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どんな年齢になっても安定なんて存在しない…老いてわかった現実

2021年04月05日 23時45分12秒 | 社会のことなど


将来が見えず、何者でもない自分を持て余していた思春期、大人になれば安定が待っていると思い込んでいた――芥川賞作家の荻野アンナさんが、容赦なく増えていく白髪や、不定愁訴のような体の軋み、大腸がん治療の経験を振り返りながら、身体的な老いと心との葛藤について語ります。 ---------- 

【写真】絶望…死ぬ瞬間はこんな感じです。死ぬのはこんなに怖い


「私はそんな歳ではない」

 先日、銀行で金融商品を勧められた。 

 「介護について、どうお考えですか?」 



 両親をすでに送った私に何を聞くのだろうと、最初は首を傾げていた。そのうち分かってきた。私が介護をされる側、という設定なのだ。  

その金融商品は、月額いくらかを払い込むと、自分が要介護2になった段階で手当が降りる。要介護にならなかった場合は老後の貯金ということになる。  長い介護がようやく終わって、これからが青春と考えていたのだが、間をおかずに自分の介護の心配をしなければならないらしい。 

 両親が介護認定を嫌がった心境が少し分かった。「私はそんな歳ではない」という発想自体が老いの特徴かもしれない。

  私の場合、重なる留学で、30歳まで学生だったから、社会人を始めた時点で若くはなかった。

「おばちゃん」と子どもに声をかけられ、ショックだったのもこの頃だ。

結婚と出産のタイムリミット

 教職という一生涯働ける立場をようやく手にいれてみると、もうひとつの目標である結婚と出産のタイムリミットが近づきつつあった。  

当時は結婚クリスマスケーキ説が流布していた。女性は25歳を過ぎると、25日を過ぎたクリスマスケーキと同じで、さっぱり売れなくなる、というのだ。

30歳からの私は、閉店間際の洋菓子店で、来ない客を待つケーキのような数年を経験した。 

 学生との年齢差は、この頃はさして感じずにすんだ。先輩で、ことさら若く見える男性教員がいた。この人など、初授業の時、最初は学生側に座っていたのが、就業のベルと共に教壇に上がって、学生たちをびっくりさせる、という特技を持っていた。 

 そこまでではなかったが、最初のうちは学生と話をしてもそのまま通じた。アダモのシャンソンを聞かせて、「フランスの森進一だよ」とコメントすれば皆がうなずいた。  

いつ頃からだろうか。「森進一って誰ですか?」と返されるようになり、自分の歳を思い知らされた。  

私は白髪の生えるのが早かった。 

 「あ、白髪」  同僚に指摘された。  

「抜いてくれる?」  少し間があった。 

 「抜ける本数じゃないわよ」  その人は良い白髪染めがあるからと、慰めてくれた


以下はリンクで

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【花粉症】スギ花粉症悪化の原因は大気中の鉛?…鼻から除去で緩和の可能性 福井大など

2021年04月05日 23時35分25秒 | 医療のこと

スギ花粉症悪化の原因は大気中の鉛?…鼻から除去で緩和の可能性


 大気中に含まれる鉛がスギ花粉症の症状を悪化させる可能性があると、福井、名古屋両大の研究グループが発表した。
【花粉症】スギ花粉症悪化の原因は大気中の鉛?…鼻から除去で緩和の可能性 福井大など


 患者の鼻汁には花粉の飛散時に花粉症ではない人よりも鉛が多く含まれていた。
 鼻の中の鉛を減らすことで、症状の緩和につながる可能性があるという。
 論文が米医学誌の電子版に掲載された。(桑田睦子)

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

 読売新聞オンライン 2021年4月5日 13時53分 


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人は死んだら「霊魂」にならないし、「死者の世界」も存在しない…仏教がそう“断言”する意外なワケ

2021年04月05日 23時30分49秒 | 歴史的なできごと
仏教にある「思想の自由」

写真:現代ビジネス

>ふつうの人間(覚っていない人)は、因果のネットワークのなかで、輪廻する。 ----------  

いずれにせよ、人間は死んだら、霊魂になるわけでもなく、死者の世・界もありません。これが仏教です。  

 仏教はインドで始まり、中国に伝わり、日本にも広まりました。仏教では、人間は死んだらどうなると考えるのでしょう。 【

仏教は、一神教と違って、思想の自由があります。どう考えてもいいのです。そこで、死んだらどうなるかについても、いろいろの考え方がある。順にみていきましょう。 

 ゴータマが修行して、真理を覚った。ここから仏教が始まります。何を覚ったのでしょう。生老病死、四苦八苦など、人間のあり方がこの世界の因果法則に従っていること。つまり、インドの人びとの考え方と同じです。 

