お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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今年初めてヤビツ峠。最後頑張って何とか60分切り(^^) pic.twitter.com/g0iIOOLG8V




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終盤の怒とうの猛攻も枠にいってないねぇ。この敗戦は痛いが、オシの復帰が嬉しい。でも試合開始ギリギリに着いて、ファジフーズでどんどん焼きをゲットできなかったのは悲しい。地方紙のJ2の記事をまとめて読みたいもんだ。 pic.twitter.com/0Zu8iBgmYH




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 獲得標高3000メートル超えの山岳スーパーコースに4月10日、単独でアタックしてきた。

 コースは東京・町田市の鶴川をスタートし、奥多摩湖から鶴峠へ向かい、旧甲州街道から富士みちを走り、雛鶴峠を越え、最後は丹沢の林道や吊り橋を通って鶴川へ帰るというもの。これはヴェロランドヌールクラブ青葉主催のブルベ、BRM306「鶴鶴鶴200」として開催されたコースで、実はエントリーしていたのだが、前日の雨予報に負けてDNS。ところが天気予報が外れ、当日は雨は降らず悔しい1日を過ごした(T_T) ただ、魅力的なコースだし、5月に開催されるBRMあおばスーパー300伊豆へ向けての脚作りとしてもどうしても走ってみたかったので「勝手にブルベ」で挑戦してみた。



 自宅を午前4時7分にスタート。本来のスタート地点は鶴川にある沢谷戸公園なのだが、スタートから1・5キロ地点の小野路交差点からコースに入ることにした。じゃあ、最初の「鶴」がないじゃないかという声も出そうだが、実は自宅の住所は「鶴間」なのでOKなのだ(^o^)

 自宅から小野路までは約14キロ。差は12・5キロなので、PCの制限時間は30分ほど差し引いて考えることにした。また、丹沢の上りを越えた後はコースを外れて自宅を目指し、206キロ地点をフィニッシュ地点とした。

 府中四谷橋で多摩川をいったん渡り、多摩川左岸の新奥多摩街道を進むとやがて羽村の堰。桜が綺麗だった。


羽村では桜まつりが行われていた


 桜に見とれていたら、気がつけば目の前に「青梅マラソンスタート地点」の看板。スマホで現在位置を確認すると、小作坂下を左折するのをすっかり忘れ、坂をわざわざ上って2キロ以上行き過ぎていたようだ。小作坂下は何回か通ったことがあり、イメージがあったので区間距離を確認しなくても曲がれるだろうという安心感があったのだろう。ブルベだったらこのあたりはまだトレインで走っている所だから、間違えようがなかった。しかし、この往復4キロ、15分はこのスーパーコースでは痛いロスだ。

 無事に吉野街道に入ったが、緩い上りと向かい風でスピードが上がらない。このコースで貯金が作れるのはスタートからPC1の古里までだ。ここで稼いでおかないと、後が苦しくなってくる。

 朝、何も食べずに飛び出して来たのでPC1までもたず、約50キロ地点の青梅のコンビニでおにぎりやトマトジュースを補給。こういうPCでないところでのストップも時間のロスだが、腹が減っては走れないので仕方ない。

 ◆PC1(62・8キロ地点)「セブンイレブン奥多摩古里店」午前7時27分(貯金40分)

 ブルベではお馴染みのセブンイレブン奥多摩古里店に到着。貯金は40分。この先で貯金の増えそうな区間はないので、2回パンクしたらアウトという、かなり厳しい状況だ。

 青梅街道(国道411号)を奥多摩湖へ向かって走る。最初は緩い上りだが、年代物のトンネルが続くようになるときつくなってくる。

 ここで早くも足がつりそうになった。まだ本格的な上りは始まっていないというのに…。ゴールできるのだろうかという不安が広がる。鶴峠下りたら左折して帰るか、なんて思い始めた。


