●本日午前7時快晴-0.5℃ 雪晴れ
【SO-50】10:40 ■交信(FM)JA6PL JA0CAW BD4UJ JA0EKI JA7SLS ◆Tone67.0Hz
【AO-85】15:32(5回)& 17:14(4回)◆今日午後のパス、いずれもVoice Beaconだけのパスでした。17:14のパスでは8個採れるのが最大です。採った局がいます。
【Fox-1A】オスカーナンバー『AO-85』この衛星については、CQ誌2015年12月号194~195Pの「衛星通信情報」(コメンテーターJN1GKZ)に詳しく述べられています◆なぜ、TLEがしかるべきところに出ていないか、オスカーナンバーがなぜ早く付いたかなどについても記述されています。オスカーナンバーについては、打ち上げた本人が発給元なのですから、早いのも頷けます。TLEについては、打ち上げロケットのメインペイロードが偵察衛星であったため、軌道を特定されないように伏せているとのことです。それながら軌道要素が分からないことには追えないので、AMSAT-NAは独自にTLEを公表しています。たぶんNASAと連携してこの衛星の軌道を特定しているものと思われます◆更にこの衛星は太陽同期軌道ではないため、飛来時間が極端に変化します。JAにおいても、真夜中や未明のパスになることもあり、そのような時間になると中々追えません◆打ち上げ直後は信号に激しいQSBがありました。これは衛星がスピンしているためだったと思いますが、最近は落ち着いた感じがします。地磁気と同期するマグネチック姿勢制御装置が「遅効」なのかどうかはよく分かりません。強力なネオジム磁石を搭載した福岡工業大学の「FITSAT」は、姿勢制御に成功した事例であると思い出します。全ての面において「FITSAT」は素晴らしいCubeSatでした◆High Speed Telemetryは、1回降りて、レポートが上がっていますが、北米上空だけでした。その後、Speedを自動で判定するヴァージョンアップ(Ver1.03a)版のツールが公開され、そのためにHighSpeedTelemetryを下すと言っていましたが、どうも降ろした形跡がありません。Leaderboardの数が増えていないからです。HighSpeedTelemetryはFox-1C、Dで画像を降ろす時の足掛かりなのですが、なぜどんどん降ろして実験しないのか、チョッと気になります。下手をするとコマンドが働かないのかも知れません◆いずれにしても所期の目的を十分満たしていて、打ち上げは大成功に終わった、実動中の衛星です。