お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
?



 ブルベ本番まであと4日と迫った。
 
 ヒザの調子は多少は快方に向かっているようにも思える。28日に自転車通勤をした際は、最後にズキッと強烈なヤツがきたのだが、その日のうちに痛みは消え、翌日は普通に生活できる状態になっていた。
 
 果たしてロードでどこまで走れるか。平日の休みとなった30日に、ヒザの状態の確認を含めて「仮想ブルベ」を走ってみることにした。目標は100kmを5時間半ぐらいで走ること。結果次第では、今回のブルベ出走は諦めざるを得ない。


午前10時47分、境川・大清水高校前の休憩所。ここまで約18km。av26.5km/h

 午前10時過ぎに自宅を出発。坂が多いところはヒザを悪化させそうなので、平坦な境川CRから三浦を目指す。
 
 この時点でヒザの痛みはほとんど感じない。しかし油断は禁物だ。頑張らないよう、巡航速度は30km/hを超えないように走る。ギアも軽めでケイデンスは90前後。
 
 この日は多めに休憩を取る予定でもあったので、いつもは休まない大清水高校前でストップ。ここまでのav26.5km/hは、いつもより2~3km/h遅いが、抑え気味に走っているので仕方ない。


いろいろ交換しました

 昨夜、パーツ交換と調整の終わったロードが自転車屋から帰ってきた。
 
 交換したのは
 ブレーキキャリパー →105
 タイヤ →パナレーサー ストラディアス・エリート-ライト
 チェーン →デュラエース(ひとつぐらいは身につけたかっただけです)
 チューブ →パナレーサー R-AIRチューブ
 
 ついでにサドルバックも、簡単に脱着できるのと、レインカバーが付いているのが気に入ったので、TOPEAKに代えた。
 
 湯河原へ行ったときにリアディレイラーの調子が悪かったのは、エンドが曲がっていたようで、とりあえず調整してもらったが、これも交換の必要があるようだ。
 
 ブレーキはシューが新しくなったせいもあるだろうが、デフォルトで付いていたものに比べると、軽く握るだけでも「キュッ」と鋭く効くように感じ、走っていても安心感が出てきた。
 

午前11時38分、葉山。ここまで約32km。av25.7km/h

 スピードの乗るR134も抑え気味に走り、葉山港でも休憩を入れる。ヒザはまだ大丈夫だ。


午後12時25分、荒崎到着。ここまで約50km。av25.4km/h

 長井から海沿いの気持ちのいい道を走って、荒崎へ。ここまでの50kmが、グロスで2時間25分ぐらい。まずまずだ。ヒザに多少の痛みは感じるが、辛いというほどではない。
 
 ここに来たのは初めてだったので、展望台へ上ったりして多少の観光をする。
 
 雲一つない晴れ渡った空とまっすぐに伸びる水平線。風もなく人もまばらな静かな雰囲気に、荒々しい荒崎の風景ものどかに感じられる。これで、ヒザの痛みがなければ最高なんだけど・・・。




荒崎展望台より


午後1時34分、由比ヶ浜。ここまで約70km。av24.9km/h

 荒崎がこの日の折り返し地点。佐島の「海辺」へ寄りたい誘惑に打ち勝って、R134を一気に由比ヶ浜まで戻る。
 
 ヒザの痛みが多少増してきたため、巡航速度は落ちている。30km/hがなかなか出せない。
 
 由比ヶ浜の海岸べりで、暖かな日差しを浴びながら、少し横になって足を休める。このまま、の~んびりと寝てしまいたい感じ。
 
 でも、そうはいかない。ブルベには制限時間がある。
 
 ここまで立ち漕ぎも何回かしてみたが、ズキッとくる痛みはない。まだ頑張れそうだ。


午後3時22分、境川・大和橋。ここまで約100km。av24.6km/h。出発から5時間15分経過

 R134から境川へと入る。向かい風でもないのに、また巡航速度が落ちてくる。痛みもあるのだが、ここで踏んだら悪化するかもという不安もあって、なかなか踏み込めない。
 
 長後街道との交差付近にあるサークルKで補給を含めた最後の休憩。ここまで約90km。連続して20km走るのはちょっと辛い感じだ。
 
 約100kmの大和橋まではグロスで5時間15分ほどかかった。
 
 ヒザは痛いが力は入る。本番ではまだ折り返しなのだが、ここで大休憩を入れれば、この先も走れそうな状態だった。

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●月日 07年1月30日(火)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~境川~R134~葉山~荒崎~由比ヶ浜~境川~自宅

       距離 101.25km
       平均時速 24.6km/h
       最高時速 40.0km/h
       走行時間 4時間07分44秒

       ※07年の通算 937.82km
              ロード 636.05km
              BD-1  301.77km
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 走行距離が本番の半分なので、「仮想ブルベ」にはならないかもしれないが、思ったよりは走ることができた。休憩を挟めば、痛みもやわらぐ。何とか200km走れるのでは、というのがこの日走った後の印象だ。
 
 問題は時間だ。100kmを5時間半以内で走れたが、残り100kmは休憩も多くなるだろうからプラス1時間ぐらいみた方がいいだろう。ということは12時間。さらに本番のコースはこの日よりはアップダウンがあるので、もう少し時間がかかるだろう。しかし、制限時間の13時間半で走れない距離ではない。
 