奥多摩湖


 午前8時16分に標高550メートル前後の奥多摩湖に到着。ここから湖畔の道は平坦となる。少しでも貯金を作ろうと足を必死で回す。


深山橋。ここを左折する。直進すると柳沢峠


 深山橋交差点を左折して橋を渡ると、緩い上りが始まる。


国道139号の小菅村役場前交差点手前。ここを左折する。直進すると大菩薩峠


 小菅村役場前交差点手前は急坂。曲がっても急坂が続く。先ほどから見えていた鯉のぼりが見下ろせるところまで一気に上った。


鯉のぼりが泳いでいた。下に見えるのが国道139号


 このあたりは立派なお屋敷が次から次へと現れてくる。感心しながら上っていると、きついことも忘れあっという間に左折ポイントに到着した。


鶴峠へはここを左折。直進し右折すると松姫峠


 このあたりは標高780メートル。左折すると急坂を100メートルほど豪快に下った後、標高870メートルの鶴峠へ再び上ことになる。こういう無駄な上りがある峠はあまり好きじゃないねぇ。


鶴峠への直線の厳しい上り


 上野原からは上ったことがあるが、こちら側からは初めて。普通のクネクネした峠道ではなく、こう配10%近い上りが直線的に続いていく。きついが、ピークまでは約2キロ強。5キロも続いたらたまらないが、この距離なら何とか耐えられる。


鶴峠。展望は開けていない



鶴峠バス停


 午前9時44分、鶴峠のピークに到着。奥多摩湖への上りでつりそうになった足だが、回復したらしく何ともなくなっていた。

 写真を撮っていたら、1日に4本しかないバスと貴重な出会いを果たした(^o^)

 鶴峠の下りは国道20号まで下りっぱなしではなく、急坂を含め、何度も長短の上り返しがある。下りも路面状況とカーブのせいか、スピードが乗らない。おまけになぜかいつも向かい風。このため下りでのタイムばん回も思うようにならない。

 棡原付近で2週間前のブルベ笹子200で走った甲武トンネルへ続く道に突き当たり、前回とは逆方向を上野原へ向かって走る。そして、前回も補給した上野原市役所交差点前のセブンイレブンで補給した。このあたりで距離は118キロ。次のPCは146キロ地点の都留で、その前に旧甲州街道を上るので、ひと休みしておこう♪
 
 上野原市役所交差点前から豪快に下った途中を右折し、旧甲州街道に入る。


旧甲州街道の鶴川宿



旧甲州街道の鶴川宿


 下りきったところが鶴川宿。そこから緩い上りが始まるのだが、宿場町らしい風景がしばらく続き、やがてブルベらしい風景のいなか道が現れる。車の通行も少なく、気持ちのいい道だ。


中央高速談合坂SA下り


 ◆通過チェック(126・6キロ地点)「談合坂SA」午前11時23分(貯金50分)

 談合坂SAの通過チェックポイントで貯金は50分。増えもせず、減りもせずといったところか。時間があれば食事でもと思うが、そんなことをしたらタイムアウトなので証拠の写真を撮ったら即、出発。

 試走で来たのはここまで。この先はちょっと楽しみ♪

 少し上ったらピークかと思ったが、上れども上れどもピークは見えてこない。結局、大月市との境にある標高650メートルのピークまでは5キロ以上あった。だが、途中から満開の桜並木が現れ、飽きることなく上ることができ、実際に開催された3月6日では味わえない風景を楽しんだ。その分、スピードは落ちたかな(^_^;


旧甲州街道の桜並木



旧甲州街道の桜並木



ここは上野原市


 ピークから下った後、国道20号、富士みち(国道139号)と緩い上りを走り続ける。

 ◆PC2(147・2キロ地点)「ローソン都留壬生店」午後0時37分(貯金40分)

 147・2キロ地点のPC2で貯金は40分。ここで3年前の西東京主催のブルベBRM柳沢峠200を思い出した。奥多摩湖から柳沢峠を越え、さらに御坂峠を越えた後、雛鶴峠から帰るという、これもスーパーなコースで、最後のPCの都留で貯金は25分だったが、何とか12時間45分で完走した。あの時は真っ暗な秋山の下りを必死で回して帰った。タイム的に大差ない今回も、丹沢の山道が残っているし気を抜くとやばいかな。

 スタートするとすぐに「おむすびのおおみや」。午前4時7分スタートのため、午後2時の閉店には十分に間に合ったが、ちょうどお昼どきとあって大繁盛。スルーして最後の「鶴」の雛鶴峠へ向かう。

 柳沢峠200では鶴峠へのアプローチが真っ暗な中だったのでスピードが出ず苦労したが、今回は昼間とあって順調に進むことができた。ただ、周辺に何もないので風が吹き抜けるのにはまいった。ここもいつも風が吹いている。

