いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

心を育てる

2021-05-31 | 叱りも罰もない犬との暮らし方
緊急事態宣言(神奈川は蔓延防止等重点措置)が続く中、5月も今日で終わりです。
まだ出口は見えないかなぁ…。

◆   ◆   ◆

Choco.が初めて犬を飼う私のところに来た時
すでに8カ月過ぎで、社会化期なんてとっくに過ぎて
それまでの暮らしの中で怖い経験をいっぱいしてしまっていたので、
それから軌道修正することは結構大変でした。

最初の7年間の暮らしはよいことをしたらほめるでやってきて
それはそれで悪くはなかったですが、
世の中行動ばかりでなく、「◎◎でいる」ことも教えてあげなければ
生活全体のQOLは向上しません。
その後9年間犬にとって当たり前のことは認めて
そのうえで、人とどう暮らせば安心かをわかるように伝え続けて
今のおだやかな日々があります。


以前は隣でよく会う人にさえ吠えて怖がらせてしまっていましたが、
最近は同じエレベーターに乗っても無関心でいられるようになりました。

今困っている人は、次の瞬間から問題が解決することを望むと思います。
でも、その問題はきっと犬にとっても長いこと解決できなかった問題だと思います。
ならば、時間がかかることは当たり前だし、罰して叱って治ることは絶対にありません。
こういう時の罰は、強い副作用が起こって却って問題をこじらせてしまいます。

刺激に慣れることは犬にとって暮らしやすさを増やします。
慣れることには時間がかかります。
ただ、時間を少し短くすることはできます。
それには…


こういう取り組みが飼い主にとっても犬にとっても安全・安心です。