( 05/03 撮影 )
大型連休といっても、世間皆さんのように旅に出かけるわけでもなく、かといって懸案の物
置の整理をするでもなく、何となく終わってしまいそうだ..。せめて一日はドライブでも
と、芝桜、スイセン、チューリップと春の花々が咲く “木古内町” に向けてハンドルを握る。
花々はいさりび鉄道の沿線に?それじゃ、その車両と組み合わせてもと時刻表を車に持ち込
み、函館から自動車専用道に入り、“木古内町”に降りたところにある「札苅村上芝桜園」..
コロナ禍で4年ぶりとなる一般公開で、その間も手間を惜しまず手入れをしていたという持ち
主の村上さん..。園内を案内してもらうと、30種類の芝桜の中で一番気に入っているとい
うアジサイの花のような芝桜や黄色いカタクリの花を自慢げに説明してくれる。と、いさりび
鉄道車両「ながまれ号」が2両編成で園内を眺めるようにゆっくりと通り過ぎていく。時刻表
と時計を見比べながら、この時季色とりどりのスイセンの花に囲まれる泉沢駅へと向かう..
泉沢駅のスイセンは、以前、管理委託を受けていた管理人が、駅の回りに毎年花々を植栽、気
がついたら駅舎からホームまで花で埋め尽くされていたという、その後管理人の方は高齢で引
退..。その後も引き継がれ、今年もこれまでと変わらず花に囲まれており、ホッコリとした
気分にさせられる。ここから5分ほどで恒例の「チューリップフェア」開催中のサラキ岬に.
明治4年(1871)、サラキ岬沖で座礁・沈没したとされる旧幕府軍軍艦「咸臨丸 (かんりんまる) 」
を記念するイベント...。咸臨丸を建造したオランダの国花チューリップを町民ボランティア
が広場に花壇を造成して植え、その数60種類で5万球。大空に泳ぐ鯉のぼりの下に咲き誇る、
色とりどりのチューリップの花は見事で、いさりび鉄道も彩りを添えてくれる。花咲く町“木古内
町”といさりび鉄道、風が強く薄曇りと天気には恵まれなかったが、満足のドライブだった...
( ※ 小さな写真4枚は左クリックで拡大する。)