土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

砂漠と海は似ている。

2013年06月03日 22時17分34秒 | Weblog

日曜日、集落の道路の草刈があり、午前中は草刈作業で潰れた。午後一人の時間ができたので、紫陽花か、菖蒲が咲いて綺麗と言う、春野にでも行こうかと思ったが、雨模様だったので、久しぶりに映画を見にイオンに行った。ここは雨の日曜日は、特に混むのであまり行きたくないのだが、映画を観るには、高知ではここに行くしかない現実がある。せめて西武デパート跡地に、シネコンがあればよかったのにと思いながら、イオンに行くと、予想以上の人の波。ウンザリしながらも、慣れないチケット販売機でチケットを買う。人件費節約も良いが、味気ない。見た映画は、トムクルーズ主演の、オブリビオン。舞台は未来の人類がいなくなった地球。砂漠になったニューヨーク。ふと、砂漠と海は似ていると思った。若い時、長く船に乗っていたが、水の上にいながら、緑に飢えていた。本能的に緑を欲した。食生活に不満は無かった。野菜もあり、陸にいるときより、バランスの良い食生活。運動施設も充実していたにもかかわらず、緑と水に飢えていた。そして本能的に思い、確信した事は、今後いかに住宅が、機械で快適になり、エコロジーな建築ができても、心のどこかに、満たされない物が残る。どんなにローテクで、経済的に効率が悪くても、丸太を使った建築には、色々な不便があろうとも、決定的に癒される物、本当に人間に必要な安らぐ物があると。人間とチンパンジーのDNAの違いは、ほんの3%だそうだ。だとすれば森に住むのは、必然なのかも知れない。この映画監督は、今の時代にそれを感じたのだろう。湖畔に立つ、土地の素材で出来た家は、何が本当に大切かを教えてくれる。私達の建てる建築が最先端なのだと。