安倍昭恵さんを待つ“夫亡き後の人生” 安倍家を出る可能性、居酒屋が生き甲斐か
7/21(木) 19:15配信
昭恵さんの「将来」は、彼女がこれから安倍家とどうつきあっていくかで変わってくる。 「子宝に恵まれなかった昭恵さんにとって、安倍家と自分をつなぐものは夫の晋三さんだけでした。しかし晋三さんが亡くなったいま、同時に安倍家とのつながりも“消えた”とも言えるのです」
夫婦が過ごしてきた35年の結婚生活は、順風満帆とは言い難かった。乗り越えられたのは夫の支えがあったから。夫は最愛のパートナーであり、自分を“家”につなぎ止める存在でもあった。突然、「夫亡き後の人生」を考えることになった昭恵さんは、どんな決断を下すのか──。
【写真】安倍氏と昭恵さんの結婚時のツーショット。他、母・洋子さんの94才の誕生会に参加した安倍氏ら三兄弟
2発の銃声が日本中を震撼させてから2週間あまり。選挙応援演説中に銃撃されて死亡した安倍晋三元首相(享年67)の国葬が秋に営まれることが決まるなか、「妻の昭恵さん(60才)を後継者に」という声が高まっている。だが安倍家の知人は声を潜めてこう話す。 「安倍さんの地元・山口でも昭恵さんが補欠選挙に出馬して、亡き夫の地盤を継ぐことを期待する声が聞こえています。ただし、昭恵さんが選挙に出ることはほぼないでしょう。それどころか、昭恵さんは安倍の“家”を出ていく可能性さえあるんです……」
大黒柱を失った安倍家に何が起きているのか──。
約3年間の交際期間を経て1987年に結婚し、今年6月に35周年の夫婦生活を迎えたばかりだった安倍夫妻。7月12日の告別式で昭恵さんは夫の亡骸に頬ずりをして、別れを惜しんだ。常に天真爛漫だった彼女だが、いまは憔悴の日々が続いているという。 「葬儀後、昭恵さんは自宅に閉じこもって一歩も外に出ていません。いつもアクティブで飛び回ることが大好きな彼女ですが、今回はさすがに外に出られる状況ではないようです。それでも知人からの連絡にはできる範囲で応え、オーナーを務める居酒屋『UZU』には『営業を続けるように』と連絡しています」(昭恵さんの知人)
実際、東京・神田にあるUZUは銃撃事件後も通常営業を続けており、店内からはいつも通りの明かりが漏れる。
安倍家において「晋ちゃん」という最大の後ろ盾を失った昭恵さん。いま彼女の頭のなかにあるのは、秋の国葬とともに、夫を亡くしてひとりとなった自分の今後をどうするかということだ。
「告別式で喪主を務めた昭恵さんは、『私自身が将来のことは不安ですが、ありがとうございました』と挨拶をしていました。あのときは突然の出来事に漠然とした不安が大きかったようですが、時間の経過とともに自分の居場所について考えるようになったようです。この先の生き方に思いをめぐらせているのでしょう」(前出・昭恵さんの知人)
昭恵さんの「将来」は、彼女がこれから安倍家とどうつきあっていくかで変わってくる。 「子宝に恵まれなかった昭恵さんにとって、安倍家と自分をつなぐものは夫の晋三さんだけでした。しかし晋三さんが亡くなったいま、同時に安倍家とのつながりも“消えた”とも言えるのです」(別の昭恵さんの知人)
1993年に安倍氏が父・晋太郎氏の地盤を継いで衆院議員に初当選して以来、昭恵さんは、彼女なりに政治家の妻として選挙活動の支援や地元後援会との交流に励んできた。
「晋三さんは祖父が岸信介元首相、大叔父が佐藤栄作元首相という華麗なる政治家一家で、昭恵さんは安倍家のルーツについても熱心に勉強していました。2017年には“すべてがご縁”として、安倍一族の先祖が身を投げたとの言い伝えがある山形県長井市の三淵渓谷を訪れ、手を合わせました。ただし彼女が安倍家の歴史に興味を持つのも、晋三さんがあってこそでした」(前出・昭恵さんの知人)
「出ていけ」と言われたら出ていくしかない
昭恵さんの「居場所」にとって大きな意味を持つのは、東京・富ヶ谷にある自宅だ。
「およそ1140平方メートルにおよぶ広大な土地に建つ3階建てマンションで、1~2階に晋三さんと昭恵さん、3階に晋三さんの母の洋子さん(94才)が住んでいます。実はこの土地は、洋子さんが4分の3、晋三さんの兄の寛信さんが4分の1を所有しています。安倍夫妻の“持ち家”ではないんです」(前出・安倍家の知人)
一般的に、子供のいない夫婦が、夫の親が所有する家に住んでいるケースで、妻が夫に先立たれたらどうなるのか。夢相続代表で相続実務士の曽根恵子さんが指摘する。
「夫に所有権がない場合、先立たれた妻は権利上その家に住み続けることはできず、所有者に『出ていけ』と言われたら従うしかありません。ただし実際には両者の話し合いで、義両親の介護をすることを約束し、その自宅に妻が円満に住み続けるケースが多々あります。また親と同居していないケースでは、妻の方が自分の立場を考えて自主的に出ていくことが多いです」
ここで気になるのが、昭恵さんと洋子さんの関係だ。
「もともと2度目のファーストレディーになった後、大麻容認発言や著名人との泥酔場面が報じられた昭恵さんを洋子さんは苦々しく思うこともあったでしょう。2017年2月に発覚した森友学園のスキャンダルでは、国有地の大幅値引きへの関与が疑われた昭恵さんが、騒動をものともせずフェイスブックの投稿などを繰り返したことで夫婦仲が冷え切り、お互いに離婚を考えたともいわれます。
洋子さんは嫁の軽率な言動で安倍家の信頼が失墜することを危惧して昭恵さんを何度も叱責しました。一方の昭恵さんが洋子さんを悪く言うことは一切なかった」(前出・安倍家の知人)
こうした緊張感のある関係だけに、昭恵さんが洋子さんと共に自宅に住み続けることは簡単ではない。
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