動物福祉を考えるとき、
私たちは、「犬にとって」どうか、を考えます。
そうでないと、罰を使ってもおやつを使っても
犬に正しく伝わらないからです。
「みんながこうしているから」
「犬はこういう動物だから」だけでは
正しい答えにたどり着けません。
ぜひ、よいトレーナーの下で学んでくださいね。
夏目先生の投稿から…
昨日も動物福祉についてお話ししました。その環境、状況下で、たとえ人間からは罰であると思う叱責も、犬にとって罰でなければ行動を弱化させる嫌子にはなりません。反対に、食べ物を使ってもその時食べられなければ好子として働きません。問題行動、と言われるくらいこじれてしまったボタンの掛け違いはこうした基礎的な理解のかけ違いであると思います。人間にとってのご褒美ではなく、犬にとってその時うれしいことでなければ意味がないわけですね。だから犬にとってという場合の「犬」について知らなければ、最適なものを与えられないわけです。学習理論の前の、好子を作る段階をもっともっと大切にしてください。あなたの犬のその時欲するものは何ですか?を把握しましょう。またその時欲することができるものをたくさん作るために、その状況下でのストレスレベルを低くするための社会化、脱感作、拮抗条件づけという古典的条件づけの理解をお願いします。
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プルメリア
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