平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録1月19日(火)

2016-01-19 10:30:49 | アマチュア無線

本日午前7時快晴-0.5℃ 雪晴れ

【SO-50】10:40 ■交信(FM)JA6PL JA0CAW BD4UJ JA0EKI JA7SLS Tone67.0Hz

【AO-85】15:32(5回)& 17:14(4回)今日午後のパス、いずれもVoice Beaconだけのパスでした。17:14のパスでは8個採れるのが最大です。採った局がいます。

【Fox-1A】オスカーナンバー『AO-85』この衛星については、CQ誌2015年12月号194~195Pの「衛星通信情報」(コメンテーターJN1GKZ)に詳しく述べられていますなぜ、TLEがしかるべきところに出ていないか、オスカーナンバーがなぜ早く付いたかなどについても記述されています。オスカーナンバーについては、打ち上げた本人が発給元なのですから、早いのも頷けます。TLEについては、打ち上げロケットのメインペイロードが偵察衛星であったため、軌道を特定されないように伏せているとのことです。それながら軌道要素が分からないことには追えないので、AMSAT-NAは独自にTLEを公表しています。たぶんNASAと連携してこの衛星の軌道を特定しているものと思われます更にこの衛星は太陽同期軌道ではないため、飛来時間が極端に変化します。JAにおいても、真夜中や未明のパスになることもあり、そのような時間になると中々追えません打ち上げ直後は信号に激しいQSBがありました。これは衛星がスピンしているためだったと思いますが、最近は落ち着いた感じがします。地磁気と同期するマグネチック姿勢制御装置が「遅効」なのかどうかはよく分かりません。強力なネオジム磁石を搭載した福岡工業大学の「FITSAT」は、姿勢制御に成功した事例であると思い出します。全ての面において「FITSAT」は素晴らしいCubeSatでしたHigh Speed Telemetryは、1回降りて、レポートが上がっていますが、北米上空だけでした。その後、Speedを自動で判定するヴァージョンアップ(Ver1.03a)版のツールが公開され、そのためにHighSpeedTelemetryを下すと言っていましたが、どうも降ろした形跡がありません。Leaderboardの数が増えていないからです。HighSpeedTelemetryはFox-1C、Dで画像を降ろす時の足掛かりなのですが、なぜどんどん降ろして実験しないのか、チョッと気になります。下手をするとコマンドが働かないのかも知れませんいずれにしても所期の目的を十分満たしていて、打ち上げは大成功に終わった、実動中の衛星です。

コメント
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