 そこで作戦。
 
 1.連続走行は20km以内に抑える。行けると思っても必ず休憩を入れる
 2.ギアはいつもより軽くする
 3.巡航は26~30km/h。行きは多少頑張り、帰りは無理して踏まずに流す感じでゆっくりと
 4.下りではペダルを回さず、少しでも足を休ませる
 5.折り返し地点では多めに休憩する
 6.痛みがひどくなって休憩してもダメなときは当然リタイア。絶対に無理をしない
 
 こんな感じで走ってみようかと考えている。

 ※※※※※※※※※※※※※※※※

 この日体重が70kgを切った。実に15年ぶり! ヒザの痛みを忘れさせる一瞬だった。
 
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 BD-1でチャリンコ通勤<1月28日=8>


(上)自宅から約13キロ地点の湖北ニュータウン御影橋で最初の休憩 (下)丸子橋で3度目の休憩

 普通の生活をしていれば、ヒザの痛みは全く感じなくなった。自転車には丸7日間乗っていない。もう大丈夫だろう。そう思って自転車通勤復活に踏み切った。
 
 最初のひと漕ぎで痛み出した。あらら・・・。それ以上痛みはひどくならないのだが、痛みが消えることはない。ギアはいつもよりひとつ軽くして走る。その分ケイデンスを上げようとしても、急にはダメだ。スピードはいつものペースに比べマイナス2~3km/h。
 
 上り坂はやっぱり辛い。最初の休憩が港北ニュータウンの市役所通りの坂を上がった地点。自宅から約13キロ。次が横浜国際プール前の坂を上り中原街道を少し走った野川交差点の先。ここまで約20キロ。3度目が丸子橋。自宅から約25キロの地点だ。まずい。だんだん、耐えられる間隔が短くなっている。
 
 あと何度休憩が必要だろうか。やっぱりブルベはDNSか。そんな思いが頭をよぎる。
 
 ところが、都内に入って道が平坦になったこともあり、痛みはあるものの休憩しなくても走れる。信号ストップが多くなって、これが足を休ませる結果にもなったようだ。
 
 いけるじゃん。ロードはBD-1よりは楽だし、休み休みで、ギアを軽くすれば何とかなりそうだ。
 
 少しホッとした気持ちで、最後の隅田川べりの遊歩道へ上がる坂を立ち漕ぎしたら、ヒザに激痛が走った。立ち漕ぎは厳禁ということを、今日の自転車通勤で学習した。
 
 会社到着から1時間ほど経過すると、痛みも消え階段も普通に上れるようになったので、最悪の状態からは脱したのかなと、ちょっと楽観的に考えている(というか、そう考えたい)。でも40キロ走っただけなので、何ともいえないのは確かだが・・・。
 
 13時間半を有効に使うことを考えたブルベ展開を再検討しよう。

  ◆サイコンによる記録
       距離 42.10km
       平均時速 19.4km/h
       走行時間 2時間9分55秒
       最高速度 42.0km/h
       ※07年の通算 836.57km
              ロード 534.8km
              BD-1  301.77km

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自宅近くの遊歩道で。この道は、途切れる箇所もありますが、相模大野あたりから大和駅周辺まで続いています

 1週間ぶりにロードに乗った。
 
 といっても、今日は仕事。少し前に自転車屋にブレーキ交換や、リアディレイラーの調整などいろいろ頼んでいたのだが、パーツが入ったということだったので、出勤前に3キロ先の自転車屋まで持っていくだけッス。
 
 Gパンにスニーカーなので、遊歩道をのんびりポタリング。気温も高くこんな気持ちのいい日に長距離を乗れないなんて、やっぱり辛いですね。
 
 ゆっくりなので、ヒザがどうとかはよく分からない。痛みもまったくなく、普通の状態に戻ったような気はするのだが・・・。明日ぐらいから自転車通勤再開か、と密かに計画はしている。
 
 走っていると、リアのタイヤの空気が抜けてくる。パンクした後、自宅でちゃんとチューブ交換したばかりなのに? (このときに、チューブに少し空気を入れれば楽にできるということを学習しました(いまごろですが・・・))。パンクの原因となった何かが刺さったままなのかな。ちゃんと確認したはずだけどなぁ。
 
 結局、またパンクですね。まあ、いいか。タイヤとチューブはどうせ新品に交換するし・・・。
 
 で、また歩きました。2.5キロばかり(笑)。
 
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ブルベ伊豆200kmのスタート地点の座架依橋下の水辺公園(写真は1月20日に撮影)

 2月3日にブルベ伊豆200kmを走る予定にしている。ヒザを痛める前にエントリーしていた。反射帯ベストもヘルメットの尾灯も、当然ながらこのための準備だった。

 ※コースはこちら(PDF)
 ※おいちゃんさんのアドバイスにより、完ぺきなものができました。ありがとうございました。
 
 もちろん、ブルベを走るのは初めて。自分がどこまで走れるか試してみたくなったのだ。これまで200km超えは2度しかないが、今回走るコースは伊豆のアップダウンはあるものの、峠はない。まずここから始めようじゃないかと決心した。
 
 実は、1月20日の湯河原往復は、結果的に私自身にとっては試走を兼ねる結果となった。自宅からちょっと遠回りしてスタート地点の座架依橋まで行き、小田原厚木道路側道を経由して最初の集合地点の湘南平を目指した。そして、花水川橋からR1を小田原へと進み、20円を払って真鶴道路を走って湯河原へというルートは、往路のルートそのまま。
 
 この日はここでの折り返しだったが、ブルベでは湯河原を超え、東伊豆を伊豆ぐらんぱる公園の先まで行って折り返す。伊豆多賀までは1度走ったことがあるが、その先は自転車では未知の世界だ。
 
 ところが、ここにきての左ヒザの裏側の痛み。う~む、困った。あと1週間と少しで治ってくれるのか。
 
 現時点でとりあえず痛みは引き、普通に階段も登り下りできる状態にはなったが、ひねるとまだちょっと痛い。果たして自転車に乗れるのか。ペダルを踏めるのか。というか、200km走れるのか?
 
