1月20日(日)晴
アルジェリアのテロにおける人質の安否は依然としてよくわからないようですが、政府の厳しい状況と言う答弁の裏には、ほぼ生死がわかっているのではないでしょうか?無事が確認された時はいち早く報道されたことから類推すると日本人10人の安否はかなり絶望的な感じがします。現在の日本の治安から考えれば想像すらできない出来事ですが、アラブを中心としたイスラム社会では無法地帯があちこちに存在するということなのでしょう。
幸い自分が過去に訪問したことのある国はどこも比較的安定した欧米先進国とアジアの国々なので危険を感じたことは一度もありませんでしたが、石油関連の企業はアラブ中心ですから大変だと思います。日本には戦争を放棄すれば国が安全だと言っているノー天気な人達がたくさんいますが、これらの人達は今世界で起きている問題をどう考えているのか聞いてみたい気もします。お金で解決できる間は外交も通じるかもしれませんが、今回のように人質の命を犠牲にしてさえ、自国のプラントを守る国もある訳です。自国の安全をどう確立していくか良く考える良い機会かもしれません。テロや他国からの攻撃に対する備えとしてどこまで自国ですべきなのか、また海外で働く自国民を守るために何ができるのか、攻撃に対する防御的報復の是非などなど我々一人一人が覚悟を持った考えを持つことが必要なのかもしれません。戦後アメリカと言う超大国の庇護の元、自国の安全と言う基本的問題を考えずに生きてこられた幸せがいつまでも続く訳ではないでしょうから、そろそろ自立していく方法論を真剣に考えてほしいものです。歴史と言うのは残酷なもので、昨日の友が今日の敵なんて想定外が突然起こり、過去にはたくさんの悲劇や国の興亡があったのですから。
と言いながら、自分はこの平和な国で、久しぶりにパチンコをして負け、ホームセンターで新しい運搬用の台車を購入してきました。先週、マリーナで運搬用の台車を海に落としてしまったようなので、とりあえず購入した台車を使ってもらおうと思っています。ゴルフをしたり、城巡りウォーキングをしたり、自分の好きなことを思う存分楽しんでいられるありがたさを感ぜずにはいられません。世界の各地で貧困や戦争が起きている中で、平穏無事な日常を過ごせることに感謝しつつ、孫子の代まで続くことを願うばかりです。