま5キロ先の海老名の始点まで。座架依橋から湘南銀河大橋まで全線開通してくれると助かるんだけど、工事してる様子もないのでいつになることやら。

 走行距離は74.3キロ。獲得標高は281メートル(^_^;

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 これで昨年の話がようやく終了です(^_^;

 2024年の走り納めは境川サイクリングロードを軽く。ついでに「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」の近場のスタンプポイントも回りましょう。

 国道1号をくぐり、藤嶺藤沢の前から藤沢橋へ向かう途中にあるのが「藤沢市ふじさわ宿交流館」。何百回もここを通っているが、そんなものがあるなんて全く知らなかった。東海道の宿場町として、大山詣や江の島詣をする人々の交通の要衡となった藤沢宿の歴史や文化に触れることができるそうだ。バイクスタンドがあったのには驚いた。しかし、この日は年末28日で当然、休館日。まぁ、いつでも来られるし、また改めて。


境川サイクリングロードの鷺舞橋



藤沢市ふじさわ宿交流館


 国道467号に出て少し白旗交差点方面へ進んだ先には「旧桔梗屋」がある。江戸時代の嘉永年間(1848~1855年)ころから東海道の藤沢宿で茶や紙の問屋を代々営んでいた旧家で、現在の建造物のうち店蔵と主屋は明治44年(1911年)に竣工された。国登録有形文化財(建造物)。「かながわ歴旅ARラリー」のポスターが貼ってあるが、ちょっと違和感が(^_^;


旧桔梗屋


 この後は白旗交差点から旧東海道を西へ進む。国道1号に出ると、この付近は箱根駅伝のコース上ではないが、交通規制の立て看板。ワクワクするねぇ。


箱根駅伝の交通規制の立て看板


 辻堂駅の手前に「藤沢市藤澤浮世絵館」があるはずだが見当たらない。何度か行ったり来たりを繰り返し、ようやく「ココテラス湘南」の7階にあることを発見した。東海道藤沢宿や江の島の浮世絵をはじめとした郷土資料の鑑賞ができるそうだ。「藤沢と江戸の出版事情 ~蔦屋重三郎と絵師たち~」が2025年2月24日まで展示されているので、大河ドラマの予習で見に行った方がいいかな。


藤沢市藤澤浮世絵館


 これでスタンプ獲得数は83/124。保有スタンプは38。

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 昨年末の話がもう少し続きます(^_^;

 「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」の「その12」で、近場の古民家を巡った。意図したわけではなく、たまたまルートを引いたらなぜか古民家ばかりになってしまったのよね。

 まずは相模原の「旧中村家住宅」へ。以前、勝坂遺跡へ行ったが、そのすぐ近く。またここに来ようとは思わなかったねぇ。幕末期に勝坂のお大尽と称された中村家が建築した豪勢な擬洋風建築で、1階の外観は和風だが、2階はなまこ壁で縦長に配した窓などに洋風の要素を取り入れている。鎌倉大工の石井甚五郎が建築を手掛け、10年の歳月をかけて完成したそうだ。


旧中村家住宅


 次は愛川町の「古民家山十邸主屋」。中津川沿いにあり、「ぐるっと丹沢・大山×宮ヶ瀬スタンプラリー2024」で初めて訪れたが、それ以来、狭い県道の回避ルートとしてこの前は何度も通るようになった。明治16年(1883年)、中津地区の豪農・熊坂半兵衛 の邸宅として建てられた。「山十」(やまじゅう)は、この熊坂家の屋号。


古民家山十邸主屋


 この後は中津大橋を中津川に向かって豪快に下り、八菅からやなみ峠で越えてまつかげ台へ下り「古民家岸邸」へ。明治24年(1891年)に建造されたと言われる歴史的建物で指定有形文化財。残念ながらこの日は休館日。


やなみ峠



古民家岸邸


 荻野から七沢へ抜け、江戸時代から続く老舗の蔵元「黄金井酒造」でスタンプをゲットし、そのまま伊勢原まで南下して江戸時代初期の元和年間(1615~1624)に創建されたという「伊勢原大神宮」へ。


黄金井酒造



伊勢原大神宮


 そろそろお昼どきとなったので、柏木牧場(スタンプポイントではありません)で牛メンチカツ丼(540円)で腹ごしらえ。


柏木牧場



牛メンチカツ丼(540円)


 満腹となった後は大和市の泉の森内にある「大和市郷土民家園」へ。大和市内で江戸時代に建てられた2棟の古民家を移築復元した施設で、市内に現存する最古の家屋である旧小川家主屋と、養蚕農家の建築の特徴が現れている旧北島家主屋が見学できる。


