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【小池都知事】エッセンシャルワーカー以外は、東京に来ないでほしい

2021年04月15日 18時15分09秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス
>変な横文字はやめてくださいね!



エッセンシャルワーカーとは?
「エッセンシャルワーカー(essential worker)」とは、人々の生活にとって必要不可欠な労働者のこと。英語で「必要不可欠な」を意味する「essential」と、「労働者」を意味する「worker」を組み合わせた言葉です。エッセンシャルワーカーは、私たちが日常生活を維持していくために重要な役割を担っています。また「worker」と、「決定的な・重要な」を意味する「critical」と組み合わせて「クリティカルワーカー(critical worker)」や、「鍵、基幹」を意味する「key」と組み合わせて「キーワーカー(key worker)」と呼ばれることもあります。
エッセンシャルワーカーの例として、医師・看護師をはじめとする「医療従事者」や、バスやトラックの運転手といった「運輸・物流に携わる職種」、介護や福祉などの分野で生活相談員として働く「ソーシャルワーカー」などが挙げられます。




【小池都知事】エッセンシャルワーカー以外は、東京に来ないでほしい

※日テレ

東京都は、新型コロナの感染状況を分析する会議を開き、専門家は、変異株の割合が都内でも増えていることから、爆発的な感染拡大が起きる恐れがあるとして、厳重な警戒が必要だと指摘しました。

国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の増加比は、高い水準で上昇しています。すでに人流が増加していること、変異株による陽性者が、著しく増加していること等により、急速に感染が拡大することが危惧される」「従来株から、変異株に流行の主体が短期間で移る可能性もあり、爆発的な感染拡大への厳重な警戒が必要です」

都内では、14日までに408人が、関西で広まる感染力が強い「N501Y」変異株に感染していて、先週半ばの149人から大きく増加しています。また、感染者の中で、この変異株に感染している人の割合は、今月4日までの1週間で16%でした。ただ、変異株の中で見ると、「N501Y」が占める割合は、前回の32.3%から37.8%に増えています。

専門家は、「この感染力が強い変異株が、4月末までに5割を超える可能性がある」と分析し、人流を徹底して抑える必要があると指摘しました。これを受け、小池知事は「エッセンシャルワーカー以外は、東京に来ないでほしい」と話し、テレワークの徹底を強く求めました。

2021年4月15日 15:07 


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これもまた>これまでに中止はあるが延期はなかったワケ>東京五輪「延期は困難」の声 会場・選考・経費…クリア厳しく

2021年04月15日 17時00分25秒 | 社会のことなど
東京五輪「延期は困難」の声 会場・選考・経費…クリア厳しく

新型コロナウイルスの感染拡大による東京五輪開催への懸念が高まる中、国際オリンピック委員会(IOC)は、7月24日開幕で大会を開催することに理解を求めてきた。

20日にはギリシャから聖火も日本に到着し、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城、岩手、福島3県を巡回する「復興の火」の一般展示が始まった。

一方で、代表選考を兼ねた国際大会の中止、延期は相次いでおり、一部の選手や各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)関係者からは大会「延期」を求める声があがっている。

 ■IOC会長「違うシナリオ」言及

 IOCのバッハ会長は19日、予定通りの開催を目指す東京五輪について「もちろん違うシナリオは検討している」と述べ、通常開催以外の可能性にふれた。五輪予選を兼ねた国際大会の中止や延期が相次いでおり、関係者からは「延期」を求める声があがっている。世界的な感染拡大で代表選考が困難になり、選手の練習環境が悪化しているのは事実だが、延期には非常に高いハードルが存在するのも実情だ。

 延期された場合、開催決定から7年近くをかけて進めてきた準備は大幅な修正を強いられる。新たな日程調整には難航が予想される上に、大会開催経費の増大も不可避だ。

 ■会場「使える保証ない」

 「1年や2年延ばしましょうと言って、その場所をまた使える保証はない」。大会組織委員会の森喜朗会長の指摘だ。森会長ばかりでなく、組織委幹部には「延期は困難」という見方が多い。理由の一つには、大会関係施設の再確保が困難という事情がある。メインプレスセンター、国際放送センターが置かれる東京ビッグサイト(東京・有明)を借り上げる際に「国際展示場不足」が問題視されただけに、1年、2年後に改めて借り上げることは難しいことが予想される。