 今のところ自転車通勤は自粛。週明けが休みなので、そこで少し乗ってみて、出走するかどうか結論を出そうかと思っている。
 
 幸い、このコースはどこからでも輪行できる。それが救い。いつリタイアしてもいいように、輪行袋は必携だ。
 
 運良く出走できたとしても、無理はせず、13時間半の制限時間内に完走することを第一目標としよう。
 
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どこかに載ってます

 昨年の12月24日に行われた「日産スタジアムサイクルパークフェスティバル X'mas Specia」の2時間の部のレース終了後、西口ゲートで抽選会が始まるのを待っていたら、女性記者に声をかけられた。
 
 特に目立つ格好をしていたわけではないし、なぜ私たちが取材対象になったのか皆目見当がつかなかったのだが、質問に答えながら「絶対、のっけてね」と何度も念を押した(笑)。彼女は「はい、分かりましたぁ。絶対のっけますぅ~」と軽く言うのでまったく期待はしていなかったのだが、ちゃんと約束は守ってくれたようだ。ありがとね。
 
 たぶん2度とないだろうから、永久保存版ですね。
 
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●月日 07年1月20日(土)
●天気 曇りのち雪。そして雨が降ったりやんだり
●ルート 自宅~座架依(ざかい)橋水辺公園~相模大橋~R271(小田原厚木道路側道)~県道62~湘南平(の麓)~R1~早川口~真鶴道路~湯河原~真鶴旧道~R1~寒川~中原街道~自宅

       距離 140.21km
       平均時速 18.3km/h(??)
       最高時速 47.7km/h
       走行時間 7時間37分20秒

       ※07年の通算 794.47km
              ロード 534.8km
              BD-1  259.67km
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 ふぉあぁさんプレゼンツ「湯河原でキンメか猪を食う!」(これがタイトルでいいのか分かりませんが)に行ってきました。初の「ちゃんと自転車に乗るオフ会」の参加です。

 ずっとソロで走っておりまだまだ素人の粋を出ないロード海苔で、集団で走ることに不安はあったのですが、皆様の暖かいお気遣いで何とか走ることができました。噂通り下りはすげ~速かったふぉあぁさん、ほれぼれする手信号のmasaさん@寒川、リアルでは初めましての同郷のTakさん、いつでもアウタートップのikedaさん、青のFELT仲間のnice1さん、ありがとうございました。あいにくの天候でしたが、楽しい1日となりました。寒川でmasaさん@寒川と別れるまでは・・・。

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湘南平。まったく写真には写りませんが、雪が降ってます

 最初の集合場所は、湘南平の麓のファミマ。自宅を出たときは曇りだったが、いつ雨が落ちてきても不思議はないいやな空模様。なんとか夕方までもってね、なんて甘い祈りは、金目川沿いの県道を走っているときに打ち砕かれた。

 白いものが舞ってる? もしかして、雪???

 湘南平の下のファミマに着く頃は、なんだかすごい降りになってきた。早めに着いたので肉まんと缶コーヒーで暖をとるが、あっという間に凍えるような寒さになる。

 私の年齢の半分以下の若い自転車海苔集団が、私と同じようにファミマで補給していた。で、リーダーらしき奴が言う。「今日は雪が凄いから、まだ集合してない奴もいるし流れ解散にしよう。湘南平を上りたい奴は上ってもいいよ」。

 偉い。おっしゃる通り。私だって一人だったら帰ってるよ。

 時間ぴったりにikedaさん、nice1さんが到着。予定では湘南平を上ってから、小田原でふぉあぁさん、masaさん@寒川、Takさんと落ち合うことになっている。

 でもこの寒さ。登りはいいが、下りはきっと凍え死ぬ。

 「湘南平は回避しましょう」とikedaさんの有り難いお言葉。異議なし!


青のバイクが3台そろい踏み

 寒川発のふぉあぁさんたち別働隊は出発しているのか? それもよく分からないまま、R1を小田原へ走る。雪はやんだが、雨が降ったりやんだり。でも、行くっきゃない。

 もうちょっとで小田原という所でやっと連絡が取れ、ガスト小田原南店で合流。ドリンクバーブレイクの後、湯河原へ向けて出発した。


口に領収書。真鶴道路料金所の正しい通過の仕方はこうです

 一人だったらこんなスピードを持続して走れないというのが、初めて集団で走ったときに感じた一番大きなもの。特に坂。みなさん、速い。引いて貰うっていう意味が、現実感として分かったような気がする。強い人が前にいれば、遅れまいと必死に回しますからね。いつも重めのギアだったので、これまでケイデンス90以上で走るなんてことはあまりなかった。それが、この日はクルクル回すみなさんにあわせてギアを落として、気が付けば100だった。

 ただ、実力以上に回したのは確か。湯河原到着後、Takさんの知っている店に入って食事が出てくるまでの間、足が半分攣ってました(笑)。
 

全員の羨望の的となったTakさんご注文のでっかい「ブリカマ」に忍び寄る怪しいブロガーのデジカメ


雪が降ろうが、雨が降ろうが、今日はこのためにここまで漕いできたのだ

 キンメの煮付け、美味しかったッス。

 さて、ふぉあぁさんがトイレに行ったスキに「帰りは旧道ね」ということが決定。一行は楽しく帰路に着く。

 旧道を登り始めて、フロントをインナーにしてリアをシフトダウンする。ガチャガチャガチャ!!! 大きい方から3枚で行ったり来たりのお祭り騒ぎ。おい、入らないのかよ。

 真っ青ッス。27も24も21も使えないの?