 雛鶴峠できついのは残り2キロ強。何とか上りきって午後1時20分にトンネルに到着。


新雛鶴トンネル


 雛鶴峠から下り切った後は、丹沢の山道に入ることになっている。キューシートには「路面特に悪し(一応舗装路)」となっている。悪い予感がしていたので事前に試走してみると、上りになっている山道は確かに舗装されていたが、土や草で埋没していた。最初は乗れたが、ぬかるんでいてスリップして乗れなくなり、最後は自転車をかついで歩いた。


丹沢の林道入口の吊り橋


 入口となる吊り橋の雰囲気はいいのだが、どう考えても山歩きする人の道で、自転車で走る道ではない。「悪路が嫌いな人は迂回コースあり」とキューシートにあり、そこはいつも走っている道だったのでためらわず迂回コースを走ることにした。距離が1・5キロ増え、獲得標高が100メートルほど高くなるが、仕方ない。

 山道なので道幅は細く、路面状態も悪いのでスピードは出せない。最初上って、少し下った後はこれも2キロほど上ることになる。細いといっても車も通れる道なので、対向車がくればストップしてやりすごし、山歩きの人がいれば慎重にかわしていく。でも、自分としては「これぞサイクリング」の雰囲気がして、のんびり走れるこの道は好きだ。


丹沢の林道ピークのトンネル



トンネル出口にも桜が


 ピークのトンネルを過ぎると左折し、いつもなら左にカーブしてやまなみ温泉方面へ向かう分岐を直進する。この道はどこへ行くか分からなかったので入ったことがなかったが、気持ち良く下って、最後の1キロのきつい上りを上った先には道志みち。「バカンス村」の看板があるところだった。

 ◆PC3(182・7キロ地点)「サークルK津久井青野原店」午後2時47分(貯金1時間2分)

 PC3での貯金は1時間2分。このまま行けば12時間台だが、できれば11時間台にゴールしたい。11時間台と12時間台では「8位入賞」と「記憶に残らない9位」ほど印象が違う(^_^;

 梶野を右折して小さな峠を越え、関交差点へ。下った後、串川橋交差点を左折。キューシートではそのまま直進し、新小倉橋から最後は尾根環を経由して小野路交差点へ向かうことになっているが、ゴールを自宅近くにするため、西中野交差点を右折し三増峠へと向かった。本来のコースの残りの上りは三増峠で相殺のつもり(^_^; そして豪快に下り続けて座架依橋へ。


相模川にかかる座架依橋


 ◆ゴール(212キロ地点)「座架依橋」午後4時12分 所要時間12時間5分

 キューシートの距離は206・6キロ。これに迂回路の1・5キロとミスコースの4キロをプラスした212キロとなった座架依橋でゴール。時間は12時間5分。また微妙なところで12時間を切れなかった。

 スーパーなコースとあってその日から早くも筋肉痛になったのだが、きつさとしては笹子200の方が上だった気がする。時間もかかっているし、獲得標高もGPSデータをルートラボに落としてルートを作成したところ、3880メートルで笹子よりは200メートルほど高い。しかし、きつい上りが長かった笹子に比べ、今回はそれがどこも2キロ強と短いことでそういう印象になった気がする。

 まあ、いずれにしても遅いことには変わりないけどね。

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青葉ブルベ「鶴鶴鶴200」を勝手にブルベちう。ただいま奥多摩湖。 pic.twitter.com/26JcG7ijNy

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雛鶴ゲット。あとは下るだけ…でもないんだよね。青葉スーパーだし pic.twitter.com/aGuCLjbYR4


勝手にブルベ、勝手にゴール!ミスコース4キロと悪路迂回で2キロ余計に走ったので、キューシートの206キロにプラスし、串川橋から自宅へ向かう途中の座架依橋が212キロ地点だったのでゴール。12時間6分。スーパーなコースだった。 pic.twitter.com/0vRCNISYQr




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 笹子餅を買いに峠を越えて200キロ-。3月27日、ヴェロ・クラブ・ランドヌール青葉主催のBRM327笹子200に参加してきた。通常のブルベであればコンビニがチェクポイントとなるのだが、今回は折り返し地点の笹子のチェックが3つの選択肢から選ぶというちょっと変わった趣向となっていた。もちろん「青葉主催コース」らしく、坂はてんこ盛りだったよ。