旧小川家主屋



旧小川家主屋



旧北島家主屋



旧北島家主屋



旧北島家主屋


 ここは娘たちが小さいとき、竹馬やコマなどの昔遊びのコーナーがあってそこで遊んだ記憶があるねぇ。

 この日の最後は本当にご近所の「大和市下鶴間ふるさと館」へ。市指定重要文化財の旧小倉家住宅の母屋と土蔵が復原されている。母屋は安政3年(1856)に建築され、東海道の脇街道である「矢倉沢往還」の下鶴間宿に残された宿場町時代の唯一の商家建築だそうだ。


大和市下鶴間ふるさと館



下鶴間宿



旧小倉家住宅


 江戸と明治へタイムスリップしたライドだったが、夕方に用事があって時間がなく、ゆっくり見られなかったのは残念。

 これでスタンプポイントは80/124。保有ポイントはただいま35ポイントで、30スタンプ賞の応募権をゲット(^o^)

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※小川哲(1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。17年「ゲームの王国」で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。19年「嘘と正典」で第162回直木賞候補。22年「地図と拳」で第13回山田風太郎賞、第168回直木賞を受賞)



●面白過ぎて、いや凄すぎる

 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる小説家の「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。2019年から22年に小説新潮に掲載された短編5作(「プロローグ」「三月十日」「小説家の鏡」「気味が手にするはずだった黄金について」「受賞エッセイ」)に書き下ろしの1作(「偽物」)を加えた。

 図書館の貸し出し予約をした時はどういう内容か分かっているのだけど、延々と待っているうちにすっかり忘れ、何の予備知識もないまま読み始めた。「プロローグ」は哲学的で今ひとつ理解しずらく、これがこのまま続くとしんどいなと思ったが、それは全くの杞憂。それどころか面白過ぎて、いや凄すぎてあっという間に小川哲ワールドに引きずり込まれた。読みやすい文章にも好感。「プロローグ」はこの作品のプロローグではなく、小説家としてのプロローグだったんだね。

 私小説のようにみえて、そこから妄想を膨らませ、エッセイのようにみえてどうもそうではない。巧いなぁ。やっぱり小説家は才能がなきゃできないよ。読み終わるのが残念で、もっともっと読みたかった。こんな気持ちはこれまで感じたことがない。何度も言うけど、凄すぎる。

 「受賞エッセイ」の「どちらの小川さまですか?」には笑った。「偽物」にあった野球の不可解だというネーミング、「ストライク」「ボール」「アウト」。長年野球をやり「ショート」を守ったこともあり、野球関連の仕事もしてきたが、そんなこと考えたこともなかった。

 ちなみに「三月十日」。まだ会社員だったので普通に仕事をしていたのは間違いない。その週末にブルベを控えていたので自転車通勤もしていない。特に何もない平凡な1日だったはず。11日は会社から自宅までの40キロを歩いて帰ったが、気になったのは週末のブルベが開催されるかどうかということ。スノボ旅行を案じる彼らと変わりなかったね。もちろんブルベは中止になった。

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 話は戻って昨年末の話です(^_^;

 「あの時代にタイムスリップ!?かながわ歴旅ARラリー」もいよいよ最後の第3章「江戸・幕末・明治を疾走」が12月23日からスタート。見たところ、これまで行った場所のご近所があったりしてちょぴり萎えるけど、ま、気持ちも新たに頑張りましょう(^o^)

 まずは秦野の「二子塚古墳」へ。秦野市内唯一の前方後円墳で、古墳時代後期(6世紀後半〜7世紀)の築造と考えられている。下大槻団地の敷地内にあるとかでちょっと分かりづらかったが、なんとか発見。しかし、入口らしきところは南京錠がかかり、中へは入れず(T_T)


二子塚古墳


 次は水無川を遡って「桜土手古墳公園」を目指す。上りは緩やか。広々とした河川敷になんとなく癒され、視線の片隅には冠雪の富士山が常に顔を出している。この道は下ったことしかなかったので、この景観は新発見。途中で右手にあった秦野市役所などは、真正面に富士山ば〜んで仕事していても気持ちいいんでないかい。いや、毎日見てると飽きちゃうか。だけどね。その市役所の先に富士見橋があるんだけど、なぜかここからは富士山が見えなかったのは不思議。

 堀戸大橋を渡った先に公園があった。目の前の信号が「古墳公園前」。分かりやすい。6世紀末~8世紀初頭に築造された35基の古墳から構成されていたが、23基の発掘調査が行われ、残り12基のうち6基が保存されているという。それらとは別に「復原古墳」もあった。「復原」? 「復元」じゃないの? と疑問に思って調べると、「復元」は「失われたものをかつての姿どおりに新たに作ること」、「復原」は「始めの姿が改造されたり、変化してしまった現状を元の姿に戻すこと」だそうだ。隣接の「はだの歴史博物館」は月曜で休館日。残念。


