残しておきたい今日の1枚

函館近郊で撮影した写真、その中のお気に入りや思い出となるもの1枚を残しておきたい

豊漁豊作を願い、行修者が勇ましく“水ごり”...

2025年01月14日 | 木古内町、知内町

( 01/13 撮影 )

木古内町の佐女川(さめがわ)神社で行われる神事「寒中みそぎ」...。この神事「寒中みそ
ぎ」は天保2年(1831)年から続き、行修者と呼ばれる4人の若者がまちの繁栄を願って厳寒の海
に飛び込み、ご神体を清めるという今年で195回を数え北海道の無形民俗文化財にも指定され
ている伝統行事。「寒中みそぎ」は今日の参籠(さんろう)報告祭で始まる。雪が少なく例年よ
り暖かな1月で車の車外温度計はプラスの3℃を指しているが、さすがに冷水は冷たいはず..

   

午後6時から始まった報告祭では、本殿で行修者や氏子など関係者が玉ぐしを捧げ祭りの成功を
祈願...。午後7時前、荘厳な雰囲気の中でみそぎ囃子が鳴り響くと、本殿の扉が開き4人の
行修者はさらしをかみしめ、下帯にずきん姿で石段を一段一段ゆっくり下りて境内に登場。境内
の一角にわらが敷かれて作られた“水ごり”の場で、腕を組み膝をついた行修者の背中に別の行修
者が「いくぞう!!」、「おう!!」と気合いを入れた掛け声とともに冷水をかけ身を清める...

 

“水ごり”を終え本殿に戻るが、再び階段を下りてくる...。扉が開かないと「“水ごり”が足り
ない」とのお告げで再び石段を下り“水ごり”を繰り返す。下帯姿で寒さに耐える行修者の姿に、
集まった見物客から大きな拍手が送られていた。4人の行修者は、15日正午ご神体を抱えて海
に入る「海中沐浴」まで神社に籠もり、昼夜を問わず数時間おきにこの“水ごり”を繰り返す。例
年より暖かな気候も今夜まで、明日からは厳しい寒さが戻ってくる、ガンバレ行修者!!....

 

( ※ 小さな写真7枚は左クリックで拡大する。)

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“北海道新幹線”開業8周年...

2024年03月26日 | 木古内町、知内町

“北海道新幹線”の開業から今日で8周年を迎えた..。「もう8年も経った、いや、まだ8年
でしょう」と、それぞれ思いによってこの8年の長さが違うかも知れない。“北海道新幹線”は
地域経済の起爆剤として期待されての開業だったが、当初は函館観光に貢献したものの乗車
率は20%台に低迷し、新型コロナウイルスの影響でさらに落ち込み、JR北海道は毎年赤
字経営を強いられている。令和12年度の“北海道新幹線”札幌延伸に期待していたが、工事は
3~4年の遅れ、開業は早くて令和16年度頃といわれ、当分お荷物になりそうだ...

  

所用で木古内町に出掛け、“北海道新幹線”駅に立ち寄った...。特に開業8周年のイベント
があるわけでもなくいたって静かな駅舎だったが、駅前にある道の駅の観光案内で「新幹線ビ
ュースポット」の話を聞き、ここまで来たならとスポットのある建川に車を走らせる。「新幹
線ビュースポット」は、線路の真上にある展望台で全国でも珍しい新幹線と在来線の分岐ポイ
ントがあり、今日も新幹線が通過する5分ほど前に貨物列車が通過し在来線に降りていく..

( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)

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いさりび鉄道とともに、花の町“木古内町”を歩く...

2023年05月06日 | 木古内町、知内町

( 05/03 撮影 )

大型連休といっても、世間皆さんのように旅に出かけるわけでもなく、かといって懸案の物
置の整理をするでもなく、何となく終わってしまいそうだ..。せめて一日はドライブでも
と、芝桜、スイセン、チューリップと春の花々が咲く “木古内町” に向けてハンドルを握る。
花々はいさりび鉄道の沿線に?それじゃ、その車両と組み合わせてもと時刻表を車に持ち込
み、函館から自動車専用道に入り、“木古内町”に降りたところにある「札苅村上芝桜園」..

 

コロナ禍で4年ぶりとなる一般公開で、その間も手間を惜しまず手入れをしていたという持ち
主の村上さん..。園内を案内してもらうと、30種類の芝桜の中で一番気に入っているとい
うアジサイの花のような芝桜や黄色いカタクリの花を自慢げに説明してくれる。と、いさりび
鉄道車両「ながまれ号」が2両編成で園内を眺めるようにゆっくりと通り過ぎていく。時刻表
と時計を見比べながら、この時季色とりどりのスイセンの花に囲まれる泉沢駅へと向かう..

泉沢駅のスイセンは、以前、管理委託を受けていた管理人が、駅の回りに毎年花々を植栽、気
がついたら駅舎からホームまで花で埋め尽くされていたという、その後管理人の方は高齢で引
退..。その後も引き継がれ、今年もこれまでと変わらず花に囲まれており、ホッコリとした
気分にさせられる。ここから5分ほどで恒例の「チューリップフェア」開催中のサラキ岬に.

 

明治4年(1871)、サラキ岬沖で座礁・沈没したとされる旧幕府軍軍艦「咸臨丸 (かんりんまる) 」
を記念するイベント...。咸臨丸を建造したオランダの国花チューリップを町民ボランティア
が広場に花壇を造成して植え、その数60種類で5万球。大空に泳ぐ鯉のぼりの下に咲き誇る、
色とりどりのチューリップの花は見事で、いさりび鉄道も彩りを添えてくれる。花咲く町“木古内
町”といさりび鉄道、風が強く薄曇りと天気には恵まれなかったが、満足のドライブだった...

