昨夜TVで、震災ゴミについてのレポートがあった。2000万トン以上の震災ゴミがいまだ処分されずに残っている現状。その主たる物は建築廃材なのだ。その量に圧倒される。埋める事も案に上がったが、ボード類や断熱材に使っている素材から、訳のわからない物質が出る事も懸念され、処分が進まない事になっているそうだ。建築は、壊す時に大量に、産業廃棄物になる。だから建てる時に壊す時の事を考えておかないと、未来に負債を残すことにもなりかねない。だから建築に使う素材について、勉強しておかないと、誤った選択をしてしまう事になる。自然にダメージを与えない素材で家を建てよう。地元の素材を使うことは、最もエコな住宅の一つだろう。今年海を漂う震災ゴミが、アメリカ海岸にドンドン到着する。自然に帰らないゴミだ。鳥や動物達が食べる事も懸念される。我々が普段から心掛けている、なるべく地元の素材を使い建てる事は、最先端のエコ住宅の一つだと、今改めて確信している。腐る事も自然のサイクルでは、重要な要素だろう。腐ってはいけない所は、腐らないように設計すれば良いだけのことだ。