 どうもそうらしい。

 で、頑張りました。

 そのせいではないのだろうが、左ヒザがまた痛くなった。やばいぞ。

 
根府川駅前でFELT3台そろい踏み

 旧道を下り、R135からR1へ。大磯ロングビーチ先のサンクスで最後のコンビニストップをした後から、左ヒザは最悪の状態だった。曲げると痛い。信号リスタートが力が入らない。信号ストップで足を着くのもしんどくなってきた。なのに私の前には「5秒で巡航30km/h」のmasaさん@寒川。ぶっちぎられました。

 それでも一緒に走る仲間がいるとやはり違う。一人だと「いいや。流しちゃえ」とヘタレるのだが、気持ちを切らせることなく、産業道路入り口交差点までは頑張れた。

 ここでikedaさん、nice1さんと別れ、寒川でふぉあぁさん、Takさんと別れ、masaさん@寒川には中原街道入り口まで見送ってもらった。

 いや~、いい1日だったなと思いながら中原街道を走る。ところが左ヒザの痛みがどんどん激しくなり、やがては緩い坂も登れなくなってきた。左足に力がはいらないのでほとんど右足で漕いでいる。だが、左足は曲げるだけで激痛が走る。とりあえず休憩だ。坂の途中でストレッチ。しばらく休んで再発進。

 すると・・・。


ここに○○○大魔王がいたなんて聞いてないよ

 ウソだろ・・・。天は我を見捨てた。はあ~~~ぁ。

 明るいところまで歩いて作業開始。

 でもね。街灯はあるが暗くてよく見えないッス。パンク修理も半年ぶり2度目だし、要領を思い出せない。

 悪戦苦闘30分あまり。ようやくチューブの取り替えが終わった。

 CO2でプシュとするが、うまく入らない。バルブが白くなってるよ。失敗したかな。仕方ない。ポンピングだ。

 スコスコスコ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 よし、入った。あれ、バルブの横がパコパコだ。ここだけ入ってないの? そんなことってあり? 他は入ってるよ。なんでかな~、なんて思いながら試しに乗って10秒で、「パン!」。そりゃ、リム打ちするわな。

 暗い上に雨も降ってきた。チューブはまだあるが、10秒前に終えた作業を、もう一度やる気にはならない。

 それにも増して、左ヒザの痛みで自転車を漕ぐことよりは、歩く方が楽と思えてきた。

 歩こうか。今いるところは藤沢と綾瀬の境。綾瀬市には鉄道の駅はない。最寄り駅はたぶん小田急の桜ヶ丘。輪行するにしてもふた駅しかない。歩いてもたいした違いはない。

 2時間あれば大丈夫だろう。そう思い、午後7時ごろに自宅へ向けて歩き出す。

 ところが米軍基地周辺で迷った。「あれ? この風景さっき見たよ」。携帯のGPSで確認するが、よく分からない。そもそも北はどっちなんだ? 

 ・・・・遭難寸前で引地川に出会った。助かった。

 自宅到着は午後9時45分。30~40分のコースミスもあり、徒歩に要した時間は3時間あまり。左ヒザは自宅到着寸前に白旗を揚げた。

 風呂に入って多少は持ち直したが、痛みは引かない。

 少し休養して様子を見るしかないかな。

 【注】平均時速18.3km/hは徒歩約10数キロを含みます(泣)

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 BD-1でチャリンコ通勤<1月19日=7>


竹島桟橋から海岸通りへ行く途中には四季劇場。8年目を迎えたライオンキングがロングラン公演中

 一昨日は雨。ヒザはまだ痛かった。恵みの雨だった。

 昨日の木曜は好天で、ヒザの痛みも消えて走りたい気持ちがウズウズしていたが、大事をとって電車通勤とした。
 
 もう大丈夫だろうと、今日は自転車通勤。ヒザはいいのだが、風が・・・。向かい風がきついッス。全然、前に進まない。天気はいいのにねぇ。
 
 それでも頑張って走っていたら、30kmを過ぎたあたりから左ヒザが少し痛むようになってきた。あれ~、まだダメかな。でもこの前ほどじゃない。残り10kmを走ってもそれ以上は痛くならず、力も入る。到着後、自転車を降りてしばらくすると痛みも消えた。
 
 いつも少し重めのギアを踏んでいるせいかな? 軽めでクルクルにしてみようかな。

  ◆サイコンによる記録
       距離 42.31km
       平均時速 21.2km/h
       走行時間 1時間59分39秒
       最高速度 43.9km/h
       ※07年の通算 654.26km
              ロード 394.59km
              BD-1  259.67km

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 BD-1でチャリンコ通勤<1月16日=6>


海岸通りから1本海側へ入ると、もう竹島桟橋

 月曜のライドで、100kmを過ぎるあたりから左ヒザが痛み出した。ロングライドをしているときはたまにあったのだが、だいたい翌日には痛みは引いていた。
 
 この日起きてみて、多少痛みは残っていたが、明日は雨っぽいし乗っておこうと思って自転車通勤にした。
 
 やはり痛い。平坦な所は何とかなるのだが、信号スタートと上り坂が辛い。力が入らない。
 
 多摩川を越えて都内に入ると信号だらけだ。リスタート時のあまりの痛みに、思わず声が出る。今まではここまで痛みが長引くことはなかったのだが・・・。歳を取ったということか。

