昨秋、初めて出かけた博多座で、お芝居の魅力にはまった。3連休を利用して、友人K子さんと、また行ってまいりました。博多 観劇&グルメの旅。
目的のお芝居は、コレ↓ 坂東玉三郎と中村獅童で、泉鏡花の『海神別荘』
女形の最高峰坂東玉三郎も・・・・・たぶん、御年60歳を超えているはず・・・・・いまのうちに見ておかなきゃ、いつまでも老いないはずもなし・・・・
K子さん運転の車で、女2人いざ博多へ。そして、今回も、前回につづきブロ友naoさんが佐賀から遠征してきてくれて、美味しいお店につれていって下さることに。
それにしても・・・・・・naoさんの長女ちゃんは、現在受験の真っ最中の高校3年生。そんな緊迫した状態のさ中、食い意地張った私たちにおつきあいいただいて、ホントに良いのだろうか・・・・・・と・・・・・・・口では言いながら、『水炊き・屋台・もつ鍋』と、厚かましくリクエストし、ランチに晩ご飯にと、まるっとお任せしてしまう・・・・・・・
← 関門海峡を渡る
スイスイと順調に九州へ上陸したけれど・・・・・・・『このまま、何も無しでで済むと思う』と、疑心暗鬼なK子さん。
私が遠出すると、なぜかハプニングやトラブルを吸い寄せてしまい、毎回珍道中なもので・・・・・・『ここまで来たらもう・・・・・・』と、答える私も、心なしか自信が無い。
そうしたら、案の定、前の車がハザードランプを点滅させるじゃあ~りませんか
突然、ピタッ~と車が停止し、渋滞に突入しました。路肩を救急車がサイレン鳴らして追い越してゆきます。
naoさんとの待ち合わせは13時。お待たせするのも申し訳ないし、ランチを予定している水炊き専門店『新三浦』のお昼の営業終了時間も気になる・・・・・・博多水炊きランキング堂々1位のお店なんだもん、逃してなるものか。
インターで降りて、得体の知らない山道を通り、また次のインターで上がり、といったナビ命みたいな小細工をしながらも、なんとか福岡市街にやっとこさたどり着いた頃には・・・・・・すでに待ち合わせ時間を大幅に過ぎているのに、さらにここに来て、とんでもない間違いが発覚しました・・・・・・・
グランド・ハイアットホテルに宿泊予定なのに、よく似た名前のハイアット・リージェンシーホテルで、naoさんと待ち合わせしたことに気づきました。
『えっ・・・・・私たち、今日はどっちのホテルに泊まるんだっけ・・・・・・』と、自分で自分のことが分かんなくなってきた・・・・・・
・・・・・・でも、のちのち起こる出来事に比べれば、こんなことは何のトラブルでもハプニングでも無い、ということが、このときはわからなかったのです・・・・・・・
なんとかnaoさんと合流。お店が閉まっちゃうから、はやくはやく、とブッ飛ばして、念願の水炊き『新三浦』へ。入店した時には、他には誰もお客がいなかった・・・・・・・
これが水炊き専門店の鶏スープ。骨の髄液が溶け出て、こんなに白濁したスープになるらしい。大きな釜で6~7時間炊くそうです。
仲居さんがつきっきりで、スープを作ってくれたり、野菜をしゃぶしゃぶしてくれたり、雑炊をこしらえてくれたり・・・・・
お客は、何にもしなくてイイ。食べるだけ。すごい贅沢じゃん。
濃厚な鶏スープでひと息。『お久しぶりです』とお互い、やっとご挨拶をすませて、あとは受験の話し、食べ物の話し、家族の話しを喋り続けてたら、あっと言う間に閉店時間。
これから、長女ちゃんの進路相談に行く、というnaoさんといったん別れて、私たちは博多座へ。夜はフレンチ屋台で再合流の予定。
玉三郎、この世のものと思えない・・・・・・・バケもの並みです。ものすご~く、キレイ
たしか、還暦過ぎているはず、いや・・・・なにより男性。男だとわかっているのに、女にしか見えない。というか、人間にも見えない。日本人形が動いているみたい。ホント~に、キレイでした。幻想的な舞台設定、玉三郎のミステリアスな雰囲気にピッタリはまって、もう見ているだけでうっとりします。
中村獅童は結構、フツー。映画のレッドクリフの将軍役の方が、さまになっているかも。
『いや~、夢のようだったね』、と言い合いながら、OFFにしていた携帯電話の電源を入れると、『お父さんが入院した』という夫からのメールが入ってました。
えぇぇぇ~、なんだってぇ~なんなの~、この展開まだ、メインのフレンチ屋台も食べてないのに
後篇に続く・・・・・・・