●本日午前7時快晴18.0℃ 良い天気
◆『中国の宇宙機、月周回軌道からアマチュア無線の周波数で運用』タイトルを付けるとするとこんな風になるでしょうか。当初6月打ち上げ予定が早まったようで、ツイッターでは5月21日との書き込みもありますが、定かではありません。そろそろ準備をしておかないと間に合わなくなりそうです◆月は深宇宙と言って良いと思いますが、過去に「4M-LXS」「DESPATCH」「深淵(しんえん)」が深宇宙からアマチュア無線の周波数を送って来ました。当局の場合、4M-LXSとDESPATCHを追いベリカードも貰ってあります。今回中国の宇宙機も追ってみたいと思っています。月を周回する軌道では「月の衛星」になる訳ですが、地球から月に向かう軌道では衛星ではありませんので「宇宙機」という表現で良いと思っていますが「月の衛星」であってもやはり「宇宙機」と呼ぶべきでしょう。
◆ DSLWP-A1 & -A2 ◆以下の説明は多分にJE1CVLの「拡大意訳」になっていますので、正確でないことを予めご了承願います◆中国のDSLWP-A1 / A2衛星が月からアマチュア無線データを送信します。中国は長安4の着陸機とローバーを打ち上げる計画ですが、今のまま計画が進められると今年の12月には月の遠方に着陸する予定です。着陸船構成は、制御およびデータ用の中継衛星を使用し、それは地球とリンクすることになっています。また、このフライトには、マイクロサテライトDSLWP-A1、低周波電波天文学を試験する空間ベースの干渉計が搭載されたDSLWP-A2が計画されています。これらの2つの月周回軌道衛星はハルビン工科大学の学生によって開発され、教育用およびアマチュア無線ペイロードも含むものです。DSLWP-A1のアマチュア無線ペイロードはテレコマンドを提供します。これにはテレメトリおよびデジタル画像ダウンリンクを含みます。衛星が画像を取り込んでダウンロードする形になります。 IARUは現在ダウンリンク周波数を調整していますが、-A1については435.425MHz及び436.425MHzの予定です。-A2のために調整されたダウンリンク周波数は、435.400MHzおよび436.400モードは、10K0F1DCNまたは10K0F1DEN(10kHzワイドFMシングルチャンネルデータ)連結コードまたはJT65Bの250 bps GMSKとなります。-A1と-A2は200×9000kmの月軌道にに展開されます。大きさは50×50×40cm、宇宙船の重量は約45キロ、衛星は3軸安定化されており、地球からの電波を回避するために月をシールドとして使用する2つの直線偏波アンテナを搭載し、飛行方向に垂直に取り付けられた電波天文暦を搭載しています。さらに、この衛星は、アブドゥルアジズ科学技術都市(KACST)が開発したマイクロ光学カメラとアマチュア無線通信システムを搭載します。
◆↓4年前のことを掲げましたが「4M-LXS」が打ち上げられたのは何時だったか確認したかったためです。
【2014年月別衛星概況】 「10月」
10/4 気象衛星METEOR-M-N2の話題この頃
10/7 HⅡAロケット25号機によりひまわり8打上げ成功
10/16 この頃RS-39大気圏再突入
10/16 TIGRISAT Webサイト上のデコーダー公開される
10/24 4M-LXS打上げ成功 月軌道からWSJT運用
10/25 TeikyoSat-3 大気圏再突入
10月 AO-7使える状態
10月 FO-29 SO-50 AO-73 使える状態
【時事・気象】
10/5 台風18号各地で洪水土砂崩れの被害
10/7 ノーベル物理学賞に日本人研究者3人
10/8 皆既月食
10/25 太陽黒点 今サイクル中、最大規模
【AO-92】「Fox-1D」09:10 ■交信(FM:Tone67.0Hz)8J4B(瀬戸大橋開通30周年記念局 Op.JA4GVA)JA3BLK JA6EGM ■受信 JA1FMU
◆↑『AO-92交信のコツ』この衛星はFox-1シリーズ衛星の中でもQSBが激しいです。つまり短い周期で深い谷と山のQSBがあります。私の場合Sメーターから目を離さず交信のタイミングを図っています。相手局がそのことを解っていただかないと「応答が遅れているどうしたのだろう」ということになると思います。信号強度が落ち込んだ谷では、上がりません。相手の信号も了解度が落ちています。4、5秒の山の時に送信、また相手の応答を確認するようにしています。後、前にも述べていますが、マイクコンプレッサーを使うと変調が明瞭になり、相手局が受信する場合了解度が上がると思っています。
【AO-85】「Fox-1A」09:30 パスの途中から追いました。■交信(FM:Tone67.0Hz)JA1FMU JA0CAW ■受信 JA2NLT JA3BLK
【Meteor-M N2】09:52 『Constellation:星座異常』初めての現象(前のパスからのようです)137.900MHzの僅か上に別の信号が入っているように思いました。◆近接信号によりノイズが多く入った形ですが、画像にはなっていました。元画像はノイズ線が相当入っていましたが「MeteorGIS」が補修しました。