おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

復習『御三家』と『御三卿』

2021年02月15日 07時56分00秒 | 大河ドラマ

麒麟ロスの皆様、如何お過ごしでしょうか?

正直、issanもロスっています(苦笑) やはり、大河は戦国が王道だと感じました。


出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000781.000022608.html

大河には「困ったら戦国回帰」という言葉があるようですが、日本人の戦国好きというのは筋金入りだと感じる今日この頃です。

かつては、この戦国と並んで王道とされた『忠臣蔵』だったのですが、昨今では仇討ちものに強い需要がないようで残念です。issanとすれば仇討ちものならば、荒木又右衛門の『決闘、鍵屋の辻』も絶対に扱ってほしいのですが、今はそれも詳細に描けば描くほどに問題が噴出するということもあってやりたがらないのでしょうね。

ということで、戦国を扱わない大河となればもう二本柱は「源平」と「幕末」です。


出典:https://natalie.mu/eiga/news/407429

今年の大河は幕末から明治・大正・昭和に至る渋沢栄一を描いた『青天を衝け』ですね。
経済人である渋沢栄一を大河で描くとなれば、どうしてもストーリーが地味にならざるを得ません。今回は、五代友厚役をディーン・フジオカが朝ドラ「あさが来た」に続いて演じるという話題性はありますが、朝ドラと大河の位置づけは違いますので、どこまで効果があるのでしょうか?

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折角、幕末が出てきて一橋家の徳川慶喜も登場するので、徳川『御三卿』とは何ぞやという疑問も湧いてくるでしょう。

そこで、徳川幕府を語るときに必ず出てくる『御三家』と『御三卿』について復習しようと思います。

【御三家】

これは、もう知らない人はいないでしょう。徳川『御三家』は将軍家に次ぐ分家筋で将軍に後継者がない場合には、御三家(厳密には官位・官職の低い水戸徳川家は除外されていました)のいずれかから養子をとり、次期将軍候補とするというのが当初の役割でした。
家康九男の徳川義直を始祖とする「尾張徳川家」
家康十男の徳川頼宣を始祖とする「紀州徳川家」
家康十一男の徳川頼房を始祖とする「水戸徳川家」

実際に将軍家は7代・家継が8歳で死去したことにともなって宗家が断絶しており、紀州の徳川吉宗が養子となって8代将軍についたというのは、日本人なら全員が知っていることです。以降、14代将軍の家茂までは紀州家の血筋が続きました。

そして、第15代将軍に就くのが一橋家出身の慶喜です。これも歴史教科書に出ていますから知らない人はもぐりです。慶喜はご存知のように水戸徳川家の血筋ですが、一橋家の後継が絶えた際に一橋家へ養子として入った後でしたから、厳密に言うと水戸家からの将軍輩出ではありません。

元々は、尾張徳川家と紀州徳川家に加えて、同等の大納言家であった「駿河徳川家」を御三家としていましたし、館林徳川家の綱吉が5代将軍となったり、甲府徳川家の綱豊(後の家宣)が6代将軍になるなどで、改易された駿河家(これも有名な駿河大納言忠長)とともに、館林家、甲府家も絶えることとなった為に水戸家が中納言家にもかかわらず御三家に昇格したという経緯をもって、「水戸家からの将軍世継ぎはない」とされていました。
上記のことが、昨日の大河の中での徳川斉昭の言葉になっていますね。
更に余談ですが、水戸黄門のドラマの中での決まり文句「先の中納言、水戸光圀公にあらせられるぞ。一堂の者、ご老公の御前であるぞ、頭が高い、控えおろう」に出てくるのが、水戸家が中納言家であったことを表しています。

では、将軍になれない筈の水戸家から将軍を輩出したとされる慶喜に関してですが、ここで『御三卿』がクローズアップされます。



【御三卿】
8代将軍吉宗は、家康の曾孫に当たりますから、宗家の血がそこまで薄まってはいないと考えられていますが、それでも宗家と御三家の血縁はかなり薄くなっていました。それとともに、紀州家出身の吉宗とすれば、尾張家との対立激化の時節を鑑みるに、将軍後継者争いがかつての戦国の世の再来ともなりかねない事象でした。その保険でもなかったのでしょうが、吉宗は自らの血を引く者を将軍後継者として残したいという意図もあったのではないかと思います。