 仏教がユニークな点は、ゴータマがバラモン(瞑想する資格のある人びと)ではないことです。 

 ゴータマは、王家に生まれたクシャトリヤ。ヒンドゥー教によれば、王となって務めを果たし、来世でバラモンに生まれて修行すべきです。 

 でもゴータマは、現世で真理を覚りたいと思った。そして、出家して修行し、覚ってしまった。「カーストと関係なく、誰でも修行して覚ってよい」が、仏教の大事な主張なのです。


ヒンドゥー教への挑戦

photo by iStock

 これは、ヒンドゥー教への挑戦です。ヒンドゥー教は言います。現世では善行を積み、修行は来世で、バラモンになってからやってください。あなたがたに瞑想する資格はないはずです。  

これに対して、仏教は言います。人間なら誰でも、修行して覚ることができる。カーストに関係なく。現に、ゴータマが覚ったではないか。  

ゴータマが覚ったと信じ、ゴータマに従う人びとが集まって、仏教のグループを形成しました。  


仏教のグループが、修行し瞑想して、覚る資格があるのかどうか、疑問がくすぶりました。そこで仏教は、「出家して、異性と交わらない清らかな生活を送っているので、資格がある」、と主張しました。家族を営むバラモンよりも清らかだ、という理屈です。  

覚ったゴータマは、仏(覚った人)となって、輪廻を脱け出ているので、バラモンよりも上である、とも主張しました。



死んだらどうなるか

 こうして成立した仏教は、死んだらどうなるかについて、つぎのように考えるようになりました。 ---------- ・ 仏(覚った人)は、輪廻を脱け出ているので、死んだあと、もうほかの生き物に生まれることがない。けれども、因果のネットワークのなかにはあるので、 宇宙と一体化している。

このあと仏教は、さまざまな考え方を発展させて行きます。  

主流の仏教は、ゴータマが大昔から輪廻を繰り返し、修行を続けて仏になった、と信じるようになりました(ゴータマは、こんなことは言っていないはずです)。ならば、仏教の修行者や一般の信徒は、仏になるまで、輪廻を繰り返すことになります。 

 仏を拝み、輪廻を繰り返す。 

これでは、神を拝み、輪廻を繰り返すヒンドゥー教とほとんど同じです。そのうち、仏は神の化身だとヒンドゥー教が言い出し、 仏教はヒンドゥー教に吸収されてしまいます。


独自に発展した日本の仏教

photo by iStock

 中国や日本に伝わった仏教は、独自に発展しました。浄土宗、禅宗、真言宗、に注目しましょう。 

 浄土経典は、釈迦仏(ゴータマ)のほかに、西方に阿弥陀仏というブッダがいると説きます。そして、阿弥陀仏のいる極楽浄土に往生すれば、容易に仏になれると教えます。よって、死んだら輪廻にして、またこの世界にまた生まれるのではなく、「死んだら、往生して極楽に生まれる」と考えます。

  修行しなくても、往生して仏になれるのは、魅力的です。平安時代には大流行りになって、貴族は往生を願いました。やがて庶民にも広まって、念仏宗になります。


「死んだらどうなるか、気にしない」
 禅宗は、中国で盛んになって、日本に伝わりました。経典を読むよりも、坐禅と瞑想を重視します。 

    ゴータマは、経典など読まず、坐禅をすることで仏になった。禅宗は、その坐禅のやり方をインドから伝えている。坐禅をしている人間は、仏である。仏なら、生死を超越している。ーーという具合に、禅宗では考えます。 


 誰でも坐禅ができ、誰でも仏になれる。仏なら、生き死にを超越しているのだから、死んだらどうなるか気にしなくてよい。「死んだらどうなるか、気にしない」、が禅宗の考え方です。


死者の世界がある、とは考えない

 あと、変わった考え方をするのは、真言宗です。 

 真言宗は、密教です。密教は、ブッダの秘密の教えを重視します。それは、人間が実はもう仏であること。仏になることを目指して輪廻を繰り返し、長い修行を続けることができるのは、人間がもう仏だからというのです。 

 修行して仏になるのが仏教のはずなのに、密教は、もう仏であると教える。それなら、仏教と言えるのか、きわどい考え方です。ほとんどヒンドゥー教と言ってもよい。  

真言宗も、人間はもう仏なのですから、「死んだらどうなるか、気にしなくてよい」、という考え方になります。

  このように、仏教は、死んだらそのあとどうなるか、さまざまに考えます。ただし、死者の世界がある、とは考えません。この点は、インド文明の考え方に従っています。





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中国、人口抑制でウイグル人に不妊強制か 報告書

2021年04月05日 23時15分27秒 | 医学と生物学の研究のこと
【AFP=時事】中国当局が新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の人口抑制策として、ウイグル人など少数民族の女性に対し不妊手術を強制しているとする報告書が29日、発表された。国際社会からは直ちに非難の声が巻き起こっている。