 コースは東京・稲城の大丸公園を出発して八王子へ向かい、宮ケ瀬湖手前から道志みちへ。山伏峠へは行かず、道の駅の手前を右へ入り1000メートル級の道坂峠を上って都留へ。さらに西へ向かい初狩で山越えして甲州街道へ出て笹子駅付近で折り返す。復路は甲州街道を走り、上野原から甲武トンネルへ向かい、五日市、青梅、東大和、府中を走って稲城に帰るというもの。コースプロフィルを見て分かる通り、平たんなところがあまりない厳しいものとなっている。

 チェックポイントは4箇所あり、35・1キロ地点の津久井宮ケ瀬、85・5キロ地点の都留、173・5キロ地点の岩藏街道はコンビニだが、95・9キロ地点の折り返しとなる笹子では「笹子駅切符、笹一酒造のレシート、笹子餅の工場売店でお店の名前入りのハンコいずれか1つ」となっていた。主催者によると「いつもレシート集めなのでたまには違うことを」ということで、笹子餅の工場売店にはハンコを用意してくれるよう事前にお願いをしていたらしい。

 折り返し後も上りは残っており、重い酒を買うわけにいかない。もちろん飲んでしまってはしゃれにならない。切符が一番楽でいいが、せっかく行くのだから笹子餅を買って娘たちに食べさせてやろう。これならそんなに重くないし、いざとなれば補給食になる。そう思い、サドルバックに入れるべく余裕を持たせた。

 実は3月6日にもブルベにエントリーしていた。青葉主催の「鶴鶴鶴200」で、町田市鶴川を出発し、奥多摩から鶴峠を越え、旧甲州街道から大月へ向かい、最後は都留から雛鶴峠を越えて帰ってくるという、3つの鶴を通ることから「鶴鶴鶴」と命名された、獲得標高が3000メートルを超えるスーパーコース。楽しみにしていたのだが、前日夕方の天気予報が雨だったため、DNSを決断した。若いころ、といっても40代だが、そのころは喜んで? 雨の中を走ったが、もう年だし、雨の中を震えながら走りたくないなと思い、前日のうちに連絡した。ところが、当日起きてみると雨は落ちてなく、昼間には晴れ間も広がるというサイクリング日和となり、非常に悔しい1日となった。

 今回も天気予報で夕方ごろに雨マークがついていた。「最後は雨雲と勝負か」と思ったが、幸いなことに当日には雨マークが消えた。獲得標高が3000メートルを超える厳しいコースだが、気分よく走れそうだ。


スタートを前にしたブルベライダーたち


 ブリーフィングの時、人が少ないと感じていたが、後で聞くと参加者は60数人だったようだ。200キロブルベは人気で定員100人がすぐに満員御礼となるのだが、エントリー時点でコースが明らかにされなかったことで参加を控えたライダーが多かったのだろうか。

 ここで懐かしい人に出会った。まきさんだ。4年前の雨の定峰以来のお久しぶり。この後に悲しい事があってブルベから遠ざかり、といっても年に1回は走っていたが、ほとんどが秋のその年の最後の開催だったので、SRとなったころに一緒に走っていた仲間とはなかなか会えないでいた。あれから4年がたち、今年はブルベを真面目に走ろうかと春先からエントリー。今年2回目のブルベでようやく以前の戦友に出会えた。そう、7年前の座間600をともに戦った戦友なのだ。まきさんの座間600はこちら、笹子200はこちら。僕が走り出してくれたことをとても喜んでくれた。感謝です。600の完走はこれまで4回。どれも思い出深いが、座間600は「宝物」といってもいいほど、特にドラマチックなブルベだった。