 途中からはポタリングモード。もうヘロヘロで会社へたどり着いた。

  ◆サイコンによる記録
       距離 42.26km
       平均時速 20.8km/h
       走行時間 2時間01分46秒
       最高速度 50.7km/h
       ※07年の通算 611.95km
              ロード 394.59km
              BD-1  217.36km

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●月日 07年1月15日(月)
●天気 晴れ
●ルート 自宅~(境川)~松輪~長井~江ノ島~自宅

       距離 109.24km
       平均時速 27.4km/h
       最高時速 45.5km/h
       走行時間 3時間59分45秒

       ※07年の通算 569.69km
              ロード 394.59km
              BD-1  175.10km
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 月曜も休みだったが、午後から家事手伝い(要するにカミさんの手伝いですね)の予定が入っている。長い距離は走れない。城ヶ島まで行けるかな、と思いつつ、午前8時ごろ出発。
 
 境川をav28km/h台で駆け抜け、R134を疾走し、渚橋から森戸経由で三浦の海沿いを走る。そして、三崎口駅前を上って降りると松輪の交差点。ここまで約50km。
 

ぢんげる到着

 限定10食の早い者勝ち「中おち丼」の「ぢんげる」到着は午前10時ごろ。早過ぎた。開店まであと1時間もある。もうちょっと走って・・・なんて思っていると・・・


定休日??

 月曜は定休日!? はぁ~? 聞いてないッス。何時間待っても中おち丼は食べれませんね。仕方ない。ここでUターン。早く帰ると、きっとカミさんに喜ばれます。


長井付近にて。遙か彼方にうっすらと富士山が・・・

 結局、コンビニでおにぎり買って、荒崎入り口交差点から少し入ったところの長井付近の公園で、富士山を見ながらバクつく。
 
 写真ではうっすらでほとんど見えませんが、肉眼では結構きれいに富士山が見えました。
 
 
片瀬東浜にて。後方は江の島

 帰宅は午後1時前。中おち丼は食べられなかったけど、気持ちのいい100kmでした。
 
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 休日のこの日は、午後から中央林間の自転車屋へ行ってパーツ交換を相談した。いろいろ話して(ここのおやじは話が長くて困るのだが)、結局、ブレーキを105に変え、タイヤ、チェーン、ワイヤーなどを交換することにした。タイヤとチェーンはそろそろ変えどき。ブレーキは「変えたからといってそんなに効くようになるものではないッスよ~。大事なのはメンテ」なんて言われたが、他でシマノにした方がいいという話を聞いていたし、自分でもいずれはシマノにと思っていたので、変えることにした。

 「明神峠が辛かったんですよ」と話すと、「下りでは、下ハン握ってブレーキングしないと効かないですよ」と言われた。確かにそうなんだけど、姿勢が辛いッス。指も短いので、フラットバーのときのようにスムーズにブレーキがかけられない。やっぱり、ポジションの問題だろうか。ブレーキを変えた後に、またいろいいろやってみるか。

 なんだかんだ発注した後は、自宅近くのワークマンで安全ベストを購入。

 2月3日へ向け、準備は着々と進んでいる。


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 BD-1でチャリンコ通勤<1月13日=5>



 ヘルメットに尾灯を付ける必要に迫られた。
 
 検索すると、こんなのがある。目立ちそうでいいかなと思ったが、とりあえず手元にあるものでやってみた。
 
 ずっと前に買ったままで、そのうちリュックにでも付けようかと思っていたのだが、やってみるといい具合に付けられた。
 
 点灯はマグネットスイッチをかざすだけなので、乗りながらでも適当にやっていればいい。問題は消灯。ヘルメットを脱がないと確認できない。もうひとつ。ヘルメットを脱いだ後、何かの拍子に点灯してしまうこと。まあ、ヘルメット用の尾灯ではないし、仕方ないか。
 
 とにかく、これでトンネル通過時や夜間走行の安全性がアップした。さあ、笹子トンネルも怖くないぞ!?

  ◆サイコンによる記録
       距離 42.04km
       平均時速 22.4km/h
       走行時間 1時間52分44秒
       最高速度 47.8km/h
       ※07年の通算 460.45km
              ロード 285.35km
              BD-1  175.10km

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 BD-1でチャリンコ通勤<1月11日=4>


湯島天満宮(湯島天神)にて

 この日は日比谷公園を通りすぎてR1をそのまま直進。大手町、お茶の水を越えて湯島まで遠回りした。

 外へ出る仕事ではないし、仕事が終わるのも深夜なので、昼間の都会は久しぶり。大手町なんて何年ぶりだろう? お茶の水にいたっては、会社へ入り立てのころにスキー用のバッグを買いにきて以来かもしれない。
 
 湯島ももちろん初めて。聖橋を渡り東京医科歯科大学の先の細い道を下ると清水坂。わっかが刻まれた道だ。お願い事をするのだから、少しは苦しまなくちゃね。ぐいっと上ると湯島天満宮があった。で、お守りなどを・・・。
 
 実は上の娘が高校受験。「太宰府へ行ってきて」って言われても自転車では行けません。湯島で勘弁してもらいましょう。

  ◆サイコンによる記録
       距離 51.15km
       平均時速 21.2km/h(境内を少し歩いたので・・・)
       走行時間 2時間24分44秒
       最高速度 47.6km/h
       ※07年の通算 418.41km
              ロード 285.35km
              BD-1  133.06km

