土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

ログハウスのリノベーションが人気。

2013年06月14日 21時43分23秒 | Weblog

東京の建築コンテスト授賞式の時、昔からの知人との話題で、ログハウスも、日本で建てられ初めて30年前後。世代交代の時期になって、中古物件が人気なのだそうだ。リノベーションして、新しい住人が住み始めだした。25年も経つと、既製品を使って建てた家は価値がないのだが、設計が良いログの物件は、本物の木を使っているので、素材が程よく錆び、経年変化したログハウスは、それなりの価値を持って取引されているらしい。これはある意味当たり前のことだと思う。太い梁の古民家に今人気があるように、素材が本物で、構造がしっかりしているログハウスは、安心感もある。間取りを変えても、強度は問題ないし、リノベーションには最適だ。私は、家を建てる時、30年先を考えて素材を選んで欲しいと言っています。世代交代の時、壊してもゴミにならない素材を選ぶ事。壊したくない素材を選ぶ事で、家の寿命は変わって来る。3世代が手入れしながら住める家で、地元の素材を使って建てられた家は、公害も最低限で済むし、持続可能性が高い。これからは、安いで選ばず、持続可能性が高い物を選ぶ事が、当たり前にならないと、未来を作れない。そんな家へ住むことが、おしゃれでカッコ良いのだ。そう考えると、今ハウスメーカーや工務店が建てている、新建材を多く使って建てている家には未来は無いと感じている。私はこれからも未来を創って行く建築を建てて行く。それが地方を元気にもするだろう。


カフェ IVYに、赤い情熱パスタ登場。

2013年06月12日 09時04分06秒 | Weblog

台風も四国直撃は無くなりそうで、ほっとしています。カフェ アイビーに新メニューが登場します。米粉と焼トマトの、赤い情熱パスタ。

肉は使わず、焼トマト等、素材はシンプルなコクのある仕上がりのヘルシーパスタです。小さなカフェですので、余り多くのメニューは出来ませんが、建築同様、拘りを持ってやって行きたいと考えています。

人気のビーフシチューセットは夏も続けて行く予定。涼しい風が流れるデッキで昼食やコヒータイムを楽しんで下さい。


ログハウス建築コンテストの表彰式へ、行って来ました。

2013年06月09日 23時20分33秒 | Weblog

金曜、土曜と東京へ行って来た。日本ログハウス協会主催の、ログハウス建築コンテストで、3坪の、「モデルハウス兼カフェ」が、入選したので、表彰式に招待されたのだ。ただ、なんとカメラを忘れて行き、写真はなし。携帯があるでしょと言われたが、何故かカメラが起動しなくて撮れず、非難轟々。しかし板倉工法の安藤さんが審査委員長だったので、色々と話をしたいとの思いもあり、表彰式のあと、板倉工法の未来や、ログハウスのこれからの課題を話しができ、有意義でした。ただ、国交省や、林野庁がバックでやっているので、少し格式張るのはしょうがない所なのか、夢丸主催の、ロオグハウスオブザイヤーと違い、堅苦しい雰囲気がありました。こちらもやはり、マシンカットが多勢で、ハンドカットの国産材は、少数派でした。マニアだけの世界にしたくはないし、何とかもっと認知されるようにしないと、若手も育たない。「ログハウスは、木を多く使うので頑張って貰いたい」と、お役人の軽い言葉に、コンテストの審査をするなら、もう少しログハウスのことを、勉強していただきたいと感じたのは、私だけでは無かったと思います。ハンドカットが少ないのはマシンカットのように、右から左へ売れず利益が少ない事と、一品一品違い、営業しずらい為だとかんじました。式の後の懇親会で、会場で久しぶりに会えた人もいて、会員でない私も楽しめました。夜は元編集のHやT達とスペイン料理の居酒屋で打ち上げをして、ホテルのチェックインは深夜。・・・色々と大変だが、ログハウスの未来を創って行こうと盛り上がった夜でした。


砂漠と海は似ている。

2013年06月03日 22時17分34秒 | Weblog

日曜日、集落の道路の草刈があり、午前中は草刈作業で潰れた。午後一人の時間ができたので、紫陽花か、菖蒲が咲いて綺麗と言う、春野にでも行こうかと思ったが、雨模様だったので、久しぶりに映画を見にイオンに行った。ここは雨の日曜日は、特に混むのであまり行きたくないのだが、映画を観るには、高知ではここに行くしかない現実がある。せめて西武デパート跡地に、シネコンがあればよかったのにと思いながら、イオンに行くと、予想以上の人の波。ウンザリしながらも、慣れないチケット販売機でチケットを買う。人件費節約も良いが、味気ない。見た映画は、トムクルーズ主演の、オブリビオン。舞台は未来の人類がいなくなった地球。砂漠になったニューヨーク。ふと、砂漠と海は似ていると思った。若い時、長く船に乗っていたが、水の上にいながら、緑に飢えていた。本能的に緑を欲した。食生活に不満は無かった。野菜もあり、陸にいるときより、バランスの良い食生活。運動施設も充実していたにもかかわらず、緑と水に飢えていた。そして本能的に思い、確信した事は、今後いかに住宅が、機械で快適になり、エコロジーな建築ができても、心のどこかに、満たされない物が残る。どんなにローテクで、経済的に効率が悪くても、丸太を使った建築には、色々な不便があろうとも、決定的に癒される物、本当に人間に必要な安らぐ物があると。人間とチンパンジーのDNAの違いは、ほんの3%だそうだ。だとすれば森に住むのは、必然なのかも知れない。この映画監督は、今の時代にそれを感じたのだろう。湖畔に立つ、土地の素材で出来た家は、何が本当に大切かを教えてくれる。私達の建てる建築が最先端なのだと。