 午前6時少し前に稲城・大丸公園を出発。気温は6~7度。天候は曇りだった。

 いきなりの連光寺坂。ゆるやかな坂なのだが、早くも数人に抜かれる。下るとしばらく市街地の平たんな道が続き、5~6人のトレインの2番手で心地よく進む。ところが、13・1キロ地点の長沼駅入口交差点を左折すると、いきなり激坂。キューシートには「あおばコースらしく坂を上る」とあるが、別にわざわざ坂を上らなくてもねぇ。あっという間にトレイン最後尾付近まで後退。信号ストップで追いつき、坂でまた離されることを繰り返し、結局10数人のトレインで新小倉橋に到着。ただ、野猿街道を離れてからは坂だらけだったが、朝とあってか車の通行量も少なく、新しい広い道もあって気分は良かった。当然、上りがあれば下りもあるしね(^o^)

 これまでのブルベといえば、新小倉橋を渡った後は、道なりで左へカーブし、突き当たりの宮原交差点を右折して上り基調の道を串川橋へ進むルートだったが、今回は新小倉橋の先にできた、圏央道の相模原インターへつなぐための新しい道を進むルートとなっていた。宮原へは豪快に下るので、このルートだと上りは少ないかと期待したが、いきなり「5%」の標識がで~ん。緩やかだがほぼ真っ直ぐに上る道が目の前に広がっていた。あ~あ…。ここでトレイン全員に抜かれ、ついにちぎれた。しかし、信号のタイミングが良かったのか、前のライダーが視界から消えることなく、35・1キロ地点のPC1へと何とか到着した。
 
 ◆PC1(35・1キロ地点)「サンクス津久井宮ケ瀬店」午前7時41分(貯金1時間4分)

 ここは宮ケ瀬へ上る途中のコンビニで、バイクラックが置いてあり、休日などは自転車乗りで賑わっているところ。到着した時はすでにそのバイクラックはほぼ満杯状態で、トイレにも行列ができていた。まだ35キロなので特に補給は必要ではなく、ソフトドリンクを飲んで即出発。10人以上はごぼう抜きしたかな(^o^)

 今きた道を折り返し、鳥屋を左折して小さな峠を越えて道志みちへと出る。この峠は梶野側からの方がきつく、鳥屋側からだとあっという間にクリアできるのだが、それでもあっさりと1人にスルーされた。

 道志みちに出ると、神奈川県側の最高標高地点までは上り基調。のどかな風景の中をくるくる回して走るのだが、やはりポツポツと抜かれる。みんな速いねぇ~。いや、自分が遅いのか…(T_T) トンネル手前の10%を上り切りしばらくすると標高451メートルの神奈川県側最高標高地点となり、道は道志川へ向かって下り始める。ガソリンスタンドの前の豪快な下りはいつも気持ち良い♪

 下りきった道志川にかかる両国橋を渡ると山梨県道志村。ここを起点に山中湖手前の山伏峠(トンネル)までが道志七里といわれる山梨の秘境の道だ。橋を渡った後は激坂。さらに「超急カーブ」と書かれた左カーブが続く。これをダンシングで一気上って左手を見ると、絶景が広がる。その後も渓谷美を楽しみながら、アップダウンを繰り返しながら徐々に標高を稼いでいく。


道志七里の二里塚


 二里塚手前の公衆トイレで用を済ませ、道志小学校、水源の森を過ぎてしばらくすると、都留方面への分岐点。直進すればすぐ道の駅どうしがあり、その先は標高1100メートルの山伏トンネルだ。今回はここを右折し、道坂峠(トンネル)を目指す。都留側から2回上ったが、はっきりいってきつい。1度目は死ぬ思いでなんとか足付きなしで上れたが、2度目はダメだった。きついこう配が延々と続く感じで、休むところがなかった。

 果たして、道志からの上りはどうなのか。本日のメインイベントである。

 信号を右折すると、いきなり急坂が始まる。そうだよな~。山伏はここから約10キロで400メートル上る。最後の3キロはきついが平均こう配は4%。標高1100メートルの山伏とあまり変わらない標高1080メートルの道坂峠へは、約5キロで300メートルを上る。平均こう配は約6%。きついわ、こりゃ。上り始めて数百メートルで引き返そうかと思ったよ(^_^;

 時速は7~8キロ。都留側と同様、足を休める緩い箇所がまったくないのできついきつい。上り始めて3キロを過ぎたあたりからカーブを曲がるたびに、トンネルまだか~と心の中で叫んでいた。やがて道に滑り止めが現れてきた。よし、ピークは近いぞ。何回か希望を砕かれた後、ようやくトンネルの香りが! いやというほど峠越えをしていれば雰囲気で分かる。「トンネルきたーーー!」。思わず歓声(^o^)