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●月日 07年1月9日(火)
●天気 晴れのち曇り
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 「江の島カメラからは雪化粧した富士山が良く見えます」
 テレビに目をやると、確かに綺麗に見えている。空を見上げても、雲ひとつない青空が広がっている。少し寒いけど、我慢できるだろう。今日は気持ちのいい1日になりそうだ。
 
 午前8時半ごろ出発。向かうのは山伏峠。昨年8月のリベンジだ。
 
 新小倉橋から津久井湖へまず向かう。自宅からだと、このコースは緩やかな上りがあるだけで、無駄なアップダウンが全くない。非常に効率的なコースだ。


青山交差点から道志みちに入る
 
 城山大橋を渡り、三ケ木(みかげ)手前の坂を上る。自宅から1時間と少しで青山交差点に到着した。道志みちの始まりだ。山中湖は46km先にある。


のどかな風景

 太陽がまぶしい。でもそのおかげで足先が冷たいほかは、それほど寒いとは感じない。緩~い登り坂を、太陽の光を体に浴びながらのんびりと走る。


自宅から2時間ほどで両国橋

 神奈川県側のR413の最高標高地点451メートルまで上り、両国橋まで下る。ここには月夜野バス亭もある。ここまで自宅から約2時間あまり。距離は約43km。会社へ行くのとほぼ同じ距離だが、気分が断然違う。山の中の道は気持ちがいい。
 
 ここで最初の休憩。この日は平日で車の通行量も少なく、ローディーにいたっては、途中でひとり見ただけだ。
 
 自販機で缶コーヒーを買って少し暖まる。自宅で入れてきたボトルの水はまだ充分にあるが、先のことを考えてペットボトルを1本買っておいた。


ここから山梨県。っと、あのガードレールは何?

 「凍結に注意して下さい」という看板を横目に、両国橋の先にいきなり始まる激坂を上る。ここから山梨県道志村だ。


両国橋を過ぎると、路肩に雪が現れ始める

 標高を上げるに従い、路肩に雪のかたまりが現れる。山はうっすらと雪化粧をしている。例の低気圧の影響で、週末に降雪があったようだ。
 
 実は、雪のことは全然、考えていなかった。とにかく、「凍結する前にリベンジする」ことしか頭になくて、家を飛び出してきた。冷静に考えれば、道志みちは危険なルートだった。
 
 走りながら、1年前のことを考えていた。
 
 この時期、平日の休みと言えば、日帰りスキーに行っていた。清里の先のサンメドウズがトップシーズンにはスキーヤーオンリーだったので、子供が学校へ行った後に、午後だけ滑りにカミさんと、あるいは一人で何度か行ったものだ。
 
 それが1年たったら、スキー板は物置に入ったまま。代わりにその雪の世界を自転車で走っている。なんだか不思議。
 

道の駅道志到着。自宅から約3時間

 ここまでは路肩に雪がところどころ残っている状態。路面は凍結しておらず、普通に走ってこれた。両国橋から約1時間で、このときの時刻は午前11時半過ぎ。
 
 体が冷え切っている。とりあえずビール! じゃなくて、とりあえず「あったかいもの」。


ふるさとうどんは「緑色のクレソンうどん」470円

 「手作りキッチン」で「ふるさとうどん」を頼む。あれ、緑色だ。そばと間違えた? でもメニューにそばはないので、間違えようがない。食べてみたが、よく分からない。もともと味オンチだし。
 
 寒かったこともあり、あっという間に完食。スープも全部飲んで、暖まったぁ! ようやくひと息つけたよ。
 
 後で調べると、このうどんはクレソン(西洋わさび)うどんで、「ワサビDEクレソン」「クレソンジュース」「クレソンケーキ」「クレソンサラダ」と同様、ここでしか食べられないそうだ。


前途に不安を感じる「道の駅どうし」の雪

 夏に来たときは、ここまでが果てしない遠さだった。それがこの日は余裕を持って来ることができた。1度走った道というものあるだろうが、のどかな風景をしっかり楽しむことができた。
 
 さて。暖まったことだし、トイレも済ませてスッキリした。ボトルの水が半分以上残っていることを確認して、午後12時過ぎに山伏峠リベンジへ走り出す。
 
 
 人家が途切れるあたりから、降り積もった雪の量が増している。回りを見渡すと綺麗な銀世界。路肩に積まれた雪も車道へはみ出すほどになってくる。車道部分で路面の凍結はまだ見られないのが幸いだった。
 
 雪が降り積もった山伏キャンプ場を過ぎる。車はときおり通るだけ。静かな世界を時速10km/h前後で上る。足先の寒さも今は感じない。
 
 そして、最初の直線の上りが現れた。ここからが勝負だ。路肩には除雪の雪があふれたり、解けた雪が水たまりとなっているため、車道をセンターライン方向へ多少はみだしながら上っていく。
 
 上りきって左へ曲がると多少平坦になりほっとしたのも一瞬、また直線の長い上りが待ち構える。辛い辛い坂だ。でももう少しだ。峠は近い。それを知っているので、気持ちが切れない。
 
 2番目の長い直線の一番きつい坂を登り切り、左へカーブすると「水源の森」の碑が見える。その先を右へ曲がるとまた上り。ここだっけ、足着いたところ? いや、違う。まだ先だ。
 
 そして・・・。次のカーブを曲がって上りに入った瞬間、思い出した。「ここだ。ここで足を着いたんだ。よし! 最後の上りだ」。もうちょっと頑張れば、トンネルが見えてくる! 
 
