いぬのChoco.との暮らし方

罰や叱りを使わず、 動物福祉に則った犬との暮らし方を綴ります♪

おだやかなNOって?

2022-12-21 | チャーリードッグスクール犬の森の歩き方
「NO」におだやかなんてあるわけない!って思っている人は、
きっとしょっちゅう「NO!」っていうんでしょうね。
でもしょっちゅう言っているってことは、
犬に伝わってないってことなんだってわかりますか?

ここから引用⇒
夏目 真利子
2015年12月21日 ·

今日はちょっと午前中家を空けるので犬の学校ブログは帰ってから更新しようと思います。
チャーリードッグスクールとして来年度、どんな形で合同トレーニングや座学セミナーを行うのかまだ白紙^^;なのですね。
まずはオンラインサロンを作り上げたいわけです。
いわゆるおとなしいガウガウや吠えが出ない子ばかりが集まるはずのない^^;スクールですから、そういう行動が出た時の飼い主さんの対処、行動の分析ができなければ円滑に授業が進まないよね、と。
数年前基礎トレを開講して、そのまま続けられないなということを痛感したのですよね。
基礎トレーニングだから基礎から。だからお散歩トレーニングの前に出られる、と思われると思いますが違います。
お散歩トレーニングではまず犬に穏やかなNOの意味を教えます。
飼い主さんがどうやって「それは許可できないよ」を教えるかの場なんですね。
叱らないを信条として集っているわけで、だから吠えや突進が出た時、飼い主さんそれぞれにその行動を止めていただくわけです。
そのために、何がそれを強化しているのか?
について考えなければいけません。
問題行動であるその行動の正の強化(どのように強化されているか)についてまずは学習理論を学んでいただく必要があると思いました。座学が必要なんですね。
正の強化がオビーディエンストレーニングとしか理解できないうちはまだまだこの点について納得できないでしょう。
自分の行動を見つめるのはなかなか難しいわけですね。でも犬じゃないよ人なんだ、という意味は、犬だけで強化されないわけです。
一番大きな犬にとっての環境である飼い主さんの行動、反応で正の強化されているんですよね。
犬の吠えが飼い主さんが視線を返すことで正の強化され
リード噛みが飼い主さんがリードを張らせるハンドリングで正の強化され
ガウガウの飛びつきが飼い主さんが反応することで正の強化され・・・。
それを理解するための行動の科学がまず大事なんだよ、が全く理解されないところが、古典的条件づけ重視に向かえない理由になっていると感じます。
まず最初にイラッとした、噛んで言うことを聞かせたい、自分の方を見てもらいたい、その時に強化されたイライラの感情に対して、は拮抗するものを与えておさめる。
それができなければその状況で、正しく正の強化は難しいわけです。
だからいわゆる陽性強化の問題行動の弱化が無理と言われることにつながってしまってます。
こういう一連の理解が家庭犬しつけトレーニングの神髄ではないでしょうか。
そこを理解して初めて、いろいろな犬が集って叱りのない場でオビーディエンスを楽しめるのかなと考えているところです。 ⇦ここまで

この投稿はいまから7年も前のことですが、
そのころすでに、エビデンスに基づいたトレーニングだったんですよね。

リードでつるしたり、リードショックを使ったりする
トレーナーだったら、それは動物虐待だし、
それで行動が変わるわけがありません。
もちろん、わけのわからないエネルギーもです。

もし、あなたの愛犬が、どよ~んとしていたら、攻撃的だったら、
それはトレーニングに原因があることが多いです。
どういうトレーニングか見極めて、
よりよい犬との暮らしを取り戻しましょう。

犬の森は、日々進化し続けています。