9月19日(祝・月) 雨&曇
今日もヨットの予定は天候不順のため中止。台風接近のため船の陸揚げを昨日依頼した。多分マリーナでは今日、明日中にすべての船を陸揚げすることになるのでしょう。と言うことでぽっかり空白の時間ができてしまい、家に居場所がなくなりつつある自分は大変でした。もっとも来週の軽井沢行きの行程を時刻表とにらめっこできたり、ついでに100名城消化の行程を加えたり、ホテルの予約を入れたりする時間ができました。高崎の箕輪城跡に寄ることにして下調べも終わり、今日はJRに行って切符を購入してきます。ついでに映画でも見て時間を潰すことにしました。あとは彼岸の墓参りとお寺さんの挨拶に御殿場の田舎に行く予定をどうするかです。台風が早く過ぎてもらえれば水曜に行けそうですがまったく困った台風です。
ところで最近毎日のように東京の築地市場の移転問題が報道されています。動き出した物を止めるパワーは加速させるパワーの何倍ものエネルギーが必要です。安全だと言って押し切ろうとしていた人達は今どう思っているのか一度徹底的に聞いてみたいものです。地下空間にどう言う対策を施して安全宣言するのか小池新都知事もきっと困っているんじゃないでしょうか。でも今思えば安全が確認されるのを待って移転のGoを出すと言うのはごく当たり前の話なのに、移転を予定通りすると言っていた知事選の対立候補さんはどう思っているのでしょうか?東京オリンピックに間に合わないからと言ったこじ付けは自分達の後ろめたさを早く払拭したいだけのことだったのかもしれません。リオの様子を見てもわかるように直前まで間に合わないと言われていたのになんとかなったように4年も先なら必ず解決策ができると思います。それより今の問題をきちっと解決して取り組むのが正論です。多少お金はかかってもちゃんとした仕事をすることが結果として安上がりになります。基礎工事を手抜きして大問題になったあのマンションの教訓もあるんじゃないでしょうか。古くは阪神大震災のあの高架の高速道路も同じです。肝心な所を手抜きして、お金をかけなくても良い所にたくさんお金をかけたりするのはなんなんでしょうか?私はその一つの原因は役人組織の肥大化だと思っています。昔「パーキンソンの法則」と言う本がありました。簡単に言ってしまうと役人組織は必ず肥大化して行くと言うものです。そうすると予算の分捕り合戦が始まり、必要度に関係なくあまねく公平に振り分けると言うことです。その結果本当に必要なことの予算は少なく、あまり必要度の少ない所の予算は余っても使い切ることになるようです。まぁ人間の性と言ったものなのでどこの国でも起こっていることです。そこで強力な力を発揮しなければならないのがトップの役割なんですね。プラトンは一番良い政治形態は独裁政治だと言っています。ただこれは吉とでるか凶とでるかは独裁者次第なので中庸をとった民主主義と言うものがどこでも採用されるようになった訳です。ただ戦国の時代を太平にするには信長のような独裁者も必要なのも事実。小池さんには低迷したイギリスを強い意志で立て直したサッチャーさんのようなリーダーシップを発揮して欲しいものです。
長くなってしまいました。こんなつまらない評論を読んでいただきありがとうございます。
(P.S)豊洲の問題の個人的見解を言えば多分ちょっと手を加えて現状の安全宣言を出すとともに不測の事態に備える定期的な検査と結果の公表のしくみを作っておくことのような気がします。この世界に100%安全なんてありえないんですから。