土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

知識は大切ですが、実際体感することは、もっと大切。

2012年07月13日 23時33分53秒 | Weblog

前から気になっていた、和紙作品の工房、紙音さんに行って来た。真鍮製の針金でステンドグラスの枠の様なものを作り、和紙を張った野菜の照明を見てから、何時か行って見ようと思っていたのです。看板も和紙のイメージに字を書いた、作品が思い浮かぶ様なものでした。今は、白菜の照明を一軒分注文を受け、忙しい時だそうだが、電話をすると、わざわざ急いで帰って来てくれました。

悩んだ末に、カブの照明を買いました。日高村の鍛冶屋の大野さん作の、キャンドルスタンドと並べてみました。

照明を点けるとこんな感じ。今、節電等ではあまり歓迎されない白熱灯の灯りには、やはり独特の暖かさがあり、まだまだ他の照明には無い良さを感じます。そのうち白熱灯と変わらない色も出せるようになる時も来ると思うが、熱も出て、少し赤味がかったこの味は出せないのではないだろうか。今日、デジカメ全盛の今、未だにフィルムカメラにこだわっている、アマチャアカメラマンの方が来ていたが、その方が言うには、やはりフィルムの写真には、デジタルにない、魅力があるのだと。私達が、土佐漆喰や本物の木にこだわるのも、見た目だけでなく、本物の発する、素材感や暖かさを感じているからだろう。直感で、五感で感じる良さを、もっと皆に分かってもらいたいと思っています。それには本物の素材に触り、見て感じて貰うしかない。幾ら説明しても、実際体感してもらうようには、解って貰えないだろう。CG全盛の映画で、生で危険な撮影をする俳優がいるが、彼らも、本物の体験の放つ力が解っているからあえて挑戦するのだろう。知識を持つのも大事だが、実際体感することは、もっと大切だと確信しています。