 通常は1年半前から会場予約を受け付けており、すでに2021年8月分は予約が始まっている。約11万5000平方メートルの展示面積を誇る施設だけに、代替施設を見つけるのは容易ではない。さらに、フェンシングやレスリング、ゴールボールなどパラリンピックを含めて7競技が行われる幕張メッセ(千葉市美浜区)も、18年度に約400件の利用実績がある人気施設。利用開始日の1年前から予約を受け付けており、こちらも調整は難しい。

 大会後に改修して計23棟のマンション(約5600戸)として供給される東京・晴海の選手村は23年3月には入居が始まる予定。既に一部の住戸を販売しているが、引き渡しに影響が出ることも予想される。さらに、プロ野球、サッカーJリーグが使う球場やスタジアムの調整は一からやり直しとなる。

 ■選手選考はやり直す?

 「トップレベルの選手の状態が延期後も変わっていないかは疑問」。すでに代表選手が内定している競技団体の関係者はこう打ち明ける。選手たちは年齢やコンディションなど多くの要素に対し、五輪本番を見据えて調整している。中には、柔道や競泳のように、五輪に向けて十分な準備期間を確保するため、「早期内定制度」を導入している競技団体もある。

 4年に1度の大会に向け、心身の調整を続けてきた選手が、簡単に目標を先に切り替えることができるわけではない。

 また、陸上などのように一定期間内に参加標準記録をクリアした選手が出場資格を得る競技もあり、開催が延期となった場合は条件の再考も必要になってくる。ある競技団体の関係者は「数カ月の延期ならまだしも、1~2年の延期となれば、もう一回選手を選び直すのが現実的ではないか」と指摘する。

 一方で、すでに五輪代表に決まった選手の努力を無に帰すような結果になることに反対の考えもある。内定を勝ち取った選手が見直しを余儀なくされれば、スポーツ仲裁裁判所に訴えるケースも想定される。

3/21(土) 20:38配信

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【イギリス変異株】11月には市中感染が始まっていたか 東京医科歯科大学

2021年04月15日 16時15分32秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

東京医科歯科大学は、去年11月下旬以降に入院した新型コロナの患者の検体から、イギリス由来の変異ウイルスと同じ系統のウイルスが新たに確認されたことを明らかにしました。患者はいずれも海外渡航歴がないことから、市中感染の可能性が高いとしています。

東京医科歯科大学によりますと、見つかったのは3種類のイギリス系統の株で、大学付属病院に去年11月下旬から12月下旬までに入院していた患者の検体をゲノム解析したところ、判明したといいます。

しかし、この3種類のウイルスが検出された患者はいずれも海外渡航歴がないため、東京医科歯科大学は、市中感染による可能性が高いとしています。

変異ウイルスの市中感染の可能性については、厚生労働省が今月18日、海外渡航歴のない静岡県に住む男女3人から初めて、イギリスで見つかった変異ウイルスが検出されたと発表していましたが、これより先に変異ウイルスが国内に入り、市中感染していた可能性が高いことになります。

1/29(金) 17:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/636dd5f6e1b1df02adb5a54f60bc1faa9de0b070
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コロナ禍で一躍注目の新卒採用手法、「会いたい学生にオファー」の魅力と不満

2021年04月15日 15時30分47秒 | 雇用と職のこと


新型コロナウイルスの感染拡大により、新卒採用市場で一躍注目を集めた採用手法がある。企業がウェブサイト上で学生に直接オファーを出す「スカウト型採用」だ。

コロナ禍において企業説明会が軒並み中止となる中、学生との接点を求めてスカウト型採用サービスに登録する企業が急増した。

ここ数年、人材獲得に苦戦する中小・ベンチャーを中心に企業の需要が高まってきていた中で、思わぬ追い風を受けた格好だ。一方、同サービスに登録する学生からは期待と実際に届くスカウトの内容とのギャップに対する不満が漏れるなど課題も残る。コロナ禍による注目をきっかけに一気に飛躍できるか-。 就活生が企業を決めるただ一つの基準  