道坂トンネル



道坂トンネルを越えると山梨県都留市


 5キロの登坂に40分ほどかかったようだ。だが、これでこの日のブルベは終わったようなものだ。そう、この時は思ったのだが、それは大きな間違いだった。200キロブルベはきつい峠越えは1つにしようよ…。

 道坂峠から下り続けると、法能の交差点。ピークからは約9・5キロ。こちらから上ると長いね。

 国道139号(富士みち)を大月方面へ下るのだが、都留市付近で県道40号へ入る。このあたりは平たんかと思っていたがなぜか上り基調。ただ、田舎道でまさにブルベというコース。ときおり曇り空から太陽が顔を出してくれているし、気分は悪くない。やがて85・5キロ地点のPC2に到着。ブリーフィングで「あまり補給はできない」と言われていたせいか、ブルベライダーも5人ほどしかいない。

 ◆◆PC2(85・5キロ)「ヤマザキショップ 都留カツラヤ」午前10時51分(貯金53分)

 この50キロで貯金は減っていた(T_T) このままだと12時間ペースだ。

 田舎のなかにポツンとあり、すぐ隣は旧家。なんとなくのんびりした雰囲気の漂うヤマザキショップで、おにぎりとパンを補給。あわただしく出発した。

 ここから県道712号を初狩へ向かうのだが、またしても急坂が現れた。それもほぼ直線の上りだ。あとで調べたところによると1・3キロで100メートルほど上る。平均こう配は7・5%。聞いてないよ、こんな坂。何となく山越えかなと思っていたが、ここまでとは。素直に富士みちを大月まで行っていればずっと下りだったのにねぇ。わざわざ上らせてる(爆) 上るということは下りがある。そう、国道20号(甲州街道)の初狩に向かって下るのだが、気持ちは「せっかく上ったのに何で下るの? もったいない」。そして、甲州街道へ出て左折すると、また上るのだ。

 甲州街道は数年前のブルベで何度も走った道。風景も変わってなくて懐かしかった。

 笹子までは約5キロ。折り返しなので、ブルベライダーと次々とすれ違う。そう次々と。みんな速いね。下りで気持ち良さそうでちょっとうらやましい。そんな同じコースを戦う仲間たちと挨拶を交わしながら元気ももらう。これだからブルべはいいんだなぁ。

 こう配7%の急坂を越えてしばらくすると笹一酒造が見えてきた。この日はイベントをやっていて、少しだけ賑わっていた。笹子餅もこの中にあるのかなと思って入ったが、ブルベライダーの姿はない。入口付近でスマホをいじっているブルベとは関係ない自転車乗りがいたので、「笹子餅ってどこですか?」とずうずうしく聞いてみると、彼も探していたようで、「もう少し先みたいですよ」と教えてくれた。目を懲らすと「笹子餅」の看板が見え、ブルベライダーの姿も見えた。

 近くへ行ってみると、右手にお店があったので渡ろうとしたら、すでに笹子餅をゲットしていたブルベライダーから「こっちこっち」と声をかけられた。そうだ、工場売店の方だった。娘2人のために5個入り(410円)を2つ買ったのだが、賞味期限は明日までという。結婚した次女は2カ月の孫を連れて明日やってくる予定。食べきれるかなという不安はあったが、2つ買うことにした。通過チェックとしてブルベカードにハンコをもらうのだが、ブリーフィングで「ここに押して下さいと指差してあげてね」と言われたにも関わらず、どの位置か分からず「あれ、どこだっけ」とつぶやいていたら、おやじさんが「裏だよ」と教えてくれた。もうすいぶんのブルベライダーが買っていったんだね。


笹子餅の売店。実際に買ったのはこの店の反対側にある工場売店



笹子餅売店の先に笹子駅(左手)。その先に笹子峠


 写真ストップしてしばらく見ていたが、後続のライダーはほぼ全員が笹子駅へ向かって切符を買っている様子だった。後で主催者のツイッターで確認したところ、餅と切符で半々だったようだ。

 さて、いよいよ上野原まで約30キロの天国の下りが始まる。稼ぎどころの区間なのだが、なんと地獄の向かい風がぴゅー! 必死で回すがスピードが乗らない。なのに2人ぐらいに抜かれた。なぜ?