 【写真】新疆ウイグル自治区で撮影された人々 

 報告書は、新疆ウイグル自治区での中国当局の政策を告発してきたドイツ人研究者エイドリアン・ゼンツ(Adrian Zenz)氏が、現地の公式データや政策文書、少数民族の女性への聞き取り調査に基づいてまとめたもの。中国はその内容を事実無根と批判。米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は、報告書が指摘する政策の即時廃止を要求した。  



報告書によると、当局はウイグル人などの少数民族の女性に対し、既定の人数を超えた妊娠の中絶を拒否した場合、罰則として再教育施設への強制収容を科すと警告。さらに、子どもの数が中国で法的に許可されている2人に達していない女性に対しても子宮内避妊具(IUD)の装着を強制しているとされる。聞き取りに応じた女性の中には、不妊手術を強要された人もいたという。  

報告書ではまた、少数民族が人口の多数を占める新疆ウイグル自治区で公式に記録された不妊手術の施術率が2016年に急増し、全国水準を超えたと指摘。2017年から2018年にかけ、同自治区の人口増加が、漢民族が多数を占める省の人口増加の平均を下回ったとした。【翻訳編集】 AFPBB News


6/30/2020
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暴力団関係者が話す、ホームレスを奪い合う“補助金の不正受給”の実態

2021年04月05日 22時30分08秒 | 日々の出来事

新型コロナウイルスの猛威は“実体経済”を蝕み、今後は資金繰りに窮する企業や個人事業主のみならず、会社員にも多大な影響を及ぼしそうな情勢だ。価値観や生き方すら変えかねないアフターコロナの荒波をどうかいくぐればよいのか――。 

補助金の不正受給に麻薬、詐欺が蔓延。危ない話と距離を置くべし

裏社会の人間に声をかけられたホームレスが売人を兼ねたり、不正受給の名義人になったりする“貧困ビジネス”が横行。そのスキームは全国に広がっている
 世の中の流行や抜け道に敏感な裏社会では、コロナ禍によって新しいビジネスの創出や業態の進化がさっそく目に見えているという。暴走族から右翼団体を経て暴力団の世界に浸かり、関西で活動する暴力団関係者の山崎崇(仮名・43歳)が話す。 


「新型コロナの対策でばら撒かれる補助金目当てのビジネスはすでに手をつけている連中が多く、ホームレスや生活困窮者の奪い合いが始まっています。彼らを1人抱え込めば、各種の補助金を申請する名義人に仕立て上げられるし、生活保護の申請から口座を契約させたりと“何毛作”でもできるから。  

関西にはこうした貧困ビジネスに強い組織がいくつかあって、士業の先生らとの連携も取れている。ホームレスには住む場所と月にせいぜい数万円渡すだけだから、投げた額の5~10倍にはなってる。俺らにとっちゃ久しぶりの特需ですよ」  

これまでもあった貧困ビジネスに拍車がかかった格好だが、他ではより荒っぽい手口が目立つようになってきたとも。


 「コロナでみんな家にいるし、仮に飲み歩いていたら目立つでしょ。なので債権回収がむちゃくちゃはかどっています。今、投資詐欺がすごく流行っていて、半グレですらないような連中が平気で人を騙して出資させて起きるトラブルが頻発してるんですが、そういう民事にどんどん介入していってます。 

 留置場がクラスター化することを恐れてか、警察は平常時と比べたら全然捜査してないですから、暴力の威力が効きやすい。一時期流行った“アポ電”みたいに、資産を調べたうえで自宅を急襲する手口も今後は増えそう」 

 緊急事態宣言下の巣ごもり需要では、薬物の売り上げも急増。ドラッグディーラーにとっても新型コロナは“追い風”だとか。 

「パタンと仕事がなくなったホストから公務員のおじさんまで、4月頃からシャブの注文はかなり増えている。『10万円の一律給付金が出たらすぐに欲しいから、取り置きしておいてくれ』なんてヤツもけっこういるからね。自分らは商売になるからいいけど、この国は大丈夫かなって考えると心配になるよね」  

不正受給に投資詐欺、さらにはドラッグの蔓延……今回のコロナ禍によって日本がこれまで抱えていた闇は、さらに濃くなっている。  アフターコロナでは、危ない話を耳にする機会が増え、“負の連鎖”がやむことは、当分なさそうだが、君子危うきに近寄らず。一定の距離は置くべきだ。



7/2thu/2020
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