スカウト型採用(ダイレクト・リクルーティング)サービス:一般に学生が自己PRや目指したいキャリア像などをウェブサイト上に登録し、企業はそうした情報を見て関心を持った学生にメッセージを送り、採用選考につなげる。学生は自分の知らない企業に出会ったり、スカウト内容によって自分の適正を確認したりして就職活動の幅を広げられる。企業は説明会や採用エントリーを経ずに自ら学生との接点を持てる。具体的なサービスとしては「OfferBox(オファーボックス)」や「キミスカ」「dodaキャンパス」などが知られる。 

 「新型コロナの影響で企業の利用も学生の登録も増えた。就活イベントが中止になって(企業と学生の双方が)新しい出会いを(スカウト型に)求めたからだ」。スカウト型採用サービス「オファーボックス」を運営するi-plug(アイプラグ、大阪市淀川区)の中野智哉社長は、例年にない反響の背景をそう説明する。3―4月上旬にかけての登録企業数は前年比2倍に増え、5月上旬における学生の登録数も前年比で倍増した。 

 多くの企業はこれまで就活イベントに出展したり説明会を開催したりして選考に参加する学生の母集団を作っていた。しかし今年はコロナ禍により軒並み中止になり、母集団形成の機会を失った。そこでスカウト型採用に学生との接点を求めた。  

こうした反響を実感する声は同業他社からも相次ぐ。「dodaキャンパス」を運営するベネッセi-キャリア(東京都新宿区)は「企業の申し込みは2月の100社に対し4月は400社以上と跳ね上がった」(大竹航取締役)と明かす。「キミスカ」のグローアップ(同新宿区)も「4-5月の問い合わせが前年比2割増だった」(末松怜央新卒事業部広報・学生チームリーダー)という。  

コロナ禍における登録企業数の急増はあくまで特需だ。とはいえ、スカウト型採用の存在感を高める好機とも捉えられる。特にコロナの影響により学生との直接の接触を減らす目的でウェブ面接を導入する企業が相次ぎ、コロナの感染拡大が収束した後も一般化する見方が強まっている。各社はこの動きを追い風と見る。 


 ベネッセi-キャリアの大竹取締役は「ウェブ面接では相手の雰囲気を掴みにくいため、エントリーシート(ES)などの事前情報が今まで以上に重視される。スカウト型採用サービスはそうした情報が充実しており、需要が増す」と見込む。アイプラグの中野社長は「ウェブ面接は(集団面接が難しいため)個別対応が主流になる。すると選考対象の学生を事前に絞る必要がある。そこで誰と会うのか、スカウト型は(精緻な)検討に役立つ。利用したい企業は増えるのではないか」と期待する。 

 そもそもスカウト型採用は、人口減少に伴う求人倍率の上昇などを背景に年々関心が高まってきていた。リクナビやマイナビといった総合ナビサイトに情報を掲載しても認知度が低く人材を獲得しにくい中小企業やベンチャーのほか、企業イメージゆえに応募が見込みにくい人材を獲得する狙いで、大手の利用も広がってきた。  

「例えば教育系企業でも今の時代はITエンジニアが必要だが、理系学生は自分の仕事がそこにあるとは思わず、応募しない。スカウト型はそうした課題を解決できる」(ベネッセi‐キャリアの大竹取締役)というわけだ。  

こうした中で、コロナ禍を契機にした選考のウェブ化が利用拡大の動きを加速させようとしている。

方、就活市場でシェアを高める上では課題も残る。登録する学生からは企業のスカウトの内容に対する不満も聞かれる。ある私立女子大の学生は「自分が知らない企業に出会えることを期待して登録したが、志望する業界からのスカウトがなかなか届かず積極的に使う気になれなかった」と漏らす。国立大の女子学生も「実際に来るスカウトに魅力がないため、就活に生かしたことはない」と明かす。 


