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【地磁気の観測】「やさしい解説」最初の画像はJE9PELさんが受信したデータの磁気分布プロット(by DK3WN)◆地磁気は宇宙空間にまで及んでいるのであり、その強さ、ベクトルは分布図に表せるまで研究が進んでいるようです。NOAA(気象衛星にあらず)という機関がWMM(World Magnetic Model)という形で地磁気の観測結果を公表しています。今、自分がいる地点の地磁気の様子はONLINEで知ることが出来ます「Single Point Calculation」2番目の画像 ◆STRaND-1というCubeSatは地磁気観測装置を積んでいて、その測定結果をTelemetryで降ろしていますが、STRaND-1が飛翔している地点の緯度経度地上高度、時刻が分かれば予め観測してある結果とSTRaND-1が観測した数値とが合致するはずです。そのような見立てをしようとするのが、Mikeさんのソフトなのです。もちろんピタリ一致は考えられませんがかなり似かよった数値と思えます。メルカトル図法へのプロットはどのような方法なのか、まだ理解していませんが、アマチュア無線の周波数を使った人工衛星がこのような実験を行い、地磁気研究の一端に私達サテライターが触れることが出来るのはすばらしいことと思います。加えてSTRaND-1が単に地磁気の観測を行うのでなく、その観測結果をどのように利用するかまで考えて打ち上げられていることに改めて感心しました◆今まで、地磁気のことは知っていても、詳しくは関心を持っていませんでした。強さの計り方、単位、そのベクトル(方向)知らないことばかりです。地磁気のことも幅が広く奥が深い感じです。まだまだ知らない科学が身近にまた一つありました。小中学生の夏休み自由研究で「地磁気」のことの発表は一度もお目にかかったことがありません。地磁気とは何であり、どのように研究され、その結果がどのように利用されようとしているのか、それを調べるだけでもりっぱな研究テーマになると思います◆理科・科学の教育が大事と言われています。「宇宙少年団」の児童生徒さんはこのようなテーマの研究に取り組んで見たらどうでしょう。