 この先に峠があることを知らなければ、気持ちが萎えるような最後の少し長めの直線の坂。そこを今回は「最後のひと踏ん張り」と覚悟を決めて上って行く。
 
 上りきりカーブを曲がると「この先のトンネル内は漏水に注意」という看板が目に入ってくる。前回はこの看板を見て思い切り凹んだ。それが、今回はゴールへと導く道標となった。


山伏峠! リベンジ成功

 「道の駅どうし」から約9km。標高差は約400メートルなので平均勾配は約4.4%。前回、峠直前200メートルで足をついたことのリベンジは果たしたよ。いぇ~い!


峠の回りは雪に覆われていた

 ここは標高1100メートル。車道は除雪されているが、周りは雪がつもったまま。一面の銀世界だった。雪はまったく予想外だったが、ここまでそれほど寒さを感じることもなく、危ない箇所もなくスムーズに走れた。おまけにこの風景。ちょっとラッキーだったかな。
 
 さて、最初の目的は達成した。次の目的は山中湖で富士山の写真を撮ることだ。前後のライトを点灯してトンネルへと突き進む。


自宅から4時間半で山中湖到着。ここも雪が降ったようだ。残念ながら富士山は見えず

 トンネルを抜けると、そこも雪国だった。
 
 路面は雪が多少解けてきたようで、水たまりが一杯。それを避けながらハイスピードで下りていく。周りにあるはずのテニスコートは綺麗に雪に埋もれている。
 
 平野の交差点を右折。さあ、富士山は? 
 
 あれ、ダメだ。雲がかかってる・・・。道志みちの途中では綺麗に見えたのに。やっぱりあそこで写真を撮れば良かったと、後悔しても後の祭り。まあ、これから何度も来るだろうから、今回は諦めよう。

 ボトルの水はここでなくなった。夏場に来たときは、ペットボトルを何本買ったか忘れるぐらいだったが、冬場だとほとんどいらない。
 
 山中湖まで自宅から約72km。平均時速は19.7km/hで、グロスの所要時間は約4時間半。また近所の人が聞いたら驚いてくれる走りをした。以前、ツーリングから帰って、マンションの玄関付近で遊んでいた子供たちに「どこ行ったの?」と聞かれ、「箱根だよ」と答えると、その子供はぽかんとしていたのだが(箱根がどこだか知らなかったようだ)、すぐそばで井戸端会議をしていた奥さん連中が話をやめて「はこね??」と、声を一斉に挙げられ目を丸くされたことがある。まあ、普通の人にとっては信じられない話ですね。
 
 帰りは三国峠、明神峠経由でR246に出る予定にしていた。もう一度、平野の交差点まで戻り、道志みちのひとつ先の道を左へ入る。
 
 うわ、ここも雪国だ。歩道に雪があふれている。でも、路面には雪も凍結もなく、走れないことはない。行けるところまで行ってみよう。ダメなら引き返して、道志みちを帰ればいい。
 
 少し上ったペンションなんかが固まってある場所あたりから、道は凍結してきた。やばいな。どうしよう。でももう少しだけ上ってみよう。


三国峠への登り。山中湖が一望。富士山(左)は雲がかかって見えず

 やがて道は日陰部分から日の当たる斜面となって凍結もなくなった。そしてこの絶景。これで富士山が見えれば最高なんだが。
 
 この写真を撮るために自転車を降りた先に駐車場があり、数台の車が止まっていた。何人かいた観光客のなかのあるカップルに「あれ」とか指さされて、変な目で見られたような気がした。そうだよね。いくら天気がいいとはいえ、回りに雪があるっていうのに、自転車でこんなところまで上ってこないよね。
 
 そんな好奇の視線をものともせず、さらに上る。傾斜はそれほどきつくはない。
 
 しかし、峠が見えてきたところから、道は凍結だらけとなった。


三国峠。峠周辺の道は完全に凍結

 なんとか車のワダチの部分を選んで走るのだが、それもついにできなくなった。道全体が凍結している。しかし、峠のピークはもう見えている。すぐそこだ。
 
 でも、もう乗れない。仕方ない。歩こう。ここまで来ては引き返せない。引き返す気にならない。
 
 ズルズル滑りながら自転車を引きずって、ピークまで上った。
 
 「三国峠」という看板はなかった。道標があったが、そこには三国山と明神山の方向が記されているだけだった。
 
 この1170メートルの峠を境にして、先は神奈川県山北町となる。
 
 この先も道路は凍結状態。どこまでこれが続くのか分からないが、とにかく下りよう。歩いて。
 
 ここで滑ったらどうなるんだろう? 携帯は圏外だし、道から外れて落っこちたら助けは来ないぞ。
 
 ちょっと凍結のない部分があったので乗ってみたが、カーブにさしかかると全面凍結。あ~、止まれない! やばい。クリート外して両足ブレーキだ! うわっ~! 効かない!? 止まってくれ~。
 
 ザザーーーーーー。・・・・・。ふう、止まった。無理せずやっぱり歩こう。
 
 しばらく歩くと、ところどころに凍結は残るものの、大部分は走れる路面となった。何キロかは歩く覚悟をしていたが、助かった。歩いた距離は数百メートルで済んだ。


明神峠(手前が三国峠方面)。ここは何とか走れたが・・・

 標高900メートルの明神峠まで下りてきた。ここから静岡県小山町となる。ここも看板などはない。道標には「明神峠あと7km」という道標があった。本来の峠はここからまた上っていくのだろう。
 
