月曜日から3泊4日のJ休暇を取って、東京に行ってきました。
ネットオークションで1枚16万円で出品されたとか、されないとか・・・・の松本 潤+小出 恵介主演、原作 寺山修司、演出 蜷川幸雄の舞台『あゝ 荒野』観劇のため。
何で3泊4日も・・・・・??と言うと、21日夜と24日昼の部のチケットをゲットしたから~、帰るに帰れない。
引き換えたチケットが前から9列目、という幸運に卒倒しそうになっていたら・・・・・『まじヤバイ、6列目だ・・・・・』というメールを送ってきた私の嵐ゴトの師匠 hifu-mieさん。『行っちゃう?両方とも行っちゃう?』
ナマ松潤との距離が10メートル以内て・・・・・もう2度とないかもしれないもんね。しかも、ナマ小出恵介まで。
何を着ていこうか、と散々考え・・・・・ここは、松潤テーマカラーの紫いろははずせない。
結局、考え過ぎて、なんだかヘンテコリンなコーディネートになってしまいましたが、やっぱり松潤ファンの多い観客席。私の座席より前に座っている観客の中で、シュシュをしている人たちが、色のトーンこそ違え、見渡す限り、全~部ことごとくシュシュが紫色だった
待ち合わせた店で、コーヒーとタパス2品のセットを頼んだけど・・・・・・もう1時間しないうちに、ナマ松潤かと思うと・・・・・・ドギマギしてきて、一杯ひっかけでもしなきゃ、とても平静じゃいられないって。
開幕してしばらくは、売春宿でのかなりエロいシーンが続くので、『観客に小学生いたよな・・・ダ・ダ・ダ・ダイジョウブか?』と、ヘンなことに気を取られてしまい・・・・・・4シート分横の通路(2メートル以内)に、小出恵介がたたずんでいたのに気付かず・・・・・・『小出くんだよ』と、hifu-mieさんに小突かれて、えっ?と、気づいた時には、残念、もう後姿。
松潤はなかなか登場しないので、ド派手にクレーンに乗ってせり出してきた演歌歌手を、松潤と間違えた。(声も顔も全く違うって)
家族の入院騒動が続き、寸前までひょっとしたら行けないかも・・・・・・と観念していたので、原作も読まず、ストーリーも知らず、ネットにあふれている観劇後のファンの感想も見ず・・・・・・全く予習をせずに当日を迎えました。
とはいえ、『松潤、脱ぐ』『上半身裸どころかズボンも脱ぐ』『客席に降りてくる』、などの、小出しにゲットした悶絶情報で、登場前から、意識がモ~ロ~。
舞台には、けばげはしいネオン・売春婦・チンピラ・190㌢くらいの背の高い女装のゲイ・痩せこけた老婆、怪しい人ばかり。
架空の街の淫靡で猥雑な設定。なのに、hifu-mieさんたら『うちの近所もこんな感じ。なじむ~』とうたまう。『友達のご主人、自宅の前で女の人に声かけられたも~ん』って仰天発言まで飛び出す。
横浜=オシャレな街だけじゃない。さすがクレイジーケンバンドを生んだだけのことはある。
・・・・・で、肝心の舞台の感想なのですが・・・・・・ものすごく面白かった、今まで見た芝居のどれとも違っていました。
なのに、初回の観劇では、直視できなかったのか、大事なとこをけっこう、見落としてるんです。
セリフも仕草も、『こ・こ・こんなこと、言っていいんですかぁ』と、『えっ、そこまでしちゃうんですか』と、予想以上に、エロいし、過激。呆気にとられてオロオロしちゃった。目があう角度(5メートル以内)では、反射的に目をそらしてしまう
松潤の放つ毒気にやられた、というのが一番、素直な感想です。蝶々の鱗粉をばらまかれたような・・・・・・気分。
よく、松潤がこんな芝居やったな、というのと、松潤以外の人には出来なかったんじゃないか、という芝居でした。
凄まじくキレイで凶暴で、立ち上るオーラが半端ない。観終わったあと、私のすでに少なくなりかけたエキスを吸い取られたような・・・・・・。
・・・・・ということで、次の公演までの中2日間のインターバルで立て直して、24日の昼の部はガン見してきたので、私のブログを訪れて下さる数少ない読者のみなさま、勿体ぶるわけじゃないけど、感想はそこで。もう少しおつきあいくださいませ。