 大月、猿橋、鳥沢、梁川、四方津。乗ったこともない中央線の区間の駅名を覚えながら風と戦う。ただ、信号ストップがほとんどなかったので、上りの遅れは挽回できたと思う。

 最後の上り(と、この時は思っていた)甲武トンネルへは、上野原市役所前を左折するのだが、その直前が直線の激坂。ふらふらになって上り切った右手にセブンがあり、前を行くブルベライダーが吸収されたので右へならう。ここでもおにぎりなどを補給し、出すものを出してリスタート。

 甲武トンネルは上川乗からは何度も上っている。約3キロで平均こう配は6・8%。短いがきつい上りだ。ここへ来るときはだいたいが帰り道のため、上野原側からは初めての上りとなる。いつも気持ち良く下ってるよなぁなんて思いながら上る。時速は5~6キロ。こちらからもきつい。そして長い。あとで調べると、4・5キロで300メートル。平均こう配は約7%の急坂だった。つらいはずだ。ブルベじゃなかったら足付いてたね(^_^;


甲武トンネルを越えると東京都檜原村


 最後の力を振り絞ってピークへ。「ついたーーー!」。また思わず声が出た(^_^; そういえばトンネルは2つあったなぁなんて思いながら気持ち良く上川乗へ下る。ちょうど青信号。そのままの勢いで檜原街道へ。緩い下りをガシガシ踏みまくって五日市駅前に到着。普段のツーリングならここを右折して帰宅するのだが、今回は直進。確かこの先にちょっとした上りがあるが、あとは平たんーそう思って安心していたのだが、左折すると梅ヶ谷峠という坂本交差点を直進すると道は上ってきた。きつい上りがなかなか終わらない。最後はGパンでMTBに乗った少年に抜かれる始末。二ツ塚峠という、平均こう配5・7%の立派な峠だった。どこまでも上らせる青葉ブルベ恐るべし。

 さらに多摩川まで下った後、またしても青梅駅方面へのちょっとした上りが待っていた。ダメ押しのダメ押し。思わず主催者の顔を思い出して笑いが出た。

 青梅の昭和レトロな通りへ出ると、残りは約35キロ。あとは間違いなく平たんだ。

 PC3に到着したが、誰もいなかった。あれ? そんなに遅かったかな。

 ◆◆PC3(173・5キロ)「ファミリーマート海田岩蔵街道店」午後3時26分(貯金2時間)

 このブルベは200キロなのだが、実際の距離は203キロ。残りは30キロで10時間台の完走を目指すなら残り時間は1時間半。この先の青梅街道、府中街道の夕方の渋滞を考えると微妙な時間だ。しかし、イメージ的には「10時間台」と「11時間台」は、「銅メダル」と「4位」ほど違う。安全運転の範囲で全力を尽くしてみよう。

 青梅からは土地勘のない道でどこを走っているかも分からなかったが、ブルベで走ったことのある見覚えのある交差点が何度か出てきて「ふ~ん、ここかぁ」と納得しながら走った。

 狭い路肩と路線バスなどでなかなかスピードも上がらず、200キロ通過時点では10時間台だったが、是政橋前の交差点で5時のチャイムが鳴った。残念。10時間台のゴールはならなかった。

 ◆◆ゴール(203・1キロ)「大丸公園」午後5時7分(貯金2時間23分)

 結局、11時間7分でゴールした。獲得標高はGPSデータをルートラボで読み込んでみると、なんと3629メートル。そんなに上ったのか!? それなら11時間台も仕方ないかと思っていたら、トップは8時間台らしい。人間わざとは思えない。


笹子餅をゲット


 帰宅後、笹子餅を長女と食べた。サドルバックに詰め込んでいたが、つぶれてはいなかった。すごく甘いかと思ったが、あっさりしていて美味しい。次女も気に入って、1人で5個をぺろりと平らげたそうだ。そういえば、ブルベでは初めてお土産を買ってきた。こういうのもいいね。ただ、また買ってきてと言われると困るな。往復150キロ以上だよ…(^_^;

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雨の上がった昼前に出発し、BD1で湘南平へ。激坂をゆっくり上って桜のトンネルを堪能(^^) pic.twitter.com/1we3QRbofA




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