この暖簾、日本一ではないでしょうか。カッコいいのう!
前から見たところ。ちゃんと「て い こ く 湯」と書いてありますね。
前も書きましたが、オリジナルの暖簾の銭湯は、特別に優れた湯の場合が多いように思われます。
牛乳石鹸の暖簾が悪いとは思えませんが、オリジナルはそれなりの自負がないと付けられないでしょうから。
脱衣室の細工が細かくされた折り上げ屋根や時を刻む大きな柱時計。窓も一部を除いてアルミサッシにならず、凝った造りです。
今回は2度目。最初は興奮しちゃってウワツイテしまい、ちゃんと見れませんでしたので、浴室もじっくりと。
湯は3つ。左から薬湯。これは39度くらい。ここは水風呂やサウナがないシンプルな風呂なので、熱い方とかわるがわる入ったら良い汗が出ました。
真ん中の湯はジャグジー。右は深湯。よく「帝国湯さんは激熱だから」などと言われますが、こないだ閉められた下谷の快哉湯さんやいつも行ってる新小岩の旭湯さん、「テルマエ・ロマエ」の稲荷湯さんと比べてもやや穏やかにかんじます。じっくり入ってもあまりのぼせる気がしませんでした。
ペンキ絵は早川絵師の西伊豆と富士。ちょっと悪のりして描かれたというセスナ機と空飛ぶニンジンに乗ったウサギも健在でした。
ペンキ絵の下には九谷焼の鯉と金魚の絵が本当に美しくて参っちゃいます。
あとですね、番台の旦那さんがいつも優しくて有り難いです。
「どっから来たの?」なんて聞いてくれたり、いろいろ気さくに話し掛けてくださって本当に嬉しい。こんどお土産を持っていこう。
お庭から伸びて外に飛び出して来たボケの花。
いつまでもこの湯が健在でありますよう・・・