今年もログハウス オブザイヤーの授賞式の季節となり、東京へ行って来ました。朝一番の飛行機で行ったので、授賞式までは、時間があったので、近くを散策して来ました。増上寺は、まだ紅葉が残っており、今年は紅葉狩りに行ってなかったので、ここで見れたのはラッキーでした。
六本木方面に歩いて行くと、前から気になっていた教会があり、立ち寄ってみました。
中々すっきりとした外観。これを丸太で作るにはどうしたら良いかと考えるのは、私には楽しい時間です。木造の教会を見つけ入ったら、こんな軸組が。
細い丸太で作った丸太の軸組。面白いので写真に撮りました。大空間を作りたい時には使えそうです。散策しているうちに授賞式の時間になり、急ぎ式場に戻りました。久しぶりに懐かしい顔に会え、話が弾みました。
ハンドカット部門の優秀賞を稲本さんに戴き、皆揃って記念写真を撮りました。
今回はマシンカットの受賞が多く、私としては少し残念。せめて国産材のマシンカットなら良いのですが、フィンランド産の丸太を使ったログハウスばかりなのには、消費者の環境意識がまだ育っていないし、国産のマシンカットのコストや生産システム、デザインが、フィンランド産ほどには、育って来ていないのだと感じました。ユーロ安もあるし大変だとは思うのですが、来年には国産材を使ったログが増えて欲しいものだと思います。手刻みのログハウスが、少ないのも時代をかんじますが、手刻みのログハウスは環境に最もダメージを与えない建築なのです。職人も育てる事もできるシステムを作れるのは、やはり人の手で創る建築なのです。そろそろ消費者から、愛用者にかわりましょう。そうしないと、本当に地球がだめになってしまいます。