今日はチャーリードッグスクール主催新春特別講座でした。
講師は、獣医動物行動診療科認定医、荒田明香先生です。
獣医動物行動学とは
動物の習性や行動発現メカニズムを解明し、
動物の心身の健康に役立てることを通じてよりよい社会を目指す
学問だそうです。
犬さんと楽しく暮らすためには、
行動の仕組みや感覚、感情の動きなどをヒトが理解して
ヒト社会とすり合わせていくことが必要で
ヒト側の都合を押し付けてしまうとそこにはひずみ、ゆがみが生じて
ヒトにも犬さんにもしあわせな暮らしには程遠いものになってしまうということです。
アニマルウエルフェアも、例えば
不快からの自由・・・犬さんにとってどういうことが不快だろうか?
犬さんにとって「快」と感じることってどんなこと?
生得的行動を発現する自由…犬さんにとって生得的行動とはどういうものがあるだろうか?
犬さんにとって当たり前の行動がヒト社会では往々にして
問題行動とされることが多いけれど、私たちはどうすればいい?
恐れや苦悩からの自由…恐れや苦悩を感じなくて済む環境とはどんなものだろうか?
家族として安心して暮らせる環境を整えてあげるには?
ヒトが犬さんはこう感じているだろうと思っていることと犬さんがこうありたい、
これがうれしい、楽しい、幸せと感じることとのギャップがあることに気づかされます。
ヒトがイヌの上に立たないといけないというリーダー論はすでに過去のものであるし、
罰を使った問題行動の解決方法も、実は罰の副作用の方が問題視されてきています。
飼い主もしっかりと学ばないとしつけの都市伝説に振り回されて
最終的にそのツケに苦しまされるのは、愛犬と飼い主です。
今回は、歴史や医学的なこと、そして行動分析学や応用行動分析学
そして、最先端の海外と日本のペット事情などのお話もありました。
学びは常に更新が必要と、改めて確信したこの日の講座でした。
この講座を企画してくださったチャーリーママさん、
講師として、私たち飼い主にわかりやすくお話をしてくださった荒田先生、
ありがとうございました。
今後の学びに繋げていけるようにしたいと思います。
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