平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録12月15日(土)

2012-12-15 08:32:19 | アマチュア無線

本日午前7時晴れ3.0℃

師走の土曜日に書く2題

【昨日今日】15.Dec.2012「北朝鮮が打ち上げた衛星とおぼしき飛行物体を捉え、あわよくば発信されているかも知れない信号を受信しようと試みる」これを民間レベルと言うか、庶民がやっている国が日本であるまた、たかだか一辺10㎝の立方体人工衛星に仕掛けられた高輝度LEDの光を動画として撮影した国も日本である。そのLED光を発する人工衛星と言えば、日本の一大学が作った超小型人工衛星である。諸外国からうらやましがられる国ではあるまいか。FITSAT-1はアマチュア無線衛星であったことが国民科学の振興に一役買った。またLED発光は天文愛好会への広がりを見せた。これは凄い成果、実績と言える。田中卓史教授は自らの研究の集大成が出来た幸せな科学者と言えるであろう。アマチュア無線周波数を使わなかった衛星は忘れさられようとしている。庶民を味方につけなくてはだめなのである。

【サテライターと天文家】15.Dec.2012 サテライターは人工衛星を使って通信をしたり、信号を受信したりするが、天文家はそのようなことはしない。しかし、双方とも「衛星(人工衛星を含む)」を追う技術を持っているのが共通点であろう。天文家はTLEの仕組みも理解しているし、NORADなりが宇宙空間の飛行物体を監視していることも知っている。天文家の皆さんはここでFITSAT-1のLED発光を観測また、写真撮影、果ては動画の撮影などにもチャレンジし、成功している。日ごろの天体観測の技術が生かされたと言ってよい当Blogはかねがね「人工衛星はどこを飛んでいる」を言っているが、「人工衛星が目視(双眼鏡含む)出来たとしたら、そこが飛んでいる場所」ということが今回FITASAT-1のLED発光で証明された。「人工衛星を捕まえる」とは目で確認するか、衛星からの電波を捉えるということになる。サテライターは日常的に電波を捉えて人工衛星を捕まえているが思うに、サテライターも天文の知識を増やせば、追跡技術に磨きをかけることが出来るかも知れない。何しろ焦点距離400㎜以上の望遠鏡の真ん中にFITSAT-1のLED光を捉えたまま追尾しているのには驚いた。もの凄い精度である。サテライターはそこまでの精度で衛星を追っていない。いや追うべきなのだ。以上今回のLED発光また、ふたご座流星群の観測のことに触れ、感じたことである。

Do6415dec2012 【DO-64】08:40のパス 29Packetsデコードしました しかし途中から信号強いのに微妙な周波数合わせをしてもデコードしなくなりました 不思議

コメント (2)
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