 明神峠の先の道は見えない。それほど急な坂ということだ。
 
 いきなり10%という標識が見える。そして13%、15%と次々にその傾斜を増しながら、道は下っていく。噂には聞いていたが、下り車線にも標識がちゃんと立っていた。


18%の激坂

 そして、出ました18%。路面に滑り止めのワッカが刻まれている。おまけにきついカーブが続く。
 
 実は、明神峠から下へ下りるときは怖くて仕方なかった。どこが凍結しているか分からないというのが最大の不安なのだが、それにも増して不安だったのが、ブレーキの効きがよくないことだった。
 
 ぐっと握っても、す~って感じで自転車が進んで行く。思ったようにコントロールできない。これはブレーキの性能のせいなのか、私の握力が弱いせいなのが。手もかじかんでいるので、力がでないのも確かなのだが。
 
 15%の坂でもやばい状況だった。18%の坂を見たときは諦めた。どうみてもここは「大空へ一直緯」への道だ。
 
 で、歩いて下りた。下りを歩くなんて初めてだが、怖いものは怖い。仕方ない。
 
 道からワッカが消えて、15%、10%と傾斜が減っていったときは、心底安心した。やっと自転車に乗れるよ。
 
 下り車線の標識は、私のような坂を下るのもヘタレな人のためにあったようだ。
 
 それにしても、この坂を時速70km/hで下った人がいる。信じられない。人間技ではないですね。この坂は下るのではなく、上った方がきっと楽しいと思う(と言ったからといって、上ろうと思っているわけではありませんよ。絶対上りませんからね!)。
 
 明神峠入り口のT字路にぶつかり左折。そのままR246まで下り降りる。ここはヘタレな私もスピードが出せる緩い坂。気持ち良かった。
 

小山町からR246で帰ります。あと50kmぐらいかな

 しかし、小山町からのR246は生きた心地がしなかった。下り基調とはいえ、トンネルに加えて遙か下に流れる川にかかる橋の連続。さらには強烈な向かい風。高所恐怖症の私にとっては、橋の欄干が低くて何だか心細く、走っていて怖くて仕方なかった。
 
 谷峨、山北と越え、松田を過ぎたあたりで、ようやく気持ちが落ち着いてきた。この道はできれば2度と通りたくない。
 
 「寄」って「やどりき」って読むんだ。「寄入口交差点」を過ぎたときに初めて知った。名古木通過が午後3時ごろ。小山町からR246に入ってからここまで信号がほとんどなく、2,3度しかストップしていない。これはこれで疲れた。

 名古木交差点はそのまま直進。善波峠を気持ちよく下りて、自宅へ一直線。自宅到着は午後4時半過ぎ。だいたい予定の時間に帰宅できた。
 
 山中湖往復は、距離的には三浦1周と同じくらい。でも相手は山梨県だし、坂もあるしで、できるとは思わなかった。少し自信がついたかな。これでもっと日が長くなれば、雛鶴経由で帰って来ることにしよう。
 
 調べてみると、山中湖から御坂みち(旧道)経由で甲府までは約60km。自宅からは約130km。御坂みち約9km、平均勾配5.5%を頑張れば夕方前に甲府に着く。今年の甲府戦がナイトゲームだったら、このルートで行こう。

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●ルート 自宅~津久井湖~道志みち~山伏峠~山中湖~三国峠~明神峠~駿河小山~R246~自宅
※往路コース
※復路コース
       距離 144.71km
       平均時速 21.8km/h(歩いた区間も含む)
       最高時速 50.7km/h
       走行時間 6時間38分05秒

       ※07年の通算 363.19km
              ロード 285.35km
              BD-1   81.91km
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 BD-1でチャリンコ通勤<1月7日=3>


軍艦ビル前にて。「sudobanさ~ん!」。あ、今ごろ三浦ですね(笑)

 追い風に乗ってR246を二子橋まで一直線。多摩川を越えたところまでの平均時速は25.5km/h。自分でも驚く早さだ。中2日での自転車通勤とあって足も軽い。気持ちいいほどペダルが回る(って、ほとんど追い風のおかげですが)。休日でトラックも少ない。まだお正月休みの人もいるのだろう。平日は走りづらいR246だが、休日はそれほどストレスなく走れる。
 
 しかし、二子玉川からのR246は自転車が走るところではないので(笑)、目黒通りへ。都内へ入ると信号ストップが多くなり、平均時速は下がってくる。それでも、会社付近へ着いたときは平均時速24.8km。このスピードはMTBで通勤したときに出したことがあるが、BD-1では出したことがない。
 
 よし。目指せav25km/h! 残り1キロぐらいを必死で回すが、残念ながらそれ以上は上がらなかった。
 
 結局、av24.8km/hのまま到着。それでもBD-1では自己新記録だ。といっても、追い風参考記録ですね。決して自分の実力ではありません。

 この日、日本列島は台風並みに発達した低気圧に覆われた。たまたま進む方向が良かったので苦しまないですんだが、各地で大雪や強風のために被害が出ていることを考えると、「新記録」なんて言っている場合ではありませんね。被害が広がらないことを祈るのみです。

  ◆サイコンによる記録
       距離 39.94km
       平均時速 24.8km/h
       走行時間 1時間36分49秒
       最高速度 53.1km/h
       ※07年の通算 222.55km
              ロード 140.64km
              BD-1   81.91km

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