 こうした課題の解決に向けて、学生が登録する情報の充実は欠かせない。アイプラグの中野社長は「学生が興味関心を書き込みやすいように改善を続ける。学生の考えを可視化できるように質を上げたい」と意気込む。また、ベネッセi‐キャリアの大竹取締役は「学生の大学における学習成果や向き合っている内容を盛り込んで企業に評価軸として示し、学生の着実な努力が把握できる状況を作りたい」と力を込める。  

学生や企業の意識付けも重要になる。グローアップの末松広報・学生チームリーダーは「(適切なスカウトを受けるために)学生は自身の価値観や考え方を表現する力を養成する必要がある。我々としてはセミナーなどを通して手助けしていきたい。一方の企業も学生の入社時期に必要とする人材を明確にしないといけない。毎年同じ採用基準というのは本来おかしい」と指摘する。 また、企業に対しては「エントリーを受け付けた学生と自らスカウトを出した学生は選考のプロセスが異なる。例えばスカウトした学生に志望動機を聞くのは本来おかしい。(スカウト型採用を上手に利用するには)選考プロセスをしっかり設計する必要がある」(アイプラグの中野社長)と求める。  

マイナビの調査によると、2021年卒採用において特に注力する採用手法として「オファー・スカウト型採用」を上げた企業はわずか3.3%にとどまる。前年比で1.4%上昇したものの、3%台に過ぎない。  スカウト型採用の普及は、学生や企業の選択肢を増やし、双方にとってよりよい出会いを生む可能性を高める。スカウト型採用サービス各社はサービスをさらに磨き上げ、採用手法の多様化に貢献する役割が期待される。

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夫婦げんかで死を選ぶのは男性!法医解剖医が語る男女

2021年04月15日 14時30分37秒 | 社会のことなど
夫婦げんかで死を選ぶのは男性!法医解剖医が語る男女

法医解剖医が見た夫婦トラブルと男女の違い
 
これまで、3000人以上の死因がわからない死体を解剖してきた法医解剖医・西尾元(にしお・はじめ)さん。運ばれてきた中には、夫婦間トラブルで亡くなった死体もあったといいます。男女の性差と夫婦について伺います。
     
(写真:ハルメクWEB)        


 


法医学のセミナーをゲラゲラ笑って聞ける女性たち
 
法医解剖医として、兵庫県内の阪神間の6市1町を担当している西尾元さん。年に数回、関西のカルチャーセンターで一般人に向けた法医学に関する講演しています。取り上げるテーマは、「解剖されないような死を迎えるにはどうしたらいいのか」。なんと、その参加者の多くは50~60代の女性たちだそう。

「現在解剖される人は7割が男性で、つまり女性よりも男性の方が解剖死されるような生き方をしているわけです。そういった男性の典型的な死に方は、一人暮らしになって、生活が荒れて孤独死するパターン。


だから聞きに来られた女性たちには、『離婚か何かして、一人暮らしになってお酒を飲んで、生活が荒れて生活保護で髪の毛もボーボーに伸ばし放題でアカだらけになって、血を吐いて亡くなるのが男性の典型例だから、あなたが旦那さんより先に死ぬと、旦那さんもこういうふうになりかねませんよ』とか、『生活が荒廃しないように、旦那さんのことをよく教育してください』とかお伝えしています。それを女性たちは、友人同士でゲラゲラ笑いながら聞いてくれていますね」

(写真:ハルメクWEB)        
 


解剖台の上だけでは、女性の勝率は100%
 
西尾さんは、夫婦間トラブルでの死因からも男女の違いがよく見えると言います。例えば、夫婦げんかをした後に自殺を選ぶのは、決まって「男性」なのだそう。

西尾さんの著書『女性の死に方~解剖台から見えてくる「あなたの未来」~』(双葉社刊)では、「50歳を過ぎた男性が妻に性交渉を拒まれて深く傷つき、海に飛び込み自殺をした事例」や、「起業に失敗した男性が多額の借金を背負ったことを妻に打ち明けた結果、責め立てられて自殺した事例」が挙げられています。

