土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

職人を育成しましょう。木の家に住みましょう。幸せになれるかも?

2012年11月08日 18時38分50秒 | Weblog

ログハウスの母屋は、丸太にスカーフ(面をだして)を取って、ホゾを掘ります。近頃予算もないのもあるが、マニアックなトラス組みが少ないのは少し寂しい。墨打ちが大変で、しかも松なんかは曲がっていて重さも半端じゃなく、一種の格闘技のような気もします。でも出来上がったトラスが、ダイナミックでピシッ出来た時の達成感は、他の仕事では中々味わえない感じがします。

部屋内はこんな感じで少し赤身がアクセントになって美しい。

新人は間違っても余りダメージのないポストの墨つけをして加工。大工さんのように、一人の親方が、全部墨つけをするシステムではないので、コミュニケーションが大切になり、お互いの仕事の寸法を、話し合いながら寸法を決めて行きます。このシステムの良さは、仕事が新人でも楽しいし、理屈が解りやすい事。悪い所は製品の出来にばらつきが出やすいので、親方が確認、手直しが必要な事。しかし現在の職人の、育成システムの中では良いのではないかとも考えます。大工のシステムの良い所は取り入れ、新しい職人育成のシステムが出来れば、未来は明るい。仕事が常にあり、余裕が棟梁にないと、職人を育てられません。木の家の良さを、みんなに知ってもらう事が、職人育成のシステムを創る事に繋がります。皆の木の知識を広める為には、知識のある人がしゃべる事です。伝える事で高知は元気になれると、考えています。本物の木の家に住みましょう。体感出来る場所を創る事も大切です。