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

 

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寒中みそぎ祭りを盛り上げる“冬花火の舞”...

2023年01月15日 | 木古内町、知内町

( 01/14 撮影 )

1年の豊漁豊作を祈願する木古内町・佐女川(さめがわ)神社の伝統神事 「寒中みそぎ祭り」
...。みそぎが行われる海岸近くの広場に集まった町民が提灯を手にしたみそぎ行列が、キ
ャンドルやかがり火の灯る商店街から新幹線駅舎を通るみそぎロードを太鼓を鳴らしながら約
30分ほどかけて佐女川神社へ向かう。到着後、境内の特設ステージで開会式が行われる..

 

午後7時、神殿に寝泊まりし鍛錬を重ねてきた行修者の水ごりが境内に作られた水ごりの場で
公開される...。4人の行修者が「エイ、エイ!!」と声を掛けながらひたすら背中に冷水を
浴びせる水ごりを繰り返す。歯を食いしばって水を浴びる姿に見物客は身を縮めながらも大き
な拍手を送る。明日は津軽海峡で御神体を清める「海中沐浴」..。今年は新たに15歳の高
校生が選ばれたが、4人の若者は伝統の神事を繋ぎ町の繁栄に願いを込めて今夜も厳しい水ご
りを続けている。最後は祭りを盛り上げる“冬花火の舞”、歓声と拍手が境内に鳴り響く...

  

( ※ 小さな写真5枚は左クリックで拡大する。)

 

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行修者の勇ましい“水ごり”で祭りが始まる...

2023年01月14日 | 木古内町、知内町

( 01/13 撮影 )

木古内町の佐女川(さめがわ)神社で行われる神事「寒中みそぎ」..。この神事「寒中みそぎ」
は天保2年(1831)年から続き、行修者と呼ばれる4人の若者がまちの繁栄を願って厳寒の海に飛び
込み、ご神体を清めるという伝統行事。「寒中みそぎ」は、今夜の参籠(さんろう)報告祭で始ま
る。季節外れの暖気が流れ込み例年になく暖かな1月とはいえ、車の車外温度計はプラス2℃..

 

午後6時から行われた報告祭では、関係者が玉ぐしを捧げ祭りの成功を祈願..。午後7時、
荘厳な雰囲気の中でみそぎ囃子が鳴り響く中を、拝殿の扉が開き4人の行修者はさらしをかみ
しめ、下帯にずきん姿で石段を一段一段ゆっくり下りて境内に登場、境内の一角に作られた藁
が敷かれた“水ごり”の場に進む。腕を組み膝をついた行修者の背中に、別の行修者が「いくぞ
う!!」、「おう!!」と気合いを入れた掛け声とともに、何度となく冷水をかけ身を清める...

 

“水ごり”を終え拝殿に戻るが、再び階段を下りてくる..。拝殿の扉が開かないと「“水ごり”が足
りない」とのお告げで再び石段を下り“水ごり”を繰り返す。4人の行修者は、15日正午ご神体
を抱えて海に入る「海中沐浴」まで神社に籠もり、昼夜を問わず数時間おきにこの“水ごり”を繰
り返す。季節外れの暖気も今夜まで、明日からは厳しい寒さが待っている、ガンバレ行修者..

( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)

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“ハマカンザシ”...

2022年06月08日 | 木古内町、知内町

( 06/05撮影 )

探鳥会で知内町へ行く途中、“ハマカンザシ”が見頃という「道南いさりび鉄道札苅駅」に立ち
寄る...。国道228号から札苅駅に向かう100mほどの両脇に鮮やかなピンクの花を咲
かせる“ハマカンザシ”が出迎えてくれる。沿道に住む方が長年にわたり育て、花の絨毯に作り
上げたものだが、浜辺に咲く花がまるでかんざしのように見えることからこの名が付けられた
という。学名はアルメニアで地中海原産の常緑性の多年草とのことだが、それにしても見事.

   

( ※ 小さな写真2枚は左クリックで拡大する。)

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水辺の鳥を探そう!! “知内川探鳥会”...

2022年06月06日 | 木古内町、知内町

( 06/05撮影 )

日本野鳥の会道南檜山支部主催の“知内川探鳥会”に参加してきた。今回のテーマは知内町知内川
周辺で「水辺の鳥を探そう!!」...。集合場所は知内町役場駐車場、函館から自動車専用道を
利用し、1時間ほどで9時少し前に到着、参加者は30人を超え小学生から80代までと幅広
い。早速、注意事項を聞いて観察場所となる知内川を、まずは上流に向かって歩き出す...

 

曇り空ながら風もなく絶好のコンディション...。しかし、河床からは鳥の鳴き声は聞こえ
るものの、展葉が進み緑が濃くなった遊歩道からは鳥の姿はなかなか確認出来ない。と、葉が
茂る上に飛び出した枯れ枝の上に見てくれといわんばかりにオオヨシキリやアオジなどが姿を
見せ、参加者は「いたぞ!!」と一斉に声を上げながら双眼鏡をかざすもちょっと遠すぎる...

 

新知内橋から対岸に渡り、津軽海峡に注ぐ河口を目指す...。よく観察していると、鳥たち
は枯れ枝の先や川中の岩の上などに結構長時間止まっている。以前も聞かされたが、野鳥を探
すのは追いかけるのでなく、鳥が来るのを待つということが分かった。今回見つけた鳥は、ヒ
バリ、ウグイス、バン、カワラヒワ、イソシギ、イソヒヨドリなど32種類にも及び、3時間
ほどかけてゆっくり散策し、楽しい話も聞かせてもらいながらの“知内川探鳥会”だった...

 

( ※ 小さな写真6枚は左クリックで拡大する。)

 

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