桜土手古墳公園



復原古墳


 この後は渋沢丘陵を越え「矢倉沢往還」へ向かう。江戸城の赤坂門(赤坂見附)から相模国、足柄峠を経て駿河国沼津宿を結び、東海道の脇街道として発達した道で、自宅の近所にもあるが、スタンプポイントは大井町篠窪にある石碑。その先には富士見塚見晴展望台があり、どこから来ても激坂が待っているという、自転車乗りにとってはお馴染みの場所だ。


矢倉沢往還の石碑



富士見塚(展望台より少し手前)から富士山を望む


 富士山を見ながら豪快に下った後、未病バレービオトピアへ向かって少し上ったところにあるのが「金子台遺跡」。約3500年前(縄文時代後期)の人々が地面に穴を掘って遺体を納めた後、地上に複数の石を並べた墓地と思われ、ストーンサークル(環状列石)と呼ばれている。ここは何回か通っているけど、その存在はまったく気がつかなかった。


ストーンサークル


 次に訪れたのはJR松田駅近くにある「二宮尊徳生誕地栢山道碑」。二宮尊徳は天明7年(1787年)7月23日に相模国足柄上郡栢山村(小田原市栢山)の百姓利右衛門の長男として誕生した。その生誕地への道標なのだが、なぜ、栢山ではなく6キロ先の松田にあるのか。

 建立したのは御木本真珠店(現在のミキモト)創業者で、「世界の真珠王」と呼ばれた御木本幸吉。尊徳の事績に感銘を受けた御木本は1909(明治42)年に人手に渡っていた生誕地を私費で買い取り、同じ年に参拝者のために「道碑」を松田駅に設置した。小田急線はまだ存在せず、栢山へ行くための当時の最寄り駅は「約一里半」の東海道線の松田だったのだ。当時の東海道線は山北、御殿場回りで、国府津〜熱海間が開通したのは大正14年だった。


二宮尊徳生誕地栢山道碑


 その御殿場線に沿って山北方面へと進む。山北駅は明治22年、東海道線の開通によりできた駅で、前述の通り昭和の初めに御殿場線になるまでは鉄道の町として大変賑わい主要駅として栄えたという。「山北鉄道公園」には全国で唯一の動態状態で保存されている機関車D52が展示。月一で整備運行を実施しているそうだ。


山北鉄道公園


 さてと。いい時間なのでお昼ですな。行きつけの「ポッポ駅前屋」は定休日だったので「小料理珠亭」へ。悩んだ末におすすめの「トンカツ定食」950円。このお店は靴を脱ぐのでくつろげるのよ。ちなみに料理長はこれまでに箱根などの旅館でも料理長を務めてきた、この道約50年のベテランだそうだ。


バイクスタンドのある山北観光案内所



小料理珠亭



トンカツ定食


 満腹となった後は開成町へ。いつも通り過ぎるだけの「あしがり郷 瀬戸屋敷」。300年の歴史ある古民家だそうで、スタンプポイントだし今日こそは入ってみようか。あぁ、でも今日は月曜日だ。そう、こういうところは月曜が休館日なのよねぇ。


「あしがり郷 瀬戸屋敷」は休館日


 その後は「道の駅足柄・金太郎のふるさと」を経由して開成駅へ。道の駅の相州牛ウニとろ牛めしは美味そうだったけど、3580円か。口にできる日がやってくるのだろうか。ボーナスももうないしねぇ…。


道の駅足柄・金太郎のふるさと


 開成駅東口にいたのは「ロンちゃん」。昭和41年から平成11年まで現役車両として活躍したロマンスカー3100系NSE車が展示されており、公募により愛称が「ロンちゃん」となったそうだ。へ〜、ここにこんなものがあるとはねぇ。驚いた。月2回と、あじさい祭り期間中、夏休みなどに車内を公開しているが、西口から東口へ行くのがひと苦労なので、もう寄ることはないかな(^_^;


ロンちゃん


 最後は中井町の「おもしろ体験博物館江戸民具街道」。以前に寄った「五所八幡宮」のすぐ近くで、そういえばそんなものがあったという記憶が蘇ってきてすぐ分かった。ここでは江戸、明治、大正、昭和初期の世界にどっぷりつかれるという。コスレプレーヤー大歓迎だってさ。土日祝日だけの開館なので、当然この日は休館日。


おもしろ体験博物館江戸民具街道


 この日は10カ所のスタンプポイントを巡った。そのうち第3章は6カ所。ちょうどこの日の朝に第3章のスタンプポイントが発表され、行く予定だったポイントの近くにいくつかあることが判明。地図がなくても行ける場所だったので、あちこち足を伸ばしてみた。これでスタンプは73/124。保有スタンプは28。走行距離は127.5キロで獲得標高は1034メートル。

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