その『御三卿』とは・・・、
吉宗次男の徳川宗武を始祖とする「田安徳川家」
吉宗四男の徳川宗尹を始祖とする「一橋徳川家」
家重次男の徳川重好を始祖とする「清水徳川家」

の三家です。

実質的には14代家茂までが紀州家の血を引いていますので、『御三卿』から将軍の輩出したのは15代将軍慶喜が最初で最後ということになります。しかも、慶喜は水戸家の血筋ですから、直接的な吉宗の血縁ではありません。

この辺りが、長く続いた徳川幕府のややこしい点でもあります。

公式には、一橋慶喜が将軍になったのですから、御三卿の一つから将軍を出したことになります。格とすれば御三家に劣る御三卿であっても、当時の幕府からすれば御三家よりも強い血縁である御三卿から将軍を出す方が現実的だったということでしょう。

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「徳川宗家は7代で絶えた」ことになってはいますが、これも厳密に言えば家継は甲府家の血筋であり、家康の直系が将軍職にあったのは4代の家綱までとなります。幕府の後半は、紀州家が実権を握っていたというお話でした。


出典:https://netlab.click/jphistory/tokugawa_rekidai

代々の将軍がこの職に就いていたのはどれくらいの期間であったかをチェックします。

①家康・・・2年
②秀忠・・・18年
③家光・・・28年
④家綱・・・29年
⑤綱吉・・・29年
⑥家宣・・・3年
⑦家継・・・3年
⑧吉宗・・・29年
⑨家重・・・15年
⑩家治・・・26年
⑪家斉・・・50年
⑫家慶・・・16年
⑬家定・・・5年
⑭家茂・・・8年
⑮慶喜・・・1年


在任期間を加算すると年数が合わないのは、月数を四捨五入しているからで、ご容赦ください。

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大河の楽しみ方は十人十色。地味な話でも何かを見つけて楽しみましょう。

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2020-21VリーグDIVISION1 WOMEN 2/14 の試合結果

2021年02月15日 06時27分00秒 | バレーボール

最もコロナに翻弄されたバレーボール界。それに協会と機構の弱腰による迷走が油を注いだことで、混迷を極めた印象です。



昨日でレギュラーシーズンが終了しました。全試合を消化できずに勝率でリーグ戦順位を決めることとなったのは、機構の不手際以外の何物でもありません。判断力不足とことなかれ主義によって、予定した試合を消化できずにこうなった責任を誰も取ろうとしない。全ては「コロナのせい」で終わらせようとしています。

何度も言うように、コロナに正面から挑まないと打ち勝つことはできません。ずっと逃げてばかりいたVリーグ機構の煮え切らない態度と無責任さはもっと批判されないといけませんね。企業チームが多く、試合ができてもできなくてもさほど影響がないとの思いがあるのでしょうが、ホームゲーム4試合を中止に追い込まれたシーガルズはクラブチームであり、試合の有無が経営を直撃するのです。そんなことはお構いなしなのでしょうが・・・
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昨日の試合結果です。

*E・プラザいしかわ
上尾 3-1 NEC
  ┌24-26┐
  │25-22│
  │25-22│
  └25-21┘



PFU 3-1 日立
   ┌25-16┐
   │18-25│
   │25-15│
   └25-18┘



*ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
東レ 3-0 JT
  ┌25-14┐
  │25-20│
  └32-30┘



デンソー 3-2 久光
  ┌16-25┐
  │25-22│
  │22-25│
  │26-24│
  └15-09┘


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順位はまた別の機会に確認するとして、岡山シーガルズのレギュラーシーズン最終順位は6位でした。この結果をもって「5位-8位決定戦」に挑むこととなります。次週の対戦は7位の久光スプリングスとなりました。

コロナ禍とはいえ、試合を欠場して消化試合の少ないチームが上位に来ることには納得できない部分が多いのですか、結局最終の3試合で3連敗したことがこの順位となりました。



反省すべきは反省して、改善点を明確にして、次週に臨んでください。最後は連勝して終わりたいところですね。

よろしくお願いします。
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