「今のところ、夫婦げんかで亡くなったと思われる遺体は夫ばかりで、妻は一人もいません。私も結婚しているのですが、口げんかをすると負けるというのがわかっているので、夫婦げんかとなるとさっさと家を出ていくことにしています。結局、夫婦げんかで男性の勝つ可能性はゼロなんですよ。実際に、解剖でそういった遺体に出合うと『あ!やっぱり、お前もか……。やられたんだね』と同情します」
西尾さんは、女性は生物学的にも強いと言います。


 「生物学的にも男性の方が死にやすいです。性染色体から見ても、人間はもともとは女性の型のXを持っていて、そこにYという遺伝子が加わると男性化するだけなんですよ。女性は本当に強い。家事をして家族を支え、家族と介護に向き合っているのも女性ですしね」

男性は自立の道を歩むことが大事
 
一人暮らしになって「解剖される死体」になりやすい男性は、どうしたらいいのでしょうか?
家事にかけている時間を調査した「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所が2018年実施)では、妻が平日4時間23分、休日4時間44分、夫は平日37分、休日1時間6分。育児にかける時間では、妻は夫に比べ平日は7時間26分、休日は5時間58分も多く費やしているとわかっています。

自分に介護が必要になったときに誰に介護をしてもらいたいか。ここにも、男女の違いが大きく表れていると西尾さんは指摘します。内閣府の「令和元年版高齢社会白書」では、男性の半数以上が妻による介護を願っていますが、女性は2割にも満たず、子やヘルパーに介護してもらいたいと考えているという結果が。
 「男性は、妻に頼らず自立すべきなんですよね。よく言うでしょう、男の人は仕事しているうちはいいんだけど、退職した後何をしていいのかわからないし、家事もせず家にいて妻からは邪険に扱われると。私もそうならないように、夫婦で決めていることがあります。定年後、朝夜は一緒に食べるかもしれないけれど、昼ご飯は一緒に食べない。男女で互いにストレスにならないような生き方をしないと。男性も、変わっていかないといけないんだろうと思います。そうすれば生活が荒れたり、夫婦げんかをしたりで『解剖される死体』にはならないのでは」
     


解剖されないためには、お風呂とトイレに気を付けよう
 
では、男女ともに「解剖されないような死を迎える」には、何をしたらいいのでしょうか?

「一般論的には、成人病にならないような食生活とか運動をするということにはなります。しかし、法医学的には家の中での突然死を防ぐなら、冬場の風呂とトイレには気を付けた方がいいです」と西尾さん。

家の中で倒れて亡くなっている場合の死因として、一番多いというのが「ヒートショック」。気温の変化によって血圧が上下し、この血圧の乱高下に伴って脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が起こることです。2006年のデータでは、1万4000人がヒートショックで亡くなっています。
西尾さんは、特に「トイレ前」と「お風呂から出た後」に気を付けてほしいと指摘します。

「日本だと、エアコンで部屋だけ暖めて、廊下、脱衣所、浴室は寒い住居が多いですよね。だからトイレに行くまでの廊下だったり、熱めの浴槽を出た後にヒートショックを起こしてしまうのかもしれません」

西尾元(にしお・はじめ)さん
1962(昭和37)年、大阪府生まれ。兵庫医科大学法医学講座主任教授。法医解剖医。香川医科大学(現、香川大学医学部)卒業後、同大学院、大阪医科大学法医学教室を経て、2009年より現職。兵庫県内の阪神間の6市1町の法医解剖を担当している。これまでに行った解剖約3000体。年間の解剖数約200体。2017年、『死体格差 解剖台の上の「声なき声」より』(双葉社)を出版。近著に『女性の死に方~解剖台から見えてくる「あなたの未来」~』(双葉社刊)。



2/10/2020



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